個人的に今頃少し気になり出してる「ちゃん系」に突撃!
池袋でハマり、高円寺で確信し、それ以来気になってる「ちゃん系」ラーメン。なかなか都心へ出向く機会も減り、他の店へと行く機会がなかったのだが、手頃に近い新宿エリアを見逃しておりました。今回、中途半端な時間帯に登板出勤と相なった平日昼飯に利用。まぁ、割と早めにワクチン接種できたものの、ブレークスルー感染ってな言葉も最近で始めたから、リスク対応はこれまで通り。新宿の繁華街は避けたかったのだが・・・行ってみるとガラガラでした:汗。そんな訳で、ワンオペでも十分仕切れるご様子。新宿でも飲食業厳しい様子がありありですね。店長一人でフル回転!。
<全体> 誰にとっても懐かしさを感じさせる・・・ほっこり麺顔!しかも肉麺共にボリューミー!
このブランド、並でも麺量と肉量が相当であることは既に承知済。デフォルトのもり中華とする予定だったが、茹で卵のスライスは絶対に入れたいと考えて茹で卵を追加。茹で卵スライスは、デフォルトで入ってるのを失念してしまってたようで、茹で卵が2個入りとなったのがこの麺顔です。
つけ汁も溢れんばかりになみなみと注がれてる。塩系清湯に胡椒が散っててこれまたそそる出汁感覚です。肉は下にも重なっており相当量であるのが嬉しい一方で、もやしやメンマも結構投入されているのがナイス!。そして麺は素朴そうで馴染み深い多加水系。すんなり盛られてるようで250gはありましょうか。オッサンの昼飯としては結構ボリューミーですよ。全部食らうと午後からのZoom会議で眠たくなるかもしれませんが・・・昔から食べ物残すと、親から怒られてきたから食うしかないよね。
<つけダレ> 塩豚旨コクの濃ゆさがいい塩梅!詰め込む肉と浸る輪切り茹で卵が出汁にも作用して旨さ円やか!
さて「ちゃん系」って同じ味系統とは言え、店によって塩気の強さなどに敢えて差が付けられてるような印象。割と塩っぱい系が印象的ですが、いざ味わうと・・・実にこれがいい塩梅!。塩気多少強めだとは言え、ゴクゴクと飲み干したくなるレベルで豚のコクとよくマッチしてます。豚肉豚骨の煮出しも効いてるが、香味油がしっかりしており、これは何となく高級ラード感すら覚えてしまうじゃないか・・・。大衆的な味わいに円やかさと凛々しさも染みるようなイメージかも?。
豚肉と香味油のコクが深いが、何気にブラックペッパーが効いているのがいいね。さらに他の具材の汁気も混じる上に、茹で卵の固茹で卵黄が微妙に崩れてタレに溶けるのもいい作用をしている感覚。これに気を良くして、少し味変化で「一味唐辛子」を入れてみるのもオススメです。この後仕事がなかったらニンニクも試したいところですが、ちょうどブレスケア切らしてたもので・・・泣。しかし豚の塩気に一味が実に合うのでこれは激しくオススメです!。
<麺> 多加水系平型麺!しっとり地肌が出汁に貼り付き絡みつく!ストレス解す優しい甘味としなやかな滑り!
なかなか侮れない旨さじゃないか。別に安っぽく感じてた訳じゃないけど、出汁が抜けやすくツルツルするあっさりタイプかと思ってたら、意外なほど出汁が貼り付く。水切りがしっかりしてるせいか?別に乾いた感覚でもないのだが、汁に濡れただけでしっかり出汁を絡み付けるようです。なので実に出汁の味と一体化した味わいが強くて、想像を超えた旨さだったかも。
また、卵黄が外れた白身や、メンマやもやしも絡まりやすく、昼飯としてガッツリ食える楽しさを提供ですよ。また性懲りもなく肉を巻きつけても当然旨い。どうせなら茹で卵追加じゃなくて海苔追加で麺を巻きつけて食いたかったかと。
<チャーシュー> 解れる煮豚肩ロース!量感たっぷりで崩れて出汁を吸い込む!脂の甘味を溶かす展開!
この系列に来ると毎回思うのが、チャーシュー麺に意味があるのか?と言うこと。デフォルトで十分な肉量で、フツーにチャーシュー麺として楽しめるところが痛快です。いかにも塩煮豚って感覚ですが、正確には塩ダレをガッツリ吸い込んだ煮豚。脂身は余分なところが抜けて透明感ある乳白色に仕上がってます。赤身はすぐに解れて崩れるような柔らかさで、こちらもスポンジのように出汁を吸い込んでる。なので噛み締めると肉味と脂甘味と出汁味が、一体化して口の中で溢れ出すのです。それが分かっていても、これまた痛快!。デフォルトの価格設定は高めに感じるかもですが、食えば値頃感って感じですな。
<茹で卵> 出汁に濡れてじわじわ浸り崩れる固茹で卵黄!溶けて優しい出汁旨さ!
計算違いで味玉2つ。坂東英二じゃあるまいし(分かる人少ない?)。さてスライス茹で卵のアイデアはナイスですね。他に思いつくのは久留米系豚骨拉麺ですが、それと同様に、スープを吸い込んだ固茹で卵黄が崩れそうになり、細かい部分がスープに溶け出すところが旨い!。塩清湯系だと少し濁るように思えるが、むしろ卵黄の鮮やかな黄色が溶け込むようで、黄色の色合いがググッと映えるようです。溶けた卵黄はそのまま出汁をマイルドに仕上げるのも秀逸な旨さ。そして崩れた卵黄や白身は、麺に絡まるのもなかなか旨さとしてはアクセントです。
さて・・・もう片方のホールの茹で卵だが・・・割って沈めて食らうしかありませんね。そのままじゃ下味ついてないのもあるが、中が冷たいもので。今更思うが、配膳時に「輪切りにしてくれ」とお願いするべきでありました。よくよく券売機を後でチェックしたら「茹で卵スライス」という別のボタンが同価格であるじゃないか・・・完全に見落としてた。結構この茹で卵追加で腹が膨れた感じに追い討ちかけたかも。
<他具材> 麺に絡んで楽しい細切りメンマ&茹でもやし!優しい歯応えに下味染みて旨し!
言及するほどでもなかったのだが、やはりモヤシとメンマがふんだんに入っていたのもポイントです。ちょっぴり湯麺気分にもさせてくれる部分が、全体として全く飽きずに食えたのかと!。メンマ追加ボタンがあるので、少しおススメかもしれません。
総じまして「初対面でもなぜか懐かしい?ほのぼの&ガッツリ!素朴な豪快つけそば!」
・・・と言う感動の嵐!。以前どこかで食った気がするようで、思いつかない不思議なもり中華。飛び抜けた旨さと言うより、馴染みの安心感で楽しませてくれるような旨さ!。しかもボリューミーなのでオヤジ以外、若い方々にも存分に楽しめる一杯かと!新宿は旨いの多い激戦エリアだけど、こちらもおススメかと!旨し!なので・・・とっとと最後に歌って、いつものように締めたいと思います!。
お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!
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