ラーメン食べて詠います

ご訪問いただきありがとうございます。仕事の合間や、休日余暇を利用してラーメン探訪をつづけております。ラーメン食べて感じる、小さな喜びやストレス解放を、最後に詠って締めくくりますー。

【今週のラーメン1456】 まぜそば専門店 麺や 絆 (東京・立川) 台湾まぜそば


 重要なことは、たとえ時間がなくても、決められたステップを必ず踏むこと! このことを少し軽んじてじてしまいました。現場サイドでも、多角的にみてみても、もう結論は見えている。そんなあからさまな事実なら、さっさとことを進めておきたい。そんな衝動ににかられて、梯子を簡単に駆け上がってみた。仕事はスピード感とは言え、そういう中でこそ、じっくりと進めていかないと「慎重さに欠ける」と判断されても仕方がない。常に、もう少し目線を高くして全体を見て、今その取組についての重要性を確認するクセをつけないといけませんな・・・・。いやいや反省です。月曜日から辛い立場になってしまったけど・・。






 ・・・などと考えては、日曜日の昼下がりに立川で一人ぶらぶらしている私なのであります。ちょいとした所用をさっさと済ませて、数日遅れのホワイトデーのお返しを購入して、さあどこかで油そばを食おうかと画策。一つ気になる店は、「かぐら」さんなのですが、以前確か吉祥寺にあったかという記憶で探してみたけど、消滅しとったということで。更に、もう一つ気になる点が、「台湾まぜそば」。かぐらでこのメニューがあったらええのにな・・・という気持ちを抱えて、南口へと歩みます。するとですな、道中に「台湾ませそば」なる立て看板があるではありませんか!


  


 もうこれは運命です!ここ知らんかったけど、どんなレベル感なのだろうと、急激に襲ってきた興奮を抑えてWEBでチェックしますが、・・・・・なんや、自分でも以前にブックマークしとるやん(笑)。忘れてただけか。ならば尚更ここで食わねばならないと思い、入店決意です。


  




 しっかし、2階へ上るにしてもエレベータを使うこともなかろうと階段を上がるが、これは非常階段。入口は立てつけが悪いのか、紐で結びつけてあって営業中というのが張ってなかったら、入ろうとは思えんな・・・・(笑)。いざ入店してみれば、テーブル席主体のシンプルな飲み屋みたいな感じです。さっそく食券を渡していざ待ちます。ビールは控えました。というよりここ来る前に既にひっかけてきたからですが。因みに、今回の所用は馬券購入ではありませんのであしからず。日曜昼下がりって、月曜日からの仕事が感じられてブルーな気分になるのよね〜・・・・と悶々としているところに、配膳完了。少し酔いがのこっていますが、いざ実食です。なるほど、最近になり見飽きた麺顔です。いざ啜り上げると、やはり唸りますな!私は酔いで頭痛しながらも、心の中で叫びます!


 ・・・・めさめさ旨いがな!辛さに慣れてきたのか・・・じんわりとした感覚ある旨味のある辛さ!旨し!!









【タレ:汁気がちょいと多めで豚骨の旨味が滲む!ピリ辛台湾ミンチが仄かに香ばしい】


<甘めの豚骨出汁にピリ辛台湾ミンチのハーモニー!>


 配膳の瞬間は、汁なし系とは言えわりと多めのタレの存在が印象的です。この時点ですでに最後の〆にあたる追い飯に気を馳せますが、それはあまりにもフライングが過ぎますな。さて味わい的には、割と甘みを感じるベースタレでして、挽肉からくるのでありましょうか、豚コクが十分に伝わります。台湾ミンチがなくてもするするとそこそこ食えそうな塩気と旨味を感じます。おそらく、このタレは他メニューと共通なのでありましょう。どんな味にも相性が良さそうな性能を感じます。


 そんなタレをビシッと個性を与えているのが、言わずもがな「台湾ミンチ」でありますが、辛さは一味がアクセントとして盛られているものの、赤唐辛子を丁寧に仕出している柔らかさある辛さです。その柔らかさある辛さが、挽肉の旨味と渾然一体となっておりまして、これだけでどこか完成された味わいを感じます。


 そこへ、中央に鎮座する卵黄を徐々に崩して絡めて行く。ほのかに感じる魚粉の香ばしさを卵黄が一気に包み込み、また挽肉オンリーとは違った味のプラスを感じます。いや、レベルアップというべきか。卵黄は、何度も語って来たが、挽肉とはテッパンな相性。辛めのつくねを逆に崩して、卵黄と絡めて食うようなイメージもあって、挽肉という具が、カタメ&辛めなミートソースと錯覚する旨さです。






<ナッツ感あるまったりコクと香ばしさ、そして食感>


 この甘みには、どこか香ばしいところがあると思ったら、ピーナッツが投入されているのね。すっかり汁に染み込んだそのピーナッツですが、湿っていてもその香ばしさを感じるから、薬味としてもなかなかの役者ぶりであります。時折具を食しているときに、コリっと感じる異物感がピーナッツとの遭遇でして、奥歯で一気にかみつぶして、その感覚に快感を覚えます。クランキーな台湾ミンチというと微妙なイメージかもしれませんが、ナッツ感もあり、どこかしらまったりとしたナッツ感がプラスされていると思えば、旨そうに思えませんか?









【麺:モチモチ度合いが嬉しい多加水、質実感ありながらスベリは超高速】


<モチモチ感がとても豊かな多加水中太麺>


 これまで食って来た台湾まぜそばの中で、柔らかい麺はあったけれど、モチモチ度合いとぷりっとした感覚は、一番出ていたかと思う。典型的な多加水麺で、中太ストレート麺。コシ付きも非常にしなやかでして、ところどころ流れの中に、捩れが生じます。ピカピカしていて、刻み海苔があちこちに貼り付く。色合いも健康的な小麦感ある明るい褐色。


 前歯の当たりからして、プツリという弾力を感じて、文字取りスパスパとした歯応えは小気味良い快感を覚えさせる。奥歯の潰しでは、上述の通りモチモチとした明るい印象を与える歯応え。これは、まぜそばって抵抗ある・・と思っている方にも、比較的抵抗無く受け入れやすいと言えましょう。






<汁も多めで非常に高速なツルツル感覚>


 文字通りの多加水麺なので、表面はツルツルしてピカピカと光沢を持っている上に、汁が比較的多めであり、後半にやや汁を吸い込む。なので、抵抗なくするするするするする・・・・・っと超高速にすべります。良い辛さというのは蒸せにくいのかも。普通の汁ソバのごとく思いっきり吸い込んで見ても、さわやかに駆け抜けます。特に、卵黄が部分的に厚めに絡んでいる部位は、実に旨いね・・・・。









【具その他:オジヤにちょいと歯応えある粒が旨い・・・ピーナッツ?】


<追い飯がナイスなオジヤ状態>


 やはり狙い通りに、追い飯が合う!多めの汁は当たり! こちらは、コールしたあと、店員さんが丼を一旦改修して、炊飯ジャーからしゃもじ1。5杯くらい投入してくれてから、リターンしてくれるというスタイル。ライス系メニューに「台湾飯」というのがあって、こちらには追いスープを書けてくれる?ようなことが壁に案内されてあったかというおぼろげな記憶。


 卵黄が最後まで味わいの中に残っていていいね〜。ややニラが少なめに感じているところが、個人的には残念だが、むしろ追い飯えは功を奏しているかもしれない。非常にマイルドでまったりとした挽肉おじや。さて、こちらのタレは、酢(昆布酢)には酸味方向に反応幅が大きいかもしれません。酢を投入して酸味に?とは当たり前の話なのですが、酢を入れて円やかになるという反応より、シャープ度が増すといった反応と感じました。なので、酢を入れすぎると追い飯に少し影響しますので、この一杯だけは、やや酢をいつもより控えめにして、ちょうど良いかもしれません。





<挽肉にナッツ>


 マイルドすぎるという方には、ニンニクで香ばしさを調整したいところだが、ナッツという選択もいいね。ピーナッツは、渋皮を取っていない部分も多く、それが妙に台湾ミンチの場合にはいい感じに変化します。山椒は・・・ない?ほとんどない?という感覚。一味とナッツの香ばしさ、そして赤唐辛子の組み合わせで、なんとなくジリリとする風合いを鼻孔に感じる。








 総じまして、まぜそば一本勝負な店での台湾系は、流石!」と言えましょう。


 今年は、「まぜそば」「汁なし」などにどハマりでして、しかも定番なる武蔵野系から始まり、ジャンキーな二郎系までいろいろ研究分野が広いことに興味が尽きません。しかも、台湾まぜそばなる、ご当地麺にはどことなく発展系な可能性を感じますし! 汁なしに逝ってしまうのも、これは春の珍事ということか。なので詠います!




   ピリ辛
   気温上がりて
   汗額


   明日は内示だ
   先は汁なし



 お粗末!ということで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!




関連ランキング:ラーメン | 立川駅立川南駅立川北駅

つけめん まぜそば―人気ラーメン店の最新技術

つけめん まぜそば―人気ラーメン店の最新技術

ミツカン 油そばのたれ 豚骨かつお 1100g

ミツカン 油そばのたれ 豚骨かつお 1100g