ラーメン食べて詠います

ご訪問いただきありがとうございます。仕事の合間や、休日余暇を利用してラーメン探訪をつづけております。ラーメン食べて感じる、小さな喜びやストレス解放を、最後に詠って締めくくりますー。

【今週のラーメン2968】 かしわぎ (東京・東中野) 醤油ラーメン 〜華麗なる東中野ブラックラーメン誕生!


<すっかり軌道に乗った良店!夜営業にもますます期待!!>


 開店直後に訪問した時は、それはすごい行列状態でそれ以来ちょっと再訪問を避けてきたのですが、「実は醤油系がものすごく旨い」と言う様な情報が、あちらこちらから私の耳に届くものですから、突撃訪問してみました。すでに昼飯を食ったあとだと言うのに(爆)。そろそろ夜営業も開始するとの情報もあったのですが、思い立ったら待てない性分ですー。


     






 混雑ピークをずらして午後3時前という閉店間近に行きましたが、それでも店内待ちが発生している。まあこれくらいなら良いかと、列に接続して静かに待ちます。ご店主の丁寧な接客は相変わらず気持ちよく、常連であろうと一見さんであろうと説明に差はなく、誠実さがとても伝わる。この時点でもうすでに、旨いに違いない店って感じがいたしますな。今回は、小腹が少し張っていたので、トッピングやビールも何も追加せず、デフォルトの「醤油ラーメン」とさせていただきました。


     











<醤油は漆黒の如くに深く・・・旨さは香味と甘みで芳醇なるブラックラーメン>


 カウンター席に直接ご店主から配膳を受けます。「味が濃かったらいつでも調整をいたします」「胡椒などもお使いください、きっと合うと思うので」など、アピール感ありありで、それだけ一杯一杯大切にしているんだなーって少し感心してしまいます。そんな丁寧な接客に驚いたりしますが、むしろそれよりもその麺顔の方が驚きます。事前に予習していたとは言え、こんなにキッパリと漆黒の醤油スープだとは思ってませんでしたので。また表層を覆うラードが煌びやかに全体をWAXコーティングしているかの様に艶かしいです。








 質感はまるで違うけど「新福菜館」とそのブラックさだけ見るといい勝負しそうです。しかしこちらのブラックには色合いの溶け込みが豊富というか、赤味がかった漆黒というか風合いを感じさせる。明るさが微妙に含まれているようです。そんな醤油系の塩気をイメージしながらひと啜りすると、むしろ芳醇な甘みが感じられて、そんな微妙なギャップが面白い。







 鶏エキスと結びついているのだろうか・・・アニマル系のエキスの片鱗を感じ、またキッパリした味わいには醤油の醸造感なのか、はたまた貝類の余韻なのか、滋味と甘味が入り混じった様なベースの味わいが全体に響くー。甘みのある淡麗系醤油とくれば、神奈川淡麗系を少し連想したけれど、鶏油で攻め立ててない感じが、むしろそれとは別です。








 細かい部分では、青ネギの甘みがよく合う。白ネギじゃないところが計算高いです。後半に店主のアドバイスに従い、少しだけ胡椒を振ってみたけど、これはこれで塩気が足されたわけでもないのに、風味が少し凛とした感じが出てくる。これもいいね!。ただし入れすぎない様に少しづつ入れることが肝要です。












<程よいパッツリ感覚がジワジワと棣鄂の麺が褐色に染まりつつ・・・>


 棣鄂の麺をゆっくり箸でリフトすると、おお・・・醤油スープですでに褐色に染まっておる。相当汁を吸い込んでいるなと思って、前歯を立てると意外にクッシリとした様な淡いパッツリ感あり。と同時に麺の風味をしっかりと伝えるので、醤油の浸透感がそれほどしない。表層には薄いヌメリ層があってそれが壁になっているのでしょうかね。このヌメリ層がまた滑りを良くしているところでして、細かい油分も貼り付けたりして、口当たりがとってもシルキーなんです。












 それでも後半になると汁の浸透を確実に感じるのでして、なるほど・・・・大盛りではなく替玉対応にした所以を知るといったところです。汁を吸い込んだ麺もなかなか味わい深く、クチクチと奥歯で潰すとグルテンの味に醤油が染み込んだ様な風味がいい感じ。時々青ネギが絡んで一緒に潰すとより甘さを増すし、清涼感がプラスされます。
















<バラ肉とロースの二種チャーシュー!ビールも飯にも合いそうな味わい>


 何気に二種チャーシュー。バラ肉タイプは、まるでベーコンの様な風貌で脂身のとろける様な甘さと赤身にしみた淡い塩気がベストマッチ。醤油スープが浸透してそれらを結びつける触媒になっている様な気さえしてきます。ロース肉はこれまたテッパンの様な安定さを感じる旨味。周囲が少し黒胡椒でスパイシーな感じでして、このスパイスが微妙に剥がれてスープに溶け込み、塩気に風味を増しているのかもしれません。これはどちらかというと酒に合うタイプかな・・・。








 メンマは穂先メンマ。結構立派な大きめの一本でして、先っぽの柔らかい部分はスープが浸みているし、また太い部分はシャクリと裂ける様に柔らかく千切れてこれまたうまい。これも絶対に酒に合うタイプ。ちなみにこちらの瓶ビールは、サッポロ赤星みたい。次回は腹をもっとすかせてから訪問したいと考え中です。







 総じまして、「華麗なる東中野ブラックラーメン誕生!」と言う感覚でして、このきっぱりとした醤油感覚にすっかり魅了な私であります。いやー、これはいいぞ。ゆくゆくは、つけ麺なんかバリエーションに加えないのかしら。この手の淡麗醤油系にはめっきり好きなので、勝手に想像してしまいますが、塩と醤油のシンプル二本立てで十分といえば十分か・・・。現状で迫力十分ということですが、あんらば徐々に通い出してトッピング追加や、サイドメニューも攻めて行きたいと思います。次回は夜営業に突撃してみますー。ということで、今後のますますの発展に期待を込めて、いつもの通りに最後の締めでちょろっと詠ってさっさと寝ますー。



   週末の
   暑さやわらぐ
   昼下がり



   茜の空に
   醤油重なり



 お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!




上を向いて歩こう

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