<29(にく)の日しか利用しないズルいオレ・・・・>
元地雷源・・・「さいころ」さん。洒落た表札看板はその名残を残しております。さて、私がここに来るとならば、あの企画です。29日(肉の日)企画で、「肉煮干中華そば」がワンコイン500円で提供する企画。店側は、日頃の感謝を込めて毎月続けている企画なのですが、オレときたら・・・この日に限ってのみ、嗅ぎつける様に食いに来る始末。ズルいねーーーー。素直にごめんちゃい! m(_ _)m 。もう地元のイベント化した様な感じで、通し営業なのもあってこの日だけは店前の待ちが絶えません。近くに勤めるサラリーマンが「お!お前もまた来てるか!」って会話が飛び交うという微笑ましい光景です。
そんな感じなので、もしも初めての方は先に食券を買ってから並びましょう。なぜって?・・・時々、並んでから入店して。座った途端に配膳されるという流れがあるためです。行列最中から完全なるフォーキャスト生産体制です。
<薄味豚バラ肉の絨毯爆撃!MECEに敷き詰められた旨さのクリティカルシンキング>
配膳された瞬間に目に入るのは「肉の敷き詰め」です。見事に麺顔を覆い尽くし、隙間を与えません。豚ばら肉の絨毯といった感じで、まさに肉に埋もれている感覚。いや・・埋もれているというより、敷き詰められたMECEな感覚と申しましょうか・・・非常にナイスです。肉にダブりと漏れを許さない姿勢は、むしろ気の配りの完成度すら感じさせる。そして事実!よく見ると「豚ばら肉の脂身は外を向いている」のが統一されている。それはまるで、離弁花の花びらの様に秩序をもって開花する肉華といった様相ですよ。その反面に、中央に乗せられたナルトの「の」の字が、緊張感をやわらげるのにいい仕事をしていますなー。
肉は薄めのスライス肉だが、注目すべきは「皮」部分。何度もレビューで繰り返しているが、肉は皮下脂肪の直下が一番甘い!うまい!。そこに醤油だれが染み込んで塩気と甘みのハイバランス!。また、肉は薄切りでミルフィーユ状態で食わせるのが、個人的には好印象です。影のスーパーサブといったメンマは、誠に薄口正統派な仕上がり。くにゃっとしながらも、コリコリという歯ごたえも与えるし、下味の醤油だれ系な塩気に微妙に反応してしまうー。
<間違いのない柔らかさと滲み出る旨味!感謝を覚える味わいー>
毎日、これだけラーメンを食ってるとさーーー、結局は「王道な味わい」に回帰してしまう。つまりこの一杯はそれの典型で、毎日でも食えるという、あっさり系の質実さ。濃厚系の店主やスタフさんも、毎日実際に食ってみて、飽きない工夫をしている様ですが、これはそんな意地を張らなくても、食い続けられるというところがいいのだわ。
醤油スープという感じですが、醤油の色合いというよりも、少し濃ゆい目のオレンジ色といった感じ。醤油よりも煮干しや豚骨エキスの豊潤さを感じさせます。しかしその味わいの実際は、非常に軽やかで、塩気よりも煮干しと豚骨の甘みを感じます。煮干しと謳うわりには、甘み主体で苦味をすごく抑えめなところが印象的。そして甘みは豚骨清湯エキスと結びついており、食っていると時々、「肉そば」なのか「煮干しそば」なのか区別がつかなくなる。ともあれ、肉の脂身&煮干しの甘みが完全なるコラボなのです。それも控えめにー。
この味わいは、間違いない!。軽やかで重くなく、しっかりと旨味と甘みを伝え、しかもお安いから。
<モチモチプッツリと淡く弾んで千切れる楽しさ!誰もが好き!>
麺は非常に分かりやすく一般受けしやすい、「明るさ」を保つ麺ですね。多加水。そして美しきストレート中太麺。さらにモチモチ弾力が上品。箸でリフトすると途端に、それぞれが交わろうとしないブリブリっとした表情に変わる。前歯で切ったり、奥歯で潰したりするそれぞれでいつも、アピール度合いがたまりません。
表層はツルッツル。なので気兼ねなく一気にズボボボボボボボボボボボボボボボーーーーーーーって啜り食いましたら、なんと1分弱で麺の固形物は完食してしまいました。
総じまして、「ただただ感謝の質実ワンコインラーメン!」と言うことで、多分来月も同じような行動を繰り返すことと思いますが、あしからずです。肉煮干というハードなネーミングにしては、味わいが優しい。これって、普段は乱暴そうに見えて、実は繊細な神経の持ち主で憎めない・・・っていう感じに似てませんかね。なんだかこれを食った後に、不意にfacebook を見て・・・・そんなのに近い奴の投稿を偶然目撃したもので。ま、いろいろ生きてりゃあるさと、気を持ち直しましょう。いつもの様に、とっとと詠って、明日に備えてすぐ寝ますー!。
夏終わり
身体も財布も
よろよろで
格安企画
たかりのオレさ
お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!
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