ラーメン食べて詠います

ご訪問いただきありがとうございます。仕事の合間や、休日余暇を利用してラーメン探訪をつづけております。ラーメン食べて感じる、小さな喜びやストレス解放を、最後に詠って締めくくりますー。

【今週のラーメン806】 麺屋 Hulu-lu (東京・池袋) 塩 SOBA

【ハワイとラーメンの関係に興味をそそる・・・】

 何の事は無い・・・ご店主がたまたまハワイ好きなだけだったりして(笑)。久しぶりに思い出しました。5〜6年前の関西時代に、神戸の国道2号線に「ハワイアンラーメン」という店が一瞬あって、食い損ねたのが非常に心残りだった。そんな臥せんがあって・・・なんとなくこの店の情報をネットで目にして、いつかは突撃したいと思っておりました。この日は、たまたま夕方に外出機会がありまして、こちらを訪問する機会を得ましてラッキーです。

 もう一つの訪問理由は、・・・・大勝軒とは真逆の一杯をたまには食いたかったというごくごく自然な流れですね(笑)。豚骨魚介とか、濃厚魚介醤油から離れた一杯!これを食って本当に気持ちをリセットできそうです。



【淡麗系にて・・・非シャープ系!塩自体がやさしい旨味やで!】

 店内はハワイ一色な感じで、店主&スタフさんもちょとアロハな感じがファンキーでよろしいです。ハワイアンミュージックが似合う全体的に明るい店内が、清潔でナイスです!そんな雰囲気に・・・・全くとけ込まない先客が一名!うーーん、北千住でのトラウマが頭をよぎりますが、店員と仲良さそうでよかった(笑)。まだ開店間もないようでして、つけ麺がまだ用意できないとのことです。ま、アタクシは最初から「塩」狙いだったけど。ハワイのコナを思い起こさせる・・・・爽やかな潮風・・・いやいや塩風?とか連想してしまいます・・。そんな妄想をしながら待つ事10分。開店直後だったからちょっと手間取ったかな?添付写真の一品が配膳されます・・・。

 うーーん!写真以上に実はスープは透明系ですぜ!配膳直後に回しかけた・・・油が何かは知らんが、ちょと変わった風味で洋風にも感じる風味がふわり〜と漂います!そして、堪らずアタクシはレンゲをすすり上げる・・・・。その感想はというと・・・、

 「旨いがな!(*゚0゚)ハッ・・・・めっさ旨いがなぁぁぁぁ・・・・ 」
 「これは淡麗系!しかしまろやか系で塩自体が既に「だしの素」かと思う・・・じんわり系!」

 いわゆる、塩でスパーっ!と切れ味を効かせるとか、塩パンチでずどん!という系統とは違う「じんわり」と優しく語りかけるような塩味です。神田の磯野が好きなアタクシとしては、どちらかというと、淡麗系、薄味系が好きなタイプですし(年齢のせいか?)、これはとことん好きな系統でっせ!

 最初の一口で、油の印象なのか????洋風?と少し思えるニュアンスが面白い!この不思議な感覚に続けて二口三口とスープを欲しがるのです。次第に鶏清湯のまろやかなコクと一体化した旨味が広がる!旨しと飲み続けるとカイワレのニュアンスでフレッシュになったり、鶏そぼろのツブツブで肉エキスを濃く感じたり、またチャーシューの旨味と合わさったりで、この淡麗塩コクは幾重にもかすかながらに印象を変えるのです。

 これは当然飲み干してしまいます。残った粒子も細かくて粉感もなくキレイ!完全には洋風と感じきれないため、魚介封じとは言え、緩く節系を使っているかは不明・・・・。残存とか欠片も発見できず。何気にゆずのニュアンスがときどき・・・・微かに・・・感じられます。糸唐辛子もこのスープの中にあっては存在意義を見いだしたかのように僅かな辛さを感じます。薄い塩味と切り捨てられようと・・・アタクシはこれ好き!と言えましょう!

 ※味のグラデーション:塩の甘さ(矛盾)>鶏清湯系のコク>鶏油?+αの爽やかさ>ゆずの皮>トッピングの影響他



【麺が意外にも・・・・ちょいと和に素朴かもしれない!】

 この麺で随分とイメージが決定されると思うのです。淡麗崇高系なスープに似合いそうな「角切り細麺ストレート」がとてもキレイ!それに・・・・・僅かに「全粒粉」が配合されとりますがな!これは好き!

 「あーーー!やっぱりこういうのも好き!(*′ω`)b゛大OK!!」
 ※正方形に角張ったエッジがホンマに流れるようにキレイでっせ!箸でつまむ度に麺が整列します。
 ※前歯処理感は、くつくつくつくつ・・・・・と一本づつドミノみたいに噛み崩れて行くようで快感!
 ※奥歯感覚も、くちくちくち!とリズミカルな歯ごたえすら覚える!
 ※スベリは上々!いわゆる中加水感覚があって質実としていながらも表面がなめらか!

 このスープにあってこそ、麺の風味も感じられるので、非常にナイスな感覚です。全粒粉も配合度合いが「低い」というところも評価したいですね・・・・。全体を過度に和風にもっていかないバランス感覚をアタクシは買います!



【薄味のようでそんなに薄味処理じゃないのね・・・・】

 チャーシューはバラロール系ですが、わりとしっかりと味付けされているタイプです。しかし醤油ダレとか焦げ目とかで過度な風味がないので全体的にマッチしていそうです。噛み締めるとそれなりに肉味がにじみ出る・・・・。やはり肉は塩で食うに限るのかもとこの瞬間は思いますわな。

 メンマも薄味!どっちかというと「コリコリ系」重視で若干の「フニャリ感」が或る程度。小さめのカットがまた見た目に可愛いかと思います。カイワレも最初は葱に代わる飾りかと思いましたが、この淡麗スープの中では、苦みが爽やかに走りますね・・・・。爽やかに走るといえば、写真には映っていませんが、細かいゆず皮が微妙に入っているので、ゆるやかな爽やか酸味が演出されています。そして、糸唐辛子で微妙な辛味でエッジングを立てるという構成でんな・・・。

 最後に鶏そぼろ。このそぼろから出るのかな・・・旨味がスープにも影響でていて、全体的にはナイスだと思います。また麺に絡むと面白い触感も演出してくれますし、この一杯では外せないかもと・・・。

 ※具のおさらい:ロールチャーシュー、鶏そぼろ、メンマ、カイワレ、糸とうがらし、ゆず皮、細かい葱微塵少量・・・・




 総じまして、ハワイアンな雰囲気ですが、実にしみじみとした一品です。そして、明るさも感じられる。周辺は韓国系焼き肉屋も数多く、飲み屋街の中心です。〆の一杯に最適と言いたいところですが(確かに適しますが)、なんとなく理由はわからんが、ランチタイムで頂きたいような気分です。質実とファッショナブルが上手に調和している一品、そしてお店ということかな・・・・。なので詠います!

 和の麺に
 質実感じる
 ハワイアン


 センスと実力
 パンパシフィック

お粗末!ということで合掌!今日も本当にごちそうさまでした!




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