ラーメン食べて詠います

ご訪問いただきありがとうございます。仕事の合間や、休日余暇を利用してラーメン探訪をつづけております。ラーメン食べて感じる、小さな喜びやストレス解放を、最後に詠って締めくくりますー。

【今週のラーメン2125】 麺屋 皇鶏 (東京・高円寺) 濃厚鶏白湯そば


 3年ほど前には、ラーメン横丁があって盛り上がってた高円寺界隈。中野と荻窪に挟まれている為なのか、何だかスルーしてしまう駅かもしれません。私自身、通勤経路であるにもかかわらず、随分久しぶりに途中下車。夜も遅めだしな・・・、「ラーメン太陽」へでも行ってさくっとあっさりラーメンでもすすって帰ろうかと寄ってみるが、微妙に混んでて躊躇してしまった。こうなると、なかなか店が決められなくなるんだよねー。「はやしまる」は閉まってるし、「素和可」は、ちょっと離れてて邪魔くさい。そこで行ったことにない駅の北東方向に的を絞ると……「麺屋 皇鶏」があるではないか。評判もそこそこ良いみたいなネットの情報。あっさりでいくつもりだったんだけど、真逆で濃厚鶏白湯へ方向転換してみました。








 しかし、この辺りは少し暗いのね。おかげで渋い飲み屋がパラパラとあるけれど、角を曲がれば一層の暗闇。そこで煌々と明かりを放つのが「麺屋 皇鶏」。やけくその明るさか……とか思ってしまう。しかし、店に入るとこじんまりしていながらも、落ち着くレイアウト、サイズ感。若いカップルが美味しそうにすすっている姿が、これまた眩しい。暗がりエリアで、店外も店内も、明るく感じるではないか。二人で過ごす濃厚な空間に負けないように、手筈通りに私は「濃厚鶏白湯そば」を啜り食う。こういう発想もオヤジ臭さが濃厚かもね。


   











【ポタージュ級の濃厚さなれど、貼り着き感少ないナチュラルコラーゲン】


 中央線だと、鶏白湯とくればやっぱり中野 の「ようすけ」。少し前なら「武一」など濃厚鶏白湯の盛り上がってたものだったけど、こうやって麺を待つ間、随分と食わなくなってたと気付かされます。天下一品とは全く別物の塩ダレが効いた濃厚鶏エキス。それが私のイメージ。そして期待通りの麺顔に、しめしめ顔が思わず表に出てしまいます。








 さてスープを啜ろうかとレンゲを差し込むと、おお! 濃厚ぶり出てレンゲが立ちそう! 実際にはそんなことはないのだが…。でもポタージュ級の濃密さは明らかで、味の濃厚さが襲って来そうな感覚で味わい始めます。すると……何ともはや、マイルド。そしてスムージィ!鶏エキスの濃厚さがあるもののエグミは皆無。コラーゲンのナチュラルな濃ゆさがとても印象的です。 モミジのような強烈な貼り着き度を口の周りに感じること少なく、とろとろ度合いがとても食べやすくてナイス!







 塩だれの塩梅も非常によろしいです。コラーゲンにコーティングされたような丸みを帯びた塩気。尖るどころか、脂の旨みと化合して甘みとも思えるほどの塩気がたまらん。まさしく、旨みと甘みの境界線がわからなくなるほどのキワキワ感覚。それでいて、濃厚鶏のエキスでスドン!と腑に落ちる感覚のうまさなり。








 薬味がいい仕事をしております。まず「フレッシュ玉ねぎ微塵」が、濃厚な世界の中で唯一フレッシュな味わいを主張。もう少しくれ・・・といいたいほどのコラボレーションが素晴らし!そして・・・・胡椒を投入。ほんのすこしだけ振ったとしても、その味わいは一瞬にして洋風かと思える世界観へと誘います。カルボナーラを生まれて初めて食った時のあの感動に近いものを感じるかも。また、胡椒を入れる前に酢を入れても面白い。不思議と食べやすくなるし、甘みを覚える。酢を入れて甘くなる不可思議な感覚が素敵。







【加水がやや低いところがスープをより旨くさせるか!? 絡みつきもナイス!】


 加水がやや低めで、ド・ストライク! これは、中野「ようすけ」よりも個人的には好みかも。粉の風味も若干感じさせつつ、鶏コラーゲンと炭水化物の旨みが結合するよな感覚がうまい。つるつるした風貌はないけど、きめ細かい地肌感は十分つたわる質感。濃厚な鶏の出汁が、絡みまくって持ち上げまくる麺の実力どがいいね!予想以上に絡まるのがいいっすね。







 また加水低めとは言え、パツパツしすぎないところも、濃厚鶏白湯には相性が良いと思えます。くつくつっとした前歯の千切りがあっても、決して芯があるわけでもないので、全体的にはしなやかな物腰に感じますしねー。箸でリフトすると整理気味に揃うのも見ていて気持ちがいいし、奥歯でのプレス感覚でも同じような整然とした所作を感じます。要するに、いちいちお行儀がよろしい!













【鶏の焼き具合最高!!柔らかさとパリパリ感にスープがソースのように絡む!】


 この焼き目が入った鶏モモ肉のそぎ切りがうまし! 表面の皮ぶぶんの炭火焼きのようなパリパリ感と、すぐ下にある皮のコラーゲンが相反してうまい。塩気を感じないのに、肉と脂の旨みだけで、白飯が何杯も食えそうだし、はたまた・・・酒に絶対に合う!肉の方もすこし淡いピンク色しており、しかも噛むと驚くべき柔らかさに唸るばかり。サイドメニューの「鶏チャーシュー(4枚)@200円」というのが、俄然盛り上がってくるねー。次回は、これとビールでやっつけたいかも。












 総じまして、「意外に穴場な質実濃厚鶏白湯!」と言う感覚で、一周回ってまた新鮮な気分で味わえた次第。ちょっと高円寺の繁華街では、夜は暗いエリアで目立ちにくいでしょうが、頑張って頂きたい次第。個人的にも再訪問確実ですし、醤油系の鶏濃厚な味わいも興味のある。いろいろあった激動の一年に、しっとりと、まったりと、気分を落ち着け啜る夜でございました。なので詠います!



     駆け抜ける
     今年一年
     振り返り



     まったり気分で
     濃厚白湯



 お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!





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