ラーメン食べて詠います

ご訪問いただきありがとうございます。仕事の合間や、休日余暇を利用してラーメン探訪をつづけております。ラーメン食べて感じる、小さな喜びやストレス解放を、最後に詠って締めくくりますー。

【今週のラーメン3094】 中華そば いづる (東京・大門) 濃密な煮干しそば + 和え玉・細麺 ~濃密で極まる煮干しアミューズメントな一杯!

<煮干しフリークたちの行列が既に名物ですー(*´ω`*) >
 
 準備が整っていざ本番!と言う時に限って、先方の都合でスケジュールが変更になってしまう・・・。次の日程が合い そうにないので、別の担当に業務を引継いで、何となく肩すかしです。代打を送られたバッターってこういう気持ちなの かもしれませんね。

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 そんなことより、出先だったので快晴がとても気持ちよい!。久しぶりに休み時間もたっぷり自由に費やせるというこ とで、浜松町から大門へと向かいました。「中華そば いづる」さんが今回のターゲットです。いつもこの店は、混んでい るというか行列しかイメージがなくて、近くに寄ってもスルーしていた煮干しの名店。行儀よく今回も並びましょう。意 外に近隣のOLらしき方もパラパラ並んでおられまして、さすが港区のラーメン店です。
 まぁ、行列中暇だったから、お店のツイッターを眺めておりましたら、本日の煮干し濃度を呟いておられました・・・ ・。かなりエグい濃密さとのこと! 前回は普通でアッサリめな煮干しそばを頂いたので、今回は「濃密な煮干しそば」 を頂く予定。ちょっと躊躇もしましたが、結局券売機では自然と「濃密」のボタンを押していた・・・。めったにお目に かかれない煮干しなら、これはいい機会かもしれませんしねー。

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<久しぶりの超濃密セメント仕立ての煮干し!さらに極上なる滑らかさ>
 
 カウンター8席だけのこじんまりした店内。奥に店内待ちの2席があって、ぎゅうぎゅう詰な感じが、なぜか一体感を つくるような雰囲気です。自然とある客から「今日のはすごいねー」などと仲間に言ったのか、ご店主伝えたのか、思い が声になってまして、「苦いけどそんなでもないでしょ!?」なんてご店主が笑って応えてましたよ。そんな光景を細目 で眺めてたら、丁度私の配膳と相成ります。それがこの麺顔!。

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 うひゃー!!この光沢感アリアリの深いモスグリーン!!いや、セメント感覚の超濃厚煮干し感覚!! 麺顔と言うより 、隙間から見えるスープの圧迫感がすごいっす。ツイッター情報によると、背黒2種・平子・白口・鯵・イカが溶け込ん でいるようで、光の加減によってはチャコールグレーですよ!。その味わいたるや、言わずもがな「ド煮干し」そのもの 。ドSな煮干しと言う感じで、煮干しドMな方には、悶絶級の仕上げになっておりましょう。

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 味わいは、ビシー―っと締まったビターな感覚。烏賊煮干しがあまり得意じゃない私ですが、烏賊はごく少量に思え、 複雑でも純粋なる煮干しが煮詰まった感覚。それが、意外にもたれない感じでナイスでした。塩気も程よく、ゴクゴクと 飲み干しても喉が渇かない(時間たったら渇いたけど)。煮干しの旨みも、アミノ酸が凝縮しているようでいい感じ。少 々やり過ぎでは??と思える一歩手前のハイバランス感覚・・・と言えましょうか。肉も腐る一歩手前の熟成進みが一番 旨いといいますから、極限からの一歩手前感の引き際が素晴らしいです。

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 その濃密さは、例えるならポタージュですかな・・・。また、煮干しをすり潰した割にはとてもざらつき感がないのが 秀逸です。とても滑らかな濃密さゆえに、ポタージュに例えるより、花王メリットヘアリンスか? 、はたまたP&Gパン テーンヘアートリートメントといったところか??。煮干しの濃度例えはそんな感覚なので、「濃厚」と呼ばず「濃密」 と表現しているところが、意図としてよく伝わってきますー。

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 それにしても、普通の煮干しそばとの価格差+30円。これだけで煮干しの直接材料費がカバーできているのかがとて も興味があるところ。原価率相当高いんじゃないの?。嬉しい顧客還元ですねー。因みに、これ食ったあとは。一日中口 の中に煮干し香が残って・・・結構、会議や打ち合わせで午後から気になってしまいました(笑)。
 
 
 
<セメント煮干しに負けないパッツリ中太ストレート>
 
 これほど濃密なれば、麺が気になりますが心配無用。村上朝日の中太ストレート麺でして、パツパツの茹で上げ加減が 、中太麺の芯をしっかりとキープさせ、グルテンの風味を濃厚に伝えます。パツパツとした歯応えも鮮やかで、細麺では 成しえない痛快な食べ応えです。中太と言っても煮干しそばの範疇なので、決して大勝軒クラスのあれではありません。

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 前歯でパツパツクツクツと、やや力を込めて切断し風味を感じたあとは、奥歯へと運ぶ。プレスすると絡んだ煮干し汁 が一気に広がり、グルテンと交じり合ってゆく感覚が、いつもよりスローモーション。そして深く小麦と煮干しの風味が 絡み合い、高みへと昇華しますねー。麺自体もきめ細かい地肌ですが、ぺっとりと絡みつくような煮干し汁で、濡れると いうよりベトベト貼りつくような感覚です。それを一気に啜り食うと、にゅるるるるーーっといつも違い重めの滑り心地 。啜る度にヘビーな一杯だと認識するのです。

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<汁に圧倒されつつも単品では極上なるレアチャーシュー>
 
 肩ロースのレアチャーシュー。とても美しい仕上げで、脂身もほどよくあり甘みあり。赤身のナチュラルな塩気とよく マッチして全体的には薄味。嗚呼、本当は酒と合わせたい上品な味わいです。それと、ばら肉。こちらはホロホロと溶け るように砕けるタイプで、とても馴染みのある味わい。上出来な二種チャーシューは、東京ではもうあたりまえの麺顔風 景になってしまいましたねー。それにしても旨し!。

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 濃密な煮干し汁に絡めるのもいいかもですが、私はそのまま、極力汁に浸らない状態で味わい切りました。
 
 
 
<注文率80%以上の和え玉旨し!>
 
 他人につられる。私と同じタイミングに居た客は全員、和え玉を追加注文しておりましたので、しっかり真似をしてし まいましょう。中太麺と細麺を選べるのですが、趣向を変えて私は細麺。煮干しそばには「和え麺」という流れが、もう 関東では当たり前の流儀になりましたかね。

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 だいたい旨いに決まっている。濃密ではない煮干し油でしっかり混ぜ混ぜしてから頂くと、とても軽やかな甘みで食べ やすいのが秀逸。心なしか麺の風味ものびやかに感じられ、濃密な煮干しそばとの味のコントラストが鮮やかで好印象で す。ある程度腹パンになりましたが、和え玉お代わりなど出来るものなのでしょうかねー。

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 後半1/3は、少しとってあった「濃密な」煮干し汁をかけて味わいました。これはこれでグッドですよ。和え麺だと 味変化ができて楽しいですね。

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 総じまして、「濃密で極まる煮干しアミューズメントな一杯!」としか思いつきませんなー。ホントに今回の煮干しそ ばは、最初から最後まで楽しめて満足度も高い。こりゃ行列になるの分かるよねー・・・。当面昼だけ営業でしたっけ? ?。このパフォーマンス維持するのに、仕込みの時間を考えたらそりゃ半日しか回らんよなーと察します。これからは、 ちょくちょくと店のツイッターのチェックを増やしながら、また機会を狙いたいと思います。港区外出ある日はね(笑)。 それにしても、帰り道にクロレッツ買っておけばよかったな・・・。今回の満足を忘れないうちに、とっとと最後に詠っ て締めたいと思います!。
 
 
   冬晴れの
   清き蒼空
   泳ぐ雲
 
 
   香りに染まり
   煮干が泳ぐ
 
 
 お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!
 
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