ラーメン食べて詠います

ご訪問いただきありがとうございます。仕事の合間や、休日余暇を利用してラーメン探訪をつづけております。ラーメン食べて感じる、小さな喜びやストレス解放を、最後に詠って締めくくりますー。

【今週のラーメン1592】 麺屋 やっとこ 三田店 (東京・三田) 台湾まぜそば・大盛り

 週末とか夜とか関係なく仕事や会議があるってのは、なかなかモチベーションがわかないもんですが、お金もらえてるということにありがたみを感じるように考えを変換すると、重い腰もあがり易くなるというもんでしょうか。まあ、そんな感じで気分転換もかねて、夜の帳が下りる前に、三田エリアうろうろする私であります。


 久しぶりに・・・京都系背脂でも食おうかと、店の前まで向かうが・・・・、何となくまた今度ね〜という気分で他を探す。







 すると外見が人の顔になっているビルが目に入り、よくよく見てみれば家系の店が知らぬ間にOPENしている。じゃ、ここにするか!と思い店の前まで行くが、この味だったら、最寄の駅前にもあるなと・・・また今度ね〜という気分にあいなる。


  





 嗚呼、オレは一体何を食いたいのだと、西へ西へと彷徨い、このままだと二郎総本山!?と予感するも、この後の仕事の前に死んではいかんと思い、またうだうだと悩みだす。今回はとても優柔不断だ。もうどこでもいいわと、一番近い、こちら「やっとこ」さんにお世話になることにいたしました。さすれば、何という偶然!! 期間限定で「台湾まぜそば」があるではないか! 心の中が晴れ渡りました!これも神のお導きだったのか!!


  











【タレ:マイルド動物系のタレ・・・・上品さがキマるしっとり系台湾まぜそば


<しっとりと・・・まとまり感ある食べやすい台湾まぜそば


 なかなか「やっとこ」らしい台湾まぜそば!しっかりとピリ辛表現あつるも、しっとりとしたまとまり感がなんとも言えずよい個性です。ベースは味噌が得意なお店ながら、豚骨や鶏のうまみがしっかりと溶け込んだのが持ち味。そのシルキーさ感じる動物系テクニックが全体を落ち着かせ、包み込みます。挽肉のうまみがにじみ出ると比例して、ベースタレがにじむ・・・。


 それに、定番と思われる「酢」とか「辣油」が円やかであるのが実に合っています。またテーブルセットにそれらが無かったのは偶然だったのかもしれないが、無為に何でも酢と辣油を入れなくてもいいじゃん・・・・と、これ食ってしみじみ思える。これが斬新かもしれません。ピリ辛の挽肉をじんわりと味わう。なんとなく女性的、女性受けするピリ辛さという感覚か。よくよく見てみれば、ニンニクがシャープで新鮮度感じる一方で、ニラはそこそこな控えめ度。凛々しさとしなやかさも両立するのが旨いですね。









<卵黄ではなく全卵?というチョイスが、こだわり覚えるシルキー感>


 また「卵黄」でなく「全卵」であるところがまた特徴かと思えます。全くの全卵でなく、少し卵白多めという調整が入っているかもしれません。これにより、全体的には粘度が緩くなる影響はあるけど、不自然さはなくむしろ、よりスルスルと食える感覚。このため麺とのからみが抜群に良くなり、微妙にちゅるりんと食える部分もあり。しかも、味わいも卵白がマイルドさを加速するよう・・・・。


 なるほど、シルキーとかまとまり感とか頭の片隅で感じていたのは、全卵の影響かもしれない。これは、麺とのからみだけではなく、最後の追い飯においてもいい影響を与えることになります。












【麺:風流でいて・・・やさしい歯ごたえ、マイルド系ワイルド麺が、より一層マイルドに感じる】


<多加水平打ち風流麺! クリチとライトな歯応えが全体にマッチ!>


 やや茶褐色の地肌とみずみずしさを漂わせる色合いがとても風流です。しかも多加水っぽい見栄えと平打ちな風貌。なかなか個人的には好きな傾向ですし、汁系もいいがやはり、つけ麺でじゅるじゅると食いたいというような印象です。 前歯でも差し込みではスパスパと切れ込むようで面白く千切れる。そして奥歯では、束になったところをプレスするとクチリと潰れすりつぶされる・・・・・・。印象は全体的にライトです。これは、リズミカルに食えるタイプですね。








<汁気と卵白でズルズルとタレもろとも啜る快感>


 そんなリズミカル麺ですが、タレがややスープが多めである上に、全卵がとろけて揺らめきドロドロ感、ニュルニュル感を高めます。それが麺にからまると、スベリが感が高まります!スベリが良すぎると、粘度が高いスープももろとも、ズルズルと吸い込まれるので、口の中が密度感高くまったりとしてしまう・・・。













【具他:ソフティーな挽肉感覚に、しっかりと旨い「追い飯」が超いい相性!!】


<挽肉シッカリピリ辛なれど、質感覚える上質ソフトな歯応え>


 特に気にいったのは、挽肉の質感。よくあるのは、致し方ないにしても作り置き感覚が少しあったりして、挽肉がややカタメになっている場合がある。しかしこちらの挽肉は、とても柔らかい弾力があって柔らかい旨味を感じ取ることができました。その一方でしっかりと、トウガラシのピリリ感覚が効いていて、仕事がいい感じ。


 また、この店のトレードマークなのかな・・・・トマトがワンカット、忘れずに投入されている。ピリ辛さとトマトのみずみずしさの、ミスマッチ感が好印象でありました。









<具他:追い飯の一体感がとてもイイね!>


 この麺の高密度まったり感は、追い飯にしても同様でして、緩いタレがより白飯との一体感がアップして、追い飯まぜる味わいが非常に旨い!もう少し・・・・飯をしゃもじ半分くらいほしいかも!最後の仕上げがよいと、全体のイメージアップにもつながりますね。













 総じまして、「この夏流行系のしっとりまぜそば!」というそのままの感覚でよろしくお願いします。いや〜、何だかんだ言ってとっても迷いを断ってくれた救いの一杯! 調子ぶっこいて「ニンニク」を効かせてしまい、やってもうた!と思っても後の祭り。帰り道にブレスケアを買ったり、オフィスに戻って歯磨きとリステリンなど、とても気を使ってしまいました。しかし・・・・この後の会議では、きっちりとニンニクがバレてしまいまして立場をなくす(苦笑)。人間、有頂天になりすぎてはいけないという戒めも感じた一杯でした。なので詠います!



   夕立ちを
   上手くかわして
   麺探訪



   ニンニク効かせ
   会議でひんしゅく





 お粗末!ということで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!






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