ラーメン食べて詠います

ご訪問いただきありがとうございます。仕事の合間や、休日余暇を利用してラーメン探訪をつづけております。ラーメン食べて感じる、小さな喜びやストレス解放を、最後に詠って締めくくりますー。

【今週のラーメン1759】 龍旗信 京都店 (京都・蛸薬師通り麩屋町東入ル) 清湯塩そば

 この年末年始に実家へ帰省。思いの外に大雪で足止めを食らって一泊一休み。そして翌朝いざ行かん!としたならば・・・また新たに積雪ですよ。どうせ今から出ても、一般道も高速道路も激混み大渋滞でしょうから、こうなったらもう一泊延長してやり過ごすしかありませぬ。でも、またまた・・・・相当に暇なので、京都高島屋へ買い物へ。そしてあたりを散歩してみました。


 寺町通り・・・、かつて京都では電気街として栄えたところ。今は静まり返ってます。今更ながら、寺町通りという名称の通り、お寺が多いのね。この大雪で、どのお寺も雪の対処でてんてこ舞いみたいです。


  


  


  




 四条通りを越えて、だんだんとお腹が空いてきた。目指すは「龍旗信@京都店」さんです。もともとは、大阪堺で名を馳せてきたこの塩ブランド! 数年前、関西転勤時代には、わざわざ南海電車にのって食いに行ったものです。それが、いまや京都に支店展開ですから・・・・、塩好きとして見逃せないですよ!


  







【スープ:軽やかのなかにしっかりとした「濃ゆさ」「香ばしさ」を感じ取れる塩系!】


<まるで塩コンソメとでも呼びたくなる程よい刺激感>


 ちょっと待て・・・、こんなに旨かったっけ!大変失礼ながら、関東でいかほど食っているとか自惚れを思い知ります。失礼ついでに申せば、サクッとこういう塩の一杯が食えるようになったんだ・・・京都って!という感想。だって、数年前までは、塩砂漠だったんですもん、京都は。四条に「風花」ができて食ったときには、度肝を抜かれたという思い出が深い。いやはや、戯言が過ぎた店はご容赦いただきたい。とにかく、個人的に京都でいい塩ラーメンを食っていなかっただけの話なのでしょうから。


  





 塩の加減が丁度良いというのは、これまでいかほど語ってきたかですが、「塩が差してくるのに刺激が少ない」という感覚でしょうか。「塩風合い」というワードよりは、「塩加減」の方がぴったりと来るかも!もともとの鶏コクがクリアーで上質なのでしょうが、そこに塩気が結合し旨味の芳醇さと合わさってくるような分厚さを感じます。しかし、もともと清湯系なのでベースとしてはあっさり系。ゴクゴクと飲み干せてしまう系なのですが、スープ熱もしっかりとしていて、塩の凛とした主張と相まって、レンゲでちびちびと飲み干す。でもそのちびちびとした所作ですら、塩の旨味の分厚さが確認できる。いやはや・・・・もはや、上質なコンソメ仕立て。塩コンソメとでも呼びたい気分です。








<香味油のバランス感覚!軽く香ばしいところがハイセンスかも>


 「焦がしネギ油」の存在があるかなきか・・・・。このほのかさが実にいい!その存在は明らかに感じますが、恥じらいを連想してしまうほど、控えめです。そこがまた裏腹に上品というような塩スープに昇華している気分。ほのかな焦がしネギ油の旨味と、カイワレ系の青物のフレッシュ苦味とが相まって、風味がとてもハイセンス。もともと、薬味ネギ系薬味の豊富なトッピングなのもあって、その香ばしさはとても和音と輪唱のように響き渡る感覚です。









【麺:ツルツル感とモチプツッとした感覚のハーモニーが最高!】


<ツルツル〜ッと快適なスベリ心地がする丸麺細ストレート!多加水麺>


 一方、麺は非常にわかりやすい!多加水系のストレート細麺でして、非常に啜りにおける抵抗感が少なくてグッド!どことなく、丸麺のような切り口も、口元にはとてもやさしくフィットして、啜り上げの初動は軽やか。絡みつきも少なく、スープの持ち上げもよし。麺晢系のように、張り付くような微妙さもなく、ただ小気味よくスルスルとすすりあげられる気楽さが実に爽快。つるつる麺ではあるが、しなやかさが実に良いね〜。








<程よい弾力感で、モチモチッとしてプッツリ小気味よく潰れる>


 潰しこみがほどほどで強すぎないところが、成功していますね。適度に汁をすいつつも、モチっとした弾力は程よく保ち、前歯で千切る感覚は、プッツリとしてとにかく柔らかい高弾力。物腰自体もしなやかさを保つ感覚ですね。このスープだとてっきり中加水程度でグルテンを豊富に感じるものが合うと思い込んでいた私。最近、こういう気持ち良い裏切られ方が快感に思えて、麺フェチへの道まっしぐらです。


  










【具:何気に二種チャーシュー!OLD & NEW のハイブリッドなコンビ!】


 普通に、二種チャーシューが出てくるんだもんな〜・・・・、京都も変わった。だって「レア」チャーシューですもん。谷町九丁目の名店で、関西で初めてこれに出くわしたときは、腰抜かしましたもん、そのうまさに。いつものように、撮影を終えるとすぐさまネギの布団の上に置き直して、熱影響を避け、あとでじっくり食おうという算段。


 一方のバラ肉は、いつもながら、どこでもながら、高品質と謳われている名店ではよく出会うタイプ。薄味のタレに漬け込まれて塩気と旨さと甘さを感じ取れます。脂の旨さって本当にこれ系のチャーシューで教わったようなもんですもん。












 総じまして、「遅ればせながら、京都の塩新時代を感じ取った一杯」だったかも! これからも是非頑張っていただきたいです。頑張りといえば・・・・そうそう、円安効果もあってか、異様に外国人観光客の姿が多い京都です。そのためか、メニュー表示も英語併記な店が本当に増えた増えた!こういう地道なグローバル化ってのが、とても大切だと思うのよん!雪化粧の京都の町並みの良さってのは、日本人にしかわからない。そんな時代はもうとうの昔に過ぎているかもですね。なので詠います!




   三が日
   京の寺町
   雪景色



   静かに食す
   ゆったり塩味




 お粗末!ということで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!




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