塩バージョンリリースとのことで再訪問・・・朝の八重洲中央口
NIPPON RAMEN 凛 TOKYO(東京・JR東京駅構内) 塩らぁ麺 + 味玉子 〜ラーメン食べて詠います
- <全体> シンプルかつ強気な価格設定!醤油のしっとり感に対して塩は明るさと霞を感じるスープ感!?
- <スープ> 香味鶏油のしなやな明るさ!穏やかな地鶏出汁と乾物の溶け込み!焦がし葱の微かな甘味!!
- <麺> 心の味食品!多加水ストレート細麺!きめ細かく滑らか極まる腰付き!スパスパ歯切れ良く出汁の旨味が浸透加速!一気に啜り切れる快感!
- <チャーシュー> 塩は2種肉!出汁と麺に溶けて崩れるフワフワ豚バラロール!淡麗上品な柏幻霜ポーク!もも吊るし焼!
- <メンマ> 個別趣向によるが残念ながらデグレード??崇高材木系から馴染みの短冊系へのシフト
- <味玉にハズレなし!> 出汁が均一に浸透する白身が旨し!熟して濃密なゆるゆる卵黄旨し!かじり付いて舌で味わいつくす!
- 総じまして「喧騒雑踏の駅構内でしみじみ落ち着く崇高塩そば!旅立ち前にさくっと一杯激しくオススメ!」
場所は、待ち合わせ場所「銀の鈴」のそば。コロナが無ければ本来なら観光客で朝からごった返しておるところで、グランスタ東京はもっと注目あびてたことでしょう。ひょっとしたら外国人観光客も、新幹線に乗る前に並んで食ってたかな。ほぼ貸し切り状態な雰囲気でちょっと気持ちが落ち着かないか??。
思惑の塩らぁ麺のリリースを確認してまずは一安心。価格は1100円とまぁ私など庶民としてはかなりお高く感じるんですが、場所柄しかたなしか・・・。数量限定ということでプレミアム感もありましょう。一方の並列メニューの醤油らぁ麺は990円。しかし、醤油と塩のかけらぁ麺は同一価格。塩らぁ麺はチャーシューが追加トッピングされるとのことで差が生まれてますー。
<全体> シンプルかつ強気な価格設定!醤油のしっとり感に対して塩は明るさと霞を感じるスープ感!?
さすがに朝開店直後には先客おらず。現時点ではラーメンストリートの方が認知されてるようですが、改札を出ないで食えるというのは個人的には嬉しい!。この日の一番客として悠々とVIP気分で入店です(笑)。そんな優雅な?雰囲気で配膳が完了!。それはこんな麺顔です!。
おおお!確か醤油同様のデザインとシンプルさだが、やっぱりスープの質感がありありと伝わる迫力!。鶏のすっきり煮出しが感じられ透明感がありあり。そこに魚介が溶けているのか微かに霞むエキス感。そしてやっぱり香味油としての鶏油の薄ら明るいイエローっぷりがいい感じ!ハッキリ言って旨そう。しかしこれだけに収まらず、ところどころ焦がし葱が散らばっているところが、味の華やぎを感じさせます。
また醤油が青葱である一方、塩は白葱がふわっと盛り付けられており、追加の肉が座布団として鎮座。ここが塩バージョンなりのプレミアム感みたいで、心して味合わねばなるまい。葱の多さで肉が初見ではよく分からんが後でじっくり確かめた次第。
<スープ> 香味鶏油のしなやな明るさ!穏やかな地鶏出汁と乾物の溶け込み!焦がし葱の微かな甘味!!
さてスープ。嗚呼・・・品がよい。口に含むとやっぱり最初に感じるのは鶏系の旨味。水鳥系のストレートな鶏油の突き抜けというより、かなり落ち着いた味風景。感覚的には鶏エキスの上澄みをかすめ取ったような、軽やかさと上品さと言ったところか?。さすが、4種の地鶏から抽出ってな拘りも説得力を増します。しかし一方で複雑な旨味も感じる次第で、やっぱり鶏旨味で全てにマウント取るような強引さはありません。
また乾物系も確かに溶けていることでしょう。煮干感はないイメージでしたが、昆布や節系の滋味もありあり。ゆっくりと麺の風味と甘味も溶け出して、旨さのカオスはゆっくりと高まってゆく味風景です。気になるのは、焦がし葱。意外と鶏油よりはおとなしめで、葱の甘味と香ばしさがバリバリ攻めて来るという感覚はなし。意外と下支えに徹してる感じでした。また、分かりにくいが青い柚子皮?カボス?すだち?の皮がトッピングに飾りつけられてましたが、これは私の駄舌には感じ取れず。
<麺> 心の味食品!多加水ストレート細麺!きめ細かく滑らか極まる腰付き!スパスパ歯切れ良く出汁の旨味が浸透加速!一気に啜り切れる快感!
ご存知!心の味食品!。最近東京駅界隈で勢力増してますかな(笑)。前回醤油で食した以上に、今回は麺がスープとの相性の良さを感じたかも!?。一見はとても標準的なストレート麺ですが、風味も甘味も感じるような質感でした。大盛りボタンは今回も確認できず!。
今回は微妙に柔らかめに感じたが、やはり加水は中程度で密度感もほぼ中庸。滑らかな腰つきと、きめ細かい地肌感で汁の浸透は、やはり以前にも増して良いです。汁の纏いと浸透力でスルスルと心地よいライトさで啜り食え、滑らかに口に運び入れるとスパスパとリズミカルで小気味よく切れる。奥歯でクチリと潰せば麺の素地というか、熟成麺らしい香りも感じ取れます。後半はもっと汁が浸透するが決してダレた感じは受けず。浸透し切ってから旨さが本領発揮で出汁を受け取った炭水化物は、噛んだ瞬間に甘みを感じるほどの旨さです。
<チャーシュー> 塩は2種肉!出汁と麺に溶けて崩れるフワフワ豚バラロール!淡麗上品な柏幻霜ポーク!もも吊るし焼!
まずは定番の豚バラ肉ロール。かなり薄めのスライス肉で、上に乗った白ネギを退かせようかすったら千切れそう。やっぱり自重で崩れるほど柔らか。脂がスープ熱に溶けてホロホロ状態で、脂の甘味も増してる様子。タレの旨味も加わって、塩スープの方がチャーシューの脂の味を敏感に楽しめるかもです。出汁の塩気と脂の甘味、そして肉本来の味わいが風味としてよくまとまって旨し!。
一方の吊るし肉は上品この上無しですかね。「柏幻霜ポーク」と言うブランドのモモ肉で、しかも吊るし焼!。ばら肉とは対極的に赤身の旨味を楽しむタイプです。モモ肉のきめ細かい繊維質と柔らかで、淡泊にも感じる味わい。しかし鶏肉とは別物の分厚い滋味すら覚えます。これはスープで泳がして食らうというより、そのままシンプルな肉味を楽しむのが一興かと!。
<メンマ> 個別趣向によるが残念ながらデグレード??崇高材木系から馴染みの短冊系へのシフト
うう・・・以前の醤油では、肉の下にすっぽりと隠れんぼしていたのが材木メンマだったのだが・・・。隠しておくのが勿体ないと思うほどだったんだが、変更されたようです。ま、馴染みある旨さの短冊タイプで歯応えも相応によろしい。悪気はないのだが、前の素晴らしい残像が脳裏にのこってるもので、あしからず。
<味玉にハズレなし!> 出汁が均一に浸透する白身が旨し!熟して濃密なゆるゆる卵黄旨し!かじり付いて舌で味わいつくす!
味玉は別出しで高級感の演出(笑)。小さい専用の器にちょこっと乗せられての配膳。白身の表面がとても質感高くてとってもつるんとしたもの。見るからに出汁の浸透も感じさせますが、ラーメンに集中し過ぎて、丼に投入するのが随分と後半になってしまいました。割ってみましたが、白身が少しハードな弾力だったために、少々力を入れたのですが、卵黄は真逆にゆるゆるな程に柔らかい。
白身は見た目の通り、均一なまでに薄い出汁が深く浸透したようす。噛むと味わいや風味も感じ取れます。一方の卵黄も同様に出汁浸透と、濃厚濃密なコクでマチュアな仕上がり。まるで濃厚ソースを舐めてるような深い味わいです。スープに浸して泳がせてみたが、極端な味変化はないもののシットリとした卵黄の感覚があったかと。嗚呼、やっぱり味玉の旨さは、今回もハズレなし!。
総じまして「喧騒雑踏の駅構内でしみじみ落ち着く崇高塩そば!旅立ち前にさくっと一杯激しくオススメ!」
・・・と言う感動!。さすがに朝イチから混むようなことがない反面、東京駅スタートで仕事やレジャーに出かける際は、ひっそり静かに食えるようです。そして質感高いしね・・・。グランスタ東京はグルメな店が多いようですが、こちらも十分に肩を並べる旨さかと。朝の活力と言うより、楽しい駅ナカグルメという扱いかな?。グランスタ東京攻略に、まずはここを激しくオススメ!。旨し!なので・・・とっとと最後に詠って、いつもの通りに締めたいと思います!。
お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!