ラーメン食べて詠います

ご訪問いただきありがとうございます。仕事の合間や、休日余暇を利用してラーメン探訪をつづけております。ラーメン食べて感じる、小さな喜びやストレス解放を、最後に詠って締めくくりますー。

【今週のラーメン1571】 あびすけ 西新宿7丁目店 (東京・新宿) 台湾まぜそば


 灯台下暗しとはこのことか・・・・。通勤経路の新宿で、台湾まぜそば専門店があったとは!!とある信頼おけるレビュアーさんからの情報により、早速突撃させていただいた次第。しかも、夜遅くまで営業という泣かせるシチュエーションです。夜の超高層ビルに向かって、台湾まぜそば食って雄叫び上げたい気分です!


  











【タレ:辣油の存在感とニラ・ニンニクで、いくらでも食える気になります】


<オイリーなタレと緩めの挽肉がライスを誘う!まぜそばであり、まぜめしな一杯>


 それにしても、中々のオイリーな感覚溢れるタレですね・・・・。軽く丼の底をレンゲで片寄せて、スープチェックをしてみると、大きく分離している辣油の海がとても煌びやかです。ベースの醤油タレは奥底にまだ交わる前の佇まい。なるほど注意書きにある「20回かき回すのがベスト」というのが分かる気がします。仰せに従い、まぜまぜタイムの30秒はまさに至福の直前といったところです。







 確かに辛味が効いたシャープな味わい。しかし、冒頭はビリビリとくるような山椒の痺れは低い。卵黄の円やかさもあって、非常に食べやすい感覚。前半三分の一が過ぎたあたりで、酢と辣油を投入。辣油はすでに海の状態なのだが、やはり追加しないと気が済まない。やはり酢と辣油を投入することによって、より中華っぽくなりますから・・・。ここで味が、自分の好みに落ち着くという感覚です。








<ニンニクとニラと辣油で食欲が「ノンストップ・ゲーム」状態>


 今日は、ニンニクを解禁してしまったのだが、やはりニラと酢と辣油と化学反応をおこすようなレベルアップ感がいいね!こいつらのおかげで、満腹中枢がバカになってしまいます。ニンニクの青臭さとニンニクの尖った刺激が凄く合う!そこに辣油が底上げしてくる辛味を演出し、酢でシャープに落ち着かせるといった感覚か・・・。旨し。


 という感じで旨さが極まったかと思いきや、このあたりから挽肉に隠れていた調味料や、赤唐辛子のジリリ感が滲み出す。ああ・・後追いで辛さの攻撃!分かっているのにまたやっちまった感がまた痛快で、自分のアホさ加減を嗤ってしまう。そういうのがまた楽しい。













【麺:ちょっぴり剛麺なところがまたいい感じ!タレとトッピングに負けない受け止め感】


<密度感ありつつ、クシリとした歯応え、低反発なハードテンピュール感>


 麺が実にクッシリとしていて印象的。よくある汁無し系の麺なのだが、台湾まぜそばの中にあっては、これまで食った中とも違うおもしろさがあって良かったりする。見た目は多加水っぽい艶やかさがあるのだが、練り水の性質か、潰し込みが強いのか、クシリとした歯応えがたまらん!モチモチ度が低い反面、低反発な感覚がまるでカタメのテンピュールといった具合だ。前歯で噛む動作の度に、麺の地肌に歯が差し込むイメージが脳裏に残るような感覚。特別高級なわけでもないのだけど、意外にカタい麺は台湾まぜそばに合うのかもしれんと思えて来ます。








<何だか油まみれなのだが、ここでは許せてしまう・・・そんなニュルリとしたスベリ心地>


 それにしても、これまでの台湾まぜそばの中では一番オイリーでありますが、これがとっても許せてしまう。例えば麺に絡み付いて全体的なコーティングを感じて、すべりが実にするすると言った感覚。いや・・・・ニュルリンと言ったスベリ心地か・・・。ここで注意すべきは、「ハネ」ですね。券売機の横に紙エプロンがあったはずですから、オッサンと言えど遠慮なく利用するのがオススメです。なぜかって??私はまたやっちまったからです:泣。












【他:追い飯のフィニッシュ感覚が優れていると感じた・・・】


<あとからやって来る辛味・・・緩めが麺にも馴染む感覚ある挽肉>


 正直言って、挽肉感は印象としては低めでした。それはタレのオイル感ばかりに気がいってしまったからかと思いますが、歯応えとして感じる点は薄かったかも。でも残念感は全くありませんでしたし、しっかりと赤唐辛子の辛味の奥に、肉汁の旨味もありました。満足レベルでありましょう。もっとも卵黄が絡まってマイルドに感じただけかもしれませんので。



<魚粉が何気に良い仕事をしている>


 辛さだけでは味は単調になってしまうもの。ここで魚粉の役割は甘みを追加して複雑にすることで、味に深みを増します。特にざらつきを感じることはないのだけど、最後に追い飯にしたときに、多少米粒に貼り付く感覚があるかも。麺に貼り付くところは、オイルの陰に隠れて、風味程度にほんのりと香る程度ですが、それがまた良かったりする。



<追い飯以外に、白飯しっかり茶碗一杯の無料サービスが嬉しい>


 今回の台湾まぜそばの「追い飯」はとても分量的には大満足でした。デフォルトでお茶碗1杯分のライスがしっかりと付きます。そして、オイリーなタレは、しっかりと麺食後でも余ります。そこに茶碗一杯分全部を投入してマゼマゼ!これにプラスして、新規の「追い飯」を要求することもできるのですが、そこまでは止めときました。最後に残る・・・・たっぷりのまぜめし!所々、ニラとニンニクのフレッシュな辛さが気持ちよく、また挽肉の甘みも混じり合い、ただ無心に食い進めるのみ!いやはや・・・この一杯は、追い飯のフィニッシュ感覚が実に良い!


  











 総じまして、「オイルとライスのボリュームが決め手の台湾まぜそばといった感じでしょうか(そのままやん)。いやいや、それもアリだと思いましたよ。追い飯フィニッシュ感は、台湾まぜそばの醍醐味ですし、エンタテイメントのツボですからね。それに腹ぺこでなくても、なぜかバクバクと食い勧められるところも良いし、夏バテ対策にはもってこいな一杯かも!これから、もっと浸透しないかな・・・・台湾まぜそば。なので詠います!



   雨あがり
   週の始めに
   爆食いし



   禁を破って
   ニンニク臭し



 お粗末!ということで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!






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