ピロピロ麺をビシビシ大蒜効かせて食らう!
とある週末。コロナ新規感染拡大やら、大雨警報やらで何てこったい・・・と思いつつ自宅で過ごしておりましたが、雨上がりを狙って遅い昼飯です。冷しラーメンが漸くリリースと知ってそれ狙いだったのですが・・・急に肌寒いほど最高気温が上がらない日だったものでスルーしますー。それでも何かスペシャリティなのが食いたくて・・・今回はふと店の宣伝POPが目に入ったこちら「大蒜油そば」。8月で最高気温が22℃って嘘でしょって感じで、本当は味噌でも食いたい気分でしたが、熱量感じるようにチャーシュー増し!そして当然大盛サービスもお願いした!。
<全体> 肉増しで一見大人しく整ったコンテンポラリー油そば!立ち昇る湯気に溢れる大蒜予感!
一時期ハマったくじら食堂の油そば。もう既に記憶した味わいなので最近は遠ざかっておりました。「新味」大蒜油そばとは言え・・・フツーの油そばに、刻みニンニク入れると、それになってしまうんじゃないの?。どこが新味?って穿った考えも浮かんでしまいますな。受け取った麺顔は、肉増しなりの迫力はあるものの、正直言って大蒜の芽が入った以外は、今風らしい洗練された汁なし系と言う風貌。期待のハードル上げすぎたか・・・と頭を一瞬過ったものの、立ち昇る湯気と熱気から、大蒜特有の刺激感がじわじわと溢れてるのが確実に伝わる!。写真じゃ全く伝わらないが、この一杯は香りでインパクトを伝えるようですよ。
<タレ> ベースは甘辛い醤油ダレとラードの余韻!染みる大蒜のシャープな余韻!フレッシュさが滲む刺激!
全く・・・ニンニク味を溶かす工夫が違うだけで、こうも印象が変わるのか!?。かなり好みなのだがベースは全くいつものタレで、スッキリ醤油に豚の脂がするっと溶けて甘味を感じるような仕上がり。甘辛いと言う範疇だが、ペッパー感もしっかりしており、辛さを補強した感覚です。だから辛味系の味変化が似合うタイプで、自家製辣油を固めたような味変追加が人気。今回はそれに変わってニンニクがしっかり溶けているが、ビシビシとニンニクが浸透しているが、尖ったりツンと刺激を与える感じじゃないね。生ニンニクのピュアなエキスが溶けてるって感覚で、刺激がシャープな割にはとてもフレッシュ!。コク深さはマー油と匹敵ですが、爽快感すら感じるのがこちらの感覚!。
<麺> 自家製麺!大胆で素朴な太縮れ手揉み麺!機能的にタレを絡みつけ攪拌し乳化を促す!大蒜刺激も受け止めて旨味へと昇華!
そんな爽快な大蒜エキスを、醤油タレと共にガッツリと受け止めるのが、自家製手揉み麺。このピロピロ麺のボコ付きが、麺を絡めたり啜り上げたりする度に、タレと全体の攪拌を促すので、タレは次第に乳化されてゆきます。そしてそれが麺の地肌に貼り付いてじわじわと、大蒜エキスと共に素地の中へと浸透してゆきます。旨い!。
醤油の塩気と、脂の甘味、ペッパーの刺激も絡むが・・・それらをまとめるように大蒜フレーバーが全体を包むって感じですね。そして噛み締めると小麦粉の旨味に吸収されると言った感覚。大盛が本当にペロッと数分で無くなってしまいますので、頼もしい男性なら特盛で行った方がよろしいかと!。
<チャーシュー> 脂身は溶ける寸前!赤身はタレを滲ませ崩れる間際!旨さが詰まったスライス豚バラ肉!
油そば・汁なし系だと、チャーシューが素直に味わえるからいいですね。スープの影響を受けることなく、本来の肉味を楽しめる感覚でしょうか。例えば脂身は、麺の熱気だけでもう溶ける寸前のようになっており、口に運ぶとすぐに無くなる。そんな脂の甘味は赤身にも浸透してますが、下味のタレの味わいをダイレクトに受けてる部分は塩気が高く、脂の甘味と合わせる展開が素晴らしく旨い!。スライス肉だからこそ、全体均一に・・・脂身は溶ける寸前!赤身はタレを滲ませ崩れる間際!ってな感覚が楽しめます。まさに旨さが詰まったスライス豚バラ肉!
<他具材> しっかり食えるナルトのデカさ!あると嬉しい大蒜の芽!
一言付け加えるとしたらナルトのデカさがいいね!。カットの斜めっぷりがすごいだけでなく、かなり分厚めだから気持ち良い。中心部がフツーなら渦巻に見えるのだが、英字の「e」にすら覚えます。また、やはり大蒜の芽があるのがいいね。「大蒜」油そばというアイデンティティがしっかり伝わるのがいい感じ。そして何気に細メンマがいつもよりかなり多めな投入ぶりがナイスであった!。
<他に思うこと> 「追い飯+生玉子セット120円」は必須かも!
終盤に、辣油と酢で味変化してみたが、意外とニンニクが主張していつものように、武蔵野風に染まりきらなかったのでした。これはこれで・・・余ったタレがもったいなく思えてしまいます。この一杯ならこの余ったタレで飯割したい気分!。ちょうど「追い飯+生玉子セット120円」ってのがありますから、オススメです。麺を大盛にすると腹張って食えないだろうと自身を忖度したのですが・・・生玉子つきならやっとくべきかと!。
総じまして「新味追加の看板商品油そば!旨さもアップ!汁なし好きなら一回食っとけ!」
・・・と言う感動の嵐!。一見、とてもフツーな汁なし系・油そば。とは言え名店くじら食堂の看板商品の旨さありあり!。その上にニンニクパワーが上質に溶け込んでますので、油そば好きにはかなりハマる味わいかと!新味としてメニュー定着しても良いのでは?この旨さ激しくオススメ!旨し!なので・・・とっとと最後に詠って、いつものように締めたいと思います!。
お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!