ラーメン食べて詠います

ご訪問いただきありがとうございます。仕事の合間や、休日余暇を利用してラーメン探訪をつづけております。ラーメン食べて感じる、小さな喜びやストレス解放を、最後に詠って締めくくりますー。

【今週のラーメン1458】 麺 やまらぁ (東京・人形町) 台湾まぜそば+追い飯+生ビール

 嫁さんの実家で海外に嫁いだ方がおられまして、外国人の親戚がいるのですが時々来日して話すことがあります。日本語です。かなり上手いので会話が苦になりません。やはり痛感するのは、海外の会社は休暇が長くとるのが当たり前で、半強制的であったりするらしく、人生を謳歌されているなと感じる点。かなりシニアなマネージャクラスらしいのだが、不在中にじたばたするようなことはないらしい。私なんて、そんなに長く休暇をとったら社会復帰できるか心配な気持ちになるのですがね。



 かなりグローバルな会社でも知っている人は少ないけど、規模的には業界トップクラス。本社機能はさる国にあるだけで、あとの基幹組織は各々現地に根付いています。おそらく凄く業務が整理されていると思われ、バトンタッチで各種業務の引き継ぎと遂行をなんなくこなしている組織づくりがすごいと思う。しかも、変化に合わせてスピーディーな感じもうける。何が日本の企業と違うのだろう? 考え付くのは、せいぜい「役割定義がしっかりしている」ことと「業務整理」がなされているということくらいか。おそらく会議なども、きちっと目的とゴールが設定されて、ペンディングの明確化とタイムスケジュールの設定がキチッとしているに違いない。だから権限の委譲も速やかでスマートに思えるのでしょう。今すぐにこんなエクセレントカンパニーやそのマネージャ達とと太刀打ちでいないと思うけど、引退するまでにといういうスキルを身に着けたビジネスマンになっていたいと思っていた若いころの夢が思い出された。



 日頃は、ごく限られた付き合いの中で仕事をして、その中で悶々と悩んでいたり戦ったりしているだけでは、たどり着けない何かがあるな。ちょっと眩暈を覚える思いだが・・・。




 ・・・・などと考えながら、今回はわざわざ、逆遠回りまでして人形町にやってまいりました。なぜなら・・・都内で「台湾まぜそば」をレギュラーとして展開している店はそんなにないから。汁なし担々麺とはまた違う・・・独特の味わいにハマっているこの数日に、仕事を少しばかり余裕ぶっこけるうちに、一気に開拓進めてしまいましょう!ということで今回は、「やまらぁ」。ここは、何食っても旨いはずな店だと個人的には思っているくせに、あまり訪問ができていないというジレンマもこれで解消ができるというもんです。わざわざ分かりにくい場所にあるようなロケーションに、この日も都内の麺好きが、そこそここぞってやってきて・・・・・入店時、先客4名という感じでした。その中で台湾まぜそば食ってる方はおられなかったけど。






 まずはお疲れ!と自らをなぐさめるために生ビール!炭酸ボンベを交換したばかりか、ノズルの調子がわるいのか、最初泡ばかりでてきて何回も入れなしてくれて時間が経過。他客の麺ゆで時間アラームがピピピと鳴ったタイミングで、どうぞ、と配されるが、ちょっと泡多くねえ?など思うけど、目的は台湾まぜそばなのでそのまま3口で一気に空けてみた。ピリ辛な味わいが恋しくなるころ、配膳が完了する。おお!やはり・・・今流行のラーメン屋さんみたく、定番の中にセンスある麺顔を感じるね。適当に写真を撮って、一気に崩してまぜまぜしたあと、辛抱できなくなったところで、まずはずずずーーーと大胆にいってみる。うううう!なかななやる・・・・。心の中で叫びます。


  





 うわ!めさめさ旨いがな!!台湾ミンチも柔らかさの中にシャープの辛さのキレがあるやん!こりゃそそるで!!旨し!!!!










【タレ:鶏豚しっとり旨みに、シャープさとヒリッとしたエッジングが効いて旨し】


<動物系のじっとりしたタレに、辣油強めな風合い醸す優れもの>


さすが「やまらぁ」と思えるのは、鶏豚のまったりしたスープ感あるベースが、しっかりとしていると感じるところか。麺を箸で端によせて丼の底に溜まった汁を眺めると、旨そうな褐色に濁った濃厚そうな汁がそそる感じです。そしておもむろに全体をかき回し始める。すると一気に赤みが全体に広まりまして、台湾ミンチの威力をまざまざと見せつけます。さらに、その色合いと味わいから、「辣油」のシャープな切れ込みをやや感じる。


卵黄が上手くマイルド方向に制御していると思えます。しかし、シャープさは失っていない。なんというか、安全カミソリのようなシャープさと例えましょうか。鋭さで切れ味確かなのだけど、どこか安心さがある。それがちょうど最近食ってきた台湾系の中では、深ぞりにも思えてくる。辣油を制御していのは、卵黄の他にミンチの肉汁。こいつも旨味で辣油をマイルドにし、そして炭水化物を欲するように仕向けてくる。いやはや、炭水化物に卵黄がテッパンであるように、にくえきすにはもっとテッパンなのであります。冒頭に、一味や、赤唐辛子でなく辣油で先制パンチ!というのもオーバーながら、猫パンチくらいの衝撃はありますかな ^_^ 。






<淡く仄かな山椒のヒリリとしたエッジングがセンスいいと感じます>


私のセンスに合うなと思ったのは、山椒の微妙で仄かな使い方だと思うのですが。山椒なんぞ入ってないわいと言われれば、ごめんなさいと謝るしかない。 いや、それほどに淡い淡麗な爽やか痺れでして、通り過ぎた後は、また辣油と結びついて香ばしくも感じる。この微妙な加減がまたテクニック感を高めますやん。


また、山椒の風味とニラが合うのであります。あの青く爽やかな苦味成分が、山椒と滲むとたちまちエキゾチックな風合いを醸し出す。ガシガシとニラの欠片に歯を入れ込む行為そのものが楽しくてたまらん。











【麺:馴染み深い質実な中太ストレート!まぜそば系でも安定感】


<すごくポピュラーなストレート中太麺が質実な歯応えでいい>


思えばこの麺とベースとのかき混ぜ状態で、冒頭から山椒かペッパーが振りかけられていたのかも知れぬ。良い店に行くと大抵の場合、ブランド製麺所の面箱があって、それなりな高品質な太麺をすする。そんな白い地肌の崇高っぽい麺に、粉の張り付き感を覚えます。


全体的には密度感あり。固めな多加水といった感覚で前歯の差し込みにプツリっという軽やかな弾けと伸びを感じる切れ味がナイス。もうそれだけでこの麺好き!と叫びますよ。もちろんこころのなかだけね。奥歯のプレス感もやや固い中に伸びやかな弾力も奥底に感じることができる。非常に品質の良いグルテンを感じます。




<スッキリした地肌に出汁と油が浸透して、つるっと粋なスベリ>


かき回した後の様変わりが異様に旨さを感じさせます。赤みを強く帯びた褐色が、ニラの深緑と色彩だけでなく明暗も含んで、コントラストを構成していてるのが、丼の中でのドラマであります。言わずもがな、あかの正体は赤唐辛子と辣油。そして、ベースの油分とよく絡みますので、非常に舌触りが滑らかです。


つるつるしているのだが、まぜそばというジャンルにしては、滑りの中に軽やかさも感じるので、「粋」と感じてしまう部分があるような、ないような・・・。こういうところ感覚に自信ない。










【具その他:少しスタイリッシュな追い飯・・・海苔追加で尚うまく!】


<追い飯も手を抜かず・・・有料だからね>


定番ですな。これをやらずして帰ることがもう出来なくなってしまった ^_^ 。もう食べ慣れたふりして偉そうに追い飯をコールいたしますが、「はい、50円いただきます。」と返答されて、実は少し動揺したりする。50円がおしいのではなく、これはサービスなのが当たり前と思い込んでいた愚かさと、予め小銭を出せるように準備していなかったのが、主義に反するのだわ。。。でも、やっぱり食ってよかった。払った価値あり。


有料であるのもあって、追い飯もどこかスタイリッシュな格好です。レンゲに盛り付け、猪口のような容れ物に立てかける。そして海苔を二枚対立的に立てかけて配膳。まるでアイスかデザートか。意に介せずいきなり投入してまぜまぜ。


  





台湾ミンチが少し柔いのが功を奏しているかも>


いや〜、実に追い飯が旨し!やや緩くなっていた台湾ミンチが、飯と混じり合って、水分少なめなオジヤ風で旨し。辣油、ベース、ニラ、そして卵黄とミンチが複雑に絡み合っているのに一体感! もはや、追い飯が病み付きです。







 総じまして、「辣油に素直な台湾まぜそばと個人的には受け止めていて、辣油好きとしては一番ハマるかもと思えます。


 しかしそれにしても、本場名古屋を忠実に再現するとか、微妙にタレにアレンジを加えてちょいと崇高に仕上げるとか、もっと一気にワイルドに仕上げるなど、いろいろ一気に食べ続けてみて、個人的には大変面白かったこの数日間でした。これからも都内で、「台湾まぜそば」という看板を見かけたら躊躇なく入ることでしょう。もっと暖かくなってくると、大阪発祥の「キムラ君」の季節にもなってくるし、こういうピリ辛まぜそばが、この春夏も食えることが楽しみであります。とういことで・・・・なので詠います!



   春珍事
   怒濤の汁なし
   連食で


   この先何ある
   知る無しもがな



 お粗末!ということで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!






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