ラーメン食べて詠います

ご訪問いただきありがとうございます。仕事の合間や、休日余暇を利用してラーメン探訪をつづけております。ラーメン食べて感じる、小さな喜びやストレス解放を、最後に詠って締めくくりますー。

【今週のラーメン1455】 まぜそば しるし (東京・面影橋) 台湾まぜそば・中

 それにしても、真逆な指示を受けた場合、どうしたものか。上位と直属の仲が良いのはよろしいことだが、今回に限っては全く真逆の指示がでて、バランスとるのに苦労したがな。どうしたかと言うと、双方から一応怒られて、だったら仕方ねえなと調整の既成事実を形成して、ことを進めることとした。イライラ最高潮の週であった。そんな中、お荷物な仕事を一人で回って処理。本当に表に一切出ないところでしんどい思いしたけど、分からんやろな・・・と思い、それはそうとひとまず区切りが着いたから良しとすることとした。次回は、それなりにもっと筋を通していきたいと誓う。





 ・・・などと考えながら、滅多に降り立たない「高田馬場駅」にたどり着き降り立ちました。春眠暁を覚えず。妙に春めいたせいか、過労によるものか、はたまた寄る年波によるものなのか、電車で座席確保できると、5秒後にはストンと眠りに陥ります。目覚めたらもうそこは、新宿を通り過ぎて「新大久保駅」。ああ、引き返さねば・・・と思いもよぎりましたが、休日だったので高田馬場まで足を延ばしました。こういうタイミングでしかなかなか訪問できない店に突撃せんとね(笑:本当の予定では、中野でさる汁なしを狙うところだったのだが)。







 中々、久しぶりに気分が良かった。寝覚めという朗らかな気分と、とても天気がよかったし、気温もそこそこ暖かだった。散歩をさせる気分になりますな〜。おかげで駅から距離があるのに、あっという間に到着してしまった感じがいたします。そんな前半の部終了間近に入店しましたが、いやはや、そこそこお客がおられてビックリ。プチ流行だしているのか!? もう事前チェクすみですので、店内の券売機で迷うことなく「台湾まぜそば」をチョイス!わざわざ「卵黄」台湾まぜそばという接頭がまぎらわしいけどね(卵黄なしでは台湾が成り立つのかとわからんけど)。まあ、この週は、本当にいろいろな出来事の連続で、最後の金曜日には、ボスキャラクリアという、心の重荷が一つ減ったということで、気分良く食えました。


  





 めさめさ、旨いがな!!ガッツリビリビリ辛痺れかと思いきや・・・上品さと甲殻類の風味感じるやん!これは旨し!!










【タレ:甲殻類の仄かあな香ばしさに、台湾系らしいぴりりとした味わい】


甲殻類の香ばしさが立ち、完成度感じる味わい>


最近、汁なし系にハマっている中、その中でもマイナーな台湾系にこれほどまでにツボにハマっている自分に呆れます。まだまだ食っている数が少ないとは言え、集中的に食ってみると、分かってきたことがある。挽肉の濃い味わいの全体的な広がりよりも、ベースタレがやはり店毎の個性がキッパリと分かれる。当たり前って言えばそうなのだが、大体味の多くは挽肉と唐辛子から来るピリ辛旨味と相場が決まっている。中には山椒でジリリと攻撃力を加えるか、カレーの魔力で食欲に誘いをかけるか、そのボリュームやバランスの差しかないのだろうと。


ただ、この一杯だけは、出汁感覚を漂わせる汁なし系という、ちょっとありそで自分の中では無かった味わい。その出汁感覚の中に、香ばしく感じる甲殻類の旨味と香りがとても立つ。肉汁に入り込んでも甲殻類は、ほのかなれどしっかりと残っている。さてこの香ばしさは、海老か蟹か? コスト的にも、名古屋名物であるということからも、海老に近いと感じるのだが、詳細は不明。







<痺れ排除で唐辛子主体の柔らかい辛さ>


辛さも味わい深い。こちらは、券売機で辛さを三段階選べるのだが、辛さが排除されたのが、「まぜそば」。一段辛さが上がったところから「台湾まぜそば」というように名前が変わる。構成物としては、どうも変わりはないらしい。ハマチとブリの関係。私は、もう一段辛いのをチョイスさせて頂きましたが、その辛さは、ヒリヒリ度合いが少なく、味として辛さをシャープに感じさせる、落ち着きのある辛さ。糸唐辛子を噛み砕く際は、チリっとくることもあるが、とても丁寧に唐辛子を滲ませると言った感覚です。 パンチを求めるタイプではなく、痺れは一切感じないことからも、辛さをゆっくりと味わえる。


それに、卵黄がまた見事にマイルド感を高めている。ちぎり海苔の風合いも良く、それと卵黄がとても相性良く感じるし、甲殻類の風味と唐辛子の辛さ、そして挽肉の旨さをよくまとめていると感じます。







【麺:ジャンキーと思わせる中に落ち着きとしなやかさを感じる多加水麺】


<ゆったりとした多加水中太麺、褐色っぽくて風流>


麺もまた、同じ台湾系のなかでも随分と店により違う。こちらは、非常にゆったりとした中太麺であり、色合いがまた独特の褐色めいた感じで、見た目がとても風流。加水率は高めで、潰しこみはそれほど高く感じないものの、しなやかな腰つき。もちもち度合いもそこそこでおとなしい。


前歯の当たり方は、沈み込み感じる低反発で、クチっと短いピッチで切れ込む。奥歯のすり潰しにおいても低反発度は変わらない。多くは方は、柔らかい麺が好きだと思うけど、まぜそばにおいては、低加水好きな私でも、柔らかい麺の方が相性が良いかもと思える。咀嚼をしながら、そんなことを考えてました。







<ぬるつき少なくさらさら・するすると気持ち良く滑る>


また地肌のきらめきがとても良い。これは美味そうと思える上品さすら感じる。どちらかと言えば、ジャンキーでニッチな分類と思っていたけれど、これも考えを改めないといけないかと思えた。


茹で上げもしっかりと時間取られているけど、湯切りもしっかりとしていて、残ったような滑りが一切ない潔さを感じます。そして、ライトなベース出汁を程よくまといてさらさらさらさらーーーーーーっとすすれます。間に挽肉絡んでボソっとする瞬間は、内頬を撫でたような感覚で面白い。汁なしでも、これほどまでスルスルと啜れるのは、快感であります。










【具:ふっくらした気分にさせる挽肉が旨し!負い飯と食うなら最高】


<柔らかい仕上がりの挽肉、噛み締めて旨し>


挽肉の粒が、気のせいか少し大きめに感じるのだが。これは、挽肉の柔らかい仕上がり具合によるものだと勝手に判断しているが、それほどに一粒づつが弾力を持ち合わせているかのごとくなのだ。それいえに、噛み潰す楽しさが増す。挽肉が台湾系の一番大切な要素でありますので、これがうまいと感じると、私のように沼にハマるほどにファンになってしまうのだ。唐辛子のピリ辛が染み込んでいて、咀嚼で汁を放出する度にコク豊かになり、麺のグルテンによく混じり合う。旨しと感じる化学反応だね。



<追い飯がテッパン!>


そうそう、タレが完成度高かったため、いつものような、辣油や酢の回しかけという儀式を省いてしまった。しかしどんな状態であっても、このタレと白飯との相性は、比類なきだ。台湾まぜそばは、最後に杓文字一杯程度のご飯を投入するのが儀式らしい。こちらは、コールすると店主が茶碗に軽く持って運んでくれるシステム。そして、直接丼にその場で投入してくれる。どんなに腹がいっぱいでも、これは別腹で入ってゆく。酢の投入が今回は無かったのもあって、非常にマイルドなオジヤ的に、いつも以上にまったりした味わいで食えた。











 総じまして、「台湾系一本勝負の潔さに応援!!」と思えるその味わいとレベル感です。


 いや〜、この界隈は、競争が非常に激しく、その割には出没できてないのは、個人的には通勤経路である新宿からちょいと離れる高田馬場だからか。新宿までたどり着く前には、寄り道をよくするのだが、山の手外回りで新宿を超えて・・・・となると、ちょいと早く帰りたいからやめとこモードになってしまう。されど、開拓不十分エリアにいい汁なし専門ができたなと、今後の発展性に期待です。再訪必須です。という応援する気持ちを込めて・・・・なのえ詠います!





   風緩み
   日差し明るく
   西早稲田


   はじまり感じる
   春の面影



 お粗末!ということで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!



  




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