三鷹で豚骨魚介と言えばココ!
とある土曜日。前日は夜遅くまで頑張ったので妙な達成感ある上に、特にこの日は予定もない。なので、これは「中華そば みたか」麦酒三昧!拉麺三昧!と洒落込もうと思って開店40分前に訪問!。ところが一巡目ゲットならずと言うハメでひさ落ちです。当然、別のビル地下にある名店も同じ様相だろう・・・。と言うことで踵を返して「文蔵」へとやってまいりました。
こちらも土曜日だけは、10時40分目安で早開けと言うことでちょっと早足になってしまいましたが、なんとか1巡目の最後の空席を確保!。やれやれです。ここは酒をガッツリ合わせるって店ではないので、昼麦酒は後回しということに予定変更ー。
<全体> 今日は魚介ダレやや強め?相変わらずザラツキ粗めの節と煮干しの溶け込みナイス!豚魚名作!
朝飯抜いてたので腹減ってた。それでつい大盛!と頼んだんだが、よくよくメニュー表を見ていたら大盛は2玉だった(汗)。結構通っているつもりでしたが失念です。配膳の瞬間、明らかにいつもとは違うサイズ感に圧倒。大盛になると丼の色が薄緑に変わるのね。
さて文蔵の特徴はやっぱり、豚骨魚介のざらつき。丼の縁にはぐるりと一周、魚介成分の張り付きがあり、それがスープ表面と繋がってるほど濃ゆい。ギトギトコテコテとしたギラつきがないため、見た目以上にするりと飲み干せるのも印象的。そしてサラサラな粉末の魚介やラードも少々感じる雰囲気です。そして心なしか・・・今回は色合いが少し濃ゆい。魚介ダレが多めに感じました。
<出汁> ザラつきつつ滑らかな煮出し!王道豚骨魚介踏襲しつつ安定感と懐かしさを覚える出汁感覚!
所感としては、魚介の甘味が先行。一般的なニボニボっとした苦味先行とは違います。オーソドックスに豚骨エキスのコクをベースに煮干の甘味が溶けている味風景。比較的魚介が強めで、そのザラつきを素朴と感じせるもの印象的です。
魚介のしっかりとした旨味は、麺にも貼り付き、そして浸透する様子。またチャーシューにもエキスが浸透するかのようです。全体的に甘さと香ばしさが融合しており、タレのカエシすら円やかに感るし、また微妙にオイリーなのも見逃せません。これは豚骨旨味をしっかり伝え、食べ応えに繋がるような味わいかと!。なかなか独特なバランスのマイルド豚骨魚介でしょう。
<麺> 自家製麺!明るく弾ける多加水感!丸み帯びた中太ストレート!ツルモチッっとした感覚!
2玉は途中で飽きてしまうか?と思ったが余計な危惧でした。出汁だけでなく麺もナイス!とても馴染み易い多加水系中太ストレート麺!。汁を吸い込むと言うより絡んで濡れるて、そして魚介のザラつきを貼り付かせます。モチモチとした明るい弾力!プリプリとした物腰!滑らかでツルツルと輝く地肌!のまさに三拍子。
またスベリも良い。スルスルと滑らかで抵抗感なしで心地よく、前歯でスパスパプツプツと千切れるのが実に快感!。奥歯へ運んでまたクチリと潰すと、甘味が生まれてまた旨しです。しなやかなので、麺がまとまりやすく、中盤以降は、汁持ち上げも良くなる一方、毎度毎度、また性懲りも無く麺に海苔を巻いて食らうのも楽しいからず哉ですわー。
<チャーシュー> 自重で崩れる柔らかさ!作り込み丁寧な豚肩ロース肉!赤身脂身に魚介エキスが染み入る甘味!
煮豚タイプの肩ロース。見た目以上にとても柔らかく、繊維質にそって崩れるほどに柔らかいです。脂身は適度に差して、周りからタレがじわじわと浸透しているイメージ。自重で崩れ、麺に絡んでかき回されるとフレーク状態になるのですが、それを麺に絡めて食らうのもなかなか旨し。
微妙にさした脂身には甘みがしっかり感じられ、そして赤身部分にそれが染み出して全体を高めます。当然ベーススープの豚骨魚介のコクもしっかりと浸透!肉本来の味に豚骨魚介スープがよく入り込み、まさにスポンジ状態。それを噛み締めると旨味がジュワーっと滲み出るのが旨さ痛快!。
<他具材> 繊維質繊細で大ぶりなメンマ!色合いと明るい食感!出汁を吸い込んで旨味深し!
大きめで量も多めで仕上がり感もよし。素材の味わいと風味がしっかり伝わるし、サクサクととても歯切れが良いのです!。繊維質が実に柔らかく、隙間に出汁が入り込んで旨味が足されて尚旨し!。
<味変化> 豚骨魚介にブラックペッパーと七味唐辛子は相性抜群!軽い刺激が旨味を広げる!
最近、胡椒より七味唐辛子が好みです。ひとふりで十分ですな。またちょっと入れ過ぎたかと:笑。魚介の甘味に七味の辛さが良く合うのです。終盤になって甘味に慣れてしまったら七味唐辛子はオススメ。そして今回はブラックペッパーも投入!これはまたニュアンスが微妙に洋風に触れて良いですな!。食欲刺激で一気に爆食!
総じまして「三鷹が誇る名作豚骨魚介!長年ファンを惹きつける完成度の高さ!」
・・・という感動の嵐!。長年シンプルなメニュー構成で、多少の価格改定はあったものの実に良心的な設定。ファンを惹きつけ続けるのもよくわかる!まさに三鷹が誇る名作豚骨魚介と再認識です。三鷹に来たら激しくオススメ!。旨し!なので・・・とっとと最後に詠って、いつものように締めたいと思います!。
お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!