ラーメン食べて詠います

ご訪問いただきありがとうございます。仕事の合間や、休日余暇を利用してラーメン探訪をつづけております。ラーメン食べて感じる、小さな喜びやストレス解放を、最後に詠って締めくくりますー。

【今週のラーメン1464】 天雷軒 神保町店 (東京・神保町) 台湾まぜそば


 まさに善人というような先輩。参ったな・・・とくたびれることはあっても、決してクサクサしない。親分肌なのだが、親しみを覚える。というか吸引力があるような方だわ。ちょっとした私の悪ふざけでも、しっかりと反応してくれるし、それでいて人生の先輩なのだから、いつまでも一緒に仕事したいなーーと思っておりました。ちょっとしたこの春の体制で、直接的なお仕事のつながりは切れますが、そういうの少し寂しいね〜。



 その方は元々は、ラガーマンでして、ま抜きん出ておられたというお方。ある程度の一線を越えれば、それもうその世界では「神」ですからね、顔も広そうです。私の友達にも、かつてトップリーグだった選手がおりますが、あのクラスともなると偉ぶるところか、清々しさすら覚えます。人間的にもトップリーグな感じがそこはかとなくあって、そんな感覚をあの先輩にも感じておりました。あれは、真似できないです。



 スクラムを組んで、前へ前へ前へ・・・という感覚が実は薄い。それよりは、じっくりと人の話を聞いて、ゆっくりと自分の意見を言って、なんとなく気をほぐして、じゃ明日もやっていこうか!という運び方をするのだよな。今日もいろんな人がその先輩を訪ねて来ては、居座り話をしては立ち去って、また他の人がまたやってくる。つまり、一緒に話していると居心地が良いわけだ。



 そのお方、春からは人事系の業務に専念されるとのこと。離れてすごーーく寂しいのだけど、実は合ってるわ!それ!と思えてならない。それ決めたのだれか知っているけど・・・・・、言わない。





  
 ・・・などと春の人事を考えながら、オレにぁ〜関係ないさぁ〜なんて思ってたけど、何!?春から席変わるじゃん!あ・・・・そういうことなのね、次のミッションなんて何か憂鬱にもなってくるではないか。朝から打ち合わせも多いし、板挟みになってフルボッコにされるし・・・何かから回りになりつつあるやないの。そんな時、あの先輩ならどう対応してたのかな・・・なんて思ったりするのですが、考えても自分でやるしかないもんね。なんて考える私はまだまだ未熟な人間でして、やっぱりどこかクサクサしている次第です。





 こんな時は、麺でも食って帰ろう(毎日やけど)!ということで、とある筋から頂いた情報から、神保町で格安でナイスな台湾まぜそばがあるとのことを知ったため、早速直行ですよ!それが「天雷軒 神保町店」さん。場所は、あの神保町で行列で有名なうどん屋の向かいですやん!うどん屋に目もくれず、入店し、台湾まぜそばとビール!と生きたかったけど、給料日前なのでビールは控えました。その分、麺には集中して食してみました。その感想は、率直に、心の中で叫ぶしかありません。
 


 めさめさ旨い!めさめさ安いがな!これやったら二人前食うたろ!と思えるリーズナブルな台湾まぜそば!旨し!







【タレ:500円とは思えぬ本格派!そして山椒リードの爽快さがナイス!】


<ジリリと先行する山椒パンチと魚粉の甘香ばしさが交差する、そんな台湾系>


 それにしてもこの一杯、東京の繁華街神保町にあって500円というプライスが実にうれしいではないか!台湾まぜそばを提供するという噂を聞きつけての訪問なれど、この価格とこの口コミレベルならもっと早くに訪問しておくべきでした。しかも、私の大好きな「soup」に通う道すがらにあったのですから、灯台下暗しとはこのことです。基本的に汁そば系のお店なれど、汁なし担々麺やサラダ麺など、汁なし系にも力を入れているという努力さは買いですよ!


 さて台湾系の中でもこちらはどんな特徴かというと、私的には「山椒先行のジリリ感」が印象的で冒頭から前のめりに感じる部分が多いです。そして赤唐辛子は見た目ほどにはなく、山椒の陰に回るかという感覚。そして挽肉の甘さと魚粉の香ばしさが漂うというのがまた、いい感じです。500円というと少し残念感があるかもと思いきや、これはなかなか頑張っています!





<ニラ・ニンニクの控えめをネギの苦みでリカバリー>


 それでもやや緩いところがあるとしたら、シャープさでありましょうか。その緩さが万人受けする懐とも言えましょうが。どちらかというと、山椒を立てた分、辣油は控えめな感じ。そのため後から酢を引くとやや酸味が吐出します。そして、サラリーマンも多いことからか、ニンニクのパンチはあるかなしかの微妙な雰囲気。しかし私的には自宅に臭さを持ち込めないので好都合ということもあるのだが。そして同じく、ニラは野菜の高騰もあってか、どこかしら控えめなニュアンスと受け止めます。


 その分、ネギが心なしか多めに入っているのでありまして、山椒と淡い唐辛子でヒリヒリしているところに、ネギにじゅわっとした汁がとてもバランスよく清涼に感じさせます。こういうところ、結果的に上手くリカバリーできとると思えて、なかなかやりよるわいと思い、心の中でほくそえむのであります。





【麺:汁系流用のニュアンスが不思議とナチュラルな「汁なし系」と感じる細麺】


<部品の共通化は製造業の基本:ラーメン細麺もまた親しみやすくナイス>


 この部分は仕方ないよね〜。ワンコインで本格太麺しか認めん!などと言う方も野暮ってもんです。しかし、この麺も中々ラーメンと共通とは言え、程よいモチモチ感を漂わせてナイスであります。しかも、湯切り時には、テボに麺棒をつっこんで回しながら丹念に切るという、名古屋でも、大岡山でも見受けてた手法ですやん!しっかりとしたコダワリも見え隠れしています。


 歯応えは、柔らかいながらもスパスパと健康的に弾みながら切れ込む感覚。奥歯では短いタップでクチリと小気味よく潰れる。奥歯に挟まる挽肉感とそれを絡め取って喉奥へと落ち込む麺が、非常に食っていて楽しいのであります。




<多加水なりのつるつるに緩いドロドロ感、まぜそばのニュアンスがよく出ている>


 多加水ですから、想像通りのツルツル系です。しかも、まぜそばのタレがちょいと豚骨の風合いも感じたりするのですが、ミンチ肉と絡んでドロドロ感がナイス。そのドロドロが細麺によく絡みます。ゆえに最後の追い飯に残す分が少々心配気味になりますが、適当なところで、麺が多少のこっていようと、追い飯に切り替えざるを得ません。








【具他:追加料金あるかもと心配して損した・・・・追い飯の話】


<追い飯:500円の一杯なれどこういうところをケチらないのがナイス!>


 くどいようだが、500円で追い飯サービスというのもナイスであります。中には有料ってところもありますからね・・・。コールすると、小さい椀に入れて持ってきてくれるシステム。しゃもじでちょうど1杯程度。それでも嬉しい。残り少ないタレにはちょうどこの程度が良いし、腹がいっぱいになり過ぎない「腹八分目」をキープできますから。毎度の繰り返しですが、追い飯は別腹に入ってゆきます。


  



<そぼろと言うよりハードなミートソースのような台湾ミンチもいいね>


 あまり気にならなかったのだが、卵黄は比較的トロトロの台湾ミンチにまみれてプレゼンスはそれほど感じなかったかも。とりわけ冒頭の山椒に気を持って行かれたので印象が薄いのかもしれないが、思えばトロトロなボディー形成に貢献してくれたのかも。赤唐辛子がそれほど感じなかったのではなく、卵黄でマイルドになっていたのかもしれない。今度は酢を控えめにして、卵黄のコク味中心に味わってみたい。



 総じまして、「都内随一のワンコイン台湾まぜそばと申しておきましょう。いやはや、お財布にも優しいというのは、味わいと同等に評価すべきポイントでっせ!特に給料日前の今このときとあっては!

 この日は本当に朝からいいことが一つもなく(苦笑い)、私一人フルボッコにされた会議のあとに、小便ちびるような思い会議へと突入し・・・心身ともに疲れた次第。そんな日の最後にはこういう一杯があろうとは、誠にすくわれた思い。この日、夜になって初めて口にした食事。まさに一日一食の貴重な麺体験でした。もうこんな苦しい連続会議いややーーー!・・・・なので詠います!



   朝会議
   昼飯ぬいて
   また会議


   ヘロヘロ気分に
   山椒パンチ



 お粗末!ということで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!





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