ラーメン食べて詠います

ご訪問いただきありがとうございます。仕事の合間や、休日余暇を利用してラーメン探訪をつづけております。ラーメン食べて感じる、小さな喜びやストレス解放を、最後に詠って締めくくりますー。

【今週のラーメン1860】 肉煮干し中華そば さいころ (東京・中野) 中華そば

 どうしても気合が入らない1日ってのがある。仕事納めと仕事始め。毎週月曜日と金曜日。飲み会のある日。査定の日。そして、内示の日。躁鬱の違いはそれぞれバラバラなんだけど、この日一日は何をやっていてもボーーーーっとしているか、別のことを考えていた。こういうの日は、軌道修正が効かないのでサッサと退社させて頂くことにしました。もちろん、自宅で業務メール見るためにパソコン抱えてね・・・。全く往生際が悪いわ。こういう日は、軽く食って帰ることといたしましょう。最近、マイ煮干しブームですが、すっかり後回しにしてしまっている店「サイコロ」さんを訪ねました。中野で肉煮干と言えばここですよね!













【店:小粋な飲み屋風のカウンターがいいね!麺より酒が似合う店内】


 訪問すると少し暗がりのある雰囲気がいい感じです。最近、700円という価格に、お!安い!と妙に反応してしまう癖がつきまして、気がついたら券売機のそのボタンを押してしまいました。それが「中華そば」。肉煮干食うはずが、ケチな性分が出てしまいました。少ないだろうけど、肉は食えるだろうから・・・。


 カウンターに腰掛けて店内をみわたしますと、ラーメン屋らしくなくて、それはBAR感覚。もっとも地雷源グループがこういう個性なのだろうか? 以前の店舗展開を知らんけど。こういう雰囲気だと、若い女性同士も入りやすい。ラーメン屋らしくないキャピっとした笑い声の会話が響くのが、おっさんとしては新鮮です。ジャージ姿の若い子だったけど、それが中野らしいと言えば妙に納得してしまう。


  











【スープ:煮干しが軽やかでもしっかりと個性が残る!透明度と純度を感じる煮出し感覚!】


 配膳されたその一杯は、銀の受け皿に置かれて恭しいけれども、如何にも定番な中華そばという風貌。レンゲは箸置きのそばにあって、薄いプラスチックのそれをピックアップします。レンゲの白地に透かしてみれば、最近の中では一番の薄めでオーディナリーな少し濁った琥珀ブラウン。食傷気味の胃袋が、ようやく溜息つくのが分かりまね〜〜〜。で、啜って味わってみる・・・感想は、







   軽やかな煮干し感覚に薄口醤油のエッジングがナイス!しかも煮干しと豚骨はクリアー!


 忘れかけていた煮干しのクリアーな旨さがそこにりました。甘ったるい煮干しではありません。煮干しとカエシのベクトルは、ピッタリと整合しているような理解です。カエシの軽やかさに、煮干しのふわふわした苦味が寄り添う感覚。そのベクトルの一致がハンパねーから、どちらも純度が高いと思わせます。あれ?こんなに美味かったっけ?


 良く良く眺めると煮干しの欠片が浮遊していて、麺に張り付いたり、剥がれて遊びに行ったりしている。醤油ダレの琥珀がキラキラしていると思えば、豚のエキスの存在が答え合わせのように分かりやすい。簡単と思っていた順列問題が、実は味のフィボナッチ数列のようではありませんか!? 熱もいい。熱いけど火傷しない程度で、好印象を脳裏に焼き付ける。













【麺:誰もが和むに違いない、多加水モッチリなプチプチ麺がナイス!】


 スープだけで脳裏がヒートアップしてしまいましたが、もう一度気を落ち着けて、次は麺と対峙します。多少膨れて丸みを帯びているのもあって、緩やかな太麺のような風貌ですがストレートさがとても旨そうに思えて、少し汁を吸っているかのような淡い黄色がナイス。表面もツルツルでスベリが良いのは見るだけで分かります。前歯を押し当ててゆっくりと噛み千切ると、縦の方向に延びるような錯覚を覚えます。







   スパスパっと千切れるニュアンスの中に仄かな弾力感!そして喉奥に落とし込む前のクニクニ感がナイス!


 これまでヘビーな汁と密度感たっぷりな麺ばかり追い求めたニボの世界。基本を忘れてかけてた気分です。軽い苦みには、滑らかなでふくよかな麺が一番合いますよ〜!この誰もが和むようなニュアンスが実に旨いと思えます。喜びながら次から次へとするするツルツルと啜り続けて、奥歯でモチモチプリプリプチプチっと噛み潰して一気に嚥下の繰り返しが楽しい。












【具:お楽しみは29日!に・く・煮干しの日!ペロッと食う楽しいばらスライス肉】


 80円追加すれば「肉煮干し中華そば」に進化しますが、なぜかケチってしまうのは・・・・29日が近いから。この日に500円サービスとなる月例企画がありますからね〜。それまでお預け。ぺロペロ〜なばら肉で軽い醤油ダレの染み込みなので、いくらでも何枚でも食えそうな肉ですが、京都ラーメンのチャーシューよりは脂っ気が多い感じ。ミルフィーユ状にして食うか、はたまた麺に巻いて食うのが楽しい一品。













 総じまして、「軽やかさに技ありの定番煮干し!」なる一杯。いや〜、ニボニボ〜な濃厚煮干しの沼にはまり出しましたが、目先を変えて定番さを気づかせてくれましたよ。若いスタフの接客も随分と改善されましたし、これで中野のラ活ロケーション入りは確実です。新宿から快速一駅でラーメンパラダイス!何だか気持ち解れた感じで、足取り軽く家路につきました。なので詠います!


   春近し
   明日はドキドキ
   内示の日


   軽い煮干しで
   力を抜いて


 お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!




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