ラーメン食べて詠います

ご訪問いただきありがとうございます。仕事の合間や、休日余暇を利用してラーメン探訪をつづけております。ラーメン食べて感じる、小さな喜びやストレス解放を、最後に詠って締めくくりますー。

【今週のラーメン1754】 麺創研 奏 (東京・府中) 肉ワンタン麺

<年末年始にレビュー整理>

 これは、塩系を求めていた時期に、思わず食ってしまった醤油のワンタン麺です。


 丁度、府中で週末に家族とお買いものに出かけたついでに空き時間ができてしまいましたので・・・・。 「紅」で発散したかったのもありますが、ピーク時間でもないのに大行列なんですもん。それに比べて、こちらのお店は空席がありましたので。 プチ発散気分で「肉ワンタン麺!」 今から思えば、この一杯前後から、塩+ワンタンという両立を追い求め、拍車がかかったのかもしれません。













【スープ:醤油ダレの熟成度と甘みが最高にまったり!・・・そしてさっぱり!】


<久しぶりに染み入る醤油ダレのまろ味・・・醸造連想する風味と軽やかな甘み>


 しっかし、久しぶりにはっきりとした醤油系を食うとうまいね〜!今まで何をしておったのだと、断捨離の必要性を感じます。隣の「紅」行列の方々に、ここに「うまい醤油のワンタン麺ありまっせ!」と教えてあげたい気持ちになります。







 まさに沁みる・・・。醤油ダレの風合いが、ビシビシと舌にまとわりつきますね〜。醸造感を連想する醤油のカエシの風味、そしてそこに甘くまとわる成分は、煮干しか、いやいや麹の持ち味か・・・。まさしく「まろ味」といった感覚で、まどろむように漂う旨味です。しかも、まとわりつくけど、軽やかでスッキリとしている。後味というか、味の引き際がとてもいい。多少の鶏油のような色気も感じますが、甘みがナチュラルでいい雰囲気を出しています。








<豚コクがさっぱりとして滑らか、ライトに感じる一方で動物系の旨味密度も感じて>


 動物系の味わいがまたさっぱりとしている〜。鶏ガラ等も効いているのでしょうが、個人的には豚コクのさっぱり感が秀逸と感じますね・・・。その上に、ワンタンからにじみ出る成分みたいな影響も感じますし。肉コクの雰囲気にはすでに生姜の風味がこぼれ出ていたりして・・・。単に、醤油のカエシの酸味と区別がつかないだけのかもしれないけどね。なんだか、 塩ラーメンばかり食い過ぎて、醤油の美味い表現の仕方を忘れてしまった気がする。













【麺:最高ランクのシルキーさ!滑り心地と噛み心地は、甘噛み気分!】


<この滑らかさはトップクラスか!?極上の滑り心地!!>


 この一杯、いやこのお店のすごいところは、「麺」でしょうね。この最高に滑らかな滑りは、他にちょっとないかも!単に柔らかいとか、細いとか・・・・そいうのじゃなく、作りがしっかりとしていながらシルキーと感じる・・・そんなところがすごいかも。


 多加水なのかもしれないが、練り水の風合いが低く、水と塩のみで粉が十分に熟成している。風合いが素晴らしく、汁を吸い込んでもなぜかダレるところが一切なし。綺麗なストレート麺で、やや平らな形になっている。表面には軽い透明な膜を引いているような茹で上げコントロールだけど、湯切りが甘いわけではなく、コーティングを施したようにツルツルとしなやかにすべるような感覚・・。







<スパスパとしたちぎれ方もシルキー!柔らかい物腰で淡白に潰れる!>


 前歯で千切る瞬間から、粉の風合いが豊かに感じるところがすごいね!スパスパと千切れるというのは何回も使ってきたけど、スパスパ感自体が、シルキーな風合いがあるのか!?と錯覚するほど。もはやこいつに倒錯してしまっているかも・・。奥歯の潰しこみにも、しなやかさがあるように思えるし、噛み心地がいちいち優しい。甘噛みでもしてみたい麺じゃな・・・。












【具:食べ応えある大きさと歯ごたえ、そして生姜のエッジング!】


<豚肉感にキッパリとした生姜の風味がとても爽やか!>


 これは、注文を受けてから仕込むというこだわりらしい。それだけに、質感と大きさに、とても納得感があります。ワンタン部分は柔らかすぎず、チュルリンとした滑らかな滑り心地。噛むとワンタン地の旨味が広がります。一方の餡は豚肉系ミンチで、しっかりとしたあらびき肉の歯ごたえ!そこに生姜がわりと分かりやすく多めに投入されております。味わいとしてもとてもしっかりとしている。塩気もはっきりとしていて、ご飯が少し進むかという味わい。大ぶりで3つも入っているというところが、また嬉しい。










<バラか腕付け根か・・・わらからんけど、タレが脂によく染みていて旨し>


 変わったチャーシューで、これは腕肉に近い部分の肉か?バラの端か?。よく分からんけど、脂の旨味が甘く漂う。醤油ダレの浸透もそこそこあって、香ばしいし、これは白飯何杯でも食えるタイプかも。ま、ワンタンがあったから気になりませんでしたが、もう少し大きさか厚みが欲しかったかもしれません。美味いだけに・・・。


 その他青菜とメンマとナルトは、定番の通り。しかし、ちょとだけしかない割には、しっかりとした作り込みで、隙がないなと感じさせる味わいでした。












 総じまして、「しっとりシルキー極まる、麺とワンタン!」といった食後感。久しぶりの醤油ダレだけに、タレ熟成の衝撃度もすごかったのだが、やはりここは、「麺」が命でしょうね〜。「紅」のランダム太麺も名作ですが、この当たり前のように見える、ストレート麺に、私は情熱も感じますしね〜。また食いたくなってくる・・・。本当は、月曜日の「塩そば」を狙いたいところでありましたが、久しぶりに食いたいもの、いい醤油味、いいワンタン麺を、本能の赴くままに喰らうのも楽しいものですね。今回は、塩をお休みして、本当によかったのかもしれない。なので詠います!




   冬晴れと
   キリリ冷たい
   空気感



   今日はお休み
   塩ラの旅路



 お粗末!ということで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!






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