シンプルに旨くて安くてボリューミーなのだ!
本当にこのご時世にありがたい。東京・中野駅徒歩圏にありデフォで750円と言う設定。それでいて安っぽくない。しかもボリューミーで、焼豚ケチらず。おまけにサービスライスまで無料で付くよ(お代わりあり)。更にスタフの対応も心地よい。まさに、シンプルに旨くて安くてボリューミーなのだ!。東京では「ちゃん系」として流行のように広がった感が一時期あったけど、今ではすっかり定着感すら覚えます。この系統、店によっては朝ラーもあったりするから、個人的には無敵とすら感じるかも。
今回は、9月上旬のクソ暑い中、急遽午後職場に出向くことになり、気合入れに食させていただきました。腹にエネルギー貯めて、午後から仕事にパワー発散っす!。
<全体> デフォでも肉の盛上がりがナイス!塩変更の出汁が艶やかな透明感!ゆで卵の存在が長閑さ醸し出す
もうあちこちで「ちゃん系」を食らっているので分かり切っているとは言え、やっぱりデフォルトでもこの肉迫力は秀逸!。このご時世でこの質感とボリュームで、一千円札で十分にお釣りがくるとは嬉しい限り。
また出汁は、野趣に感じられるようで柔らかさが、感じ方によっては艶やかさもありあり。実にスープとの相性も良さそうです。そしてスープ。定番なら醤油ブラウンと言いたい所だが今回は「塩変更」。その透明度がかなりのもので、沈んだ麺のフォルムが完全に透けて見えます。嗚呼・・・素朴さと穏やかさが溢れまくり!優しさすら感じるオーラの垂れ流し状態です。
<出汁> あっさりとしつつもエッジも効かす塩気!すっきり感と豊さが広がる芳醇豚エキス!
「塩変更」は無料です。ひと口啜ると、おお!これは当たりの旨さだといきなり確信!。その優しい味わいに思わずニヤっと微笑んでしまいます。豚の柔らかいエキスが口の中に広がり、塩気よりも甘味先行で染み渡るような印象。初めて属するのに懐かしさすら覚える素朴な旨さ!。
清湯と言う柔らかい動物感に、豚の丁寧な処理も感じられ、塩ダレの優しいエッジングがドンピシャでございます。ニンニクを入れるのがオススメです。この系統ならあっさりと行きたい所だが、あえて申し上げたい。刻みニンニクを放り込むと、優しさにチリリとパンチが効いた風合いに変貌し、思わずライスを欲してしまいそうになってしまいます。
<麺> 弾みは低めでスパスパクチクチな歯応え!スベリは超ツルツルで快感!多加水ストレート中太麺!
とてもツルツルした地肌なので口当たりから喉越しに至るまですごく滑らか!。少しスリムなストレート多加水中太麺です。素朴さを感じさせます。汁をじわじわと吸い込み易いようで、そのスベリの良さは抜群。またすすった後の喉越し時のシルエットも感じやすいです。
またモチモチと明るく弾むようでもなく、少し引き締まりも残っている様子。前歯でスパスパと小気味よく千切れやすく、奥歯ではクチクチと潰れやすく、その際に麺の甘味と出汁の旨味が一体化した味わいがすごくいい感じ!。終盤になると出汁を吸い込みまくってしなやか極まり味わい深し。そして残った具材を絡めとりながら食らうのが楽しくてなりません。メンマやネギ、そして崩れたチャーシューのカケラなどを、回収するように麺で掬い上げながら食らい尽くす!。
<チャーシュー> ふかふかな食感でスープを吸いまくる旨さ!ぶつ切り大胆カットの豚バラ豚肩ロース!
スープをバクバク吸い込みまくり。まさしく肉のスポンジ状態で、下味とスープの味がマッチするので更に柔らかい旨さ!断面のしっとり感があるし、手切りの後が断面に伺えます。とてもソフトな歯応えで、薄味とは言え円やかな下味が絶妙。肩ロースの赤身が多めって言う感覚で、赤身の旨さと脂身の甘さが、スープの旨味で更に高まってます。
<ゆで卵> 出汁に濡れてじわじわ浸り崩れる固茹で卵黄!溶けて優しい出汁旨さ!
食券を渡す際にスライスにしてくれと伝えましたが、半分カットでご勘弁をとのこと。さてその固ゆで卵黄が出汁に合うのだ。スープを吸い込んだ固茹で卵黄が崩れそうになり、細かい部分がスープに溶け出すところが旨い!。塩清湯系だと少し濁るように思えるが、むしろ卵黄の鮮やかな黄色が溶け込むようで、黄色の色合いがググッと映えるようです。
あゝ崩れた卵黄や白身は、麺に絡まるのもなかなか旨さとしてはアクセント!。溶けた卵黄はそのまま出汁をマイルドに仕上げるのも秀逸な旨さ。
<他具材>色濃いメンマのコリコリ感!全体にマッチするノスタルジーな展開!
実にノスタルジックなメンマ。スリムで長いコリコリ歯応えのタイプ。これは麺が柔らかめなために、コロコリ食感が際立つので、麺と絡めると楽しさを発揮します。
<味変> 味濃ゆめでも溶かすぜ!刻みニンニクと一味唐辛子!味わいに切れが増す旨さ!
今回もシャープなキレとコクを生んでくれます。やはりニンニクは味変化アイテムの王者か!。旨さのアクセラレート!。味が更に濃ゆくなってバランス崩すかと心配したけど、逆にそれで肉が旨く感じると言うことでラッキーです。
一味は余計かと思ったが、流れで投入。これも清湯とは合う展開で、確かに辛さは増すが、塩気を増すのとは違うので、これはこれでナイスな味変化!。実は後から知ったのだが、味薄めってオーダーもできるみたい。味薄めならこれらの味変化はもっと生きるかもしれません。
<無料ライス> 世間は米不足なのに粗利削って感動増やす!?フツーに旨い白飯おかわりOK!
ひゃっほー!これが旨い!。すでに腹パン寸前?という状態でも白飯が旨い!。そこに残った具材やら出汁をかけて食らうと、旨すぎて意識が飛びそう。デフォの中華そば1杯もかなりの作り込みでボリュームある満足感。更に上出来ライスのお代わりOKサービスかよ!
総じまして「コスパ感覚ハンパなし!仕上がり良く質感高く満足度高し!見つけたら食うべし!」
・・・と言う感動の嵐!。心のどこか少しばかり「ちゃん系」って一時ブームな感じがしてたんですが、いやいやこの質感とこの価格設定とサービス内容なら無敵なんじゃないかなとすら感じる。また過去のこの店の実食履歴を見てみたらなぜか塩変更ばかり。次回は王道の醤油で臨みたいと思います。「ちゃん系」決して侮れず!絶対激しくオススメ!旨し!なので・・・とっとと最後に詠って、いつものように締めたいと思います!。
お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!