ラーメン食べて詠います

ご訪問いただきありがとうございます。仕事の合間や、休日余暇を利用してラーメン探訪をつづけております。ラーメン食べて感じる、小さな喜びやストレス解放を、最後に詠って締めくくりますー。

【今週のラーメン5114】中華そば 心(東京・多磨霊園)特製中華そば 醤油 〜目で味わえる美しさ!舌で感じる芳醇さ!職人芸極まる崇高中華そば!

目でも味わえる一杯!

 
 とある雨の平日。しかも寒い・・・と言うより冷たい。腹が減って昼飯にラーメンを食いに出歩くのも億劫に思われ、いっそのことクルマでサクッと訪問してしまおう!。そんな流れで、多磨霊園駅界隈へ。「中華そば 心」さんへとやってまいりました。ただ、以前あった店の裏手にある駐車場(1台)は使用不可となっておりますのでご注意を。付近にコインPあるのでそちらへどうぞ。
 

 
 ここもすっかり人気店の仲間入りなので並ぶかも?と思って来たものの、月曜の冷たい雨だったせいか、ピークタイムの割にはすんなりと着席。ただその数分後、小集団客やらで一気に満席&並び状態。超ラッキー。
 

 
 
 
<全体> 琥珀色に澄み切ったスープに整う麺線!まさに目で味わう!麺顔の美しさが凌駕し旨さ確信!

 
 お?少し来ないうちに少し具の盛り付け変わったね?。それでも相変わらず全体の美しさには、どこか研ぎ澄まされた感覚がありつつ、一方でしなやかさを表すようで、緊張と緩和を覚えるようです。
 

 
 清らかで澄み切った琥珀色のスープは実に深みを感じるいい面構え。そして表層を漂う香味油が漂う。透き通って見える麺線は、今日も美しく整ったローリングをしており、具材の下で泳ぐように感じられます。やっぱりどこか割烹気質を感じてしまうー。出汁の中で、枯山水の箱庭が潜んでいる・・・そんな不思議な感覚になります。
 

 
 
 
<スープ> 淡麗にして円やかさあるなま醤油ダレ!鶏エキスと魚介乾物!そして優しく野菜が滲む出汁感覚!

 
 ここは「白醤油」を選ぶ客が多く、自分もここでの食履歴はそうなのだけど、おいおい・・・醤油が美味いぜ!。たまには違うのを選んだだけだっが、それが大正解。カエシが実に円やかで、なんとなく「なま醤油」を感じるほど味わいのある醤油感覚。見た目は淡麗系醤油なのだが、味わいはとても明るく円やかと言えましょう。もちろん尖りが一切なくて、ナチュラルな酵母感!。
 

 
 そして動物感が深いのにライト系でスルスルゴクゴクと思わず飲み干してしまう。すっきりした鶏ガラ煮出しと言いたいが、コクの厚さが印象的で、ひょっとしたらモミジが溶けてるのかも知れません。しかし蕩実がないのでそれは妄想なのかも???。
 

 
 そして何と言っても落ち着く味わい。それはやっぱり魚介の溶け出し!?。甘味がナチュラルに感じるのはそれだと思っており、節だけでなく乾物系でも昆布は当然、甘味にはもしかして椎茸なんかもあるかなど妄想が止まりませんが、野菜の溶け出しもあるようなナチュラルでほっこりする出汁感!。
 

 
 
 
<麺> トレート細麺が一糸乱れず整然とした面持ち!出汁を吸っても風味と甘味を楽しめる旨さ!

 
「麺釜で泳がし茹で」であり、平ざる切り。本格的な拉麺職人って感覚!?(割烹出のお店だけど)。さてその麺は、ストレートさとスリムさが強調されたフォルム。地肌は白く、粉の風合いを素直に感じる逸品です。序盤ではフワッと素地の風味を感じ、中盤以降は、出汁の旨味と麺の糖化した部分の一体感と昇華したような旨味がナイスです!。
 

 
 麺が揃ってるから、スープの持ち上げがいいのが印象的で、この点もスープとの一体感を高めるポイント。やっぱり汁を吸い込んでなんぼの旨さ!。へへへ・・・性懲りも無くチャーシューと絡めて一緒に食うのが好きな私。今回も無意識にそうさせていただきました。
 

 
 
 
<チャーシュー> スパイスとハーブが効いた鶏胸肉!滋味深く肉本来の味を楽しませる豚ロース肉!

 
 しばらく来ないうちに、また少し肉が変化した様子です。私の記憶では豚は肩ロースだったはず。ロースに変わってました。これが何とも表現し難い、ほのかにスパイス効いた下味と、周囲のローストから感じる香ばしさがナイス!。それが肉本来の味わいを醸し出す赤身に混じって実に美味いじゃないか!。出汁をスポンジのように吸い込むところも、また旨さを演出しております。醤油と鶏の雰囲気が豚肉に染み入るとこれまた美味いのだった!。
 

 
 そして鶏胸肉。和風な出汁に浸りつつ、ほんのりと洋風が効いてます。スパイス感がいい感じで染みており、淡白な胸肉が旨味で色合いを感じるほど。またハーブも少し関わっているのか、旨味に清涼感もプラスされすごく旨いじゃないか!。和風の出汁を吸い込んでも個性は変わらず。むしろ少し味わいのカオスが増して別の旨さに発展するかも。
 

 

 
<メンマ> 小ぶりの材木メンマ!繊維質きめ細かく歯切れよし!薄味仕立てで味わい上品!

 
 細部までこだわるお店ですから、当然メンマも上出来です。サイズ的には少し小ぶりだが、材木タイプで歯切れを楽しませます。繊維の方向に垂直に前歯を立て、齧りつきますがあっけなく裂けて、奥歯へ運ぶと解けるようにやわらかし!。素材の風味も感じるほど、薄味仕立てで上品な味わいです。これなら、日本酒なんかも置いて欲しいなと思うのですがー。
 

 
 
 
<味玉> 和風出汁の旨みを浸透!玉子本来の味は残し柔らかく濃密旨味を放つ!

 
 割ってみると白身の断面の浸透が均一。味付けの浸し出汁は淡い系統です。白身だけでもしっかり風味感で楽しめる仕上がりで、薄い乳白色。淡い出汁で比較的長い時間浸ってたようです。
 

 
 うへへ・・・卵黄はトロトロ!そしてネットリ!。しかし周囲はスカっとした部分の3層構成です。味わいはフレッシュさを残しており、玉子本来の味わいもしっかり感じさせ出汁の浸透した旨味も感じさせます。もちろん全体的に柔らかく仕上がっており、全体とのマッチ度も高し!。
 

 
 
 
総じまして「目で味わえる美しさ!舌で感じる芳醇さ!職人芸極まる崇高中華そば!」

 
 ・・・という感動の嵐!。開店当初とは見違える麺顔の素晴らしさ!そして探究心すら感じる凛とした完成度!。まず初訪問なら白醤油を勧めると言ってきたけど、実は醤油も双璧!。そして実はサイドメニューの「肉ご飯」も素晴らしい!。目立たぬ駅にとてつもなく美味い拉麺!激しくオススメ!旨し!なので・・・とっとと最後に詠って、いつものように締めたいと思います!。
 
 

 
 
お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!

 

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