ラーメン食べて詠います

ご訪問いただきありがとうございます。仕事の合間や、休日余暇を利用してラーメン探訪をつづけております。ラーメン食べて感じる、小さな喜びやストレス解放を、最後に詠って締めくくりますー。

【今週のラーメン5725】中華そば ふじい 新中野店(東京・新中野)かしわそば 〜揃う麺線に青葱の眩しさ!深く煮込まれた親鳥肉が並ぶ迫力!笠岡系オマージュに見惚れる!

約10年ぶりの鍋屋横丁!相変わらず馴染む街

 
 鍋屋横丁・・・ほんと久しぶり。「どうげんぼうず(移転)」「大勝軒(閉店)」以来、約10年ぶりに降り立ちました。それでもなぜか久しぶり感より、いつも過ごしてるような馴染みのある雰囲気がいい。中野区って、杉並区とはまた微妙に違った大衆さがあって素敵です。
 

 
 さて腹たつほど午前午後と会議ぶっ込まれてやさぐれ気分なとある平日。勘弁してくれぇ〜!あとは在宅で処理するからと、早々に職場から退散しますが、昼飯も軽いサンドイッチつまんだだけだから、妙に腹が減ります。なので前々から気になってた「中華そば ふじい」へ突撃。
 

 
 嗚呼ここでもキャッシュレス対応が主流か・・・。最近少し手慣れてきたので、割とスムースに対応できましたが、IT駆使してるのだから、電子決済でオーダー情報がそのまま転送できてると思いきや、従来通りに食券を吐き出したのを手渡す仕組みは残る。何か・・・ラーメン屋にも風情がなくなってきた感もありなむかと。
 

 
 
 
<全体> 揃う麺線に青葱の眩しさ!深く煮込まれた親鳥肉が並ぶ迫力!笠岡系オマージュに見惚れる!

 
 そうそう!この麺顔を拝みたかったのだ。いわゆる笠岡系というジャンルに入る一杯。本場には一度も足を踏み入れたことがなく、その微妙な違いを語ることはできないものの、やっぱりこの素朴と野趣と整然が織りなす独特の世界観が素敵でならない。
 

 
 揃う麺線、それはまるで枯山水を思わせるよう。そして青葱の眩しさは、長く細く袈裟懸け状でこれまた揃った落ち着きです。更に深く煮込まれた親鳥肉が並ぶ迫力!。この笠岡系オマージュにオヤジな私はしばらく見惚れるばかりです。
 

 
 
 
<出汁> 派手さなく深く染み入る親鳥旨み!濃ゆい醤油の輪郭きっぱりながら甘味円やかな仕上がり!

 
 味わいは令和のコンテンポラリーな鶏醤油とは別物。水鳥系のようなスッキリとした透明感はなく、鶏油のバターにも匹敵する濃厚なアピールとも違う。親鳥という一見地味なようで滋味深い動物感が、これまたオヤジ泣かせなほど旨みが染みるようです。鶏のクセを野趣として感じるような味わいと申しましょうか。
 

 
 そして醤油感は割と濃ゆい。カエシの輪郭がしっかりめに出ているのだが塩気よりも円やかさが前面にでるようです。むしろ甘味と円やかさを感じ、そこに大衆的な雰囲気もあるかと。これまたなかなか都内では、あるようでないような展開でして・・・こういうのが歳を取ると好きなってゆくみたい。
 

 
 
 
<麺> ちょいと加水低めで淡くパツっとした感覚を残す素地の風合い!濃ゆめの出汁との相性抜群!



 笠岡系不勉強なのでした。意外と麺にぱつっとした雰囲気があって、驚きよりも嬉しい感覚。最近、太麺は柔らかく、細麺はカタメに、と言う好みになっておりまして、実にハマりました。
 

 
 
 素地の風合いを伝えるような程よいカタさで、じわじわと噛み締めると出汁の旨みが一体化してゆく様子。また後で鶏肉と合わせると、肉のコリコリとした食感と妙にマッチして小気味良さすら感じます。出汁を吸い始めてしなやかなになった状態もまた炭水化物の甘味が増すようで旨し!。これは大盛おすすめかもしれません。
 

 
 
 
<鶏チャーシュー> こりこりとした明確な歯応え!噛み締めるほどに滋味が滲み出る展開!この味オヤジ好み!

 
「かしわ」・・・関西オリジンの私からすると馴染み深い名称です。昭和当時の関西エリアの商店街には、肉屋(牛豚扱い)とかしわ屋(鶏扱い)と別にあるのが普通だったかと??。よくお使いにも行かされた。子供だと店に舐められてあまり良くない部位を持って持たされ帰って、お袋はがっかりー。
 



 そうこのカタさだ。大衆的鶏料理の肉の歯応え。若鶏ってのが一般的だが、こういう肉もあったと微かな記憶。しかしこれほど醤油感あるのは、流石に笠岡系って勝手なイメージです。
 

 
 今の鶏肉に慣れすぎて、親鳥の風合いに思わず野趣と感じてしまいます。その旨みがきっと出汁にも溶けているのでしょうか。地味な滋味を旨しと感じ入るのが歳の年輪と言うものか。
 

 
 
 
<青葱> 笠岡系のアイコン的存在!そのままで葱の甘味を楽しむも良し!麺に絡めて楽しむも良し!

 
 葱は、やっぱり西日本では青葱ですな。これ金を追加して払っても良いほど、もっと盛りたかったのが正直なところ。ほんとに昔のネギよりずっと甘くなった。そのままで葱の甘味を楽しむも良し!麺に絡めて楽しむも良し!。存分にお楽しみあれ。
 

 
 
 
総じまして「大衆的プレゼンスながらも整然さを感じる麺顔!オヤジ泣かせの地味なる展開!笠岡系オマージュ!」

 
 ・・・と言う感動の嵐!。まじでこういうの好きですぜ!。引退して自由な時間ができたら是非とも岡山に飛んでゆき本場の笠岡拉麺を楽しむのが夢!。派手さはないが質実な滋味が広がるイメージに私は喜ぶばかりの一時でした。とても気に入ったのでまたここに来れば他のメニューに辿り着けないかもしれない。次回は、混雑する時間帯を避けつまみと酒を楽しみながらこれをまた味わいたい次第です。激しくオススメ!。旨し!なので・・・とっとと最後に詠って、いつものように締めたいと思います!。
 
 

 
 お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!

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