最近、すっかりと行列してまで食おうと思わなくなってしまったなー。そのくせ美味いものを食いたい維持だけが、腹の蟲のように居残っている。なので、有望で発展途上のお店ばかり追い求めてしまうか、またはそこそこ人気が達成しているようなところばかりを攻めてしまいます。麺尊は、その両方を兼ねているような感じがすでにしていて、平日夜は、とても気になる店になってます。時間があるようならここでまた食いたい。素直に感情に従って、またやってまいりました。しかも、最近食ったばかりというのに、また「煮干しそば」。なぜだかこいつが、今食って落ち着く一杯なんです。
【店:いい感じですっかり落ち着いてきた余裕感】
夜は、オープンしたかと思うと「スープ切れで早仕舞い」で食えんことが多かったけど、少し落ち着いてきたかな。最近そこそこ早めに退社すれば食えるようになってきました。応援スタフが居なくとも、ぼちぼちマイペースで回っているようなオペも安定してきたし。西荻窪自体が、割とひっそりした場所で、ここ麺尊はこれまたひっそりとした一角にあるので、何だか落ち着いて食える感じがあっていい。余裕がだんだん出てきたね〜。いい感じですよ〜。
【スープ:醤油ダレのしっかりした塩気+鶏系メインな清湯+じっとり煮干しの溶け込み=上品なまとまり】
私自身がブレておりますので、いつも感覚がズレてしまうのですが、今回の煮干しスープもいいですね〜。「キリリ」とした感覚は変わらずですが、妙に今回は、醤油ダレからくる煮干しアクセルが効いているように感じるのです。このスープは、味合うほどに塩気とニボニボの一体感を味わえるのですが、今回は後味からくる醤油ダレの風味が、一役も二役も感じ取れるよう。ニボ感が塩気に結びつくのはなんとなくわかるのですが、醤油のコクいも結びついた広がりを見せるんですね・・・。後味の最後の最後に、清涼感すら覚えます。
また、ニボの残量感もきになるところ。この一杯は、煮干し粉が丼おそこに滞留するといったことなく、ナチュラルに煮干しエキスと欠片が満遍なく行き渡っている感があります。それを支えておるのは、鶏ガラ系の出汁でして・・・融合の極致ですな。うまし極まれりか。
【麺:密度を感じる一方で、しなやかさときめ細やかさを感じる三河屋製麺】
毎度おなじみのクツクツ&クシクシと前歯で味わうこともできる好きな麺。三河屋製麺製。割と丸めの形状で表面が滑らかである以上に、口元当たりも柔らかくて、するすると抵抗感なくすすり上げられます。千切るタイミングがいちいち楽しくなる麺でして、少しグルテンを感じて仄かな粉感を味わうのもまた嬉し。大盛り不可というポリシーにも汁と麺とのバランス感に対するこだわりが伺えます。そういえば、汁なしを開発中で、メニューには、Coming Soon なんて書いてあったけど、麺のバリエーションを増やすのでしょうかね。最近の私の中では大変気になるところです。
【具:やはり以前より明るく感じる味わいに、今回はちょっとしたサービス?】
やはりチャーシューは、当初よりも明るいピンク色だし、今風の上品な風合いになったと思う豚肉です。豚肉が端麗な仕上がりで、冷酒や辛口白ワインでも合いそうな仕上がりが許せないほどにうまし。きめ細かさすら思えます。鶏のコンフィといい勝負します。あーいいね〜っと思っていたら、何か肉の欠片があったので頬張ってみるとこれがまたお驚き!芳醇過ぎる熟成甘みがすごい勢い。なんじゃこりゃ〜。
金華ハムの欠片だったのか!!何かの間違いで放り込まれたか、はたまた端っこだからご愛嬌で提供いただいたのか・・・・。それにしてもちっぽけな欠片がすごいパワー。嬉しい悲鳴とはこのこと。
総じまして、「麺尊食いだめ推進の一杯」ということで、ちょこっと「更に」頻繁に通いたいと感じる次第。どうもね〜〜、新年度始まるといきなり嵐の中に放り出されるような気がしますので。また残業が多くなりそうなので、今のうち食える時に食っておきます。春一番もぱっと無かった割には、内心は嵐か。なので詠います!
飽きもせず
同じ服着て
同じ店
同じ気分で
また煮干しそば
お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!
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