ラーメン食べて詠います

ご訪問いただきありがとうございます。仕事の合間や、休日余暇を利用してラーメン探訪をつづけております。ラーメン食べて感じる、小さな喜びやストレス解放を、最後に詠って締めくくりますー。

【今週のラーメン1010】 美麺屋 楽観 (東京・立川) 白菜ソバ

  今週は・・・激務で疲れすぎまして、また寝過ごして立川で下車。ただでは帰らぬ!という根性をだして(仕事でだせよ)、一杯食って帰りました。以前、六本木で食した「琥珀」というラーメンが今でも忘れられず、その店が立川移転と以前から気になってたので、今回の訪問。いや〜・・・・六本木のころと、個人的には随分と変わったなという印象です。とにかく、カプセルホテルの一階というシチュエーションが意外すぎる(笑)。



【スープ:淡麗醤油系を踏襲しつつも?白菜の甘みとスパイスのコクが大衆系へと誘う】

1)琥珀のイメージから一転!スパイシーなコク醤油!

  いや・・・参りました。イメージチェンジぶりに驚きを隠せません。以前、まだこの店が六本木にあったころ「琥珀」を頂きまして、ノスタルジックの中にコンテンポラリーな醤油スープに感動した覚えがあります。そのイメージをそのまま引きずっての訪問でしたので、少し唖然な一杯。麺顔からして白菜だけで「天理」を想像してしまうのは関西人の性というものです(笑)。スッキリ透明系なスープから一転して、半濁りな醤油カラー! しかも・・・その味わいのエッジングにブラックペッパーのようなスパイシィーさが漂います。これはまた・・・意外さを理解いたしまして、ラーメンではなく「ソバ」と定義したいご店主の計算も感じたりします。

2)白菜炒めのような甘みも香ばしさ!

  この香ばしさとコクは・・・・炒めの儀式を感じますが真相は不明。独特の香ばしさとスープ表面の濁り方にそれを感じます。そして、この一杯は見た目より超アツアツな温度ですので、ますます炒めを意識してしまうのです。白菜も熱を帯びて本来の甘みを十二分に発揮して、スープの中にエキスを垂れ流しており・・・・サッパリいただけます。まさに野菜のやさしい甘みが、スパイシーさと塩気を中和します。かと言って・・・・豚コクもサッパリと決まっているところが抜け目ないですね〜。まさに、香ばしさと甘さにより食欲をより刺激する計算力!

3)最後の最後の後口で醤油の酸味の片鱗

  そして最後の最後の後味に、醤油独特の「酸味」を感じさせてくれるのはさすがです。このまま、スパイシー野菜スープで終わってしまっては、さびしいなと思っていたところです。しかし、丼直飲みでスープを味わうときのみ感じる醤油の感覚! ペッパー感と野菜甘みを抑えて、余韻にはしっかりとした醤油由来の酸味をかんじさせてくれます。



【麺:極細ストレートに・・・伸びとしなやかさをかじる!】

1)極細ストレート!博多麺のように見えてちょいと違う?

  琥珀と同じ麺なのに・・・・これまたスープの演出ですごく印象がちがって感じるからおもしろいもんです。博多系のように極細な印象もあり、もっさりとした感覚もすごく共通項があります。ただ・・・・どうしても博多系と言い切れないのは、麺の延びしろが多いところかなと・・・。 単に加水が低めで極細ストレートだからと割り切れないのです。びよーんとした伸びが感じられるのですよ微かに・・・・。このあたり、麺の潰しがどうのこうのというより、粉末卵白が入っているとか、そういうスペシャリティすら感じるのだけど・・・・そんなの分かりませずとも、旨い麺であったことは確か!

2)クツクツした歯応えと伸びのある弾力

  伸びがあっても、前歯に処理感は「クツクツ」とした切り感覚がありまして、それだけでも楽しく感じる!ついでに申し述べると・・・・、麺量もほどほどありまして、食べ終わって残念感あるということもなし。替え玉せずとも(ないけど)、十分な食べ応えです。




【具:どこかしらコントラストを感じる組み合わせ?柔と剛???】

1)チャーシュー:しっかり深味系

  こんなしっかりした深い味だったっけ?それに周囲にローストした風合いあったっけ?と思えてくるから、人間の記憶も不確かなものです。そして肉厚さにより、歯ごたえも中々とさっしますし。

2)白菜:嬉しいほどにアツアツ

  この一杯は、見映え以上に熱い一杯です。白菜ってのは、熱を溜め込むのかと思えて来るほど(笑)。さっぱりとした甘さと、やわらかくスパイしーな味付けでスープに与える影響度がここに決まります。カットされた大きさも丁度よい感じでして、これは・・・・秋冬に向けて注目度が増しますな(笑)。




  総じまして、疲れた体を癒すには・・・白菜の優しさが嬉しかったし、楽観なりの麺が大変懐かしく思えたというのは事実! 琥珀も再チャレンジしたいし、恐らく年内にはまた来ると思います。上期決算と年末年始で忙殺され、体力が消耗して、寝過ごして立川で下車することは、これからもあるでしょうし(笑)。なので詠います!


  疲れては
  おやじ乗越し
  立川で


  またコリもせず
  美麺すすりぬ


 お粗末!ということで合掌!今日も本当にごちそうさまでした! 



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