ラーメン食べて詠います

ご訪問いただきありがとうございます。仕事の合間や、休日余暇を利用してラーメン探訪をつづけております。ラーメン食べて感じる、小さな喜びやストレス解放を、最後に詠って締めくくりますー。

【今週のラーメン4621】 雲呑麺のお店 おんわ (埼玉・所沢) 雲呑麺 醤油 ミニミニ魯肉飯セット 〜ハンドメイド感ありあり!一方で大陸中華な旨さの片鱗!さすが専門!本格派雲呑麺!

以前からとても気になってる雲呑麺を狙ってみた
 とある休日。ちょっと知人に手渡す用事があり東村山へ。このご時世だから、ちょっと軽く昼酒でも!ってなわけにもいかず、早々に退散しますが・・・各駅停車1駅3分移動したら、そこは埼玉・所沢。このエリア一帯の訪問が宿題となったまま放置してしまってる店に向かいましょう!と言うことで、今回は「雲呑麺の店 おんわ」さんへ初訪問。
 

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 それにしても、昨今はお酒の提供は目の敵のような扱いですな。ワクチン接種終わってもねぇ〜事態は変わらず。入店して券売機を確認すると、やっぱりアルコール類は全部販売中止。特にビール意外に「紹興酒ハイボール」などとても興味深いのももちろん販売中止!。まぁ・・・仕方ないわね。気持ち切り替えて行きましょう!。どうせ飲めないならサイドメニューのセットを追加!。そんな流れで「雲呑麺 醤油 ミニミニ魯肉飯セット」と対峙いたします。
 

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<全体> これまで出会った雲呑麺の中で一番濃ゆい醤油感!手作り雲呑の大粒感がお見事!ワクワク感が止まらない!

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 実は仕方なく仕事上での県越境は何度かあるが、埼玉で食らうのは実に8ケ月ぶりなんだよねぇー。その間、すっかり埼玉では麺活としては宿題店をためてしまった・・・。今回はそんな一つをやっとクリア。それがこの麺顔です。
 

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 おおお!食べログラーメンデータベースで事前に知ってたとは言え、実物はワンタンメンと言うより、ブラック系ラーメンに近いではないか!。これまでそれなりにワンタンメンは相当な数を食らってると自負してるものの、一番出汁が黒いワンタンメンではなかろうか?。みるみるウチに、乳白色の雲呑の皮が醤油ブラウンに染まってゆくかのようです。あまりの黒さにもしもここに辣油を垂らしたりなんかしても違和感なさそう。それに雲呑がお見事!実に大粒で食べ応えありそうなのが4つも堂々と投入。茹でて固まるような感じはなくどこか全体がふわっとした風貌もあって、優しそうです。針生姜の色合いが妙に凛々しく思え、妄想感の見た目だけなら長岡系雲呑麺ってな風貌のようですな。
 

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<スープ> 意外に本格中華の余韻!たまり系濃口醤油に大陸系スパイス&醤が滲む!甘味にも感じる旨味!

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 だいたい醤油系なら味は見た目で想像できそうなもの。ましては今年の5月全般はブラック系ラーメンを狂ったように食らい続けたばかりなので、頭の中での情報整理はまだ万全です。・・・と言いたかったところだが、予想を大きく気持ちよく外してくれた!。これは確かに日式拉麺フォーマットなのですが、味わいは大陸系中華のニュアンスをしっかり伝えるじゃありませんか!。結構本格中華を連想させる味わいだったので正直言って、一口めから驚きが隠せませんでしたー。
 

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 スパイス感が拉麺専門店としては独特。これは大陸系スパイスの中でも割と馴染みある・・・と言えば「八角」ですね。別名クローヴ。同じ素材でもそのスパイス感は中華とカレーでは大きく伝わり方が違うね。この場合、悪気はないのを前提に例えると、どこかクスリっぽいスパイス感で、個人的にはかなり好き。それが醤油のカエシの輪郭にしっかり結びつくと、出汁にも感じて味わいを複雑肉厚にさせるようです。
 

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 そしてこの色合い!。ブラック系なら必須アイテム「たまり醤油」でしょうか?。色合いの割には円やかで軽やかなのが特徴でもあり印象的でもあります。ただ風合いがやっぱりユニークで、何か秘密があるようす。すっかり妄想に入ってしまいますが、本場中国か台湾の大豆醤油を使っているのか?。はたまた券売機にあったXO醤にも似た「醤(ジャン)」が微妙に足されているのか?。辛さにも少し特性が有るように感じたので、豆板醤が溶けているのか??。そして塩気の中にちょっと独特の甘味が滲むような味わいなので、頭の中で空想してしまいましたー。
 
 

 

 
 
<薬味> 針生姜!醤油の濃ゆさと八角系の香りを受け止めて清涼っぽく変換する風味のマジック

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 黒さと香りですっかりパニックに陥ったように魅了されてしまいましたが、ベースの鶏煮出しや、乾物の溶け込みもバランスよく見事で、とても落ち着きのある旨さでした。しかし、それだけじゃまだ終わらないというか、「針生姜」がいい仕事を見せつけます。言うなれば、生姜特有の清涼感が、醤油の濃ゆさと八角系の香りを受け止めるって感覚。どこか爽やかに旨味を変換するようにも感じられ、旨さや風味のマジックってなイメージです。うん、これが有ると無しではかなり違うだろうね!。
 

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<麺> クツクツ食感!熱ダレに強くやや平型!卵麺イメージでやや黄色い発色!醤油に濡れて飴色地肌が旨そう!

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 実は麺がフツーに見えるようでも「絵になる」と感じてます。形状はやや平型。ストレートさがキッパリ出てる中細ストレートって感覚。加水は艶っぽさから微妙に多めな感覚で、熱ダレに強そうでプツプツクツクツと小気味よく千切れるようです。
 

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 見栄えからも分かるように、やや全体的には黄色みがかっており、それが練り水の化学反応のようでもあり、また卵麺の風合いにも感じます。これが濃ゆい出汁を少しづつ吸い込み始めると、麺全体が飴色に光り輝くよう!。実際、出汁の旨味と麺の素地の旨味が一体化してとても楽しめる味わいに昇華しとります。特に針生姜を少し絡ませて来ると、清涼さが強めに伝わるのが実に美味!。麺の大盛ボタンも押しておくべきだった・・・どうせ麦酒飲めないのだったら余計にそう!。
 

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<雲呑> 注文受けてから餡を手包み!剥き身海老のプリっと食感鮮やか!醤油出汁をバクバク吸い込み旨さ本格的!

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 注文を受けてから、餡を皮で包み込むようです。確かに雲呑ウリな雰囲気ありありで、茹でる釜も麺とは別で茹でる湯の入れ替えも頻繁なご様子。こりゃ本当に酒が飲めるタイミングでもう一度来たくなってしまいましたわ。
 

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 さて注目の雲呑ですが・・・かなり絶品かと!。一口に雲呑と言っても、ほとんど帯びのような皮を食わすものから、肉餡が多くシウマイのようにしっかりくわせるのもやら、その形に至るまで色々。こちらの特徴は「全体的に大粒でしかもふわふわ」ってなことでしょうか?。海老雲呑タイプで、剥き身のプリッとした食感が実に楽しいですが、皮と肉餡に程よい柔らかさがあってエアリーな食感が見事と感じます。
 

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 へへへ・・・やっぱり漆黒の醤油スープが雲呑にも浸透し始める。皮が段々と褐色に似た飴色に染まりつつ、それを味わうと出汁感が染みてまた旨い。海老と挽肉の旨味にもこの醤油感が妙にマッチしており、いくらでもいつまでも食べ続けていたいと感じるほど!。これは別皿で雲呑追加することを激しくオススメいたします!。
 

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<肉> ふわっと中華風角煮を想像させる豚バラ肉!出汁に浸して旨し!

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 雲呑が大胆である一方で、肉は少し可愛いサイズ感。チャーシューと言っていいのかちょっと決めかねるかな?。素材は豚バラ肉。いわゆる三枚肉ってな感覚ですが、仕上がり・味付けは、拉麺店のそれではなくて、本格中華の角煮を彷彿とさせるもの。味付けの醤油ダレにも八角が滲んでいると思われ、またとても柔らかいので角煮を連想してしまった・・・。確かに旨い!だからもう少しくれ・・・と正直言うと感じてしまった。
 

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<〆飯> 魯肉飯!細かく刻んだとろとろ豚肉!八角香る甘辛味がたまらんわ!スープも足されて一気に完食!

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 何て読むのかすぐに思い出せないのは歳のせいか?。「ルーローハン」ですね。お茶碗一杯のミニサイズ。イメージは豚の旨煮を細かく刻んで、白飯に乗せたようなもの。またそこに雲呑麺の醤油スープを予め垂らしてから配膳するようで、少し湿り気が多いです。
 

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 これがまた旨いんだな!。細かく刻んだとろとろ豚肉!八角香って更に複雑な甘辛味がたまらんわ!これ単品でも食いたいって客いるはず。+120円でセットにできるならかなりお得かと!
 

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総じまして「ハンドメイド感ありあり!一方で大陸中華な旨さの片鱗!さすが専門!本格派雲呑麺!」

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 ・・・と言う感動の嵐!。この時節飲めなかったが、改めて券売機ボタンを眺めると、おつまみ系ボタンに本格中華の手練れ感もありあり。西武所沢駅からとても近いので、サクッと寄れるのもいいです。ちょっとフツーじゃない雲呑麺ならこちら!激しくオススメ!旨し!なので・・・とっとと最後に詠って、いつものように締めたいと思います!。
 
 

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 お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!
 

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