ラーメン食べて詠います

ご訪問いただきありがとうございます。仕事の合間や、休日余暇を利用してラーメン探訪をつづけております。ラーメン食べて感じる、小さな喜びやストレス解放を、最後に詠って締めくくりますー。

【今週のラーメン1459】 神田大勝軒 (東京・神田) 台湾まぜそば


 少し前になるけど、職場の防災訓練に参加いたしました。大阪転勤のころは、ビルオーナー側がきちんと定期的に防災訓練が半年に一度はあって、春と秋には必ずビルから一旦退避して、付近の公園に集まり人数確認やら、防火設備の使い方など消防署の方から教わったりとしっかりとやった。あれは阪神淡路大震災以来、そういうことになっているらしいが、今回の訓練は、一応並んで人数確認やら手順を踏むだけであっという間に終わった。あれで訓練になるのだろうかとふと心配になる。形だけってどこか楽だから流されるんだよなとね・・・。



 それに防災訓練って火災を想定しているけれど、企業にとって災害とはそれ以外にもっとあるはず。情報漏えいとか、データが盗まれるとかいろいろと。そういうITの世界はきっちりと堅固に何重も守られているとは思うけど、いざという時の訓練などないのかなぁ。ときどき新聞でその手の事件を目にするたびに、もっと実のある訓練ってのをしっかりやらないと、手痛いしっぺカエシに遭いそうでもやもやします。





 ・・・などと考えながら、歯医者の帰りに寄り道で神田へ直行しました。もちろん、台湾まぜそば狙いです。台湾ラーメンでは、なぜか今は納得がいかないのです。汁なしの台湾でなければならない。そろそろ終わりにしたいけどね。しかし、ニラ臭さで歯医者へ行くわけにはいかんので、今回は仕方がない。結果的に昼で一番混んでいる時間帯にぶつかってしまうわけだ。いつものように、店内の入り口すぐの仕切りの前でまたされてボーっとします。店内大混雑ですが、これだけ流行れば商売ってさぞ面白いだろうなと、少し羨ましくも思えてきます。






 さて、この店に来ると必ず厨房への出入り口すぐそばのテーブル席に通されるのだよな・・・、いつもいつも。タイミングが悪いのか、見知らぬオジサンたちと至近距離で並んで食うのです。今回も全く同じ椅子だった。大勝軒って新橋と神田が一番勝手がよいのだが、あまり利用しなくなった。この界隈は競争が激しいから、つい新しい店ができたりするとそちらに行くからね。そういえば、南口の「時翁」にも台湾ラーメンあったっけ?などと界隈のラーメン店に思いを馳せていたら、いきなり10分が経って、お待ちどうさまですと、いきなり配膳された思いです。ラーメン好きにとって暇つぶしってよくこういうことを考えたりしませんか? そして、ボーっとしながらも撮影を終えて、一筋食うのですが、やはり最初の一口は唸るね。今回も心の中で叫びます。

  



 めっさめさ旨いがな!台湾まぜそば食っているのに、大勝軒に来た!!という感覚あるのはなぜ!?旨し!!








【タレ:大勝軒の流儀を感じる台湾系な味わい】


<まさに大勝軒のキャラクターアがリアリのベースに台湾ミンチま混じる>


 「大勝軒!おまえもか!!」神田には、なぜ「台湾まぜそば」を出す店が集中しているのか不思議であります。しかし、今これにドハマりしている私にとっては、神の恵みなのであります。配膳の瞬間も最近目新しさを感じなくなってきましたが、なるほど大勝軒という定番ブランドらしい落ち着いた麺顔であります。見るからに辛いというパンチの脅しがなく、優しさ感じる台湾まぜそば大勝軒らしいとらまえ方ですね。


 そんな思いをしながら撮影を一通り終えて、まずは啜り上げる!そうくるか・・・・台湾系のニュアンスを見事に大勝軒の風味に変化させていますな。ベースの豚骨魚介を上手く濃厚にまとめあげたフィーリングがあり、どちらかと言えばチョイと甘い系。そこに台湾ミンチがドバドバっと投入されますが、赤唐辛子や辣油のエッジングはとても浅くて、山椒の風味も極めて微か・・・。非常に食べやすいのであります。台湾系をジャンキーにとらえると物足りないかもですが、作りとしては質実感が溢れており、まとまった感がある。これは、大勝軒風アレンジがすごく効いた台湾まぜそばということになりましょう。ベースの動物系の甘味と魚介の芳しい甘味がしっとりと投入されております。






<山椒控えめなエッジングと辣油のパンチ少なく、むしろ抵抗なく食える系>


 こちらは、山椒増しが無料であることを後でしりました(泣)。そうと知っていれば正直申して増しでお願いしたと思う。抵抗感がないのであっという間にするすると食えてしまうが、やはり酢を投入したいと早々に実行に移しました。やはり豚骨魚介ベースですか、酢を投入すると円やかな化学変化を起こします。なので酸っぱい味わい強め期待なら、相当な量をまわしかけないといけないでしょうが、円やかなまとまりも捨てがたいと思う。


 また赤唐辛子はともかくも、辣油が恋しいと思うと少し物足りない。なのでテーブルセットの辣油をしつこいまでに回しかけるのだが、となりのオジサンの変な目線を感じて恥ずかしく思う。辣油の入れ物が、頭のシリコンに包まれた突起を押しただけでてくるというタイプなので、一回でちょっとしたか出てこないんだもの。仕方ねー。


 しかし、このまぜそばのタレベースが、辣油とどんどんと回しかけても、中々辣油の個性が出てこないというブラックホールのような魔力を感じさせます。大人しい風貌の豚骨魚介にしては、なかなかのフトコロ深さであります。




【麺:いつものツルモチっとした麺が、台湾系のタレで、具で、絡む・・・】


<おなじみの多加水もっつりな中太ストレート系が安堵感を与える>


 おなじみの麺。ラーメンにしてはちょいと太目で、つけ麺にしてはやや細めなタイプ。明らかな多加水系でして、やや小麦色っぽい褐色がいかにも毎日でも食えそう。歯の当たりもぷりっと淡く当ってクチリと千切れる。奥歯での潰しでもそこそこのモチ度合を発揮して、短いチップでクチクチと咀嚼できる。隣のオジサンのつけそばが妙にキラキラして旨そうだったが、隣の芝生ならぬ、隣の麺も旨そうに思うけど、同じ代物やないのと己を嗤います。


 嗚呼、この麺って何度も何度も食ってきたのだけど、しばらくインターバルが空くとやはり安心感ある旨さですね。ガツンと来るとかも好きですが、毎日食べても飽きないとう日常と大衆を感じる高品質感はさすがです。





<汁が少ないのか・・・タレの持ち上げが良いのか・・・>

 最後の「追い飯」が心配になるほど、見事な汁なし状態。もう少しタレをくれと言いたくなったけど、むしろ麺に絡まる度合が非常に高いとお見受けする。いわゆる盛り上げが良すぎるのでありましょう。なのでスベリは麺自体の光沢とは裏腹に、ねちょりとヌメルような感覚なのですが嫌味はない。寧ろ、麺のグルテンとよく味わい的に絡み合うバランスがよくて、最後まで旨く食える。もっとも、酢とか辣油をもう少し投入すると、もっと啜りあげにスルスル感が高まったのかもしれませんが・・・。









【具他:追い飯無料で二度おいしくいただける!これがウケる/流行ると思うのだが】


<追い飯はタレ少な目でも絡むと満足感は変わらず>


 追い飯は、コールすると小さい茶碗でサーブされるシステム。だったら今度からは、麺を食い終わる前の早めにコールしよう。量的には、ちょうど一般的なしゃもじ一杯分。一般的な小ライスサービスの半分にも満たない量。でもそれが丁度よい塩梅なのでして、丼に放り込みまぜまぜすると、徐々に薄い茶褐色に染まっていくのであります。台湾ミンチの欠片やニラの欠片が混じり合い、実に旨そう。卵黄のコクもタレの中に微かに感じるところが、ご飯との相性の良さを感じます。ああ、これがあるからやめられないのか・・・・汁なしロード!もとい!!台湾まぜそばロード!!!。


  



<トッピングもどことなく大勝軒!「外れない」という安定感か>


 トッピングにおいては、台湾ミンチにも代表されるように、ピリ辛という感覚はなく、いかにも大勝軒ブランドらしい味わい。その他は、特にないようだが、メンマの添えられ方がいかにも、いつものラーメンっぽい。そして、心なしかニラの量が少なく、大人しさを感じる。


 できれば、今回もニンニクを効かせて食いたかったのだが、外出帰りということもあり、仕事を考えると昼間のニンニクはかなり摂取が難しい。なので、台湾まぜそばは、「夜の食べ物」。ちょとやらしい音の響き・・・。






 総じまして、「台湾より大勝軒の個性勝ちなまぜそばと言えましょうか。なんでも本場にそっくり合わせなくてもよい、という自負も見え隠れせんでもありません。


 しかし、そろそろ都内で、レギュラー化された台湾まぜそばを発掘するのが非常に難しくなってきた。そろそろ限界なのか?もう暖かくなってきたし、4月になるまでなら、少しばかり西方面なら遠征もできそうだし。まあ地道に探すかと思う次第であります。さて、暖かくなってきたのはいいけど、今が自分にとっては一番花粉症で厳しいシーズン。大きなくしゃみをして、不安もどこかに吹き飛ばしてみたいもんだ。なので詠います!



   むず痒い
   鼻水たらし
   外回り


   外はちらほら
   花つぼみかな



 お粗末!ということで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!



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