ラーメン食べて詠います

ご訪問いただきありがとうございます。仕事の合間や、休日余暇を利用してラーメン探訪をつづけております。ラーメン食べて感じる、小さな喜びやストレス解放を、最後に詠って締めくくりますー。

【今週のラーメン2322】 麺匠 黒庸介 (東京・中野) 濃厚黒鶏白湯らーめん


<地道に5年経ってセカンド店!中野青葉とガチバトル!>


 とあるレビュアーさんの情報を得て、早速突撃訪問です。この方には東京西エリアの他の情報もいただきつつ・・・まだ全部行けてないのですが、「ようすけ」のセカンドブランド「黒庸介」ということなら優先順位を上げねばなりません。しかし実際に訪問してみると・・・あの有名店「青葉中野本店」の目の前ですよ!そのロケーションは・・・・。なんとガチバトルですやん!。数メートル先には、ようすけの1号店があるのですが、身内で食い合うこともなくはない。それでなくとも、この一帯半径50メートルはすごい激選区ですし、正直言って少々不安も覚えます。しかし・・・やっぱり「ようすけブランド」は中野が似合うことも確か。そんなことを考えながら、券売機の前で何しようと迷いますが、とりあえずポールポジションの位置にあるボタン「濃厚黒鶏白湯らーめん」をチョイスです。


   






 そうか・・・初めて1号店で食ってから、もう5年が経つのか。満を持してのセカンドブランド戦略ですね。


   










【本店譲りの確かな旨味に、醤油とマー油の香ばしさが溶け込む!】


 それにしても、もうかなり増えた都内の鶏白湯らーめん。第二の「またおま」化という感じもしなくもないけど、それでもまだこの類の新店舗を見かけます。なのに今回のテーマは「黒」だそうです。どうも「醤油鶏白湯」をメインにしているようですが、1号店で不定期に出していて好評を得ていた限定麺を、今回はここでメインに据えて提供するという展開らしいです。しかも、今回いただいたのは「マー油」仕立ての黒鶏白湯。先日食った家系+マー油の旨さが少し頭の中で蘇ったりします。







 さて配膳の瞬間。期待が高すぎたのか・・・麺顔はすごくオーディナリー。醤油鶏白湯そのものです。「ようすけ」らしい鶏の濃厚さはさすがで周囲の細かい泡立ちが味の濃ゆさを表すよう・・・。そんな感じでとりあえずレンゲですくって啜り味わいますが、その瞬間に駆け抜ける香ばしさにちょっと驚きを隠せません。マー油のシャープに香り立つキレが、濃厚な味わいに色を添えるといった感じで見た目以上に明るさを感じる旨さ。いわゆる箸が止まらんというやつで、白飯を欲してしまうほど。








 しかも塩気がしつこくない。醤油ダレも相当にいいバランスで、後から水を欲するようなアンバランスさがありません。・・・と思っていたけど、本当は冷水を飲むととても水が美味く感じたので、何気に塩気のアクセルが効いていたのかも? カエシの感覚がとてもナチュラルなようで。実はグイグイ来ていて気付かせないのが、マー油の仕業なのかもしれません。







 そうそう・・・1号店はモミジ等のコラーゲンの貼り着きを感じた記憶ですが、こちらはそれがあまりないね・・・。この点も好印象かな。それに玉ねぎのみじんもフレッシュで、濃厚なスープに少しばかりの清涼感を与える。青ネギもそれなりに苦味を与えてくれて、食べ易い演出をしてくれる。なかなか総合力が高い一杯というイメージが高まる。








【麺変えた?まとまり易いやや平べったさ!スベリと風味さアップで好印象!】


 無責任なことを言えないが、1号店とは麺を変えた?もしくは最近1号店も行ってないので、少しづつ変化を継続していたのかもしれません。密度感がある多加水の角麺と思っていたら、色白でやや平らかな風貌であるストレート麺。多加水のバリバリーなモチモチ感という記憶とも違って、全体的に優しい白さとクッシリさが印象的。前歯を差し込むとスパスパと切れ込みそうで、優しくクスクスと感じるかな・・・。しかもその瞬間から麺の風味を感じさせ、奥歯へ運びこんでプレスする際には、啜り込んだスープを突き抜けて鼻腔に広がるグルテンの感覚が気持ちよい。







 また口当たりがすごく良くて、すすり上げるのにも楽。しかも多少の滑りがあってそれらが全体的にスープをまとわりつかせていく。毛細管現象を軽く感じることができて、スープとの絡みが楽しめる瞬間です。ズボボボボーーと言うより、するするするスルーーーーっという感じで啜り込む印象。そういうところがちょっとシルキーなスベリと例えたくなる。








【王道のパフパフ胸肉とモモ肉カット!】


 もう・・・この手の鶏白湯系のラーメンには必ず出てくる胸肉です。私が何度も例えた「化粧パフ」のごとしの肉。そのまま食って冷酒と流し込むのも理想的。濃厚なスープにいったん沈めて、味を絡ませてから食うのもビールに合うかも。また、もも肉のカットもあって、正確には二種チャーシューとなります。メンマは、穂先メンマ。今では本当に当たりまえになったメンマですが、数年前関西でラ活してた時には、高級イメージが強かったっけ・・・・。こちらも美味しくいただきました。これも濃厚スープとよく絡むので、とても旨し!









 総じまして、「どこまでもこだわる鶏白湯の可能性!香ばしさで突き進め!」と言うなんだか訳の分からない応援気分ですよ。また他客は妙に、まぜそば系を注文なさってたし・・・ひょっとして二枚看板人気メニューなのかも気になる。私が食い終わった頃には、ちょうど満席になった。ごちそうさまと告げて、気になるので1号店を覗くと・・・3名の行列が発生しておった。おお!両立してるやん!! 何も青葉だけでなく・・・バラそば屋も、五丁目煮干しも、kaeruも続々と旨い店が・・・皆客でほぼ埋まりつつある光景。この一帯だけは、イギリスのEU離脱インパクトは関係なさそうでありますな。ということで・・・・なので詠います!



   路地裏に
   梅雨の匂いと
   マー油の香



   鶏の旨味が
   包み込む哉



 お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!




テーオー マー油 380g

テーオー マー油 380g