マヨラーなニボシストの私にはまさにピッタリのまぜそば!
やっぱりコロナ禍の影響なのでしょうか?以前は土曜日も営業してた記憶なのですが、平日昼間のみの営業。なのでずっと前から再訪問をしたかったのですが、月跨ぎで休日勤務の半日代休を取得し、ようやく突撃した「児ノ木@落合」さんです。
だって先日、たまたま見た「まぜそば」の情報にビビッと来てしまったから。こちらは煮干が旨いのは承知してまして、煮干まぜそばも当然旨いはず。それだけでなく、マヨネーズ味変が好みでできるというではないか!。私は煮干し大好きニボシストでありますが、同時にマヨラーでもある!。二つの魂がダブルで叫ぶので、行きたくて仕方がなかった次第です。今回は弾ける気分で具材は特製!麺は大盛!とさせていただきましょう!。
<酒> アサヒスーパードライ!気温上昇と共に痛快なのど越しとキレ味が欲しくなる!まぜそばにも相性良し!
食らう前に飲むぜ!だって午後からOFF!。最近、自宅でヱビスを箱買いしてたもんだから、久しぶりな気もします・・・そんなスーパードライ。陽が射してヌクヌクと気温も上がってきたので、そんなタイミングではお似合いのブランドだったかもしれません。くどくて何度も言うか、個人的には一杯目が世界一旨いビール。小ぶりの専用グラスに注ぐと、一気にあおって空にします。
スーパードライに限っては冷やし過ぎる程度が丁度よい。冷気が辛口な刺激をより強く感じさせて、まさに唸るのど越しなのですなぁー。そして、ジャンキーなメニューに合うビール。その刺激。汁そばよりも、まぜそばの方が似合うような気がいたします。
<全体> さすが特製!一面の肉絨毯!慌てずゆったりと酒のアテとしてっ楽しむひと時!
そう言えば、開店当初からお母さんがお手伝いしてましたよね。今でもお元気そうで何より。丁重な接客は相変わらずで、こっちも気持ちが和らぐぅ~。のほほーんとビールをあおって過ごしてたところで、いいタイミングで配膳されました。それはこんな麺顔です!。
おおお!素晴らしき肉が広がる光景!事前に予習してきたとは言え、肉をアテて酒をゆったりと食らうにはもってこいです。汁そばやつけそばだと、冷めたり伸びたりするのが気になりますが、汁なし系ならちょっと余裕をもって食える。なのでトッピングの肉を、一枚一枚剥がしながら、クチに入れてはしっかりと味わい、ゆっくりとビールで後味を洗い余韻を楽しめます。へへへ・・・代休の喜びを堪能!。また意外とタレが多めではみ出していました。なので、肉をそのまま食らうのもいいが、少しタレにディップさせたりして味うわうのもまた一興!。楽しみかた自由自在!。
<タレ> 背黒の風合い?煮干がピュアで甘みが深し!醤油とラードに軽やかに絡んでコク深し!
さてタレですが、色合いが少し独特で深い焦げ茶色に見えます。煮干が濃ゆいと深緑に映えることが多いのですが、何となく背黒鰯がしっかり溶けているような印象。実は以前、ここで食した「純煮干そば」の風合いに確かに似ていると感じます。期待するニボニボ感はしっかりと伝えてくれる一方で、吐く息やゲップが煮干臭いといことは皆無。煮干の苦い旨味の中に、甘味すら覚える余裕もあります。それに醤油ダレの余韻などもあって、風合いも明るいイメージ。
そして少しラード溶けているところが、汁系とは違ったコク旨の分厚さを感じさせます。それでいて重くもたれないのが好印象で、脂の質の良さも感じる次第。本来ならここで、少しだけ酢を入れて、ラードとの共演を楽しみたいところですが・・・今回は、別の味変化に激しく期待しますので、今回は酢の円やか変化をスルーさせてもらいました。
<麺> 多加水系太麺!微細にボコ付くフォルムは素朴さを演出!タレをしっかりキャッチ!明るい歯応えと滑らかなスベリが心地よし!
こちらは2種類の麺を使い分けてるようす。背脂煮干そばと同じ麺を流用ですね。多加水系の太麺。縮れと言うより、ごわごわと細かいボコツキがあったり、捩れたりして素朴に映るスタイルです。なのでこの凹っとした部分によくタレが絡まるので、一体化した味わいが深い!ツルツルと言うより、ニュルニュルとヌメりますが、滑らかでライトに啜れます。
歯切れはイメージしやすいモチモチとした明るいイメージ。極太でもないので食べやすく、束にして奥歯でヌチヌチと潰します。麺の素地というよりタレに絡みまくった甘さが印象的。煮干系の甘味が、麺の淡い甘味を覆い尽くすようで、煮干の香りと甘味、そして背脂のコクがみっちり!一体感を楽しめます。
へへへ・・・また性懲りもなく、海苔を巻き付けて食らいます。ペッタリと海苔が麺の地肌に貼り付く。箸で摘まんで持ち上げると、乾いたパリパリパリと音を立てるのが気持ちいいし、香り高さを伝えます。煮干味にも激しくマッチ!。そして勢い余って、チャーシューでも麺を巻いたりなんかして楽しみ尽くしましたー。
<チャーシュー①> 低温調理豚肩ロース!脂身多めで肉味に甘味が溶け込む旨さ!しかも超大判3枚!
まさにビールには最適!見事に熱とソミュール液が均一に深く浸透しております。レアっぽ過ぎることなく、また肉本来の風合いをしっかりと残すと言った絶妙な仕上がりがナイス過ぎます!。割と脂身が多めに差しているところも秀逸で、脂身の甘さを存分に楽しめるといったもの。舌の熱で蕩けて全体に染みわたります。
また赤身の肉本来味もいい感じ。赤身の旨味に下味のやさしさが染みて旨い!。そこにまた脂の甘味が差しいるので・・・もうビールとピッタリです。大判で3枚もあるから少し余るって感覚か?。まぁそうなっても麺と楽しむだけすがー。
<チャーシュー②> 薄味仕立てのコンフィタイプ鶏胸肉!フカフカな歯応えは上品!タレと絡んで滋味に甘味が増す旨さ!
豚よりも鶏の方がレア感に神経使うものですが、熱入れが過ぎるとまた固くなってしまうもの。こちらもフカフカな化粧パフのような仕上がりで、秀逸な出来栄えです。肉厚で2枚。薄味ですが食うと薄いと感じさせず、胸肉らしい優しい滋味が広がります。これは煮干タレを少しディップして使うといいかと。その方がビールに合います。
<味玉にハズレなし!> 煮干ダレにもマッチ!白出汁に染まったような丸い甘味が染みた旨さ!
さて味玉。出汁の浸透ほどよくトロミ卵黄はもちろん、白身も味わいが染みて旨しです。少し淡いベージュな色合い。薄味の出汁がしっかり浸透していると言う印象です。トロトロで深いオレンジ色で輝く卵黄にじっとりと深みを加えます。味わいとしてはマチュアなんだが、優しさを感じる丸い味。煮干ダレに混じろうとも、卵本来味のアピールしてきますよ!完成度の高いっす。
<味変化> マヨラーだから存分に!ドバドバ入れても煮干風合い崩れず!意外とナチュラルな味展開!?
へへへ・・・いよいよ、マヨラー本領発揮とまいります。本当はなめ尽くしたい気分。子供ころ、腹減ってマヨネーズをこっそり舐めてたら、あっと言う間に減ってしまい、親からこっぴどく叱られた記憶がありますな。お好み焼きにしても、サラダにしても、本体の味が分からなくなるほどかけてしまうため、結婚してからも注意されております。因みに、私は味の素派。この話になると、キューピー派からはよく追及を受けまするな・・・。
煮干ダレと喧嘩するかと思いきや、まったくそれは無いですね。煮干が甘いためか?はたまた相性そのものが良いのかもしれません。軽い酸味を覚えるマヨの風合いに、煮干しの甘が溶けると、ソースのようなコク深さとなります。それを麺に存分に絡めてしっかり味わう!。まぜそばは、味変化というと、辣油か酢のパターンが多いが、マヨネーズも広めてほしいと強く思う次第です。
勢い余って・・・味玉にもかけてしまった(汗)。茹で卵を食らうときにいつもそうしてるのですが、卵とマヨを見るとついクセでね・・・。せっかくの出汁がマヨの味に埋め尽くされましたが、ま、好きだからいいってことに。また、レアチャーシューにまでかけてしまったよ・・・。ボンレスハムでよくやるパターン。スライス肉とマヨを見ると、これもついクセでね・・・。これも、ま、好きだからいいってことに。
総じまして「まさしくニボシストとマヨラーの魂が激しく共鳴する旨さ!どちらか当てはまるなら一度は食うべし!」
・・・と言う感動の嵐!。前半の円やかで濃厚な煮干しの展開!後半は御馴染みのマヨだらけの愉快展開!。今回はダブルでガッツリと楽しませてもらいました!。大盛腹パンで痛快な食後感!。東西線落合駅の他、JR東中野駅からも十分に歩ける距離。たまには途中下車して食らうも激しくオススメ!旨し!なので・・・とっとと最後に詠って、いつものように締めたいと思います!。
お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!