行楽日和は拉麺日和?
まさに秋晴れの土曜日!行楽日和!拉麺日和。当然どこの拉麺人気店に行っても混むでしょうと思って、前のめり気味に高尾@荻窪に出向いたら・・・案外空いてた。まぁそれでも30分もしたら満席なんだけど、休日にこんなスロースタートも珍しいです。
とまぁ多少呆気なくこの日の一番客になったわけですが、最近肌寒くなってきたので、一番奥のカウンター席に陣取りましょう。奥だとスマホの電波が入りにくいのが玉に瑕なんだが、細かすぎる指摘です。
<サッポロ赤星> 麦酒好き昭和オヤジの定番アイテム!クラシカルな苦味と仄かな甘味楽しめる定番な味わい!
最近中瓶3本はしんどくなったー。夜の宴会だったら軽くいけるのが不思議なところです。つーか、飲みながらしっかり食うし、飲んだ後もガッツリ拉麺食らうから当たり前か(汗)。とにかく土曜日の昼からサッポロ赤星を楽しむのが私の今の生きがいでございます。
あゝやっぱり落ち着く。クラシカルな苦味と仄かな甘味楽しめる定番な味わい!麦酒好き昭和オヤジの定番アイテムって感じですよ!。苦味は図太いがキリンラガーや、スーパードライにはない優しさがある気がしてる。後口に仄かに広がる甘味も好み。そしてラベルも懐古的で馴染み深いしね。今回は2本で勘弁しといてやろう。
<まかないチャーシュー> 焼豚の外側カリカリ部分削ぎ落としの集合体!葱とモヤシに辣油絡めて絶品也!
ありそでなさそな焼豚皿。定番のチャーシューより100円お安いのもお気に入り。簡単に説明すると、チャーシューの外側カリカリ部分を、肉整形の際に削ぎ落としたもの。それを集めてぶつ切りにした感じです。なのでタレが一番染みてて味わい深いし、また微妙にフレーク状にも感じるスカスカっとした感覚と、カリカリとした食感が印象的。
そこに辣油を垂らし、葱とモヤシに絡めて食らうのが、個人的には絶品です。確か昨年末は、お正月用に切り落としとして別購入したっけか。家族にも親戚にも好評です。
<メンマわかめ皿> 温もりのメンマ皿にフレッシュわかめを投入!シンプルな若竹煮的な小さな宇宙が成立!
メニューにない一品ですが、単にレギュラーのメンマ皿に、拉麺トッピングのわかめを乗せてもらっただけです。この単純さが若竹煮的な感覚で小皿に旨さの小さな宇宙が成立したかのように感じてしまう。
こちらのメンマは温もりあって出来栄えとしても格別。オーディナリーな短冊タイプで薄味かつフニャコリッとした歯応えがほっこり感じます。そこに拉麺の醤油タレがほどほど染みて旨い。そしてワカメも見逃せない。質感が良いのです。とてもフレッシュな感じで、肉厚とすら感じるもの。そのままでも旨い。今回はいつもよりサービスしてくれたのか多めな盛りで感謝ですー。
<全体> とっても素朴な具材の集まりなのにとても華やか!生卵と青菜で色彩感豊かな麺顔迫力!
今回は、油そば。これもメニューにない一品ですが、人気あり常連からよく注文されてます。確か+50円で対応してくれる記憶。ただデフォルトだとシンプル過ぎるので、青菜・板海苔・生卵と追加させていただきました。基本のらーめんがワンコイン500円なので、色々と追加でのせても気楽。
やっぱり生卵と青菜の色彩が映えるね。半熟卵や固茹で卵もあるんだけど、やっぱり油そばには生卵派です。艶かしさと卵黄の派手な色彩。そしてお浸し感覚の青菜(ほうれん草)の鮮やかさが対比的で全体をヴィヴィッドに輝かせます。奥に凛々しく板海苔が聳えるのも立体的な構図を強調しているようで、なかなか表現力豊かな麺顔と仕上がってます。
<具材1> なると、チャーシュー、もやし、葱・・・まずは定番馴染みの具材をほっこり味わい楽しむ
ない気ない定番具材の3兄弟。意識せずとも箸が勝手にそれらに向かいます。意外となるとが分厚めカットでちょっと嬉しい。またチャーシューは、ハーフサイズで昔ながらのバラ肉スライス。小さな肉片だがとても楽しめるシンプルな味わいで、次回あたりは久しぶりにチャーシューメンかチャーシュー皿で存分にまとめて食らいつきたい気分。
そしてもやし。これ茹でじゃなく鍋の空炒めなのが特徴で、出自由来の製法。クタった感覚の中に仄かなもやしらしい甘味が残るようです。油そばなら欠かせないアイテム。
刻みネギの多さが嬉しい。開店前のご修行時代から実は馴染みで、私がネギ大好きネギ星人なのをちゃんと分かっておられるのか・・・いつもいつもネギ多めなサービスをいつも感謝しています。
<具材2> クロロフィルの緑鮮烈お浸し感覚青菜!弾力的白身と新鮮卵黄の艶かしさが演出的!
最近の物価高騰。家系や長岡系でもほうれん草から小松菜系にシフトしてる店が多い中、+100円でしっかりほうれん草を提供してくれるのが意外と貴重と感じます。色合い鮮やか!光合成を連想させるクロロフィルの緑色彩が鮮烈に弾けるようです。しかも立派なお浸し感覚な質感で、単品でも十分そのまま楽しめる。たまにこの青菜だけ小皿にしてもらって、麦酒のつまみで食ってます。
生卵がまた良いね。どこそこの高級ブランドってのも実はとても大好きなんだけど、ふつうにそんなブランドアピール感なくとも質感ありなむかと。その白身のブルっとした盛り上がりが鮮度を感じます。そして卵黄はつまんでも割れにくいところを確認して・・・さぁ、崩して全体に絡めていこうかと!。まずはもやしから。そして麺へと。
<麺> 素朴で独特なる茶褐色!素地の風味強さと甘味!タレ吸って旨味!卵黄絡んでコク深し!
茹で前は灰褐色なようでも茹で上がると茶褐色に感じる色合いです。よく蕎麦のようと例えますが、やっぱり小麦粉らしい素地の風味と甘味を感じ、独特に主張を感じる麺でしょうか。汁系では出汁を吸い込みやすいので、緩やかさも感じますが、油そばだと麺のそんな個性・風味がダイレクトに伝わるようです。そして濃ゆめタレを吸って旨味分厚いって展開。
やっぱり卵黄と絡む麺ってのは美しいねー。艶っぽさと儚さすら覚えます。また少し濃ゆめのタレを吸い込んだ麺が、卵黄に絡むとマイルドになりつつ、コク深さを爆上げするような感覚。
こうなったらもう、薬味や具材を、卵黄絡んだ麺にさらに絡めまくって爆食続行ですぞ。特にネギと板海苔を絡めて食らう瞬間が最高かと!
<味変> 油そばなら辣油と酢は鉄板アイテム!武蔵野系に変化させつつ更にブラべでキメ!
油そば食ってて、目の前のテーブルセットに辣油と酢があれば、絶対に無視できないっす。このパターン・・・武蔵野系油そばの鉄板ルーティーンなのだがやっぱりやるしかない。似た味わいになってしまうんだが、やっぱり旨いわ。
そして今回は珍しく更にブラックペッパーもふってみました。これもよくやる手ですね。辣油は辛さのほかに胡麻油系のコク深さを高める一面がある一方、ブラックペッパーは、香りと刺激と塩気を運んでくれるので、一気に食欲再点火でございます。
<スープ割> ベースの出汁を足してもらって温もりでほっこり!そして店本来の味わいを知る!
丼をカウンターの高台に置いてコール。するとスープ掬った雪平鍋からダイレクトにゆっくりと注がれます。ストップするタイミングはこっちが示すというシステム。単にスープ割と言っても、色々スタイルや方式ある中で、これが一番自由度があって良いかもと思ってます。
あゝ・・・やっぱり汁を足すと元通りというか、汁系、基本の拉麺の味を知るって感じ。汁なしで奔放に遊びまくったあと、元さやというか、実家に戻ったような安心感与える旨さです。野菜や昆布の旨みがこんなにあったと改めて知る思いでしょうか。この感覚なら、麺を全部食べ切らないタイミングでスープ割りをした方が、本当の拉麺に戻って来れる気がして、倍楽しめるかもしれませんね。次の機会にやってみます。
総じまして「開店以来あっという間に祝3周年!すでに地元密着人気店!益々期待のエール!」
・・・という感動の嵐!。時が経つのはほんとに早いなー。既に地元密着だし荻窪駅南口では一番の拉麺人気店。有名YouTuberも数回訪問したりだし存在感は確立したって感じです。シンプルなメニュー展開で地道に頑張ってるのがいいね。今後も常連ぶって我儘注文を重ねてしまうと思うがあしからずです。激しくオススメ!旨し!なので・・・ととっと最後に詠って、いつものように締めたいと思います。
お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!