ラーメン食べて詠います

ご訪問いただきありがとうございます。仕事の合間や、休日余暇を利用してラーメン探訪をつづけております。ラーメン食べて感じる、小さな喜びやストレス解放を、最後に詠って締めくくりますー。

【今週のラーメン1448】 汁なし破顔 (東京・大塚) エビマヨ汁なし・中

 先月、スーパー元気なご年配と一緒に仕事をさせてもらって、気に入ってもらったのが利用されているのか何だかわからんが、引き続きご指名をいただき御つきあいをさせてもらっております。こちらのオフィスに来てもらうより、出来るだけこちらの方から積極的に伺うこととして、外出理由にさせてもらっていたりします。それに、ゆっくりと話を伺えることができますからね・・・。


 しっかし、私の親と変わらない年齢とは言え、皺が刻まれたまぶたを奥の瞳は、好奇心旺盛な中学生のような爛々とした光に包まれています。嗚呼、こういう風に歳を重ねられたら、どれほどいいか!としみじみ思います。積み重ねて来たキャリアもさることながら、どんどん進化する技術動向をしっかりと今でもキャッチし、日本全体、業界全体のあるべきを日々考え、自分の立場で何ができるかということを、実に明るく前向きに考えておられる。更に、グローバル力は今でも衰えることなく、その語学力は、うちの海外営業も下を巻く。そして、紳士。



 第一線を退いたからの余裕もあるのでしょうが、エグゼクティブというクラスの方には、こういうところがあるのでしょうな・・・。









 ・・・・などと考えながら腕組みして山手線に揺られていると、ちょっと乗り過ごすどころか、すでに約半周しておるではないか!? 疲れが溜っているように最近見られないけど、溜る物は溜るのよね・・・。で、目覚めた場所が「大塚駅」。この日は週末でもありましたし、「鳴龍」かな・・・・と麺の算段を始めるところですが、ここでも一応「汁なし 大塚」でグーグル先生に訪ねる。すると・・・・「汁なし破顔」さんがはじき出されて、危うく汁なしロードから外れるところを踏みとどまることができましたわ。

  

 駅から北西方向に飲食店が軒を連ねた道があり、ひたすら突き進むこと5分程度で到着することができまして、「ラ」の看板が目印であります。客入りは、2割程度の過ごしやすい入り具合。券売機の前で・・・・塩とマヨとすごく迷うのだけど、マヨ好きなためエビマヨをチョイス。カウンター席につき券を店員さんに渡すと、別の店員さんが丁度「何か工夫がたらない気がするんだよな〜」とメニューの改良談義に花が咲いていた。研究熱心なにより!まあ、今回は、マヨな気分一色で待つこと8分程度。その一杯に対峙したのだが、実際のファーストインプレションは少し違ったものに・・・。私は心の中ではこう叫んでいた・・・。



 うおおお!マヨラーなワシやけど・・・・麺と肉にも心もっていかれたがな! 旨し!!!








【タレ:マヨラー的にはあっさりタレだが、エビは香るよ、どこまでも】


<確かに香る〜エビの香ばしさに、あっさり系のマヨネーズタレ>


  見た目は普通の油そばなるが、奥底に潜むマヨネーズタレに今回はどこかワクワク感を抑えきれません。何せ私はマヨラーなのでして、ドレッシングはオイルタイプのフレンチしか認めず、それ以外はすべてマヨネーズで野菜を食べます。茹で卵はもちろんマヨですし、ときどき刺身でも食うので家族をはじめ周囲から奇人扱いされるのです。茹で海老などは、マヨネーズが一番合うと思えますし、オーロラソースなどは、考えた人は天才かと思えてなりません。そんなマヨネーズLOVEな私が、マヨの汁なしを選ばないはずがないのであります。


 で・・・・これは濃厚なマヨの豊かな酸味を・・・・と思いきや、実はマヨよりエビの風味が前面にでてくる冒頭の感覚。ま、エビマヨだからね・・・・と半ば気を取り直してもう一度味わい出すのですが、少し肩すかしを食らうほどに、あっさりとしたマヨネーズの雰囲気。そこは、汁そばの「タレ」たるわきまえを感じますな。それにしても、マヨ感はあっさりしていて、濃厚に埋もれたいと思って対峙したら少しGAPを感じてしまう。致し方なしであります。


 しかし裏を返せばこれは思う以上にヘルシー系であります。最近、汁なし系を食い続けて麺量が増え続け、濃厚ダレを味わい続けているオッサンとしては、救いなのであります。酸味よりは、ゆるい塩ダレを感じる大人しいマヨのまったりさ。そんな全体印象でありましようか。それゆえに、エビの風味がさらっとしていながら、そこそこ味わいの中に溢れている感覚ですね・・・・。




<意外なライト感、ペッパーでキリリ感をアップ>


 どうも油そばというやつは・・・・後半に何かチューニングをしないことには収まりがつかない衝動にかられます。それがたとえ完成されたレベルであろうと、何か自分の手を加えないと・・・・、別の味をプラスして変化した味わいを楽しまないと・・・・いけない。そんな衝動にかられるのが油そばなのです。今回も私は、それを実行しようと思いますし、あっさりタイプのタレならそれはもう必然であります。





 ところが・・・マヨ系に、いつもの如く辣油と酢という攻撃はいかがなものかと・・・・。その組み合わせの妙に少々考え込んでしまう。なので今回は、ブラックペッパーの一本勝負とさせていただきました!これ正解だと思いましたよ!単なる塩気プラスじゃなくて、味わいのエッジがシャープになりつつ、刺激もプラスして、おまけに適度な塩気もボリュームアップさせてくれますもん!ちょっと今後の大いなる参考になりました。マヨネーズも天才だけど、ブラックペッパーも天才であります。







【麺:マヨのようにはしゃぎすぎない「落ち着き」を感じる逸品】


<潰しこみがきっちりと感じる中太ストレート麺>


 麺が落ち着いていていい感じ!どう落ち着いているかというと、まず太さが中太ってな感じで、ワイルド的でもなく、シルキーな感じでもなく、ほどよいちょっと多めなボリューム感が見ていて楽しい。適度に健康的な小麦粉との黄色感がいい。前歯で切り込むとややハードに引っかかり、テンピュール的に反発低めで沈み込む。奥歯ではその低反発はよりしっかりと感じられてクシリと頭のなかで音をたてながら、淡く千切れ混む。その刹那に麺における潰し込みというか・・・・密度感をほどよく感じる。個人的にはタイプな麺。つけ麺でもしっかり成立
しそうな麺。汁の吸いこみを気にしないでいい汁なし系ゆえに、最後まで麺のハードな質感を愉しめるのがいいね〜。







<表面にぬるつきをあまり感じず、つるっとしたスベリ>


 多加水系の極太汁なし系とは対比的に、ぬるつきが少ないのが印象的。何の理由もないが、感覚的には東京の人好みな感覚ではなかろうか・・・。そんなちょっときりっとした地肌に、雑然というか、部分的にはジャンキーとも感じるマヨの洗礼をうけるそのスベリ心地。しかし以外といい感じでつるつるっとすべるから、これは嬉しい方向に肩すかし。これは、麺の性能の貢献か、マヨ系タレの相性のなせる業かは不明なれど、食べやすさでいうとなかなかいい感じでありました。 










【具:肉だけでいいかも(うそです)】


<バラ肉の塩チャーシューの焦げ目部分が最高に旨し>


 この肉が好きーーーーーーーーーーーー! 一見、どこにでもある他愛もないブロック細切れ肉と見えますが、これがまた・・・塩気主体の微かな焦げ目が何ともなく香ばしい!肉は塩気が一番さ!とでもいいたいのか!!脂身と筋肉質の部位と甲乙つけがたしな肉自体の味わいが非常によいです。なんて言う私ですが・・・・・・、実は肉というもの、ステーキであろうと、しゃぶしゃぶであろうと、カツであろうと、【醤油】で食う人間。ソースとか出来る限り排除です(接待とか宴会では普通に食べます)。

 
 そんな変態極まる私ですら、これは塩中心の味わいが一番良い!と思えます。肉の柔らかさもいいし、適度に高級感が「ない」ところが心の柔らかいところを「ぎゅーっ」と鷲掴みです。ああ・・・・追加すべしであった!!!








<デフォルトで半味玉付きが大変嬉しい>


 そんな肉の感動を引きづっていたため、正直味玉の味わいは記憶からすっとんでおります。さりとて、配膳のときに、デフォルトで味玉があったときは、それは「何かええ感じ!」と幸運を感じます。おそらく薄味で漬け込み浅目なタイプであったと思うけど・・・、すみません、覚えてナイス。










 総じまして、「大塚では、もどかしいほどに「鳴龍」と迷う!」と言えましょう。今回、実は寝過ごして大塚とは言え、普通はめったに来ない土地ならば「鳴龍」でありましょう。しかし、汁なしを愛しているからこそ、この一杯も捨てがたしです。大塚・・・・いずれ激戦地になるやもしれませんな。何気に大勝軒もあったりするし・・・・。なので詠います!



   寝過ごした
   疲れが溜まる
   平日に


   ぐるっと回って
   そこでも汁なし



 お粗末!ということで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!






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