真面目!丁寧!永福町系!新店舗!
- <全体> シンボルアイテム「洗面器」サイズ丼と「巨大」レンゲ!圧倒感と共に煮干とラードの香り
- <スープ> 非常に味わい親しみ易い煮干感!ラード感!節感!柚子の風味排除で香ばしさキープ!
- <麺> 草村商店:ご存知オーバーボイルな細縮れ!難なく一気に食える290g!ラードに絡みまくり!
- <チャーシュー> ロースとバラの2種チャーシュー!煮干の甘味とナイスマッチ!
- <ワンタン> トロトロで崩れる寸前!折り方2種類?
- 総じまして「実に嬉しい新たな永福町系!目指せ笹塚のラーメンランドマーク!」
ラーメンデータベース&食べログで突然訪問レビューが上がってビックリ!。笹塚大勝軒が新規オープンとのこと!。ずっと前からあったかのように、しっくりくる店名ですねー。情報によれば永福町大勝軒で6年修行とのこと。バリバリ本流の系統じゃないか!これは期待だよ・・・と言うことで、とある午後休暇の日に訪問してまいりました。実は・・・こんな活動も裏でやってます。
今回の笹塚大勝軒をカウント反映です。
さて場所は笹塚駅の南側に伸びる商店街の一角。渋谷区でもこういう馴染み感あるんだと思ってたところで、一角だけ行列発生。そこが今回のお店だとすぐ分かります。こじんまりした店内だけど、一人オペだからすごく大変そう。わざわざ厨房からまわって出てきて、後かたずけたり、案内したり丼洗ったり・・・。しかもその間接客と確認は丁寧です。いかにも真面目さが伝わるって感じ。これじゃ・・・客回転はそこそこ大目にみるべきでしょうね。
<全体> シンボルアイテム「洗面器」サイズ丼と「巨大」レンゲ!圧倒感と共に煮干とラードの香り
メニューは、中華麺の大と小。そしてお子様。あいとはワンタンのみです。永福町系に来ると・・・どうしても2玉サイズにしてしまうよね・・・。誘惑に負けてしまったその中華麺(大)の麺顔は、こんな感じでございました。
おおお!いつもながら永福町系のデカサイズ感な圧倒!分かっているけど洗面器サイズの丼に並々にはられたスープと麺が圧迫!それを掬うレンゲは丼相対比較では自然ですが、改めて見ると「しゃもじ」か「おたま」のサイズですよ!。そして漂う軽く甘さを芳させる煮干!。嗚呼・・・大勝軒に来たのだと実感が高まります。本音を言うと、折角なのだから、銀のトレイが欲しいところなんだが・・・。もっと言うと永福町系特有のコップも欲しいところだが、ワンオペレーションで、欲を出し過ぎても回りませんよねー。
<スープ> 非常に味わい親しみ易い煮干感!ラード感!節感!柚子の風味排除で香ばしさキープ!
これも食う前から分かった味なんだが、それでもワクワクが止まりません。見るからにラードの煌めきと漂い。それがベースとなってる茶褐色で軽い濁りの煮干スープ。その味わいは、煮干特有の甘さが軽やかに広がっており、軽い苦み?が香ばしさとして清湯豚骨スープと化合しています。その上カメリアラード!それはコテコテしておらず、サラリとしていそうで厚みとコクを感じさるもの。煮干の甘さとも合っており、更に醤油の塩気とも円やかにマッチしております。おいおい・・・・実に旨いではないか!。
それにしても飲みやすい。オレが単にこの系統が好きなだけか?慣れ過ぎてしまっただけなのか?。永福町系の店はあちこち食べ歩いたものの、中には軽く苦味を感じさせるものもありました。また、柚子の香りが混じるタイプもよくこの系統では遭遇します。そんな苦味も柚子も感じさせないナチュラルな煮干感がいいね。更に節系の旨味もちょっと前に出ているか?という印象。その節回しというか出方が個人的には好みって感じ!?。これらのイメージが食ってる最中にふつふつと沸き起こり、スープをやけど覚悟でゴクゴクと飲み味わいました。また後半になればなるほど、麺の風合いが滲みだし、甘味が増すような気もしますねー。
<麺> 草村商店:ご存知オーバーボイルな細縮れ!難なく一気に食える290g!ラードに絡みまくり!
もうこれもお馴染みです。麺箱にはお馴染み「大勝軒」の文字。加水高めで多少ボコボコしたストレート麺。茹でるテボに入れる前に、軽くご店主が手もみしてるのがしっかり見えました。上京して初めて永福町系の麺を食って思ったのは「ヤワヤワやん!」と一刀両断したくなったこと。これが段々と好きになっていくのだから、東京に住み続けるということは味覚も好みも変えてしまうようです(魂を売ったオレ?)。
この超やわらかいオーバーボイルドの麺がいい!。ちゅるちゅると文字通り易しく啜れるのだが、表面の熱々ラードを絡め取ってくるから超アチアチ状態。レンゲでヘルプしながら食うが、デカいためクチに入れる量も自然と増える。火傷しちまったぜーーーと思ったところで、前歯で千切りますがこれが、赤子の手をに練るが如く容易にスパスパ千切れてゆくよ。結構スープのエキスとラードのコクを纏うから、思った以上に味が染みた感覚。できることなら、生卵ですき焼き風にして麺を食いたかったのだが・・・それはまた後日ということで、よろしくお願いいたします(まだラインナップに無かった)。
<チャーシュー> ロースとバラの2種チャーシュー!煮干の甘味とナイスマッチ!
ちょっとイメージと違ったのがチャーシュー。2種の豚肉だったのね。ロース肉で脂身がしっかりと周囲についたタイプと、ばら肉?のようなタイプ。腕肉か?と思うような複雑な脂身のサシがあったが、正確には不明。脂の甘味は、スープに漂っているラードとはまた違い、ちゅるっとして噛むとアッサリ感じられます。肉身の部分は煮干のスープにラードが少しかかったりして・・・ロース肉は豊かな味わい。まさに、煮干の甘味とナイスマッチなチャーシューでした。
<ワンタン> トロトロで崩れる寸前!折り方2種類?
とても真面目というか・・・このワンタンは、作り置きではありません。注文あるていど見越して準備はしてますが、ほぼ注文を受けてからと変わらないタイミングで作られます。これも永福町系の特徴をよく表すワンタン。ほぼ皮がメインで肉餡はほんの豆粒程度。長めに茹で上げられトロトロになって破れそうで破れない。まさに熱々のスープと共にちゅるんと飲みほすのがナイスです。
オモシロいのは形が2つ??ってところ。肉粒を包んで折り曲げた・・・オーソドックスな形もあるが、肉粒を一旦コロコロと巻いてから、箸を閉じたような形もあり。前者は皮のトロトロチュルチュルを楽しむ一方で、後者はやや噛み潰す楽しさもありなむか?。ちょっと注目してほしい点です。
総じまして「実に嬉しい新たな永福町系!目指せ笹塚のラーメンランドマーク!」
・・・と言う感想。最近、どの系統も大勝軒の看板が東京都下では少なくなっており、今回の新規出店は非常に嬉しいところ!。是非とも頑張ってくださ。客層には若い人たちも混じってる。レトロな味わいかもしれませんが、しっかり現代の旨さにも通用!。一人オペで大変でしょうが、マイペースで頑張ってください。そんな応援を送ったところで、とっとと最後に詠って、いつものように締めたいと思います!。
お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!
永福町大勝軒草村賢治 奇跡のラーメン店は、どのように誕生したか。―23坪・23席で日商100万円。初任給手取り60万円
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