ラーメン食べて詠います

ご訪問いただきありがとうございます。仕事の合間や、休日余暇を利用してラーメン探訪をつづけております。ラーメン食べて感じる、小さな喜びやストレス解放を、最後に詠って締めくくりますー。

【今週のラーメン3569】 櫻井中華そば店 (横浜・保土ヶ谷) 味玉中華そば(塩)大盛 〜眩しいくらいに濃密な鶏エキス!塩ダレのピッチリ感も明るくバックアップなる崇高鶏塩麺!

寝過ごして保土ヶ谷に来た結果・・・中華そばで気分はリカバリ
 最近寝不足なのか、それとも疲労が溜まっているのか、ストレスか・・・。まるで季節の変わり目のように眠たくて仕方がない。特に電車で座り揺られながら陽射しなど浴びていると、ポカポカしてきて数分もしないうちに無意識に深い眠りについてしまいます。もうやってることお爺ちゃんと同じー・・・。東京都心から横浜方向へ帰る途中の横須賀線が、異様に気持ちが良くて、眠りから覚めると・・・そこは「保土ヶ谷」でありました(瀧汗)。嗚呼、完璧に乗り過ごし!。昼飯計画がすっかり断たれてしまい、急遽この地でオフィスにメール一本送って、寝た後の颯爽な気分でラーメン活動開始!。
 

f:id:TOMASSOON:20190116141431j:plain


 
 気分的には新規開拓したくて、ならば保土ヶ谷なら「ほどが家」だろうと向かってみたが、生憎休業日でフラれてしまう:汗。あんまりこのエリア詳しくないので、やはり混んでても人気店に行くしかないかな。そんな感じで、全く思わぬ形で辿りついたのが、今回の「櫻井中華そば店」さんです。ランチタイムピーク後半だからヤバいなと思ってたが店前待ちが一人。1分もせずして入店できました。その後パラパラと立て続けに客がやって来たから、絶妙のタイミングだったみたい!。超ラッキー。
 

f:id:TOMASSOON:20190116141418j:plain

 
 
 こちらはTRY新人賞にリストアップされてましたっけ。昨年食した醤油が絶品だったので、それが鮮やかな記憶。スープもいいが麺もよしで、今回はどうせなら大盛を食うつもりでした。財布の中には千円札は一枚しかないので、この範疇で思いっきり楽しむとして、今回は「味玉中華そば・大盛」とさせていただきましょう。それとスープは、前回醤油だったからその流れで「塩」とさせてもらいました。
 
f:id:TOMASSOON:20190116135850j:plain
f:id:TOMASSOON:20190116135904j:plain
 

 
 
 
<全体&スープ> ピュアで濃密!シャモ丸鶏のエキス溢れるじっとり感!微かなペッパーで一気に洋風に転じる!?
 
 店先には製麺室があり、こちらは自家製麺でスープや具材にも素材拘りが、並々ならぬ意欲的です。最近のラーメン店のうんちく書きには、補足説明ではなく説得する迫力が伝わってくるね。毎日ラーメン食べて不健康と、今になっても同僚から心配やら揶揄を受けるのですが、いえいえかえってラーメンって健康食・栄養食ですよと、逆に教えてさしあげたくなる。化学調味料無添加などはフツーに見かけるし、製麺に至っては自家製で天然かん水使用なんて店が珍しくない。こちらのお店はその格好の例のようでして、近い将来には、ラーメン健康法」ってなことも起こり得るのかもしれません。・・・そんな馬鹿なことを妄想してると、会社メールの着信音が鳴り、我に返る。そんなタイミングで都合よく配膳が完了いたしました。それはこんな麺顔。
 

f:id:TOMASSOON:20190116135925j:plain

 
 
 おおお!何だか眩しさを感じる黄色い透明感!塩スープの透明度の上に更に磨きをかけるのは、鶏エキスの成分のようす。さっぱり塩系のつもりが濃密さも同時に伝える為、輝き方に重さすら覚えます。透けてみえる麺は不規則に縮れて、素朴感ありありありの手揉みのフォルム。味玉のオレンジ色がこれまた濃厚で、食べ手ににらみを利かせる眼のように備わってます。それに麺が大盛だから圧迫感も加わった印象~。
 

f:id:TOMASSOON:20190116135934j:plain

 
 
 まずはスープから。レンゲを透かしただけで黄色く透明な色合いが明確。いかにも鶏エキスという脂感です。うんちく書きによれば「信州黄金シャモ」を使用だとか。丸鶏だろうな・・・この芳醇さはと思ってたけど、他にも生のガラとか、挽肉、手羽先なども加えじっくりと煮出したものらしい。時間をそうとうかけていると思わえれ、そのエキス感に妙な香りとか、くどすぎる重さはなく、ナチュラルな鶏コクだけが染みわたります。神奈川と言えば、鶏油を垂らした淡麗系清湯をイメージしますが・・・ここまでベースが芳醇だと、鶏の香味油を加える必要がないみたい。
 

f:id:TOMASSOON:20190116140945j:plain

 
 
 また鶏イメージ一辺倒か?というと実は塩気もしっかり効いてます。塩っぱくはありまえせんが、個性豊かな鶏エキスに決して埋もれたりしない、ピッチリ感を保つ塩味が存在します。これもブランド塩を使っていて、うんちく書きによれば「恵安の塩」という中国の海塩?。福建省らしいが・・・ウーロン茶の他に名産ブランド品目があったなんて知りませんでした。わりと濃ゆい塩味ですが尖りがないので、嫌味は確かにありません。塩分摂った気分の割には、いつまでも喉が乾かないようす。きっと旨み成分と結びつきが素晴らしいのでしょう。
 

f:id:TOMASSOON:20190116141020j:plain

 
 
 全体的にはとってもピュア感溢れる鶏煮出し感覚。しかし100%鶏出汁かは不明。ちょっと他に乾物など溶け込みがあるようで、そこが落ち着きを感じる味わいとなっているのが好印象。それでも鶏エキスがメインなので、和風なのか洋風なのか、ときどき分からなくなるような風味感です。どこかしら鶏油のバターに近い雰囲気もあったりもするし~。
 

f:id:TOMASSOON:20190116141347j:plain


 
 またここにブラックペッパーを僅かでも振りかけると、そこから一気に洋風な味に転じます。もしも途中で重く感じたらこの手で味変化するのも良し。ただアッと言う間に変化して取り戻せなくなるので、中盤以降がよろしいかと。
 
 

 

 
 
<麺> 多加水のモッチリ感触の手揉み縮麺・・・その中でしっかり伝える麺風合いがナイス!
 
 自家製麺で手揉み麺。東京メインでラーメン活動していると、どうしても七彩を連想しますが、平打ちの手揉みピロピロはあまり感じられず、かなりスタイリッシュなボコボコ捩れです。加水は高めで、麺の密度感が高くないという点は共通イメージですが、スパスパと歯切れよいところがやや軽めで凄く食べやすいし、軽快な心地にさせてくれます。さらにその歯切れや奥歯で押しつぶす際には、粉の風合いに似た香りも漂いますし・・・。濃密な塩系スープに混じっても、仄かにイメ―ジさせてくれます。
 

f:id:TOMASSOON:20190116141035j:plain


 
 このライトな捩れやボコボコ感なら、一気にズボボボボボボとすすり上げるのには問題なし。口当たりの流れるタッチが滑らかに印象的で、口元から内頬、そして喉奥へと落ちてゆくシルエット感がさすが!。大盛あったから、食べごたえも感じ、体感200g前後という満足感が嬉しいです。よく見てみると油で濡れているようでもあり、出汁を吸い込んでいるようでもあり。汁の持ち上げよりも、吸い込みが得意な麺かもしれません。これなら、次回はつけ麺ならどんな感じになるか・・・興味が尽きません!。
 

f:id:TOMASSOON:20190116141334j:plain

 
 
 
 
<チャーシュー> まるでもち豚のひょうな脂身の軽さと甘味!バラと肩ロースの2種部位豚肉旨し!
 
 ばら肉と肩ロースの2種の豚チャーシュー。肉身の薄ピンクが鮮やかですが、低温調理タイプではなく、ポピュラーな製法で自然に仕上がった色合いみたい。今回注目したのは「脂の甘さ」。あまりにもそこに注目してしまったため、これはもち豚ではないか?と勘繰ったほどです。肩ロースの脂身が旨いのは承知済ですが、熱々の濃密塩スープに浸れば、いい感じで塩気が入り込み、熱交換で脂が甘味に転化するようです。直ぐに食うのもいいが、少しだけ放置してから食った方が個人的にはおススメかも。
 

f:id:TOMASSOON:20190116141009j:plain

 
 
 また何と言っても脂身が旨いのはばら肉。肉身とパラレルな層を成しており、肉身にはさまれた脂も肩ロースに似た甘さを感じますが、私は外周の脂身に注目したい!。皮に近い部分で極力これの薄い部分をのこしており、そこにはつけダレが浸透している。ここにタレの塩気と風味が凝縮されており、ほかの脂身とは一線を画する旨みがあると思えてなりませんよ・・・。嗚呼、やっぱり脂身旨し!。
 
 

 

 
 
<味玉にハズレなし!> さすがブランド「寿雀卵」・・・ねっとり卵黄の濃密さと滋味深さたまらん!
 
 「寿雀卵」というブランド。これ・・・たまたまテレビで人気ぶりが紹介されているのを観たから覚えてた!。行列までして購入する人多数。卵黄の濃厚さと味の深さが人気の理由だとか。でも分かる気がする・・・この卵黄の色を見れば。オレンジ色が深いのはよく見かけるが・・・・ここまで深いと、これは赤じゃ。ここまでくると卵黄じゃなく卵赤じゃ。また漬け汁が濃ゆくないのも計算高く、本来の味わいを残すような塩味玉の楽しさもありつつ、薄っすらと出汁浸透の熟成甘さを感じる仄かさもありなむ。これは100円だったら安いね!・・・と思ったら、120円じゃった・・・それでも安いな(汗)。
 

f:id:TOMASSOON:20190116140957j:plain

 
 
 
 
総じまして「眩しいくらいに濃密な鶏エキス!塩ダレのピッチリ感も明るくバックアップなる崇高鶏塩麺!」
 
 ・・・と言う捻りのない感想でごめんちゃい。とにかく、どこを見ても、どのパーツに注目してもとても質感が高く味わいが深い。全く隙が見当たらん出来栄えとはこのことで、これは自信を持っておススメしたい一杯。醤油も塩もどっちも食ったが甲乙つけがたし・・・。東海道線で通勤通学している人は、一回食っといた方がよいですよ!。そんな宣伝気分が抑えきれずこのまま、とっとと最後に詠って、いつものように締めたいと思います!。

f:id:TOMASSOON:20190116142126p:plain

 
 お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!
 
YouTubeにもまとめてみました!

関連ランキング:ラーメン | 保土ケ谷駅

 

 

【今週のラーメン3568】 博多禿鷹 (川崎・武蔵小杉) ラーメン 〜気取らない高品質!纏まりとバランス感覚感じる本格博多系豚骨!

武蔵小杉に本格的豚骨系復活!!
 ラーメン食いすぎて心配と揶揄を受けている身ですが、実はそっちよりも酒の方が心配・・・瀧汗。年末年始は正月だからと飲みすぎて、続く三連休は魂の休息だと飲み続け、翌週明けは気持ち悪い朝を迎えてしまいました。あーーー朝飯食えねぇーーーーってな気分で、満員電車に揺られながらなんとか出勤。午後の仕事場へ移動するまで、ポカリスェットがぶ飲み状態でございます。本当にいい歳して、何やっとんじゃ、オレは!。続けてヘパリーゼを飲みまして、何とか平常心を取り戻したのは午前10時前でした。それから出かける準備をうだうだと進める。
 

f:id:TOMASSOON:20190115123620j:plain

 
 
 ただ体調も回復するのも嬉しいが、朝飯抜いたもんだから急にお昼前になると腹が減って来た!。腹が減ると時々体が震えたりしますので、これは困ったぞ・・・・。乗換駅の武蔵小杉に着いたのは午前11時少し前。ところがこの時間でやってる飯屋は、ベーカリーぐらいしかないわけだ。少し前なら、「TETSU」「高倉」がありサクッと食えたのに!。近くのショッピングモールか、ヨーカドーで食っていくかと迷いつつ、何とかラーメンアプリで探し当てたのが、こちら「博多禿鷹」さん。ヨーカドーのすぐそばなので、分かりやすいち近いじゃない!。早速突撃してみることとしました。
 

f:id:TOMASSOON:20190115114243j:plain

 
 
 いつの間に、こんな博多豚骨の店が出来たのだ・・・。店先が路地側に向いているので、全く見逃しておりました。11時ジャストに入店!。一番客だろうと思ってたら、先客が既に5名!。そこそこ人気なのか、ほぼ常連気取りで勝手知ったる感じで注文です。ランチタイムはライスがサービスらしく、しかも小・中・大と選べるとのこと。きっとこれ目当てなのだろうと思われる若者多しの店内です。スゲー!朝から替え玉して、ライスの大だなんて・・・健常な胃袋と、食っても太らない活性化した身体が羨ましい!。
 

f:id:TOMASSOON:20190115114306j:plain

 
 
 
 
<全体&スープ> さらりとした豚骨煮出しで豚旨みが芳醇!ストレスなくグビグビ飲み干せる出汁感覚!
 
 思えば「高倉」閉店以来の本格的九州豚骨の店だね。これは朗報!。家系探すのに苦労しない神奈川エリアだけど、本格豚骨ってのは案外辿り着きにくいからね、武蔵小杉のこんな駅近にあるならこれは重宝。気に入ったらローテーション入りするかもしれません。九州豚骨では、替玉しないとイケないと思いつつ、今回はサービスライスも替玉も、体調を鑑みて自重させていただきましょう。そんなラーメン一本勝負気分で対峙する一杯はこんな感じでした。
 

f:id:TOMASSOON:20190115115544j:plain


 
 おおお!実に定番で安寧あたえる王道の博多系豚骨スープ!。白濁の豚骨エキスにはコラーゲン感がたっぷりと感じられますが、ギトギトとした感覚が薄く、とてもさらっと煮出したようなシルキーな雰囲気がいいね!。少し透けて麺が見える程度の濃度感が素敵。デフォルトで上質っぽい海苔も入っており、キクラゲも質感が高い。これはコスパがいいかも!
 

f:id:TOMASSOON:20190115115549j:plain

 
 
 実に久しぶりの九州豚骨系ですが、まずはデフォルトをそのまま味わいます。レンゲで汁を近づけた際にも豚骨のエグミは一切感じないでとても素直な豚エキスが薫る。そして味わいはまさに塩豚っていう、ストレスを感じない煮出しっぷりで、サラサラゴクゴクと飲み干してしまいたくなる。丁度良い塩梅とはこのこと。コラーゲンは濃すぎず、今の自分の腹の浸透圧にしっくりと来る。何にせよ、ベトベトしないから、とても上品かつスタイリッシュとすら覚えるじゃないか!。
 

f:id:TOMASSOON:20190115115600j:plain

f:id:TOMASSOON:20190115115719j:plain

 
 
 
 
<薬味> すべてしっくりと来る感覚がいいね!ニンニク粒・紅生姜・高菜
 
 今回も「ブレスケア」持参!。食後に基準量の2倍を胃袋に入れることを前提に、思う存分薬味で楽しむのだ。まずニンニク。これは生の粒を皮をむいた状態で粗くスライスされてある。これを水に浸してあるのですが、これが何気にいいね。ニンニククラッシャーにニンニクを入れて潰したあと、内側に搾りかすが残るけど、このニンニクだとそれが出ないのが不思議!。
 

f:id:TOMASSOON:20190115115533j:plain

 
 
 それでいてしっかり生潰しニンニクのシャープな刺激がキープでこれがご機嫌にいいぞ!。2回ニンニクを潰してしまいました。
 

f:id:TOMASSOON:20190115115730j:plain

 
 
 また紅生姜と高菜漬けがいい感じ。紅生姜は、サイケデリック?蛍光色とも言える赤がイメージですが、こちらはやや大人しい紅色で、ナチュラルさがいい感じ。シャネルのルージュで例えるなら「色番#84:ディアローグ」と言ったところでしょうか。噛むと余計な金属的なジリジリ感が一切なく、軽やかな刺激の紅生姜!。紅生姜単体の味もよいし、豚骨スープとの溶け具合も良いし、好印象ですよ!
 

f:id:TOMASSOON:20190115114311j:plain

 
 
 そして高菜漬け。これは全体的に柔らかめで、フツーに白飯に載せて食いたいと思える質感。柔らかいのは当たり前だろと言われそうですが・・・汗。ここから滲み出る辣油のようなエキス感が、豚骨スープ全体に広まって、後半にはとてもカオスな旨さを高めるのが実にナイス。案外これら3つの薬味達の仕事が底上げしているのではないかと感じ入る次第です。
 

f:id:TOMASSOON:20190115123607j:plain

 
 
 
 
<麺> バリカタでお願い!クシクシとした感覚の中に粉熟成の風味深く!
 
 かなり調整バリエーションがありますねー。イチビって「粉おとし」にしようかと思ったけど・・・ここはフツーに「バリカタ」で抑えておきましょう。超低加水のストレート極細麺の、いわゆる「博多麺」。じつはこの麺の違いってのは、私には分かりにくいのでレビュー泣かせな食材。熟成効いた粉感覚を楽しむものと思ってますが、かん水が完全に抜け熟成された風味は、どれも同じように思え、またどれも同じレベルで美味しく感じてしまうのです。
 

f:id:TOMASSOON:20190115121818j:plain

 
 
 わざとカタメな指定にしましたが、博多麺の場合、固くしてもパツパツとは感じられませんね。ここが煮干そばの固い麺と決定的に違う点で、芯をよりはっきりと感じる博多麺ですが、その芯はとってもしなやかで、粉風味をかなりダイレクトに感じる・・・と言ったところ。ここが好みの分かれるポイントで、風味を大切にしたい人は「カタメ」を、汁と混じった糖化の甘味を堪能したいひとは「ヤワメ」を選択するのだと、個人的には感じますー。もっとも、オレのオヤジは歯が弱ってから何でもヤワメで食ってたが、あれはあれで好きで食ってたんだろうねぇ~。
 

f:id:TOMASSOON:20190115121829j:plain

 
 
 
 
<トッピング> 定番の薄スライスばら肉とゴリゴリ歯応えのキクラゲ!
 
 実はかなり、汁と薬味で満足してしまったので、トッピングの印象は薄いんだがー・・・。ただ余計な記憶がない反面、とても素直に食えたという解釈です。豚肉にしたって甘味強めのタレが染みこんだばら肉は旨かった。脂の甘さとタレの微妙な甘さに、豚骨スープの塩気が相まってすごく食欲を感じさえる旨みに感じたし。
 

f:id:TOMASSOON:20190115115655j:plain

 
 
 またキクラゲも質感がよくて、無駄に乾いた感じがなく、小気味よくバキバキボキボキと食い千切れた。バリカタの麺と混じっては、面白い歯応えのコラボを感じたし。汁に濡れた味も実に好きだわー。
 

f:id:TOMASSOON:20190115115706j:plain

 
 
 
 
総じまして「気取らない高品質!纏まりとバランス感覚感じる本格博多系豚骨!」
 
 ・・・と言うのが感想。店がまだ新しいのもあって、まだ清潔感も高いしいろいろ創作的な博多ラーメンも試みているみたい。元々武蔵小杉は飲み屋が多い街だし、飲んだ後の〆にも丁度良い質感とロケーション。とても使い勝手よいのでここはまた来ると思います。ともあれムサコに本格豚骨が復活して嬉しい!そんな気分で、とっとと最後に詠って、いつものように締めたいと思います!。

f:id:TOMASSOON:20190115124726p:plain

 
 お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!
 
YouTubeにまとめてみました!

関連ランキング:ラーメン | 武蔵小杉駅新丸子駅向河原駅

 

紅ショウガ(天然着色)1kg

紅ショウガ(天然着色)1kg

 

 

 

【今週のラーメン3567】 中華そば こてつ (東京・下北沢) 塩ワンタン麺+味玉+冷酒(梅乃宿) 〜グルメと文化の下北沢にしっかり根付く質実拉麺!崇高塩雲呑麺!

連休最後はいいワンタン麺を食いたくて・・・下北沢
 

 

 先日の3連休はラーメン三昧!本当に正月明けにこの連休は嬉しいし助かった〜。早速忙しかったし、体と気持ちがあまり日常モードに巻き戻せませんでしたし、ちょうどリセットできるというものです。正月ラーメン断ちしてたのを一気に取り戻す私です。そんな中で、先日食った「さわ@中板橋」の印象がすごく良く、何となくまだ余韻を引きづっている・・・。連休最後にもう一回訪問しようか?とも思ったものの、行列で時間を潰されるのが嫌ー・・・。有名ブロガーさんの情報では、「さわ」さんは「こてつ@下北沢」のご関係者とのことで、何だーーーそういうことか!このコスパの良さは!!と腑に落ちます。ならば行ってしまえ!と言うことで、京王井の頭線に飛び乗り、「中華そば こてつ」へと向かいましょう。
 
f:id:TOMASSOON:20190114122740j:plain
f:id:TOMASSOON:20190114121754j:plain

 
 降りる出口を間違って、わざわざ遠回りして店へ向かうが、途中で「麺と未来」さんの前を通る。・・・スゲー大行列!!。若い女性客が多く、さすがメディアや受賞で露出するとハードル上がってしまうわなー・・・と、嬉しい反面少し寂しくもあり複雑ですね。斬新な麺の新進気鋭なお店ですが、一方のこれから向かう「こてつ」さんは、王道の中の新しさと言うか・・・そんな質実さがウリのお店だと思う次第。ちなみに夏になれば提供される「冷やし中華」が絶品のお店。オールシーズンだと・・・個人的には「ワンタン麺」。今回はそれ狙いです!。
 

f:id:TOMASSOON:20190114122659j:plain

 
 
 開店時間直後・・・待ちなし。少し寂しい?と思ってたら後からポツポツと客が入っていい感じで賑わいだしてきた。このエリアでもプレゼンスを確保したようで、地元客が多いのがいいね。少し訪問しないうちに、女性スタフが1名加わって、人を入れる余裕も出てきたところが、ファンとしても安心を感じます。
 
f:id:TOMASSOON:20190114121904j:plain
f:id:TOMASSOON:20190114121728j:plain
 

 
 
 
<冷酒> 大人の休日の過ごし方・・・本醸造 梅乃宿
 
 ここのグラス酒が嬉しいんだよなぁ〜。300円というリーズナブルな設定。バリバリの銘柄を揃えると敷居が高まってしまうが、開店当初は菊正宗だったような記憶。このところずーっと奈良県の「梅乃宿」と言う銘柄に落ち着いたようで、これが実に気に入ってるんです。
 

f:id:TOMASSOON:20190114121916j:plain

 
 
 本醸造らしく、いわゆる広く市販するタイプのランク。これが薄く琥珀に輝いているのが見て取れて、それだけでも旨さが香るような気分にさせる。そして香りも芳醇で、純米のズドンとした重さもイメージさせながら、辛口のキレも与えると言う優れもの。キレの方が上回るのでどんな料理にも合いそうな気がします。昼酒に冷酒ってのが強烈に酔いがまわるのが早く、麺が来るまで半分程度飲んでしまったがすで少しにヘロヘロ・・・。あとはワンタンをツマミにしながら最後にちびちびやりました。
 

f:id:TOMASSOON:20190114121743j:plain

 
 
 
 
<全体&スープ> 淡麗さの中に透明感ある鶏出汁の明るさ!滋味を与える魚介エキスの落ち着き!コスパも光るナイスな一杯!
 
 ところで地方から東京に出てきて、東京生活の方が長くなると、体や趣向も東京に馴染んでくると言うのがやっぱりあるよね。若い時は帰省しては「カブれた」などと揶揄されっぱなしでしたが、もうそんなこと言われる年代でもない。関西オリジンのオレとしては、昔はずっと酒なら「ビール」!そのお供としては「餃子」!だったわけで、今となって「冷酒」に「ワンタン」などとは言語道断だったはず。それに嫁さんは関東人だし、日常の味生活に馴染んでし待って幾数年と言うところでしょう。嗚呼・・・早くワンタン麺来ないか・・・などと考え始めたらすぐにそれはやってきました。それはこんな麺顔。
 

f:id:TOMASSOON:20190114121926j:plain


 
 おおお!やっぱりいつ見てもこの店のワンタン麺は賑やかだ!。ワンタンがゴロゴロと放り込まれていて、それでいて生き生きつやつやとした質感がありなむ。ワンタンのみならず、ちゃんとチャーシューも添えられていて、デフォルトの設定を外さないところも気が利くし、メンマが少し多めにサービスしてくれてないか?。この崇高感で850円、大東京ど真ん中の人気スポットでこれですよ!頭が下がる!。
 

f:id:TOMASSOON:20190114121933j:plain

 
 
 まずはスープから!。レンゲで透かして見ると、とっても明るい透明感と琥珀の色合いが美しい。でもよく見るとエキス感を感じるような軽い濁りがあるのね。また表層には鶏ガラと思われるキラキラした脂が軽く浮いており、渦を巻いて浮遊してます。味わうと・・・思ったよりも淡麗であっさりした風合いが広がり、尖りなど一切ないナチュラルな広がりです。鶏ガラの芳醇さがどぎつくなく、まさにナチュラル。鶏100%でもないと思いますし、また野菜等の優しさがあるのかもしれない。ただ動物感のスッキリさが印象的で、ほのかな甘みがあるのがいい感じです。
 

f:id:TOMASSOON:20190114122228j:plain


 
 そのほのかな甘みは魚介系だと思う。これが実にナチュラルな甘さで全体を落ち着かせるので、淡麗と言い切っては見たものの、実は優しい円やかさがあります。昆布等の乾物もありましょうが、魚介の中でも、煮干し系と節系のバランスが拮抗していると思えます。個人的には節系ベースと思って味わいましたが、甘みの主体は煮干しかもしれない・・・。トッピングのワンタンの影響も受けてるかもしれず、また麺から吐き出す炭水化物の甘みが後半に溶け出すので、ゆっくりとカオスと化してゆく甘みです。
 

f:id:TOMASSOON:20190114122301j:plain


 
 薬味は三つ葉とねぎ。比較的控えめな添えですが、それでも十分に風味を与えてくれます。ワンタンなど具材から強い影響を受けないスープのためか、ほのかな薬味の清涼感がじわじわ広がるのもいいね。三つ葉の細い茎一本だけ齧ったら随分と風味が駆け抜けたー。これはワンタンがシンプルだから、薬味のイメージが残るのかも。
 
 

 

 
 
<麺> 程よく淡いクツクツ感が風味よし!ゆっくり汁を吸い込み甘味も徐々に感じる味風景
 
 ちょっぴりカタメな歯ごたえが好き。こちらはストレート細麺を採用。少し加水を抑え気味な雰囲気で、歯ごたえと楽しむタイプ。そして少し淡いクツクツ感です。ンタンの感覚とは方向性が違って、むしろ歯ごたえにコントラストを感じさせて楽しいかと感じます。前半は少し噛み切った切り口には、微妙にアルデンテな芯を残す。このため噛むと風味を少し感じさせるタイプで、咀嚼を進めて出汁のエキスと一体化した旨さを感じさせます。
 

f:id:TOMASSOON:20190114122439j:plain

 
 
 中盤から汁を吸い込み出したなーっと分かりやすいです。前半の箸リフトは揃いにくいものの、腰がしなやかになると徐々に揃い出して、汁の吸い込みの他には、持ち上げの方もよろしくなってきます。ここからはレンゲもこれまで以上に駆使して、汁をためながらズボボボボボボボボボボーーーーーっとすすり切るのが旨し!。細麺はこれができるからイイね。
 

f:id:TOMASSOON:20190114122451j:plain


 
 終盤になっても汁吸いはゆっくりと進行するようで、伸びきった麺の残念感はありません。最後の2〜3本を箸でつまんで、瞬時に吸い込んで無かったことにしてしまいましょう。それでも口の中には淡ぁ〜〜〜く、麺風合いの記憶が再現できますから。
 
 

 

 
 
<チャーシュー> 肉味を柔らかく噛みしめる・・・淡白なる肩ロースの旨味!
 
 昔ながらの中華そば屋・・・と特に言い切れないところが、このチャーシューの表情でしょうか。平成後半のラーメン界に一気に流布した低温調理チャーシュー。料理は科学だとしたら、とても計量計数化しやすい調理法だったのでしょうか。伝統の継承って堅苦しさなくてしかも美味い。特に、肉本来の味を知らしめるところが、すごく説得力ありますね。肉身本来の味って、これでしか知り得ないと思ったし、脂身に甘みがこんなに凄いと思ったのは、こんな肉に出会えばこそ。しかも部位によって微妙に脂のサシが違うため感じ方も違うね。今回で言えば、肩ロースにしては脂みが少なめなタイプで、重くない肉味を堪能。半レアな赤みを塩スープに浸して、ピンク色が薄れかけたタイミングで食うのが旨し!。後半に残しておいた冷酒とともに堪能しきりですよ!。旨し!。
 

f:id:TOMASSOON:20190114122250j:plain

 
 
 因みにメンマが今回は非常に見直した感じ!。淡麗な出汁に浸った長細いメンマは、フレッシュさを感じさせつつ、爽やかな熟成を感じる風合い。軽いコリコリ感も楽しいので、これは軽く一味を振って冷酒で味わうと美味いと思う!。次回はメンマ増しにして、別皿でもらうのも手だなと考え出してます。
 
 

 

 
 
<ワンタン> 肉餡は上品薄味にして詰まってデカい!包み皮は薄く滑らか・・・そして尾ひれが長し!
 
 ワンタンにも色々特徴がありますね。
 
 1)肉餡:てるてる防水・金魚タイプの大粒から豆粒タイプに至るなど
 2)皮:肉厚で皮も食わせるイメージから薄皮で滑らかさを主張するなど
 3)味:うす塩あっさりタイプから生姜・大葉等ハーブを聞かせるなど
 4)個数:全体ボリュームによって数によりけり
 
 これに当てはめると
 
 ・肉餡は大粒で粗挽き肉がふんだん!合挽肉のような引き締まりと柔らかさ
 ・皮は薄皮タイプでデロっと広がり破けそう!とにかく滑らかスベる
 ・うす塩でとてもシンプル!ハーブ感覚は皆無
 ・個数は6つ!大ぶりなゆえに麺顔の半分を埋め尽くす
 

f:id:TOMASSOON:20190114122514j:plain

 
 
 巷の「ワンタン好き」にも色々個性がありまして、「滑らかさ命!」って方もいれば「肉餡のダイナミズム探求!」って方もいると思います。特に「皮の厚さ」にはこだわりがある人多く、私が好きな肉厚皮だとイライラするという方もおられる(会社の同僚)。私はかなり個人的には好みのツボにハマった次第ですが、一点だけ再認識したのは、生姜排除なシンプル味だってこと。先日の「さわ@中板橋」では生姜の清涼感がとても印象的でしたから、その流れで今回訪問したためコンセプトの違いって大きいなと改めて感じました。
 

f:id:TOMASSOON:20190114122646j:plain


 
 因みに「特製」にもワンタンが入ります。いきなりワンタン麺でなくて、まずは初訪問なら「特製」で攻めてみるのが良さそうですね。
 
 

 

 
 
<味玉にハズレなし!> 塩味玉?淡い白出汁?ナチュラルな塩気の中に円やかなエッジと濃密感
 
 三つ葉の下に隠れてますが、今回は味玉もプラス。Mサイズ玉でほぼ白さが目立つ薄い褐色感。このため塩味玉だと思ったり・・・。味わいとしては、白身はあっさりシンプル味で、塩味とよく馴染みます。そこに卵黄の濃密さが広がります。卵黄はねっとり感が全体に広がり、ゼリーやジェルを思わせる感覚。味わいは芳醇な中で、卵本来の味わいも残すタイプです。塩味玉のような分かりやすいシンプルな旨さがメイン?。しかしそこから卵黄のマチュアで熟成した甘みがじわじわと感じます。それは白だしが滲んで味に溶けたかのような錯覚すら覚えるほどで・・・これなら不思議と冷酒とも合いそうです。
 

f:id:TOMASSOON:20190114122503j:plain


 
 同じ商店街に「とよんちのたまご」という店があり、どうやらこちらの卵と同じものを使っているような触れ込みを帰りがけに発見。こだわりの味玉だったことが最後に判明です。
 

f:id:TOMASSOON:20190114122728j:plain

 
 
 
 
総じまして「グルメと文化の下北沢にしっかり根付く質実拉麺!崇高塩雲呑麺!」
 
 ・・・と言うしかなく、極めて王道なうまさ!。価格も味も毎日でも食えそうな質感ですな!。ほぼメニュー制覇してからは、訪問機会を減らしてしまいましたが、もう少し通わねば!。次回は「こってり味」を試してみたいと思いますー。ともあれ落ち着いたいい店になってきて安心。そんな応援気分のまま、とっとと最後に詠って、いつものように締めたいと思います!。

f:id:TOMASSOON:20190114185623p:plain

 
 お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!
 
YouTubeにまとめてみました!

関連ランキング:ラーメン | 下北沢駅新代田駅東北沢駅

 

梅乃宿 純米酒 [ 日本酒 奈良県 720ml ]

梅乃宿 純米酒 [ 日本酒 奈良県 720ml ]

 
葛城 純米大吟醸 (720ml) ) -梅乃宿酒造
 
梅乃宿 本醸造 [ 日本酒 奈良県 1800ml ]

梅乃宿 本醸造 [ 日本酒 奈良県 1800ml ]

 

 

【今週のラーメン3566】 らぁ麺 いしばし (東京・阿佐ヶ谷) 味玉塩らぁ麺+ワンタン+ハートランドビール 〜阿佐ヶ谷殴り込みの、鶏旨味優しいハイスペックらぁ麺現る!

新店展開で更に熱気を感じる阿佐ヶ谷ラーメン事情!
 

 

 早朝からお役所仕事をし過ぎて疲労困憊。そのまま出先でモバイルワーカーとしてパラレルワークを続行して・・・もう疲労困憊でございます。もう吐きそうになりましたし、今日の私も業務終了!閉店ガラガラガラ~~~。妙な午前中の時間にブランチラーメン食ったから、昼飯を抜いて仕事をしてしまったが、終わると急に腹が減るね。帰り道にどこかいい通し営業のラーメン店がないかと一応物色してみます。何も見当たらなかったら・・・「目利きの銀次」か「鳥良商店」で飲んだくれてやろうかとも頭をかすめます。気分的には、中野の「青葉本店」、阿佐ヶ谷の「バラそば屋」「箸とれんげ」あたりが通し営業の候補でありましょうか・・・。
 
f:id:TOMASSOON:20190115173634j:plain
f:id:TOMASSOON:20190115173620j:plain
f:id:TOMASSOON:20190115173556j:plain
f:id:TOMASSOON:20190115173336j:plain
 


 ところがラーメンデータベースで阿佐ヶ谷の新店舗情報を発見!。パール商店街内という好立地。そして何やら情報の通りであれば「通し営業」っぽいのだ。この通し営業っぽい記載は、実は不定に休憩タイムが込みだったりすることが多いので要注意。行くだけ行ってみるか・・・・外れたら「鳥良だ」。
 

f:id:TOMASSOON:20190115163501j:plain

 そんな軽い気分で辿ってみたところ、宣言通りに営業しとったわ~。もっとも材料売切れ次第終了ってな触れ込みあったけど、本日OPENとのことで、そこまではいかなかったようす。それが今回のターゲット「らぁ麺 いしばし」さんです。
 

f:id:TOMASSOON:20190115163513j:plain


 
 割とデカい店箱。そして機材が充実しており、従業員も多く手慣れた感じ。どこか大きな資本が入っているような雰囲気もありなむが、悪い感じが全然ない。明るい店内は女性でも入りやすいハードルの低さで、付近のご年配リタイヤ族の方々も、興味深げに外から店の中を覗き込んでいる方多数です。一つ贈花があって贈り主は「麺屋 翔」の大橋店主。どんな関係かは知らんけど、これで「塩」を食おうと腹が決まりました。
 
f:id:TOMASSOON:20190115163529j:plain
f:id:TOMASSOON:20190115163535j:plain
 

 
 
 
<酒> 大人の仕事終わりの過ごし方・・・ハートランドビール
 
 おおお!ハートランドがあるお店!仕事も終わったところだし、パソコンもブランチに預けて来たことだし、ここは呑むしかあるまい!。480円って設定が微妙で、中瓶だったら嬉しいがそじゃないだろうなーーーーとおもってたらグラスで支給されました。
 

f:id:TOMASSOON:20190115163955j:plain

 
 
 しかしそれはそれでナイス!写真じゃ分かりにくいけど、かなり注ぎ方が上手でプロが淹れる神泡って感じ!!。この泡に麦芽100%の香ばしさと苦みがイキイキ感じられ、神泡を含んだ喉ごしが溜らん!!。労働後の一杯のビールに勝てるものがこの世にあるのか。心の中で深く唸ったビールであった・・・。
 

f:id:TOMASSOON:20190115164001j:plain

 
 
 
 
<全体&スープ> 鶏節の柔らかくも滋味深い旨味が、淡麗な塩と芳醇丸鶏スープに溶け込むのだ!
 
 オープン初日の券売機とは思えん、全メニューラインナップ提供可能状態!。さすが準備の周到さと手慣れた感じがあります。憶測の通り、塩が看板メニューのご様子。鶏節と塩ダレの組み合わせがいい感じみたいだけど、あれ?これ近くの店で似たタイプがあったような?・・・「そると」と比べて味わうと楽しいかもしれません。一応、券売機左上のポールポジションの「味玉塩らぁ麺」をチョイス。そして腹が減ってたので「ワンタン追加」。ビールのアテにもなるしね~。そんな全く軽い感じでノリだけで巡り合い食う事となりました。そんな出会いはこんな麺顔でした。
 

f:id:TOMASSOON:20190115164021j:plain

 
 
 おおお!突っ込みどころ満載なれど、質感は期待してなかった分すごく高いぞ。まず黄色い味玉が目を惹く!そしてワンタンのボリューミィーなことよ!ほぼ麺顔を覆い尽くしたユーラシア大陸ってな感じです。チャーシューは鶏専門らしく仕上がり。そして何はなくとも・・・「鶏節」がちょこっと乗っているようで、アクセントを感じさせる雰囲気です。ただ鋭角に反り返った丼が、何となく後で苦労しそう。
 

f:id:TOMASSOON:20190115165437j:plain

 
 
 まずはスープから。レンゲを差し込んで透かして見ると、それは柔らかい透明感。鶏油のバターのような香味は一切感じられず、ベースのスープ一本に絞ったような芳醇ですっきり感も持ち合わせる鶏出汁をしっかり感じます。まさしく丸鶏から丁寧に煮出したって迫力がありあり。雑味が一切なくて脂がキラキラと輝いている様子です。また柔らかく感じる透明感には、「鶏節」と「麺の風味」が影響しているような気にさせます。
 

f:id:TOMASSOON:20190115165449j:plain

 
 
 そして「鶏節」。これがどうやって作るかはさておいて、本当に鰹節のような熟成感ある旨みを感じさせるし香りが華やかにさせます。花かつおのように後入れで投入するだけで、汁に滲んで時間経過するほどに、じわじわと節系のうまみ成分を吐き出すから不思議。これが薬味の水菜ともマッチしまして、清涼感も引き寄せて全体に風味を浮遊させるから、食えば食うほど味わいがハッキリしてくるという感覚です。店のうんちく書きによると「信玄鶏」と「あべ鶏」のエキスたっぷりだとか。なんとなくブランドなんだろう。有難し。
 

f:id:TOMASSOON:20190115165515j:plain


 
 また後半になると如実に感じるのが、麺の風合いの滲み。風味がそのまま滲んだかのようで、ふわっと感じさせる粉感と甘味を漂わせます。その甘味に結びつくのが、鶏の旨みよりも塩味加減かも。これもうんちく書きからの流用だが「赤穂(日)」「ゲランド(仏)」「天外天(蒙)」の3種の塩を組み合わせてるとかー。私は肉ならミネラル感ある岩塩が好きで、汁系なら柔らかい輪郭がする海塩が好き~というだけしか分からないんですが、崇高なブレンド塩味を今回は堪能させてもらいましたー。
 

f:id:TOMASSOON:20190115172945j:plain

 
 
 
 
<麺> 全粒の風味に加え、粉自体の風味と甘味が感じられるアピール感がいいね!
 
 汁は大合格でしたが、麺はさらに大合格でした。これも産地にこだわり「春よ恋」「きたほなみ」のブレンド。よく目にするよね。細麺と言えども、スタイルはやや素朴さがあり、きっぱりとしたストレートを敢えて残さない。ナチュラルさが生き生きするような全粒の打ち込みだ印象的で、加水も高くも無し低くもなし。表面は少しヌメリを感じるタイプで汁を吸い込みやすい印象です。麺と麺の絡みもよく汁の持ち上げも大変良さそう。
 

f:id:TOMASSOON:20190115173007j:plain

 
 
 一番感心したのは、風味がとても高いこと。スープがやわらかな淡麗系でもあり、麺の粉感がストレートに伝わってくるようにも思えます。確かに汁を吸い込んだ炭水化物感ありありですが、粉の風味を予想させるようなムードを伝えるか?。丼の形状の影響もあるかもしれませんが、妙にスープに絡む麺です。これが序盤から如実だったので、スープを味わい始めたときから、麺の味の存在を感じた次第です。これは〆るとどんな風合いになるのだろう・・・。風味の高さを引き出したのを味わいたい。もうすでにつけ麺への魅惑に憑りつかれ初めております。
 

f:id:TOMASSOON:20190115173026j:plain

 
 
 
 
<チャーシュー>王道の真空低温調理の胸肉!香ばしい皮焦げ目が旨いモモ肉!ダブルの食感楽しい構成!
 
 厨房ではTOSPACK(真空包装機)がガンガンとフルに活躍しており、ガンガンと低温調理の下準備が進んでおります。胸肉と浸し液が次々と真空パックされて積みあがってゆく。そんな逞しさを目の当たりにしながら食らう胸肉。笑ってしまうほど柔らかくて、どこから歯を入れても容易に千切れてゆくのが楽しい~。そして味わい深い。スープの優しさと程よい濃ゆさなので、ゆっくり汁に浸しても変化はゆっくり楽しめます。
 

f:id:TOMASSOON:20190115172957j:plain

 
 
 個人的に気に入ったのが、もも肉。これは一転して炙りの肉で、濃ゆいタレに浸ってオーブンされた感じ。皮に焦げ目を敢えてつけており、その焦げが妙に旨いのだ。二種の肉が味方向が別で被らないうえに、コントラストを感じていいイメージ。これならチャーシュー麺も捨てがたい。次回は、全部入りでも頼もうかと考えてしまいます。
 

f:id:TOMASSOON:20190115173302j:plain


 
 余談ですが、メンマが唯一濃い味でこえもアクセントとなって旨し。醤油味が香ばしく、酒のアテにはもってこい。鶏のモモ肉とこのメンマがあれば、ハートランドビールも3杯は軽いもの~。
 
 

 

 
 
<ワンタン> サイズ抑え気味でさっぱり感の肉餡を、大胆なおおぶり肉厚皮がダイナミックに包み込むうまさ!
 
 今回もワンタンの特徴・ポイントを箇条書きにしてみますと・・・
 
 ・肉餡:豆粒タイプ、しかし全体がデカいから相対的にデカい豆粒
 ・皮:肉厚で皮も食わせるイメージ。皮自体もしっかり食わせる対象
 ・味:うす塩あっさりタイプ。微妙にハーブ感?シーズニング香?
 ・6個(5個?)ありボリューム的に大満足
 

f:id:TOMASSOON:20190115165500j:plain

 
 
 いやー食いごたえあり!。肉餡は鶏豚の合挽きかと思えます。さっぱり味なのでスープの塩レベルとよく合います。今回は麺顔に載せて楽しみましたが、皿でもらってビールでやるというのには絶妙かと!。実は餃子が看板メニューなのですが、肉餡の旨さはどりらも確かなようす。
 

f:id:TOMASSOON:20190115173250j:plain

 
 
 
 
<味玉にハズレなし!> こだわりの徳島県産厳選玉子!塩ダレとクチナシ?を浸透させて旨し!
 
 おおお!見事なるイエロー!。ビリヤードの玉かと思いましたわ。これは何味か非常に興味がそそられますが、どうも塩味玉のようです。出汁の熟成も感じますが、全体的にはナチュラルな玉子味が塩気を含んでおり、馴染みのある旨さも残している感じ。
 

f:id:TOMASSOON:20190115173313j:plain

 
 
 ゼリー状の卵黄の外周は、まだ染まり切ってない真っ白な白身があり、外周は黄色にそまってとてもビジュアル的には面白いですね。塩ダレとクチナシの浸透時間を変えているのでしょうか??。それとも一度にこうも自然な染み込みの差がでるでしょうか?。うんちくによると、阿波手摘みたまごとのこと。阿波鶏って聞いたことあるぜ・・・・。嗚呼、やっぱり味玉にハズレなし!
 

f:id:TOMASSOON:20190115173325j:plain

 
 
 
 
総じまして「阿佐ヶ谷殴り込みの、鶏旨味優しいハイスペックらぁ麺現る!」
 
 ・・・って感じで益々、阿佐ヶ谷が見逃せない。阿佐ヶ谷は俄然いいスポット。狭いエリアに通し営業ラーメンの質が高い。昼飯食いそびれたら阿佐ヶ谷おススメ!そしてこの店もね。チョイ飲みメニューもあれば出汁茶漬けもあるから、幅広くご利用くださいまし。そんな宣伝気分ですがこのまま、とっとと最後に詠って、いつものように締めたいと思います!。

f:id:TOMASSOON:20190115203709p:plain

 
 お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!
 
YouTubeにまとめてみました!

関連ランキング:ラーメン | 南阿佐ケ谷駅阿佐ケ谷駅新高円寺駅

 

 

 

【今週のラーメン3565】 厳選煮干ら〜めん 初代 にぼ助 (東京・御茶ノ水) にぼ助ら〜めん 〜足し算したら掛け算の旨さ!!東京発新潟系のニューウェーブ!?

ようやく叶う初訪問!ネガティブが一気にポジティブ気分!!^_^
 何回も訪問しても妙に休業にぶつかってしまい、本当に拗ねてしまってました。もう縁がないから行かないよ〜・・・なんて思っていた。ですが、しつこい性格ですから神田界隈に用事があったついでに突撃してみたところ、ようやくタイミングが合いました。
 

f:id:TOMASSOON:20190113135529j:plain

f:id:TOMASSOON:20190113152137j:plain


 
 場所が駿台予備校の1号館のそば。なんだか切ないねー・・・OBなんだけど(京都校)。思い出したくもないけど(爆)。当時は自宅と予備校の間に、天下一品があって金がないのに食いまくってたっけー。あの一年間で生涯の天下一品を食う量を使い切ったと思っており、その後あまり食ってない。御茶ノ水界隈には旨いラーメン屋がとても多いので、似たような学生がおられるかもしれません。もう受験の佳境ですが、努力は裏切りませんから自分を信じて貫き通して欲しいと願う次第です。
 

f:id:TOMASSOON:20190113135521j:plain

f:id:TOMASSOON:20190113134742j:plain
f:id:TOMASSOON:20190113135528j:plain
 

 
 そんな感じで少し悶々としながら入店。するとびっくりするほどの大きな声でお出迎え!それは体育会系真っ青の元気良さ!。その元気良さは「煮干しつけ麺 宮元@蒲田」とどっちが大きい声か・・・甲乙つけがたしですよ。しかしそれだけではなかったよ。券売機のところまで来てくれフォローしてくれる。店員さんには全くのとばっちりなのだが、オレ自身が少々ふて腐れ気分だったので、「これ何?」「これはどんな感じ?」「何が違うの??」とぞんざいに確認してしまったが、全部言葉を拾って誠実に返してくれました!!。お陰で元気を取り戻したし、自分を恥じたりもした・・・・。駿台生諸君、腹減ってメゲるようなことあったら、手っ取り早くここ行っとけば、メンタルリカバリーも早いかもよ!。せめてものOBの助言〜(苦笑)。
 

f:id:TOMASSOON:20190113135523j:plain

f:id:TOMASSOON:20190113151718j:plain
f:id:TOMASSOON:20190113152054j:plain
 

 
 
 
<全体&スープ> 限定がレギュラーに昇格?気が付かなかったわぁ〜!燕三条系と長岡系の掛け算は・・・ケンカどころか相乗効果爆裂!
 
 ところで自分でも珍しく、なんでそこまで、入店してふて腐れてたかというと、これまでフラれ続けた怨念以外にずっと去年から狙ってた「季節限定」が見当たらなかったから。やっと食えると思ったら、食いたいものがない・・・オレをどこまで・・・という気分だったわけ。自分でも思う・・・オレって「小っちぇーーーーーー!!!!」。なので、これは?つぎは?どう違う??などと聞いてたんだが、段々とわかって来たことは、「季節限定がレギュラーに昇格?」ってこと?。「にぼ助ら〜めん」って去年はありましたっけ??。中身を聞くとこれがどうも、狙ってたそれっぽい内容じゃん!。だったらそれくれと、ボタンを押して手渡しました。もし違ってたらの保険的に「並」に抑えましたけどー。そんな疑念を払拭してくれた一杯は、こんな麺顔でした!。
 

f:id:TOMASSOON:20190113135525j:plain

 
 
 おおお!やっと巡り会えましたね!。メニュー名称が変わり、まるで苗字が変わってしまった恋人と出会うとこんな感覚なんでしょうか。ちゃんと背脂が一面にプカプカと浮いており、一部に色濃く生姜が投入されて滲んでいるのが如実にわかる!。スタフさんは、配膳してくれた後もお見合いパーティーの司会者のように、短く麺顔のパーツ説明をしてくれます(笑)。まさしく燕三条の背脂煮干しと長岡の生姜醤油との出会い!コラボ!。
 

f:id:TOMASSOON:20190113135524j:plain

 
 
 まずは背脂煮干しが濃ゆいところから・・・つまりベースからレンゲを突っ込み、掬い味わいますがこの時点で、すでに&俄かに煮干し+生姜コラボの序章が始まってます。優しくもまったりと甘い背脂、そして塩気と甘みを醸し出す煮干しのコク、さらに醤油のカエシによる融合感を楽しむ中で、醤油カエシにビンビンと響き渡るのが「生姜」のあのジリジリした刺激感です。
 

f:id:TOMASSOON:20190113151820j:plain


 
 醤油が二つの個性を融合させる触媒になってると、個人的には思います。食い進めるほどに、生姜がビシビシと力を増して来ます。その一方で爽快感、清涼感が逞しく、背脂の円やかさが競争するように、旨味が口の中で広がってゆくのが痛快!。こんな単純な合わせ技が、これまで見られなかったのは何故か?。ラーメン界の市町村合併は実にフレキシブルに、合併メリットを享受させます。
 

f:id:TOMASSOON:20190113151830j:plain

 
 
 思えばこのスープには、3つの味の融合と主張を感じます。背脂の「甘さ」は言わずもがな。豚骨ベースの動物系の中に浮かぶので、その甘さがストレートに伸びます。また煮干しの甘みも少し下支えするかと。そして「醤油」の塩気(カエシ)は当たり前すぎるか・・・・。さらに面白いのは生姜の「酸味」。ジリジリと刺激する後味に残る酸味がたまらん。甘さと塩気と酸味の、三位一体感ならぬ三味一体感!。非常によくできたと思うスープ感です。実はこの日、二杯目だったのでスープを残すつもりで訪問したが・・・止まらなくなって飲み干してしまいました!。
 
 

 

 
 
<麺> 中太ストレートがややボコつき捩れ生じたフォルム!モチモチ歯応えに生姜が絡まる面白さ!
 
 豪州産小麦「プライムハード」を使用とのこと。これも人気が高いですねー、高級小麦粉であらば産地は問わないんですがー、きっとどれでも旨いと思うし。ただ外国産の小麦にしては、見た目は非常に馴染み深い中太麺で、緩やかに捩れる部分がありつつ、軽くボコついた形状です。基本的にモチモチとした明るい歯ごたえで、加水は高め。広く受けやすいタイプで、汁の持ち上げは得意そうに感じませんが、濡れただけのようで然りと汁を吸い込んでいるのが感じられます。
 

f:id:TOMASSOON:20190113151925j:plain

 
 
 この軽いボコボコ加減が、時折背脂を巻き込んでくれ、咀嚼で旨味と甘味を知るわけです。しかし、今回はここに生姜のカケラをも巻き込んでくる。この生姜が結構粗いすりつぶし間で、奥歯の窪みにスッポリ入り込むサイズ。そして麺と同時に噛み潰すと、クチリとした麺のつぶれの後に、ザク!とした生姜の歯ごたえが続く。これ自体も楽しいのですが、麺の甘味を感じ取った後に、生姜の風味が一気に広がるので、ちょっとこれがハマる!。食らうこと自体が旨いだけでなく楽しく思える仕掛けになっとります。
 

f:id:TOMASSOON:20190113151938j:plain


 
 ちなみに・・・並盛・中盛・大盛と同一料金とのこと。さすが学生たちが多い街を意識してますねー。こういうサービス精神は大好き!。
 
 

 

 
 
<チャーシュー> 肩ロースとバラ肉、王道の煮豚タイプの豚肉が、背脂と生姜を吸い込んで面白いすぎる旨さ
 
 「右が肩ロース、左がバラ肉でございます」と丁寧に説明してくれました。特製にしなかったので一枚づつ。非常にこれまでよく食って来たタイプでしょう。奇を衒ったところがない分、とても丁寧な味わいと感じます。どちらもホロホロ状態と思えるほど、自重で崩れる感じだし、割れやすい。肉繊維の隙間に汁が入り込むが、同時に背脂と生姜が入り込み、いつもとは違う面白い味にも変化するし・・・・やはり、王道な肉でも個性的なスープに浸れば、色々と王道外しな部分があって面白いし、そして旨い!。
 

f:id:TOMASSOON:20190113151911j:plain

f:id:TOMASSOON:20190113151950j:plain

 
 
 
 
総じまして「足し算したら掛け算の旨さ!!東京発新潟系のニューウェーブ!?」
 
 ・・・と言う感覚でこれはまた食いたい!。次回から拗ねずに喜んで来たいと思います。さてもうセンター試験に限らず入試目前のこの頃。インフル流行ってますが受験生の方々、くれぐれもお体ご自愛ください。生姜は風邪予防にもなるそうです。背脂は体を温めます。ここまで来たら、追い詰めすぎないで、気晴らし飯ならこんな一杯いかが?。そんな応援気分で、とっとと最後に詠って、いつものように締めたいと思います!。

f:id:TOMASSOON:20190113152142p:plain

 
 お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!
 
YouTubeにまとめてみました!

関連ランキング:ラーメン | 御茶ノ水駅新御茶ノ水駅小川町駅

 

 

【今週のラーメン3564】 麺家 うえだ (埼玉・志木駅) [限定]牛タンしゃぶしゃぶ麺 〜あっさり食えてしっかり感じる食べ応え!さすが牛だぜ!牛タン&牛骨パワー

みさえサンに逢いに〜♫
 有名な女性ラーメン店主。色々イベントとか企画商品などで、三多摩から埼北エリアのラヲタならご存知ではないかと言う「麺家 うえだ」さん。ようやく初訪問をいたしました。埼玉県ラーメン活動の機会が最近減っておりまして、またクルマもたまには動かさないといかんだろうと言う都合も重なり、今更ながらであしからず。志木と新座の中間地点のような場所で、イメージしづらい場所に、某六大学キャンパスなどあったなんて今知りました。
 

f:id:TOMASSOON:20190113112635j:plain


 
 ちょうど近くに駐車場を確保してくれているのが有難い。早く着き過ぎましたが、既に先客がおられてクルマの中で開店タイミングをお待ちなようです。ほぼご夫婦連れなどカップル客ばかり。常連に支えられてる感じがバリバリでして、客から旅行のお土産渡しなどあったり。ちょっぴりアウェー感を味わいます。
 

f:id:TOMASSOON:20190113112637j:plain

 
 
 初訪問なら、デフォルトを頂こう!。そう思ったのですが、ただこの店は何がデフォルトなのか、不思議と分かりにくい。一応有名と思われる「焦がし醤油」を狙うつもりでおります。ところが限定のボタン位置に、「牛タンしゃぶしゃぶ麺」なる何とも魅惑的な文字が踊る〜。先客が次々とこれを押して行くので、更に心が揺れる〜。だって私は無類の牛タン好きですから!!。加えて「しゃぶしゃぶ」と言うワードもエグいほどに誘惑的。パンツを脱ごうが履こうが、しゃぶしゃぶってヤツには未条件で降伏してしまいます。なので初志貫徹ってには近くのゴミ箱にさっさと捨ててしまい、ちゃっかり方針変更しているオレでした〜。
 

f:id:TOMASSOON:20190113150716j:plain

 
 
 
 
<全体&スープ> 牛タン好きを吸い寄せるエキス感!ユニークな牛塩スープ
 
 やはり「焦がし」の人気も高いね!。そしてやはりバリエーションが豊富。あっさりとこってりの確認とか、鶏か豚かなどの選択など、常連さんはサクサクと注文を通しますが、見事に注文がばらけております。厨房内手前のアイランドでは、焦がしのハンドバーナーが轟音と火焔を立てて、香味と期待を高める。そしてその火焔の向こう側では、みさえ店主が・・・おそらくオレの牛タンをしゃぶしゃぶとしているのが見て取れる。おお、しゃぶしゃぶするのではなく、してくれるのね!。メニュー名称からは想像ができず、どんな麺顔かワクワクしておりましたが、それはこんな姿をして目の前に現れました。
 

f:id:TOMASSOON:20190113112633j:plain


 
 おおお!これは意外に洋風にも見て取れる風貌ですな・・・。輪切りレモンとニンニク茎のコントラストも眩しいが、薄ピンク色した牛タンが一面を覆い尽くしてマットのようです。しゃぶしゃぶ好きでも牛タンでとは実は初めての体験かも。面白いのはスープの雰囲気で、これは何をベースにしているのか、色合いと見た目では一切不明な白濁ですよ!。
 

f:id:TOMASSOON:20190113112628j:plain

 
 
 まずは肉を端に追いやって熱入りを防ぎます。そしてスープを味わい出しますが・・・頭の中が醤油のまま味わったものだから、一口目は何の味だか解析不明。ふたクチみクチと味わってゆくうちに、塩味・・・そして、やっぱり牛骨だよな・・・と因数分解してゆきましたが、動物系に付いては100%Pureに牛なのか?までは、ちょっと私の駄舌では自信が持てない。カエシの感覚に醸造感が一切ないために、塩とは判断したけど、ほのかなペッパー感覚が優しく広がり、心なしか牛のニュアンスを高めていたのかもしれない。明確に分かり出したのは、薬味を投入してからの味変化からでした。
 

f:id:TOMASSOON:20190113112630j:plain

 
 
 
 
<薬味> 緩い白濁に潜む牛骨エキスと薬味のコラボ感!レモン!針生姜!ニンニク茎!
 
 最初はインゲン豆と思って食ったら、ニンニク茎だった(笑)。こいつは便利な薬味で、独身時代の自炊にはよく使いました。余った肉と野菜、そしてエバラのタレがあったら即興で焼肉定食ができるが、ここにニンニク茎が一つ入るだけでかなりグレードアップするから不思議。この時思ったのは、こいつは「肉をパワーアップさせる働きがある薬味」と言うこと。今回これがスープの牛エキスにビシバシと結びついて反応してゆくので、それが素晴らしかった!。これがあるとないでは全然味風景が違っていたであろう・・・・。
 

f:id:TOMASSOON:20190113112629j:plain

 
 
 そして「レモン」。牛タンとくればレモンの絞り汁であってテッパンのお約束。スライス輪切りを12時の部分と6時の部分に箸を分けて突き刺す。そしてそれぞれ逆方向に回しながらレモンを雑巾のように絞る。溢れる汁を満遍なく牛タン全体に回しかけるのだが・・・若いカップルから不思議そうに見られるのがこそばゆいです。
 

f:id:TOMASSOON:20190113150719j:plain


 
 レモンと同じくらい牛タンにテッパンなのは「ねぎ」だけど、これよりも感心したのが「針生姜」。こいつは個人的には今回の一番の発見かも。牛タンを食うときに挟んで食うのも良し。またスープに浸して出汁に影響を与えさせるのも良し。牛タンに生姜がこんなに合うとは思わなんだ!。生姜も豚だけじゃ勿体ないわけだね。早速嫁さんに提案!。
 
 

 

 
 
<麺> 三河製麺:加水やや多めなストレート麺にしてモチモチ歯応えと汁を吸い込んだ旨味を発揮!
 
 よくお目にかかるような多加水ストレート細麺。見るからに汁を吸い込んだり、持ち上げたりするのが得意そうで、見ているだけでモチモチ感覚が楽しめそうな風貌です。実際に予感はドンビシャで、前歯を当てた瞬間から淡く弾み、圧力の閾値を越えるとあっけなくプリっとちぎれる刹那がいい感じ。すくい上げると割とひっ付き合うのでスープの持ち上げも良いね。
 

f:id:TOMASSOON:20190113112631j:plain

 
 
 全くアルデンテな部分が見受けられない一方で、微妙に風合いを感じたのは気のせいだったのか?。単に明るい歯ごたえと言うわけでもなく、麺自体の旨さも感じさせます。そんなところが「スープを受け止めてる!」って感覚を食べ手に与えてくれるからいい感じかと。
 

f:id:TOMASSOON:20190113112634j:plain

 
 
 
 
<トッピング> 牛タンスライス肉・・・みさえサンタイミングのしゃぶしゃぶ感^_^
 
 牛タンは、関西で生まれ育った時は全くその存在すら知らず。四条通りの洋食屋に牛タンシチューと言うのを見つけて以来、洋食の素材だと思い続け、その意識のまま、就職で上京しました。そこで仙台牛タンと衝撃的な出会いを果たす。友達によく「新宿ねぎし」によく連れて行ってもらったものです。その後時が流れて、接待なんかで自分で石焼する高級牛タンを知り、腰を抜かすほど柔らかかったのが今でも思い出す・・・・。要するに、牛タン経験値が薄い、低い、誇れるものは何もない。
 

f:id:TOMASSOON:20190113112632j:plain


 
 脂がとろけてふわふわして、気がついたら口の中で溶けてなくなってた・・・そんなしゃぶしゃぶ世界とは別だね。薄いのにそれなりにしっかりと歯ごたえがあり、肉身の歯ごたえとも脂身の甘さとも違う味わいを楽しめる。それが牛タンであり、極薄スライスにしても個性は失われないね!。軽くネギと針生姜を挟んで、そのまま食うのが大変よろしい!。引き締まった筋肉質をかみしめると味わい深く、そこに交わる薬味の清涼感の展開が素晴らしい!特にスープの塩気も混じるから、味が複雑で楽しからずや。嗚呼・・・こんな展開になるんだったらクルマで来なきゃよかった。ここまで牛タンを楽しんでおきながら、ビールを一口も飲めないなんて!!。食ってるうちに拷問を受けているような気分になるではないか・・・ほんまに罪な旨さやで、こいつわぁ。
 
 

 

 
 
総じまして「あっさり食えてしっかり感じる食べ応え!さすが牛だぜ!牛タン&牛骨パワー」
 
 ・・・と言うそのまんまの感想。加えて価格もリーズナブルで、焦がし醤油の設定から+100円というから大変良心的。何となく・・・この店って「限定が旨い店」のような気がしてきた〜。また来るつもりですが駅から遠い。電車なら中央線からとっても不便。クルマで行くと飲めない。楽しい体験と引き換えに、実に悩ましい思いをもらってしまいました。そんな悶々さを払拭すべく、とっとと最後に詠って、いつものように締めたいと思います!。

f:id:TOMASSOON:20190113151432p:plain

 
 お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!
 
YouTubeにまとめてみました!

関連ランキング:ラーメン | 志木駅

霜降 牛タン しゃぶしゃぶ 500g 冷凍

霜降 牛タン しゃぶしゃぶ 500g 冷凍

 
US産牛タン2.5ミリスライス/500g/牛タン/冷凍A

US産牛タン2.5ミリスライス/500g/牛タン/冷凍A

 
牛タン 特製塩だれ漬け (3kg)

牛タン 特製塩だれ漬け (3kg)

 
埼玉のうまいラーメン2019

埼玉のうまいラーメン2019

 
ラーメンWalker埼玉2019 ラーメンウォーカームック
 

 

【今週のラーメン3563】 中華そば さわ (東京・中板橋) 特製中華そば+アサヒスーパードライ特別限定醸造 〜中板橋の期待の新星!質高くして価格抑えめでいきなりハイレベル!一回食っとけ!

初雪に心踊らされて中板橋!実はラーメンスポットだよね!?
    久しぶりに板橋区へラーメン遠征!。一度も降りたことなく、一点だけ非常に迷う駅がある。それが「中板橋」。最新のTRY受賞内容を見ると名店「愚直」、新店「まつおぶし」があり、東京でラーメン活動している身としては見逃せない!。実はここ2〜3年で連食できるほど元気ではなくなってますので、選ぶしかないのです。ところが更に、また気になる新店が登場したのでして、もっと悩みが増えてしまう〜。そんな感じで頭を抱えたままだが、こう言う時に限ってかなり早く現地に着き過ぎてしまいました。
 

f:id:TOMASSOON:20190112122306j:plain

f:id:TOMASSOON:20190112122305j:plain
f:id:TOMASSOON:20190112122307j:plain

 
    見上げれば小雪が舞い始める。嗚呼、初雪。どうりで寒いと思ったよ。この状態で行列はしんどいな。とりあえず駅前のドトールに逃げ込み、そこで一人作戦会議をすることにしましょう。喫煙できるし。・・・・結局これがいけなかった!。余りにも疲れが溜まってたのか、暖かく気持ちよ過ぎて、午前中だと言うのに座ったまま眠り込んでしまったではないか!。目が覚めたらもうすぐ11時半になろうとしている。何とこれで自分の腹が決まった次第で、一番近くにあった候補店の「中華そば さわ」さんに向けて猛ダッシュです。
 

f:id:TOMASSOON:20190112122325j:plain

 
 
    着いて見れば、あちゃー・・・・大行列(_| ̄|○)。何やってるオレ〜。仕方なく連結。ざっと数えて開店直後は、シャッターが店の中に入った後でも20名程度になってました。早くも大注目店の予感?。途中から雪が霙に変わり、上着が濡れるやら冷えがおさまらないやら、ちょっと苦労しながらじっと我慢の子で待ち続けるしかないね。少し回転が悪いと思うかもしれませんが、ここは一人オペレーションで一所懸命で丁寧に作ってますから、ご理解差し上げましょう。
 

f:id:TOMASSOON:20190112122310j:plain

 
 
 
 
<ビール> 大人の休日の過ごし方・・・アサヒスーパードライ特別限定醸造
 
 ブルブル震えて店前で長い間待ってて、ようやく入店を果たしたばかりというのに、冷えたビールを欲してしまうのはなぜだ・・・ほぼアル中なオレです。本来は中瓶といきたいところですが、あいにく缶しかなかったのでそれをチョイス。先にサービスお通しをいただきましたが、これだけでこれから出てくるラーメンの質感がつかめる気がします。出来栄えがなかなかよろしい!。特にフカフカのチャーシューに反するように、ゴリゴリな歯ごたえが痛快なメンマがいい感じ。味もいい。ビールがとても進むタイプです。
 

f:id:TOMASSOON:20190112122308j:plain

 
 
 缶ビールはスーパードライでした。今だけ限定の「特別限定醸造」のラベルのやつ。私は基本的にキリン党で特にハートランドファンなのだが、嫁さんがアサヒスーパードライ党。なのでビール買いに行かせると必ずこれを買ってくるのでして、実は特別感がないんだが(笑)、これはこれで好き(結局なんでも酒なら受け入れるだけだが)。寒くてもキンキンに冷えている缶ビールを昼間から飲める幸せを噛みしめました。
 

f:id:TOMASSOON:20190112122311j:plain


 
 
 
<全体&スープ> 芳醇な鶏出汁にキレと円やかさが光る醤油ダレ!乾物魚介の浸透深く味風景鮮やかなり!
 
 この店がなんでこんなに人気があるのか、券売機見てるとなんとなくわかる気がします。「安い」という分かりやすいアピール。中華そばが650円という今時としては誠に嬉しい設定。これより「特製中華そば」が850円という900円を下回る設定の方が目立つかも。しかも価格相応な感じではなく、この特製がフツーにお得以上の質感の高さだから、ほとんどの客が特製を注文している光景であります。そんな麺顔はこんな感じ・・・。
 

f:id:TOMASSOON:20190112122312j:plain

 
 
 おおお!全然お安いイメージないね!。具合の質感や大きさ・迫力がスゲーの一言。こりゃコスパの高さが十分に伺える〜。特に秀逸なのはお安く抑えているのに、ワンタンまで投入されているところ。しかも大ぶりなのが2つだよ。更にメンマはお通しで確認済みのつもりだったが、もっとぶっとい材木状態。低温調理チャーシューのピンク色も見事だし、味玉のサイズはL玉でほんのりと薄い褐色に染まってて上等に見える。こりゃ人気出るわな。
 

f:id:TOMASSOON:20190112122314j:plain

 
 
 さてスープの方ですが、いかにも今風ネオ中華そばといった、澄み切った濃ゆい褐色。醤油ブラウンと個人的には呼んでいるお好みの色合いです。表層にうっすらと透明の膜があって、とてもクリアでワックスを掛けたような艶すら思います。カメリアラードか何か?でとてもサラサラとしつつも、コク深い味わいを演出してるのがわかる。この感覚を通して味わうからか、とても動物系のコクがすっきりしているのが印象的です。雑味の一切ない鶏ガラのエキス感がうまうま〜。香味油も混じり、またチャーシューのエキスも滲むのか、豚の優しさもほんのりとあるのでしょうか。非常に落ち着いた鶏ガラ清湯です。
 

f:id:TOMASSOON:20190112122315j:plain

 
 
 しかし鶏そばとは明らかに違い、魚介系の旨味も実はしっかりと効いているイメージ。全体的に醤油が強そうに見えますが、実はカエシ感より丸みを帯びた味わいが素敵で、鶏ガラがスッキリだとしたら、他のエキスやカエシは「円やか」なイメージです。ここに、節系や煮干系などの甘味が優しく溶けているような味風景がいいね。甘味に出汁感覚があるので、椎茸や野菜のエキスが強いのかもしれない??。
 

f:id:TOMASSOON:20190112122319j:plain


 
 また後半になると、麺が吐き出す風味のほか、ワンタンやチャーシューの味も微妙に移るような感覚がだんだんとしてきて、円やかさと魚介甘味が印象に残るのであります。やはり・・・ここは何を食っても旨い店なんだなっとスープを半分程度味わった時点で確信しました。
 

 

 
 
 
<麺> 三河製麺:加水低めながらしなやかさあり!淡いアルデンテが最後まで楽しめる風合い豊かなストレート細麺
 
 また麺が素晴らしく相性が良かった!。ネオ中華の清湯醤そばタイプなら、少し太くしてモチモチと楽しませてもいいし、また風流に細麺でクシクシと食わせるのが、楽しい相性でしょうか。こちらの選択は、どちらかと言うと後者に近いと感じてまして、「しなやかさ」と「風味高さ」が非常にバランス良かったです。
 

f:id:TOMASSOON:20190112122320j:plain

 
 
 中盤はもちろん、最後の段階でも麺を千切って断面を見てみれば、ほんのりと芯に当たる部分が確認できます。周囲は少し汁を吸い込んで絶妙なバランスでしたが、周囲はしなやかさ、中は風味高さ、それぞれが拮抗しているようで面白い。汁を十分に吸い混んだ旨さがあるのに、汁浸透前の麺の風雅さが、一度に楽しめるようで面白いのです。やや湿ったしなやかさ!最後まで楽しめる淡いアルデンテ!フォルムが美しいストレート細麺!そんな感覚でしょうか。
 

f:id:TOMASSOON:20190112122322j:plain


 
 もちろん、私が食べるのが(すするのが)異様に早くて、汁が浸透しきる前に食い終えてしまうからかもだが・・・。店内はテレビの音声と調理する音の他は静かだったが、オレがズボボボボボボボーーーとすする音だけが妙に響きます(笑)。どう見ても他にズボボボって音がしねぇ・・・。
 
 

 

 
 
<チャーシュー> 低温調理の半レア仕上がり完璧!肩ロースの脂バランスも良し!
 
 今やあちこちで見かける崇高なラーメンチャーシュー。低温調理のレアチャーシューもハズレたことがありません。薄味なのに肉味が深く、また柔らかさが極上に仕上がってる。脂の甘味が低温調理だと、非常に艶かしい甘さとして味わえるからいいね。筋肉繊維も固くならず、箸でも切れる肉の柔らかさが嬉しい!
 

f:id:TOMASSOON:20190112122316j:plain

 
 
 大きめなサイズでスライスの厚さも申し分ないのが2キレあり。その2キレめを口に含んだ時気が付いたが・・・ひょっとして2種の部位を意識して盛り込んでる?。1枚目の肩ロース肉は、肉身と脂身のバランスがよく、とても芳醇な肉味として楽しみましたが、2キレめはとてもさっぱりとした肉味メインで、より一層柔らかさがうまく思える。これはモモ肉だったか!。これならチャーシュー麺もかなり期待が持てる模様!。
 

f:id:TOMASSOON:20190112122321j:plain

 
 
 
 
<ワンタン> 生姜好きにはたまらんぜ!口の中は爽快感とジューシーな肉旨味の洪水!
 
 特製で肉増しメンマ増し+味玉追加・・・と言うのが定番な中、こちらのお店は、+200円で更にワンタンが2つも付きます。しかも実にしっかりとした大粒なものが!。
 

f:id:TOMASSOON:20190112122318j:plain


 
 このワンタン、私が好きなタイプ!。金魚に近いフォルムで肉餡が多め!そして包む皮は厚手!。まず肉餡がすごい生姜味で印象的。ほんのりと生姜か薫る味と言うレベルではなく、しっかりと生姜の旨さが投入されてる!ってアピールが素晴らしい。食ってこれほど生姜清涼感を感じたのは久しぶり。鶏豚合挽きと思われ餡もさっぱりしている湯で食べ応え与えます。
 

f:id:TOMASSOON:20190112122324j:plain


 
 また皮が厚めなのが私の好きなポイントの一つ。皮もしっかりとスープを吸い込んで、肉餡に封じ込まれた旨味と、皮が吸い取ったスープ旨味との合体が味わえて旨いかもと!。
 
 

 

 
 
<味玉にハズレなし> 薄味出汁の浸透深く、玉子のナチュラルな旨味と熟成甘味の両立!
 
 薄い褐色が深く染まってる感覚でしたが、割ってみると白身が明るいのでまるで塩味玉のようでした。白身がプルプルと震える柔らかさで、卵黄はゼリーかジェルに近い状態。塩味玉のように玉子本来の味わいを残しつつ塩気で食わせる感覚が少し残る。その一方で、出汁が卵黄でコク深く進化させたような深み!コクもあり、マチュアな味わいを醸し出す。塩気の旨味と熟成の甘味が交錯する・・・そんな濃厚な味わいが素敵。嗚呼・・・やはり今回も味玉にハズレなし!。
 

f:id:TOMASSOON:20190112122323j:plain

 
 
 
 
総じまして「中板橋の期待の新星!質高くして価格抑えめでいきなりハイレベル!一回食っとけ!」
 
 ・・・と言う感じでして、東武東上線ご利用なら是非!。これならまた早々に、今度は「塩」を食いたくなるではないか!。塩ワンタンにチャーシュー追加なんかが理想的かも・・・と現在画策中。この調子だと、この店以外の中板橋開拓は、いつになることやらだが(汗)。ともあれ満足の一杯!オススメ気分で、とっとと最後に詠って、いつものように締めたいと思います!。

f:id:TOMASSOON:20190112153330p:plain

 
 お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら!!今日も本当にごちそうさまでした!!!
 
YouTubeにまとめてみました!

関連ランキング:ラーメン | 中板橋駅ときわ台駅板橋本町駅

 

 

【今週のラーメン3560】 煮干しそば 梵 (東京・中野) 煮干しそば+和え玉 〜懐かしさ溢れる一方・・・何故かエキセントリック&マイルド!な淡麗煮干し!

東京トップクラスのラーメン激戦区でユニーク煮干し発見
 1月が一番忙しい〜。オレだけなのか?なのに仕事がスタックしてて、嗚呼どうしたものか・・・・責任者出てこいやぁ〜(高田総帥風)!。そう頭の中だけで叫んだはずが、勢い余ってポロッとクチから声が溢れてしまった。うう・・・・猛烈に乗客の視線が痛いぜ。そんな帰りの満員状態の中央線車内・・・・。極度に恥ずかしくなり、次の停車駅「中野」で途中下車してしまいました(瀧汗)。もうこうなったら中野で飲んでやる!まずその前に軽く腹ごしらえだ!。
 

f:id:TOMASSOON:20190110202606j:plain

 
 
 そんな流れでラーメンを軽く食うつもり〜。狙いは1店舗のみ。それを今更発見と言うのもオーバーなんですが^_^。実は前から目を付けてて、妙に休憩タイムや臨時対応にぶつかるなどで、ようやく3回目の訪問で入店できました〜。この一角は、極度のラーメン密集地で、その王座に君臨するのは、やはり青葉中野本店でしょうか。半径30Mのラーメン屋が実に個性派であり実力者でもある。まるでいきなり殴り込みのような開業です。
 

f:id:TOMASSOON:20190110202617j:plain

 
 
 場所は「麺屋ようすけ」の跡地。と言っても「ようすけ」は別に閉店したわけでなく、青葉の真向かいにプチ引越ししただけでした(元セカンドブランド「黒庸介」の跡地に本家が乗り込んだ格好)。この狭い路地のあたりがめちゃ熱い戦場でして、「バラそば屋」もすぐそばにある。よくもまあ、ここに乗り込んできたなと感心半分応援半分。今回は様子見と言うことで、一番基本的な一品「煮干しそば」だけさらっと食って、後はどこぞでぼっち酒で憂さを晴らそうというプランでした!。
 

f:id:TOMASSOON:20190111094534j:plain

f:id:TOMASSOON:20190110201910j:plain
f:id:TOMASSOON:20190110201859j:plain
 


 
 
<全体&スープ> 煮干しの香ばしさのみをエキセントリックに!醤油の円やかさは見事で更にポリッシュ!
 
 面白いことにこの周辺のラーメン店は、券売機は店外、入り口脇に備え付け。青葉、ようすけ、バラそば屋、ここ梵だってそう。路地裏で狭いからで、店内に置くと客動線が確保出来ないのでしょう。さっさと食券購入済ませて入店すると、先客は1名と少し寂しい情景。気さくそうな店主のいらっしゃいませ〜と言う声が響きます。静かに落ち着けるのがむしろありがたく、やってしまったことをくよくよ悩んでも仕方ねぇ〜と、ようやく冷静さを取り戻すオレでした。気持ちが収まったところで・・・数十秒後にちょうどタイミングよく配膳が完了。それがこの麺顔です。
 

f:id:TOMASSOON:20190110201840j:plain


 
 おおお!これは中々、王道の淡麗煮干しそば!「あるある〜!」と思える今風ネオ淡麗煮干しの風貌で、何となく食べる前から味が分かってしまう。薬味が紫玉ねぎ微塵と三つ葉と白髪ねぎと言う風流系に加え、穂先メンマが2本もある。何にしても一番安寧を覚えるのはバラ肉チャーシューで、素朴さと上品さがよく出てる。・・・・とここまでは、余裕を持って勝手に見切ってしまったが、実は食い進めると予想とは違ったわけだった。
 

f:id:TOMASSOON:20190110202147j:plain

 
 
 なぬーーー最初のひとクチ啜っただけで、如実に個性を感じる!それは香り!。煮干しの香ばしさを、香ばしさ「だけ」をエキセントリックに引き出したようなイメージ。もっとクダけた言い方をすれば、焦げに近い香ばしさを感じる。これはあんまり経験値が少ない系統で、見た目と裏腹だったから驚いてしまいました。決して焦げてるんじゃないから誤解なきよう。焼き煮干しを使ったラーメンはこれまで何杯も食って来たけど、ここまでキッパリと感じさせるのが珍しいと思う次第。・・・・ちょっとオーバーに表現してますが。
 

f:id:TOMASSOON:20190110202134j:plain

 
 
 煮干しのエキスを引き出すのに香ばしさを引き連れるのはよくありましょう。よく塩気でグイグイと引っ張り出すイメージが多いが、こちらは塩気で感じるニボ感(苦味)が特に抑えられている。甘味と言えばこれまた誤解呼びそうなんで表現には気をつけたいが、煮干しの旨味のみを引き出しているようなイメージ。恐らく複数の煮干しをブレンドしていると思うけど、白味系の煮干しを勝手に想像してしまうオレです。
 

f:id:TOMASSOON:20190110202109j:plain


 
 醤油も実に明るいイメージで、何も煮干しだけが前面に出ているわけでもなさそう。鶏出汁のすっきり感が見事だし磨かれた感じもありなむ。乾物の煮出しもありましょうが、煮干しに感じる甘味は、ひょっとしたら昆布椎茸類のエキスだったかもしれんと・・・今になって記憶があやふやでごめんちゃい。
 
 

 

 
 
<麺> パツパツと言うより「クシクシ」感覚が楽しいストレート角細麺!濡れ加減で透明感溢れる!
 
 箸で麺をリフトした時、あまり自分のタイプじゃないかなと、正直思いました。ところがこれが後になるほどハマってゆき、結局、口頭現金払いで和え玉追加をしてしまったではないか。
 

f:id:TOMASSOON:20190110202057j:plain

 
 
 淡麗系煮干しそばは、加水低めが定番だと思う中で、粉感覚を多く感じさせるのが好き。そしてストレート細麺は鉄則。加水とストレートフォルムと言う点ではいい感じですが、最初はどこか黄色っぽくて、濡れると透明感のあるところが、好みからズレていた感じです。ところが一旦麺を啜ってみると、これが外カタ麺のようにキッパリとした舌触り感覚、そしてシルエット感を明確に表します。
 

f:id:TOMASSOON:20190110202456j:plain


 
 そして歯ごたえ!。これが実に痛快!!。噛み千切ることに喜びを感じるほどに、クツクツクツクツ・・・っと明確な切れ味。パツパツと言うのがよくイメージされる擬音語?擬態語??だが、そう言うのとも違う。ねり水が反応してぎゅーっと引き締まったような、クツクツとした印象を個人的には感じてます。汁浸透はあまり許さないけど、汁持ち上げが鋭い感じで、レンゲを使って存分に楽しんでもらいたいかも!。
 
 

 

 
 
<チャーシュー> 王道の豚バラ肉!抜けてた脂に醤油ダレが浸透して旨し!
 
 昔ながらのチャーシューとよく言うけど、昭和には見かけない上質感ですよね。最近はレアチャーシューが席巻しているので、なとなくこういうのをみると「昔ながら」ってつい使ってしまうけど。きめ細かい肉身の繊維質に、脂身が規則正しく平行線をたどってサシている!。それはまるで地層のように。この脂身にくさびを打ち込むように箸で崩していくのもよし、豪快に丸ごとガジり肉繊維を歯で崩しながら食うのもいいね。程よく薄味で、スープ生成にも貢献した脂の抜け具合がちょうどアッサリしててうまい!。少しだけスープを吸い込んでいるところも好きで、このタイプの肉ならいくらでも食えてしまう!。実はバラ肉チャーシューって、いくらでも食えるからゼロカロリーなんじゃないか思うくらいにね!。
 

f:id:TOMASSOON:20190110202121j:plain

 
 
 
 
<和え玉> 歯応えの妙にハマってしまい・・・誘惑に負ける
 
 全く食うつもりがなかったんだが、麺の痛快さが誘惑に化け、そして負けてしまったオレ。150円をカウンター上部に置き、和え玉コールしてあっという間の2分くらいで配膳が完了です。
 

f:id:TOMASSOON:20190110202444j:plain

 
 
 もう醤油煮干しのタレ、麺の強いクツクツ感覚に、ほぐしたバラ肉チャーシューらが・・・・見事にいいところが凝縮された感覚!。嗚呼・・・実はこの和え麺で酒が飲めれば良かったのに、あいにく券売機ではアルコール販売中止だったから仕方がない。じっくりとお冷飲みつつ、和え玉を味わって、痛快にフィニシュ。特に汁系以上に良かったのは当然のことながら麺の歯ごたえ!更に痛快でありました。
 
f:id:TOMASSOON:20190110202431j:plain
f:id:TOMASSOON:20190110202402j:plain
 

 
 
 
総じまして「懐かしさ溢れる一方・・・何故かエキセントリック&マイルド!な淡麗煮干し!」
 
 ・・・と言う感覚でして、ありそうでなさそうなユニークな一杯。周囲は強豪店ぞろいですが、ここで頑張れれば東京トップクラスへの道は開けましょうぞ。色々変化や改善を織り込む等、頑張ってもらいたい次第。この後店変えて、結構腹パンになってしまいましたので、おでんと熱燗で一人ぼっち盛り上がったとさ(爆)。ともあれ応援気分で、とっとと最後に詠って、いつものように締めたいと思います!。
 

f:id:TOMASSOON:20190110211256p:plain

 
 お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!
 
YouTubeにまとめてみました!

関連ランキング:つけ麺 | 中野駅新井薬師前駅

4食箱入り イチカワ監修 煮干ソバ&和え玉

4食箱入り イチカワ監修 煮干ソバ&和え玉

 
ナカノアンテナ2―中野空中線弐

ナカノアンテナ2―中野空中線弐

 

 

【今週のラーメン3559】 ONLY ONE NOODLE 壱富士 (東京・JR目黒駅) 特製壱富士ラーメン+炊き込みご飯(ランチサービス) 〜塩ダレ&香味油テクニシャン!目黒駅前の見逃せない塩清湯!

やる気を出すために良いラーメンを食う・・・
 

 

 長~い年末年始休暇を取ったばかりで、気分はすっかりリフレッシュ!。何だか、リフレッシュし過ぎてなんだかダルダルでございます。年始の一週間は、どうせバタバタする年初の勤務状況で、自宅でゆっくり業務していた方が作業効率も上がるんでしょうが、それはそれで家では自分の居場所も難しい。平日なれば結局、会社オフィスに居た方が、トータル的にも気持ちの上でもベストなんでしょう。
 

f:id:TOMASSOON:20190107122155j:plain


 
 しかし今回の年末年始は、よくラーメン企画の番組を目にしたような気がしますが、特に多かったような感覚。芸能界であれほどラーメン狂を自負している人々がいるとは知りませんでした。ああやってモチベーション上げるのも実に良く分かる!。休み明けの鉛のように重いからだを引きずるようにして、「昼飯どこかで良いラーメン食おう!」と目標設定しながら・・・何とかやっと出社を果たしました。
 
 

f:id:TOMASSOON:20190107122100j:plain

 
 年初なんて、偉い人の話や訓示、方針んなどを聞いたり、あいさつ回りなどしてたらあっと言う間に終わってしますし、この一週間を何とか乗り切れば、また三連休がやってくる!。既に年初から一週間そこまで生き残ることを、目標設定とさせてもらいます。今回はラーメン活動についても、あまり遠出などせず、サクッと身近で良いもの食えればと考えます。
 

f:id:TOMASSOON:20190107122102j:plain


 
 
 
サービス:炊き込みご飯がサービス!?こういうの実に弱いオレなのさ
 
 今回は目黒に絞りましょう。午後の移動が楽んだし、何と言ってもラーメン店が密集してるから。あまり時間もないので権之助坂をあまり下ることもできそうにない。そんな感じで駅周辺から店を物色しだしますが、この看板を見て「今日はここじゃ!」と一発で決めてしまいました。それは「ONLY ONE NOODLE 壱富士」さん。それは「ランチタイム 白飯&炊き込みご飯 サービス」との大変有難い呪文掲示「駆け込み乗車」はお止めできても、「炊き込みご飯」はお止めでいないよな。
 
f:id:TOMASSOON:20190107122101j:plain
f:id:TOMASSOON:20190107122059j:plain
 

 
 先に配膳されるのだが・・・ラーメン出てくるまえに手を出すと育ちを疑われそう。サービス品にしえは大変良い質感で、鶏出汁がよく出ている上に醤油の旨味がよく滲んでおります。鶏の皮などコラーゲンも浸透しているのか?と思うほどしっかりした味わいの深さ。これ夜ならサイドメニューとして立派にお金が取れますよ!。実に深い味じわでこれだけでも、この店来てよかったと思わせてくれます。
 

f:id:TOMASSOON:20190107122116j:plain


 
 
 
全体&スープ:鶏ガラ系の芳醇なエキス感ある崇高な塩ダレ!・・・そして選べる5種の崇高な香味油!特に花椒と青唐辛子の爽快感!
 
 実はこの店初訪問ではありません。3年前に開店時期に訪問したきりで大変ご無沙汰してました。確かご夫婦で仕切ってたような記憶で、味も接客も良かった。ではなぜそんなに再訪問に間が空いたのかと言うと、「場所が見逃しがち」だからに他なりません。目黒駅西口の坂を下り始めたところに、あんな路地裏ビルがあるなんて。またそこには妙に1階に「藤しろ」という人気店があるから、そちらにまず吸い寄せれられる。いろいろ意識が止まりにくいので、厳しいかな・・・と少し不安に思ってたのです。ところが、いざ訪問してみるとほぼ満席状態で、その直後に一気に10名ほどの行列が発生!。厨房には3名のスタフという盛況ぶりじゃありませんか!。これは期待が高まる!と言うことで、今回は「特製」とさてもらいました。その麺顔はこんな感じです。
 

f:id:TOMASSOON:20190107122117j:plain

 
 
 おおお!淡麗系の清湯塩というイメージよりかなりエキスの溶け込み感じるスープのプレゼンス!確かに琥珀色とも受け取れますが、澄んでいるのに動的な躍動すら覚えるアピールです。これは麺を啜る前に直接汁を味わってみますが、クチに含んだ途端にピッキーーーーーン!と軽やかに鼻孔を抜けてゆく清涼感がいいね!。決して刺激的じゃないのに痛快さも思わせます。鶏ガラ系のエキスは言わずもがな芳醇そのもの。見た目以上に肉厚な味わいに驚く!
 

f:id:TOMASSOON:20190107122118j:plain

f:id:TOMASSOON:20190107122103j:plain

 
 
 まず「5つの香味油」から選べることをお伝えせねば!。 ①背脂煮干、②花椒、③レモン+ゆず、④紅生姜、⑤さつまいも・・・の5種。④と⑤はトッピングじゃありません。香味油に「溶かしている」のですから凄く興味がそそられる!。かなり迷った挙句・・・新年早々外せないので、安全と冒険の二股掛けで「②花椒」をチョイスしたという流れです。この②の香味油は、「奥三河の地鶏も鶏油」をベースに青唐辛子と花椒(四川山椒)のエキスを溶かし込んだという代物。効くだけでシビカラ刺激が頭を過りますが、さにあらず。刺激は移さず本質的な香りだけを移しとったような雰囲気です。このためヒリヒリさが極端に少なく味として認識できてしまうかも。
 

f:id:TOMASSOON:20190107201000j:plain


 
 香味油のベースが鶏油であるのと、スープストックも鶏ガラと思われ、実は濃密な鶏塩のエッセンス豊富でも、見た目よりはとても落ち着きのある味わい。おそらく魚介系乾物と野菜の煮出しが、それに貢献していると感じたりしてます。実は、炊き込みご飯は旨かったのだが・・・・・・、この質感なら白飯ブッ込んでスープ茶漬けにでもしても旨かろうとも考えます。なんか今から再訪問意欲が湧きますな!。 
 

f:id:TOMASSOON:20190107201003j:plain

 
 
 
 
麺:程よい歯応えが最後までキープ!スベリと汁持ち上げもなかなかの優等生なストレート細麺
 
 低加水と騒ぎ立てるほどのパツパツさはないけど、しっかりとした歯応えを感じさせるストレート細麺です。その風合いはしっかりとかん水抜けた熟成を感じるほどに、クシクシとした爽快な歯応えがいいね。実密度感が高いはわけでもなさそうだけど、程よく汁を吸い込みましてしなやかな一面もあります。しかし最後までそれなりの歯応え感をキープさせますので、カタメ好きな人でも満足いくタイプじゃないでしょうか。替え玉じゃなく大盛対応可能。ランチサービスのご飯が無かったら間違いなく大盛にしておきたいところです。
 

f:id:TOMASSOON:20190107201004j:plain

 
 
 表面はあまり浸透するように見えず、ただ濡れただけの感じでツルツルと滑りやすい!。なのでいつもの通り、ズボボボボボボボボボーーーーーーっとすすり上げるのも痛快で、レンゲを駆使してスープと一緒に味わいます。思いのほかスープの持ち上げが良いので火傷しそうになりましたが(爆)。角麺が膨れてスリムな細麺にも似たフォルムなのも好印象です。クチ当たりからのど越しにかけてもとても滑らかなシルエット感を与えますし、見た目以上に上品な印象でしたー。
 

f:id:TOMASSOON:20190107201005j:plain

 
 
 
 
チャーシュー:近年王道の崇高なレア肩ロースチャーシュー!塩ダレと香味油ともベストマッチ!
 
 特製だと肉は3枚となります。今となってはかなり見慣れた低温調理の半レアチャーシュー。肩ロース肉のスライスですが、厚さを感じますから歯応えだけで満足です。3枚あると余裕で熱の入り具合の違いを楽しめますね。まずはスープ熱に侵されてないレア状態で!。肉のナチュラルな味わいと共に、脂身の甘味が溶け込みますが浸透液の塩ハーブっぽいニュアンスがいい感じ。これだけでワインが1本軽く空いてしいましょう。
 

f:id:TOMASSOON:20190107201001j:plain

 
 
 また熱で色が変わりつつかる部分も捨てがたい歯応えと味わい。私の嫁はレア過ぎると嫌うのでこの状態になるまでわざわざ放置しているようです。それぞれ好みってあるのね。ところで3枚綺麗に並んだチャーシューを、1枚だけ引きづりだして食らいつこうとすると・・・・なんだか3枚とも引っ張られてひっくり返ってしまう。なぜだ?
 

f:id:TOMASSOON:20190107201002j:plain

 
 
 
 
変わりトッピング:おお餅じゃ餅じゃ!!一反木綿のような餅との遭遇で食ってる間ずっと興奮状態!
 
 おおお?肉の下に白いのがあるぞ!?。最初は大根?一反木綿の幅広麺??と思ったが極端に柔らかくしかも貼りつき、そして伸びる・・・・。これは「餅」でした!。うっひょう!正月気分が抜けてないのもあってか、食い飽きたはずの餅が嬉しい。雑煮というより水炊き鍋の中で偶然に餅を発見したときの喜びに似ている!。もうトロトロでどうとでもなる柔らかさ。抵抗感なくクチに入れては溶けゆくようなはかなさ。それゆえまた旨い。
 

f:id:TOMASSOON:20190107201007j:plain

 
 
 
 
味玉にハズレなし!:塩味玉の中でも甘味が高いので驚いた!!
 
 見るからに塩味玉。塩ラー専門店ゆえにそれも深くうなずけます。このたタイプだと出汁感よりやや塩気を強めにして、玉子本来の味を残しつつ塩気で食らうタイプだと思ってた。しかし実際に味わうと「和出汁」が深く滲んだような甘味が少しあり、トロトロな卵黄にも甘味が残る質感でした。塩味の中に甘味が浮かぶとちょっと全体的に立体感が出てくるようなイメージかな?旨し!嗚呼・・・やっぱり今回も味玉にハズレなし!。
 

f:id:TOMASSOON:20190107201006j:plain

 
 
 
 
総じまして「塩ダレ&香味油テクニシャン!目黒駅前の見逃せない塩清湯!」
 
 ・・・と言う何の捻りもない感想になってすみません。これは以前より進化してるじゃないか!。5つの香味油のバージョンも以前から入れ替えがあるようだし、これはちょっといろんなのを試してみたいかも。目黒は目移り多いけど、今年は訪問を増やさねば。そんな決意の中で、とっとと最後に詠って、いつものように締めたいと思います!。

f:id:TOMASSOON:20190107154211p:plain

 
 お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!
 
YouTubeにまとめてみました!

関連ランキング:ラーメン | 目黒駅不動前駅

 

【今週のラーメン3558】 真鯛らぁめん まちかど (東京・恵比寿) 真鯛らぁめん 〜しっかり大人の味わい楽しめる・・・濃密崇高な真鯛白湯!

昼飯時こそ勝負時!麺も仕事も・・・
 役員や偉い人って忙しい。しかしその人っていつ寝ていつ食ってるのか分からない時ってあるよね。年始早々にキーマンに軽いお伺い立てることがあって、アポ入れようとするが・・・賀詞交歓などある時期と重なり、時間がない~。なので強引に昼飯時に会議室から出待ちしてやろうと画策です。おかげでオレが昼飯ゆっくり食える時間が無くなり、移動ついでに一杯引っかけて行こうという算段です。
 

f:id:TOMASSOON:20190109122110j:plain

f:id:TOMASSOON:20190109121238j:plain


 
 丁度、新店舗(移転間借り)の情報があり、駅から近いのもあって好都合。願懸けも込めて、めでたい真鯛のラーメンを頂いて行くことにしましょう。大崎】で山手線に乗り換えて恵比寿へ移動。この界隈、懇意にしていただいてるレビュアーさんのホームなので、ひょっとして遭遇するか?ビビりながら開店直後の店内で待ちます。すると・・・・おおお!この業界の大物がひょこりと入って来て私の隣にご着席じゃないか!。これはご挨拶を!と思ったがお連れの方が既におられて、その方の隣に座っただけだった(汗)。すっかり怯んでしまった・・・。話が弾むご様子で、声を掛けようかとしたところ、オレの間が悪く・・・そのお方はお連れのつけ麺を少し食されている最中だった(爆)。お連れにも悪いし今回はスルーしてしまいました。ヘタレてしまいましたが、またいつか~。
 

f:id:TOMASSOON:20190109122041j:plain

f:id:TOMASSOON:20190109121219j:plain
f:id:TOMASSOON:20190109121304j:plain
 

 
 ま、そんな出来事もあってツキが回ってきたような興奮も少しあって、ランチタイムの出待ち作戦はなんとか無事に終える。なんだかとてもホッとしてしまい、つい1時間前にラーメン食ったばかりだというのに、腹が減ってしまったのであった(笑)
 
f:id:TOMASSOON:20190109121853j:plain
f:id:TOMASSOON:20190109121922j:plain
 

 
 
 
<全体&スープ> 濃密&シルキーな鯛白湯!鮮魚系の揺らめきに魅惑の薬味が実に合うのだ!
 
 新規と言うより、駒沢大学駅にあった店が移転したんですね。バーの間借り営業の様でしたが、本当はプレオープンとのことでメニューは三種類しかまだ展開できないとのことでした。イタリアンのご出身の方だとかで、最近この手がラーメントレンドですね。
 
f:id:TOMASSOON:20190109121304j:plain
f:id:TOMASSOON:20190109121251j:plain

 
 隣の大物の方は、オマール海老トッピングがお目当てとのことでしたが、ちょっと大切な仕事前で心の余裕もなかったので、デフォルトの真鯛らぁめんとさせていただきました。それでも950円という設定ですがー。それは開店直後で少し時間がかかったようだが、こんな感じで運ばれてきた!。
 

f:id:TOMASSOON:20190109121452j:plain

 
 
 おおお!名とも濃密感ある鯛白湯じゃないですか!鯛のエキスってこんな明るい黄土色してましたっけ?と思える・・・濃密なパステルカラー。明るいキャメルブラウン。高級ならくだのパッチ?。思わず蘊蓄書きを確認しなおしたが、相当に野菜エキスも入っているとのことで、ひょっとしてそれもあるのか?。それにしても香りはいかにも鯛って感じが沸き起こり、ボディの濃さが食う前から分かります。
 

f:id:TOMASSOON:20190109121426j:plain

 
 
 実際に味わうと見た目洋風なのとは裏腹に、和風な鮮魚系をイメージしてしまう。相当に魚介のアピールが高く粘度が少し感じられるのかシルキーさを感じる。結構なレベルの鮮魚系の濃ゆさで、これはまさに大人の味わいって部分も見られます。好きと嫌いと別れるところでしょうが、このギリギリの線を行くところがテクニシャン!。寸止めの魔術師?。どことなく鯛を炙った時の香ばしさも感じられ、この風合いが割と軽やかに食わせるといった感じでしょうか・・・。
 

f:id:TOMASSOON:20190109121440j:plain

 
 
 このスープは薬味を入れるべき!すごく評価が上がるはず。まずトッピングとして乗せられているレモンを絞りませう。輪切りのレモンは箸を突き刺して一本一本反対方向にねじり回して絞り切る!全部絞り切ることをおススメしたい!。まずこのレモン酸味で、鮮魚系に驚くべき清涼感と、新たな甘みが生まれてくるから不思議!。必ずこれは試して欲しい!。
 

f:id:TOMASSOON:20190109121511j:plain


 
 次に後からスタフさんが出してくれた「ブラックオリーブ」。辛いオイルに漬けられており、オリーブの実も食べられるそうだ。これをたった小さじ二杯程度いれたのですが、オリーブの風合いが鯛の風味にこんなに合うとは実に愉快。一気に味が明るくなり、旨さの軸が新たに生まれたように立体的に思える旨さなり。これも激しくおススメです!。
 

f:id:TOMASSOON:20190109121638j:plain

f:id:TOMASSOON:20190109121646j:plain

 
 
 
 
<麺> 濃密スープをしっかりと受け止めるクシクシ歯応えのストレート太麺!
 
 意外に配膳に時間がかかるなと思ったわけが分かった。太麺だったのね。しかもかなりクッシリした雰囲気で、チュルチュルと啜り切る汁系のとは別格の腰の強さ。このままつけ麺にでも通用しそうなほどで、外カタなイメージと、漆喰のようなスベスベツルツル感がとても印象的。何だろう・・・強力粉って感じがありありですかね。自宅で手打ちパスタするときこんな表情になるし・・・。
 

f:id:TOMASSOON:20190109121621j:plain

 
 
 しかし鮮魚系だからこそ、しっかりと受け止める炭水化物のクッシリ感がいいわけだね。もともと麺はカタめが好きなオレだけど、この前歯で千切った時の麺の風味感、奥歯でも安易にはスープに一体かしないクシクシ感が食べごたえすら感じます。惜しむらくは・・・大盛設定がなかったことくらいか?。通常営業になれば、鯛の寿司(真鯛バッテラ)があるようなので、これで腹を満たせというサインなのかもしれません。
 

f:id:TOMASSOON:20190109121629j:plain

 
 
 
 
<トッピング> 質実立派な昆布締め風?鯛切り身!本格メニュー展開が待ち遠しい!
 
 真鯛の切り身が生で、それで余計に鮮魚系が意識されるかもね。さてこの切り身・・・サイコーです!!!。カルパッチョという感じはしませんね。松皮造りを感じさせる鯛皮の仕上げ。魚は皮が旨いのに嫌う人が多いけど、ここが旨い。一見刺身か?と思って裏っ返してみる。
 

f:id:TOMASSOON:20190109121459j:plain

 
 
 身の部分が少し飴色のようにも見え、肉には微妙に気のせいか粘りすら思う仕上がり感。クチに入れるとこれが不思議と蕩ける・・・嗚呼、これから大切な仕事があると言うのに酒が欲しくなるじゃないか・・・。だったら夜来いってか?。夜はBAR営業だから?。これを食うとますます「真鯛バッテラ」の期待が上がるね!きっと喜んで払うよ300円なら!。
 

f:id:TOMASSOON:20190109121612j:plain

 
 
 
 
総じまして「しっかり大人の味わい楽しめる・・・濃密崇高な真鯛白湯!」
 
 ・・・と言う感覚かしら。これは今後のメニュー拡充が大いに期待です。恵比寿はジャンルに実にいろいろな客層があると思うから、意外に外国人向けにも受けるかも。店内落ち着いたころに再訪して次はつけ麺と真鯛バッテラかな。今回の目出度い一杯と遭遇に感謝しつつ、とっとと最後に詠って、いつものように締めたいと思います!。

f:id:TOMASSOON:20190109145716p:plain

 
 お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!
 
YouTubeにまとめてみました!

関連ランキング:ラーメン | 恵比寿駅代官山駅中目黒駅

 

有機ブラッククミンシードオイル

有機ブラッククミンシードオイル

 
食べるオリーブオイル(ブラックペッパー)
 

 

【今週のラーメン3557】 らぁめん ほりうち 新橋店 (東京・新橋) 朝らぁめん 〜まさにココにしかない東京朝ラーメン!優しい味に労働意欲始まりの一杯!

今年最初の朝ラーメンは・・・新橋から
 個人的に東京での朝ラーメンには少しこだわりを持っておるつもりでして、まだまだ行けてない店がザクザクとある~。しかし、夜の延長の〆ではなく、朝の始まりとしての一杯としては、なるべく優しいのを選びたいのが信条。そんな感じで以前ピックアップしてまとめてみましたので、もしよろしければご参考までにリンク貼っておきますー。
 

 

 今回は今年になって初めての朝から都内外出と言うことで、前の晩から朝ラーメンを画策。思い切って早起きして千葉まで!と野心も働きましたが、結局寒さが厳しくて起きれず、フツーの通勤ラッシュにもまれて都内活動に止まりました。そんな感じで結局・・・新橋へ。
 
f:id:TOMASSOON:20190108100827j:plain
f:id:TOMASSOON:20190108100838j:plain
 穏やかに、きたかた系でも啜ろうと思うものの、寒くて寒くて…駅からなるべく近いところにしておきましょうと言うことで、毎度の朝ラースポット「らぁめん ほりうち」さんへとやってまいりました。
 

f:id:TOMASSOON:20190108100848j:plain

 
 
  この界隈ではFC系は別として朝から元気なのは3軒。一つは飲み屋なんだがあとは、うどんの「おにやんま」とラーメンの「ほりうち」。どちらも朝まで飲んでて煩い客層と合わなくていいので、朝の気分としてもいい感じです。
  

f:id:TOMASSOON:20190108100904j:plain

 
 
 
 
全体&スープ:まさに朝のためにあるかのようなマイルド&ライトな清湯醤油!
 
 まぁ朝からラーメンを食おうなんて自分としては、今回は余裕ぶっこいてる。お年始の挨拶周りと、ちょっとした仕事の確認だけで済むからね~。淡々とやることと流れがイメージできるだけで、こうもストレスが低くなるものか・・・。何か落とし穴がないかだけは、注意してかからねばならないな。とそんな警戒心をたかめようとしていたところで、ちょうど配膳とあいなりまして、その優しい麺顔を見た途端に警戒心は後回しになってしまいました。そんな罪な麺顔はこんな感じ。
 

f:id:TOMASSOON:20190108101011j:plain


 
 おおお!何とも眩しさを覚える醤油ブラウン!。深みよりも透明感を思わせる雰囲気が特徴でして、これがまさに朝ラーメンに相応しい!。先行き見通せるような旨さがこの場合嬉しさが高まるね。また透けてみえる太麺の輪郭も丸みを帯びているため、見た目でやさしさを感じさせる。チャーシューなんかふつうは無骨に迫るところなんだが、汁の雰囲気に一体化して溶け込んでるかのよじゃないか・・・・・、こういうの和むねぇ~と言うのだろう。
 

f:id:TOMASSOON:20190108101028j:plain

 


 

 それにしても何とも雑味のなさがいい感じ。お醤油の味わいを素直に感じる一方で、円やかさを残すエッジング。各種調味料の効果もありましょうが、乾物類エキスの円やかさをイメージさせます。塩気はそれ単体で感じることはなく、強引に探すと旨みにたどり着くというレベル。
 

f:id:TOMASSOON:20190108101038j:plain

 
 
 何とも程よいと思わせるのは動物系の出汁加減。鶏豚と思われるけど個人的には豚!。豚骨と言うか・・・豚肉と言うべきか、ゆっくりと豚エキスを濁らせずに旨みを移した、ゆったりとした優しい旨みが広がります。個人的には豚の清湯エキスのほうが胃に重たくない気がするのですが、それは気のせいなのか。ここまであっさり感が高まると、後入れの香味油って本当に必要なのかとか思ってしまうほどですー。
 

f:id:TOMASSOON:20190108101211j:plain

 
 
 
 
麺:優しくもしっかりと食べ応えも与えるモチモチ太麺が嬉しいじゃないか!
 
 朝だと本格開店準備のためか麺箱が近くに置いてありましたが「中西食品」という製麺所なんですね。玉川沿いに「麺のナカニシ」って会社があったけどあれなのか?。ともあれ「満来・ほりうち系」と見れば一発で分かるような平打ち太麺が、実にたおやかで旨そうです。
 

f:id:TOMASSOON:20190108101001j:plain

 
 
 平麺でも少しボコボコとしたフォルムがあって、厚さも微妙に均一でないようなニュアンス。この微妙な感覚がナチュラルさを醸し出す部分でしょう。表面はツルツルしていて、太麺と言えど大変啜りやすい。名物納豆らぁめんなんかだと、あまりにも滑りすぎてズコッ!!と喉の奥まで一気になだれ込むかも。ともあれツルツル感はとても受け入れやすい旨さのポイントですし、これだけでも広く受けやすいキャラだと感じます。
 

f:id:TOMASSOON:20190108101222j:plain


 
 そして噛み応え。モチモチ感がやはり馴染みあるやさしさで、単にふわっとしてるだけじゃなく、中心部には耳たぶのような引き締まりすら覚えます。そして濡れれているだけかと思ったら、意外にも汁も程よく吸っている感覚です。密度感はそれほど高いわけでないので容易く噛み潰しますが、即座に出汁の旨味と、ナチュラルな麺の風味と合致して旨みへと高めます。
 

f:id:TOMASSOON:20190108101232j:plain

 
 
 
 
チャーシュー:スカスカとしつつ汁を吸い込んみ寧ろフカフカでしっとりな歯応え!名物チャーシュー!
 
「満来・ほりうち系」と言えば・・・「チャーざる」。しっとりとした豚肩ロース肉の固まりが、繊維にそって解れるように柔らかいのが、実に名物にふさわしく旨い。ちょっとその名物はお高いのだが(汗)、それと同じ肉が入っております。
 

f:id:TOMASSOON:20190108101200j:plain

 
 
 朝ラーメンと言えども、普通に一般にみられるチャーシュー量としてはデカい。しかしこの肉は全く重くなくてサッパリしているから、いくらでも食える。そこが存分に嬉しいところです。スープ生成に十分に貢献したと思われるほど、余計な脂が抜けていて、それだけではスカスカしてる。しかしスープを逆に吸い込んでジューシーに復活しつつも別の旨みに昇華してます。全体的にはしっとりとした肉になってて、これなら重くないのでビールがいくらでも飲めそう。これは晩飯時に行って、やっつけるしかないかな・・・。旨し!このチャーシュー!。
 
f:id:TOMASSOON:20190108101327j:plain
f:id:TOMASSOON:20190108101243j:plain
 

 
 
 
総じまして「まさにココにしかない東京朝ラーメン!優しい味に労働意欲始まりの一杯!」
 
 ・・・と言う感覚でしょうか。ほぼ朝はオヤジばかりで、お酢を好みで入れる手つきも慣れた常連風ばかり。新橋に地縁のある方なら、どうですかお仲間に入りませんか(爆)。東京の朝ラーとしても押さえておきたいところ。そんな応援気分を高めつつ、とっとと最後に詠って、いつものように締めたいと思います!。

f:id:TOMASSOON:20190108104213p:plain

 
 お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!
 
YouTubeにまとめてみました!

関連ランキング:ラーメン | 新橋駅汐留駅内幸町駅

ラーメン1000最強の一杯 2019

ラーメン1000最強の一杯 2019

 
儲かっているラーメン屋は朝8時に掃除する! (宝島社新書)

儲かっているラーメン屋は朝8時に掃除する! (宝島社新書)

 
嗚呼!このラーメンがうまい 首都圏版 (日テレムック)

嗚呼!このラーメンがうまい 首都圏版 (日テレムック)

 

 

【今週のラーメン3556】 初代葱寅 御茶ノ水店 (東京・新御茶ノ水)中華蕎麦 特製しお 〜いきなり質感高し!まずは海老ワンタン!!今後の人気のハジケ具合にも期待!!!

ネギ大好き「ネギ星人」としての血が騒いでやって来た来た御茶ノ水、のはずが・・・・
 

 

 都心の外出用向きってヘビーな内容も多いけど、昼飯でラーメン活動を有効活用できるので、そんなに悪い気もしないのだー。そして神田神保町から御茶ノ水にかけては、もう行きたい店がわんさかあるので困らない。いや・・・どこを選ぶかで逆に困るくらい。ときどきいつ訪問しても休業にぶつかるイケズな店もあるけれど。そんな感じで軽く店選びをせんとラーメンデータベースを眺めていた。
 

f:id:TOMASSOON:20190108133413j:plain

f:id:TOMASSOON:20190108133345j:plain
f:id:TOMASSOON:20190108133358j:plain

 
 するといきなり「初代葱寅」などと言う新店情報をゲット。なぜ反応したかというと、私はネギ大好き「ネギ星人」だから。ネギならご飯のように食い続けることもできるかもー。どんなエキセントリックなネギラーメンなんだろうと、ネットで検索しても麺顔探し出せず。ならば実際に行って確かめようということで、やってきたのが新御茶ノ水駅界隈です。靖国通りから少し逃れるだけでも、街並みはどこか落ち着きがある。また人通りも少なめ。太田姫稲荷神社のすぐそばに、その店はありました。
 

f:id:TOMASSOON:20190108133242j:plain

 
 
 お?どんなネギ野郎かと思いきや・・・スゲー上品系なんじゃね??。フツーに崇高なる一杯を提供するような、オサレ~な雰囲気です。オヤジを拒絶するようなオサレじゃなくて、入りやすさが救われる。イキナリ入店してみたが、まず注文を先に受けるカウンターがあって、そこでまず注文と清算を済ませてから、奥へと進むプロセスになります。なるほど・・・券売機という無機質な物体がない反面、スペースも有効的だし、ハートフルさも伝わるね。なかなかいいプロセスかも。
 
f:id:TOMASSOON:20190108132839j:plain
f:id:TOMASSOON:20190108132829j:plain
 

 
 
 
全体&スープ:穏やかでどことなく崇高!?ちょっと面白いニュアンス広がるイキナリ極上淡麗塩!
 
 それにしてもなんで「葱寅」なんだ?。寅は別にして葱はなんだ・・・。メニューを見て分かりましたが、葱の爆盛等で楽しませるのではなく、「農家厳選の高品位葱を使った料理」を提供する店なんだね。あくまで質にこだわるコンセプトらしく、葱だけでなく全体的にその意識で作られる崇高系なラーメンのようです。高品位な葱を使った饅頭や餃子は実に旨そうでしたが・・・ボンビーなラヲタゆえ、ラーメン一本で勝負いたしましょう。とりあえず店の全体を把握するには「特製」が一番てっとり早い。またメニュー表のトップは塩だったため、素直に「特製しお」とさせてもらいました。そんな一杯は案外早く配膳が進んで目の前に現れます。それはこんな感じ・・・。
 

f:id:TOMASSOON:20190108132857j:plain


 
 おおお!これはイキナリの高品質さが押し寄せるじゃないか!。海老ワンタンが実に存在感が高くて目が釘付け。そして薄い乳白色のLサイズ味玉が艶々しててこれまた旨そう。さらに肉は・・・トラディショナルな塩味タイプの豚バラ肉で、奇を衒わず王道のラインナップがどれもオーラを発する。一方・・・高品位葱は思いのほか普通の盛り加減で、パラパラと上から山形名産赤唐辛子が降りかかる。実物は写真なんかより数段美しいです。
 

f:id:TOMASSOON:20190108132903j:plain

 
 
 もう見た目の迫力で旨いの保障された感覚で、まずはスープをゆっくりと味わう。実にやさしいお出汁の加減の中で塩味が浸透している・・・。出汁は昆布等の落ち着いた乾物エキスがありあり。動物系はしっとりとやさしい感じで、鶏塩のような明るさよりは、豚の方が近いようなエキス感。香味油でギトギトすることがないために、じつにすっきりと優しい味わいが広がります。
 

f:id:TOMASSOON:20190108133008j:plain

 
 
 ところが面白いのが魚介系?の冒頭イメージ。微妙に冒頭だけクセに近いものを感じさせます。ずっとこれが気になってて最後まで分からないままでしたが、食い終わってからカウンターの隅に蘊蓄書きを見つけて、やっと分かった!。どうも牡蠣らしい。そんなに牡蠣を感じることなく隠し味程度の存在感ですが、やはり滋味なる存在感はあったのですなー。また煮干についても理解がスッキリ。ニボっとした感覚は一切ないので、鰯じゃなっく白身魚系だろうとは想像してたんだが、鯛煮干でしたか!恐れ入りました。
 

f:id:TOMASSOON:20190108133046j:plain


 
 尚、豚エキスと私が感じたのは、チャーシューのニュアンスから間違ってもいないかと思うけど、牛筋なんかも入っているのだとか・・・・。なるほど、鶏じゃないと思ってたけど肉系の明るい味わいはそれだったのね!。
 
 

 

 
 
薬味:柚子は仄かに広がるか広がらないかの刹那さよ
 
 お好みでどうぞと渡されるのは柚子をカットされたもの。確かに柑橘系だと柚子が一番似合いそうだと思うけど、デフォルトでも結構完成度が高いです。せっかくもらったので絞りかけてみたが、そもそもそれほど果汁が絞れず(笑)、ほんのりと1くち2くちほど風味が変わった程度でありました。それはそれで良しかと。
 

f:id:TOMASSOON:20190108133033j:plain

 
 
 
 
麺:超が付くほど上品に感じる・・・しなやかストレート極細麺!スープと遊ぶニュアンス抜群!
 
 スープには考えさせられたけど、実は麺もすごいと思った!。純白かと思えるほどの地肌の色合いと、極細感覚でキッパリしたストレート麺。麺密度も加水もほどほど中庸なるレベルで、熱ダレには強そうです。極細でも博多麺とはまったく真逆な仕草で、スープの持ち上げも吸い込みも両方馴染むタイプ。もちろん麺自体の風味もいいですが、スープとの一体感がすばらしい。
 

f:id:TOMASSOON:20190108133057j:plain

 
 
 スープの中に居るだけで、汁と馴染んで楽しんでいるような感じ。箸で救い上げるとスープから剥がれてゆくような錯覚で、麺が持ち上がってゆく・・・。その引き上げる合間んはスープがしたたり落ちるイメージで、そのまま口に運んでズボボボボボボボとすすり上げるのが、どこか残酷にも思えてきます。
 

f:id:TOMASSOON:20190108133202j:plain


 
 歯応えとしては、クツクツクツクツっとミクロで刻みちぎれるような、細やかな快感。奥歯へと運んでプレスすれば一気に潰れて汁を吐き出し、エキスと風味が一体化した旨みに溢れます。最初から最後までこのクツクツ歯応えが一貫していたのも好印象。メニュー表には大盛も替玉も記載がありませんでしたが、次回訪問時に尋ねてみたいと思います。
 
 

 

 
 
チャーシュー:トロットロに蕩けるトラディショナルな塩風味の豚バラ肉!自重で崩れるまで柔らかい!
 
 10年ほど前には死ぬほど大阪で食った豚バラ肉チャーシュー。近年ぐっと遭遇率が減ったので少し寂しかったのが癒されます。いろいろタイプがある中で、こちらは塩味系煮豚で、すでに下煮の段階で半崩れになっているようなトロトロ感が素敵。結構スープにエキス吐き出して貢献してるんじゃなかろうか。箸でリフトするとすぐに自重で崩れそうになり、スープを逆に吸い込んでいるのが分かります。レンゲを使って口の中へと運ぶと、ばら肉自体のエキスとスープのエキスが両方混じって、スポンジが吐き出すように汁と旨みが広がりますな!。これは実にうれしい!。特製なのだから・・・もっとくれ~。
 

f:id:TOMASSOON:20190108133020j:plain

 
 
 
 
海老ワンタン:これは文句なし!丸々小エビのプリプリ感に生姜の滋味が合わさる優れもの!食うべし!
 
 感動するポイントはいろいろあるけれど、今回の一番分かりやすかったところは、実は海老ワンタン。これは素晴らしい!。特製なら3つ入ってます。ワンタン皮の肉厚さと滑らかさは言うに及ばず。旨み出汁を吸い取ってトロトロになっている皮は、何者に代えがたい刺激感と旨さ。
 

f:id:TOMASSOON:20190108133231j:plain


 
 餡が充実!小エビが丸々1尾入っており、それが生姜味を練り込んだすり身に塗れているのだ!。蘊蓄書きによれば、味付けは海老と生姜のみらしい!!。これが実に深い味わいと、プリプリ明るい食感と、大きな食べごたえに、爽やかな清涼感と熱々の悶絶を送ってくる!。うううう・・・申し訳ないが、次回訪問では、ワンタンメンに確定ですよこれは!。都内のワンタンメン好き野郎なら、2019年は一回食っとけでしょうかね。激しくおススメです。
 
 

 

 
 
味玉にハズレなし!:塩ダレの浸透深く、円やかな塩気そのままにして、マチュアな卵黄甘し!
 
 今回はかなり内容の濃ゆい一杯でありました。なので味玉まで頭が回らない・・・と思ってたが、実に好印象。Lサイズの充実感ありつつも、淡麗な塩だれが深く均一に染まった感がい感じ。一口かじると、出汁の旨いと塩気が玉子味に混じる旨さがしっかりと味わえます。まさしく塩味玉らしい雰囲気で、玉子本来の味わいを残した味表現がナイス。ただしそれだけではなかった。卵黄をよくよく最後まで味うと、出汁が浸透して熟成したような甘味も仄かに感じさせるのだーーーー。塩気と甘味の二面性がよく出ておりこれは旨いぜ!。嗚呼・・・やはり今回も味玉にハズレなし!。
 

f:id:TOMASSOON:20190108133218j:plain

 
 
 
 
総じまして「いきなり質感高し!まずは海老ワンタン!!今後の人気のハジケ具合にも期待!!!」
 
 ・・・という感覚でしてこれは応援モード。すぐにでも醤油を食いたくなってくる。それにここは葱のサイドメニューがもう一つのウリなので夜営業も期待高し。旨いにはハートランドが良く似合うし・・・。そんな既に魅了気分の状態ですが、このままとっとと最後に詠って、いつものように締めたいと思います!。

f:id:TOMASSOON:20190108171429p:plain

 お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!
 
YouTubeにまとめてみました!

関連ランキング:餃子 | 新御茶ノ水駅小川町駅淡路町駅

進め!!寅ちゃん餃子【80個入り】

進め!!寅ちゃん餃子【80個入り】

 
進め!!寅ちゃん餃子【40個入り】

進め!!寅ちゃん餃子【40個入り】

 
進め!!寅ちゃん餃子【600個入り】

進め!!寅ちゃん餃子【600個入り】

 

 

【今週のラーメン3555】 らぁめん山と樹 (東京・高円寺) 塩らぁめん+キリン一番搾り生小瓶 〜素朴にして毎日食える素朴麺!間違いなく老若男女問わず広くウケる味わい!家族で行こうよ!

スタフも増えて軌道に乗ってていい感じ〜
  昨年は高円寺もラーメン的にはまた楽しくなってきましたね。何と言ってもあの「なんでんかんでん」が高円寺で復活したのが記憶に新しいし、さらに最近だとザボンの跡地に「六九麺」が居抜きで入ってきて、ラーメン屋が林立しているエリアといった感じ。もともと高円寺は、飲み屋には事欠かない場所ですが、ワンコインラーメンも10軒以上は挙げられますし、今年もますます楽しみです。
 

f:id:TOMASSOON:20190106142016j:plain


 
 さてそんな中、今回は久しぶりに環七あたりまで足を伸ばしましょう。目指すは「山と樹」さん。
 

f:id:TOMASSOON:20190106141920j:plain

 
 
 一時期通ったものの最近ご無沙汰してまして、元気に営業してるかちょっと心配だったので。高円寺駅周辺に競合店舗がうようよしてますから、私自身目移りしますからね・・・。以前、嫁さんをこの店に案内したことがあって、非常に高評価。一人オペの孤軍奮闘状態から、今どんな感じかなと、休日の午後2時回ったあたりに突撃してみました。
 

f:id:TOMASSOON:20190106141921j:plain

 
 
 予想では閑散とまではいかなくとも、先客2〜3名程度でゆったりと食えるか・・・と思ってたんですが、いざ入店すると、なななんと満席でございます!。この中途半端な時間帯だと言うのに。店中で少し待ちが発生してるか?と思ってたら丁度2組程度はけまして、なんとかタイムリーに座席確保。そして厨房には若い女性スタフが加わってた!。テキパキと接客も丁寧で心地よしで、私が訪問していなかった間に、すっかり軌道に乗った雰囲気がありありです。よかったよかった・・・。
 
f:id:TOMASSOON:20190106141922j:plain
f:id:TOMASSOON:20190106141923j:plain
 


 

 
 
酒:大人の休日の過ごし方・・・キリン一番搾り生!
 
 ようやく年末年始の暴飲暴食の疲れから回復しつつあるこの頃・・・・ようやくラーメン活動にお酒を絡めることができるまで戻りました。それでも少し抑え気味で小瓶とさせていただきましょう。キリン一番搾りをいただきます。今回の帰省で実家でしこたま飲んだ銘柄。私の親父がキリン党だったので、ずっとそれ今だに引きずってます。
 

f:id:TOMASSOON:20190106141924j:plain

 
 
 個人的には風合いが好きな銘柄でコスパにも優れていると思えます。金があるときはハートランド、普段は一番搾り、金がないときは麒麟淡麗・・・とだいたい家では使い分けてるオレ。こんなところまで、父親とキリン党に影響されてるとはね(苦笑)。今年で親父の三回忌であります。
 

f:id:TOMASSOON:20190106141941j:plain

f:id:TOMASSOON:20190106141939j:plain

 
 
 
 
全体&スープ:穏やかで円やかな塩ダレ!動物系のさっぱり感に乾物の落ち着き?更に麺の風合いのり移る!
 
 心なしかご店主にも以前より自信と貫禄が増してきたように思えます。開店当初から手捌きなど不安なところは全く感じなかったけど、何だか楽しそうに感じるぞ(笑)。確実にコアな常連も確保できてるみたいだし、そんな方達との会話も楽しげ。今後も王道の味で勝負を、そして切磋琢磨して続いていってほしいと思いますよ。時間が少しかかるかなと思ってチビチビとビール飲んでたら、いきなり配膳されて焦ったりした!仕事が以前より早くなってね??・・・そんなオレを驚かす麺顔はこんな感じです。
 

f:id:TOMASSOON:20190106141940j:plain


 
 おおお!これは実に和むねぇ〜・・・何と言っても透明感あるスープがキラキラと輝き、透けて見える麺の縮れっぷりが見事です。ハンドメイドの極致と思わせるピロピロ手打ち麺。スープの煌めきには「ネオ中華そば」と思わせる今風のトレンドを感じさせつつ、チャーシューが昔ながらの丁寧さが伺えて、これまた食い手の心をほのぼのとさせてくれますわ・・・。
 

f:id:TOMASSOON:20190106141942j:plain

 
 
 今回は「塩」とさせてもらったそのスープ感。嗚呼・・・実に穏やか。塩らぁめんなのに、全然塩が尖っておらず、出汁の旨味と完全合体したような塩味感覚。醤油の風味だけをそぎ取ったような、確実なカエシの溶け込みを感じてしまいます。鶏ガラだけでなく、豚肉豚骨なども溶け込んでいるのか。重くない香味油もナイスで、まるで植物油のような軽やかさです。乾物系の落ち着きも十分に感じます。煮干しはあまり感じず、どちらかと言うと、節系と昆布系の溶け込みなのか?。もしくは優しい輪郭は野菜の風味か?。そんなのがないまぜの渾然一体となりつつ、実にあっさりとしてるが味わいが深い出来栄えとなっております。薬味のネギの白い部分の微かな苦味すら感じ取れる出汁感。素晴らしい!。
 

f:id:TOMASSOON:20190106141943j:plain

 
 
 ここから少し妄想で突っ走りますが・・・・このスープの良いところは「麺の風合い」を移すところでしょうか?。かなり食べ始めの早い段階から麺の風味が、スープのエキスに溶け込んだような甘みを感じます。これは単に湯切りが甘くその残り香?と言うのではなく、麺のグルテンから直接吐き出された風味なのだろうと・・・妄想に妄想を重ねつつ食い続けていおりました。この部分、戯れ言として流してくんなましー。
 

f:id:TOMASSOON:20190106141958j:plain

 
 
 
 
麺:ピロピロ素朴な外観以外に、いかにもグルテン食ってる!って感覚を呼び覚ます風味の良さ!
 
 そんなスープの妄想をかきたてるのが、この店の自家製麺なのです。このような多加水でピロピロした平打ち手揉み麺は、都内でそんなに珍しくも無くなりつつありましょうが、少しづつ個性が違うんですよねー。太さと加水ぶりだけで、随分と風味や舌触りが違ってくるもん。この手のタイプは割と加水は多めなんでしょうが、その中でも多めの部類だったりして?と密かに睨んでおります。
 

f:id:TOMASSOON:20190106141956j:plain


 
 なんと言っても、歯ごたえがソフティー。そしてモチモチ感が独特で、個人的には「いかにもグルテン!」と思わせる風味の高さ!?舌触りの妙を感じました。言い方を変えればフレッシュな風合い。熟成の有無やその時間にも大きく左右されるでしょうから、さすがにそんな細かいところまでは分からんが・・・・。
 

f:id:TOMASSOON:20190106141959j:plain


 
 そして縮れっぷりがまた細かくてランダム。そんなのを眺めてると実は全粒が少し配合されてるのが発見しました。ピロピロ平打ち麺の特徴として、形のボコボコさが歪にランダムなのと同様に、麺の厚さも実に不規則。だから部分的に汁を完全吸収していると思う部分もあったり、まだ浸透し切らずに芯に近い状態でキープしている部分もあったりと混み合っている。その汁吸い状態のランダムさが、食ってて楽しいわけでしょう。これにより、歯ごたえと甘みの感じ方がバラバラだし、しなやかさや滑りの感触や、シルエット感だって二つとして同じものはない。だからこう言う麺はやめられない!。
 
 

 

 
 
チャーシュー:肩ロースの余分なエキス抜けのスカスカ感!出汁が逆浸透して芳醇!箸で崩れる柔らかさ!
 
 低温調理が東京のラーメンシーンでは席巻してますよねー。そんな中、やはり素朴な麺並びに全体との相性はこれしかない!。煮豚タイプのチャーシュー。しかもデカい肉ほどいい出汁が取れるのか、大判なるスライスがとてもいい感じです。脂のさし具合もなかなかよろしく、しかも抜け具合が絶妙かと。
 

f:id:TOMASSOON:20190106141957j:plain


 
 スープ製造に大いに貢献しているものと思われます。薄味なのがまたよろしく、残った油の甘みと、肉身の出汁薬味を吸い取った味わいが渾然一体。もう繊維質に沿って解れるように崩れるように・・・柔らかい。その隙間にはスープが浸透しており、このままでいくらでもカロリーゼロのように無限大に食えそうな気がしてくる。そんなあっさりタイプのチャーシューがナイスすぎる!。次回はチャーシュー麺にしようかしらん!。
 

f:id:TOMASSOON:20190106142000j:plain

 
 
 
 
総じまして「素朴にして毎日食える素朴麺!間違いなく老若男女問わず広くウケる味わい!家族で行こうよ!」
 
 ・・・と言う感覚でしょうか。最近、嫁さんを飯に誘ってないが、ラーメン系でついてくるならここしかないかな(笑)。タイミング見計らって誘いのチャレンジしてみます。ともあれ限定も定期的に出しているのも確認で来たし、だんだんいい店になってきたよ。今年はもう少し通わねばと心を新たにしてみました。そんな勢いを込めて、とっとと最後に詠って、いつものように締めたいと思います!。

f:id:TOMASSOON:20190106154452p:plain

 お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!
 
YouTubeにまとめてみました!

関連ランキング:ラーメン | 高円寺駅東高円寺駅新高円寺駅

Eテレ 0655/2355 さらば高円寺

Eテレ 0655/2355 さらば高円寺

 
高円寺

高円寺

 
高円寺かふぇ純情の事情 (富士見L文庫)

高円寺かふぇ純情の事情 (富士見L文庫)

 

 

【今週のラーメン3554】 百笑食堂 いしかわや (東京・国領) 塩ライムブラック+味玉 〜これは傑作の予感!来るか今年は柑橘系ラーメンのムーブメント!

幸先明るく「百笑食堂」もっと今年は笑いたい〜
 お正月三が日明けて、ようやく日常と取り戻りつつある土曜日。徐々に都内も車が増えだした気がします。そろそろ仕事も視野に入れ、日常生活のリズムに乗せようかと考えつつ、やっぱり起床時間にうだうだと過ごす。布団の中で「あ!まずい!!」と思いつつ、「なぁ〜んだまだ休みじゃねぇ?」と気がついて二度寝して・・・・・、目が覚めたのが午前10時。嗚呼、今回の年末年始は、本当にただダラけただけの生活を繰り返しておりました。老後引退したも、こんなことできねぇぞ・・・・と思いつつ、何か目標を持って生きねば!と考える。だけど、今は、ラーメン活動でもしとこうか。
 

f:id:TOMASSOON:20190105130213j:plain


 
 今回は、願掛けでもないけど何か年初めの週だから、いいきっかけとか縁起がないかと、いろいろ考えました。「福」「寿」「喜」「幸」「神」など・・・屋号に絡ませられんか?。まぁ時間があまりなかったのと、近場で選んだ結果、「笑」にかけて【百笑食堂 いしかわや】さんと今回はさせてもらいました。寝坊が過ぎても、この店の開店時間に間に合うという幸せも決め手でしょうか。安全運転で、京王本線国領駅界隈へとやってまいりました。
 

f:id:TOMASSOON:20190105113634j:plain

 
 
 国領駅と言えば、ここでラーメンと言えば実は「熊王」。ところがこちらは開店は正午ジャストということで、11時あたりでは近くの「松屋」が異様に混んでます・・・松屋おそるべし。ところがその真隣にある「百笑食堂」は空いている・・・なぜだ。こんな状態なら、「柴崎亭@つつじヶ丘」で行列で震えるくらいなら、サクッとこちらへ退避するのも有効手段かもしれません。
 

f:id:TOMASSOON:20190105113628j:plain

 
 
 店内の待ちスペースもありますし、私も今年の利用頻度が上がるような予感!。しかも知らぬ間に全体的に価格が落ち着いて来た気がします!。「純和風醤油そば」なんてのが新たに加わっている上に、それは何と「550円」と言う価格設定。中華そば(醤油&塩)も価格下げてないかひょっとしてねぇ?。しばらく来ない内に、なんだか急にイイ店になって来たじゃないか!!。
 

f:id:TOMASSOON:20190105113640j:plain

 
 
 
 
 
全体&スープ:ただ酸味だけでなく柑橘系苦味を全体旨味に昇華させているのだ!
 
 そんな嬉しい悲鳴を心の内であげながら、何を食おうかと逆に悶々としてしまいます。ワンタン系は最初に食ったし、前回はブラックラーメンという変わり種も食った。ならば「生姜系」か「チャーシュー増し増し」でガッツリと頂こうかと思うなか、【石川塩ライムブラック】と言うちょっと想像がしにくい一品ボタンを発見。「塩ライム」は何となくわかる。肉を塩振って柑橘絞れば旨いしね。ところが「塩ブラック」が全く想像がつかない・・・。白いのか黒いのか?透明なのか濁っているのか?。迷っていたら後客が入って来たから、慌ててそれのボタンを押してみました。そして保険をかけるように「味玉」も召喚。そんな慌ただしい感じで注文した一品は、こんな感じで配膳されました。
 

f:id:TOMASSOON:20190105113639j:plain

 
 
 おおお!これは敢えて混じらせない妙義じゃないか!。清湯スープにブラックペッパーを中心としたスパイスが降りかかるが、エキスは吐き出してもバディは一切溶け込まない。丼の中でずっと流され漂うだけの異邦人のような存在感。または流体力学で行わる、空気流や水流をコンピューター上でCGシミュレートのようなスパイス粒子!。・・・・こんな演出だったのね。妙に絵心よりは宗教史かはたまたサイエンスを感じる麺顔ですよ。
 

f:id:TOMASSOON:20190105113641j:plain

 


 

 これは何より先にスープが気になって仕方ないので、冒頭から早速丼手持ちで、クチを直付でスープを味わってみました。何となく「酸味でしょ!」と予想して味わったものの、これが期待を大きく上回った!。ライムの酸味はレモンより少し柔らかくスッキリした酸味が特徴的で、それがよく滲んでスープにもよく馴染む。それはよくよくわかる。ところがライムの皮を想像させるような【苦味】まで軽くあしらった酸味・・・これが痛烈に!個人的かもしれんが美味かった!。単に苦味が混じるだけではないです。これはスープを泳いでいるブラックペッパーの余韻に結びつくのです。柑橘苦味と、ブラックペッパーの塩気香ばしさとの融合が、こんなに想像力が膨らむとは知らなんだ!。
 

f:id:TOMASSOON:20190105113632j:plain


 
 全体的には非常に芸術的のようで学術的のようでもある旨味ですが・・・・、何となくどこか馴染みのある旨さでもあると思うのです。クルマでの帰り道に、何に似てるんだろうと考えながら走ってたのですが、今のところの結論は「水炊きお出汁のポン酢割り」にちょっと接点があるような気がする。鶏出汁に少し醤油混じりの柚子果汁を混じらせるあの出汁感覚?。説明が難し過ぎて身近なものを強引に探したましたが、まだ無理あればあしからず。
 

f:id:TOMASSOON:20190105113637j:plain

 
 
 ちなみに最後に、前回食った「石川ブラック」と同じようなことをしてみる・・・・。最後に丼の底に残ったスパイスの量に注目。結構スープとともに飲み込んだと思ってたら、まだこんなに残ってた(笑)。
 

f:id:TOMASSOON:20190105130216j:plain

 
 
 
 
麺:柴崎亭直伝!東京トップクラスの流麗折り畳みなる極細ストレート麺!
 
「崩すのもったいない。」・・・それがこちらの麺に対する第一印象。実に美しい麺線の流れ。今年はこの「ラーメン麺線の美学」を追求したいと思うほどです。中でも「柴崎亭」はトップクラスの美しさと良心的価格設定の両方に突き抜けた店で、この直伝の魂が如実に伝わってまいります。
 

f:id:TOMASSOON:20190105113631j:plain

 


 

 広く「麺好き」と括った中でも「うどん派」と「蕎麦派」に別れるとしたなら、確実に後者にウケる麺。加水低めで小麦粉の風合いも残すタイプ。されど汁の浸透を受けやすいので手早く食うことも好みによりけり。前歯でのクツクツとした食感も楽しければ、あまり咀嚼端折ってその喉越しを楽しむと言う食い方にも適してましょう。
 

f:id:TOMASSOON:20190105113630j:plain

 
 
 もともと麺の揃いがよく、汁も浸透しやすいのもっていろんなものを貼り付けたり、引っかけやすい。今回はコショウをたっぷりと貼り付けてやって来ます。汁の持ち上げも良いので刺激が汁に混じって優雅に漂います。歯応えにコショウは現れませんが、クツクツとした食感が小気味よくて小気味良い。喉越しに至ってはシルエットを明確に感じさせますし、非常に全体的な質感が高い麺だと感じました。こう言うタイプの麺だと替玉制が多い中、こちらは大盛り設定可能。バランス気にする人は、替玉にしてほしい気もわかりますな。
 

f:id:TOMASSOON:20190105113636j:plain


 
 
 
チャーシュー:酸味スープの中にあって肉の分厚き旨味と甘味!レアな脂の甘味が蕩ける豚肩ロース
 
 すっかり汁と麺に魅了され尽くしてしまいましたが、肉も見た目通りに質感が高いです。肉増しチャーシュー増しは失敗しませんからご安心を。いわゆる低温調理の豚肩ロースのチャーシュー。写真の写りよりはピンク色が艶めかしくなく、品の良いローストポークの様を感じます。肉身と脂身のバランスもよく、筋が一切なくてどこからでも髪ちぎれるので、老齢の方にこそ頂いてもらいたい。
 

f:id:TOMASSOON:20190105113638j:plain


 
 うすしお味ですから汁に浸してみたいところですが、汁にはペッパーが大量に浮遊してますから、これをキャッチして載せるか巻き込むかして、一緒くたで食べてほしい!。元々の味わい深い中で、汁の旨味と、コショウの淡い刺激が染み込んで一体となり、非常に旨くなります!。酸味のスープで少し濡れた肉ってのがとても食欲を刺激しますし、重くない肉の旨味を堪能です!。
 
 

 

 
 
味玉にハズレなし!:小ぶりMサイズで少しカタメ!甘い熟成味にスープを溶かして食う
 
 今回は保険をかけたような気分で、味玉を追加していたけど・・・これ単体でもすごく楽しめますな。近年の味玉は、トロミを効かせる方向から、ややカタメに推移したような流行を感じます。最近はスープがとても計算高いバランス感が多い、なので卵黄のトロトロ混じりで崩れるのを嫌うようになったのかな??。よって少し固まって粘度が高い卵黄味玉が多い傾向です。この味玉はその中で少しカタメな印象。言い方を変えれば引き締まった感もある。全体的に出汁が「ゆっくり」と「深く」浸透しており、ストレスない時間経過を感じるため、卵黄が熟成したような甘みを含んだ旨味へと昇華します。少しカタメだから、割ってもスープを濁らせないから安心。少し沈めて酸味の効いたスープをにじませて食らうと・・・旨しです。このタイプの味玉だと、割ってライスに乗せてスープ茶漬けにしても旨いよね。どうせならレンゲで味玉もろともグッチャグチャに割って混ぜて食うと旨いかも・・・・。嗚呼、想像力を駆り立てるほどに魅了的!やはり今回も味玉にハズレなし!。
 

f:id:TOMASSOON:20190105113629j:plain

 
 
 
 
総じまして「これは傑作の予感!来るか今年は柑橘系ラーメンのムーブメント!」
 
 ・・・と言う感じでちょっと目新しさの中に早や春めいた旨さムードも感じます。またこれを限定扱いにせず、レギュラーメニューで提供と言うところもセンスと自信を感じます。これは俄然応援モード!通いまっせ今年は!。そんなんで依怙贔屓と言われようが好きは好き。とっとと最後に詠って、いつものように締めたいと思います!。

f:id:TOMASSOON:20190105131251p:plain

 お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!
 
YouTubeにまとめてみました!

関連ランキング:ラーメン | 国領駅布田駅柴崎駅

カンロ ピュレグミ 塩ライムソーダ 52g×6個

カンロ ピュレグミ 塩ライムソーダ 52g×6個

 
JUICY CLEANSE(ジューシィクレンズ) ボディソルト グリーン 300g

JUICY CLEANSE(ジューシィクレンズ) ボディソルト グリーン 300g

 

 

 

 

【今週のラーメン3552】 かしわぎ (東京・東中野) 塩ラーメン+味玉 〜旨味エキスを塩気の重力で引き寄せる!塩だれのハイパーグラビティ!

長い休み!思う存分ラーメン楽しもう〜っと思いついたのは?
 うううっ・・・暇すぎて困る。長い休みの間、仕事はしないと決めて、ビジネス本も読まずに過ごすと決めたのでとっても暇。テレビも見飽きたし、お気に入りの曲も聞き飽きた。昨年流行ったミステリー本なども手にとってみたが、時間が余ってるからあっという間に読み切る。これなら映画を観に行ったのとそんなに変わらんではないか。・・・今年は1日に1杯ペースを守ろうと決めたのに、早々に挫折してしまいました。嫁さんがちょっと実家(東京)に寄ってくるから晩飯遅れるとの連絡があったので、まぁそれが背中を押しまして午後遅く、この日2杯目のラーメン活動をやっちまいましたわ。
 

f:id:TOMASSOON:20190104145240j:plain


 
 ええい!どこに行くか!!。自分の心に静かに耳を傾ければ「かしわぎ@東中野」で食いてぇ!と囁きます。なので慌てて中央線に飛び乗って東方向へと移動を開始。何とか昼の部最後に滑り込むことができました。行列も少なくてラッキー。今年はこんな活動が増えそうです(爆)。ところで・・・私にとって「かしわぎ」と聞くと「柏木」と自然と頭の中で感じ変換されてしまいます。そしてそこからイメージするのは、最近なら「柏木由紀」なんでしょうが、オヤジというかジジイ丸出しでして「柏木由希子」の方がピンと来る(汗)。昔むかしの子供心に、東京にはあんな美人がいるもんだ!人生大成功すればあんな嫁さんできるんだとか・・・・憧れていたもんです。
 

f:id:TOMASSOON:20190104145215j:plain

 
 
 今回の訪問で少し違った光景があったとすれば、それは家族連れ客でしょうか。ベビーバギーが次々と並ぶ光景は、比較的暖かい年末年始の影響かもしれません。おせちを食い尽くして家族で食べに行きましょうか?的な柔らかい行列風景もいいもんです。行列客の幼子を眺めたり、目があってバレないようにあやしたりして・・・本当に子供は可愛いもんですなー。遊んでいるとあっという間にカウンターに召喚されました。
 

f:id:TOMASSOON:20190104145113j:plain

 
 
 
 
全体&スープ:塩気の引力!グイグイと旨味が塩に引き出されて旨味が濃ゆいのだぁ〜
 
 ところで気のせいなのか?今回の訪問はいつも以上に「豚骨」の香りを感じたのだが・・・。それは店の出入り口に差し掛かる時からで、風の流れがたまたまそうだったのかは不明ですが、店内でもそうでした。最初はオレの直前に並んでる他客が「異様にクチが臭い」のだ!と思い込んでたのですが、口には出さなかったとは言え、内心で蔑んだようで誠に申し訳ない。しかしこのようなことが先入観として現れたのか、全体的に濃ゆいイメージを植え付けたかもしれません。そんな一杯の麺顔はこんな感じです。
 

f:id:TOMASSOON:20190104143740j:plain


 
 おおお!相変わらずエキス感ありありの黄金のスープ感!。まさしく琥珀色とはこのことで、ちょっとギラつく表情もあって、淡麗の中に凝縮感が訴えかけます。明らかに香味のラード感が強めですね。全体的にワックス感もありますが、スープの淡い霞と透明度は誠に上品で、ストレート細麺の質感もなかなか高さをかもし出します。配膳の度に「味が濃いようでしたら後からでも調整します」とご店主が丁寧に語る。私もまだ常連風とは認識されておらず、毎回丁重に受け応えして過ごします(爆)。
 

f:id:TOMASSOON:20190104143744j:plain

 
 
 食う度に旨くなっていくイメージなのは、単に贔屓してるだけなのだろうか?。当初からこちらは塩気でグイグイと旨さを先行してゆくようなイメージがありました。如何にも塩ラーメンという主張も感じたりして。でも最近だと単に塩気が濃ゆいのではなく、旨味が濃ゆいと感じるのはオレだけなんでしょうか?。例えば煮干しのエキスを塩気で引っ張り出すような「引きの旨さ」「旨味の吸引力」すら覚えるこの頃です。そんな例え話を考え出すと、如実に魚介の風味が増したような感覚に襲われます。その流れで香味油を味わう。最近では鶏ガラよりもここに豚のボディさえ感じまして、ラードを香味ボディにして煮干しを溶かし込んだのでは?と勘ぐってしまうほど、動物系と植物系の旨味を濃ゆく感じ出してます。
 

f:id:TOMASSOON:20190104143746j:plain

 
 
 そして塩気は動物系にも響いているはず。鶏ガラもそうですが、豚骨も塩気に敏感に反応しますから、香味油のみならず豚鶏エキスにもジワーっと染み込んで旨味を引き出しているはず。入店した時のあの匂いが頭から離れなくなってしまっただけかもしれません。一応、過去の自分のレビューをチェックしてみたら、前回も似たようなことを書いてたのには自分で自分を嗤ってしまったけど・・・。また濃ゆい味ほど、薬味ネギが合います。ネギも塩には合う食材だったっけ。葱油入ってるか?などと妄想が止まらなくなるほど、ネギの中でも青ネギがベストマッチしとったで!!
 

f:id:TOMASSOON:20190104145117j:plain

 
 
 
 
麺:ちょうどアルデンテ越えあたりの淡いクシクシ感!歯応えと汁吸いの最適バランス!
 
 「手揉み麺完売」という表示に初めて気がついた!!。なに!そんなラインナップいつからあったんじゃい!と一瞬激しく悔しがりましたが、夜の部オンリーとのこと。ま・・・そういうことなら仕方がない。何とか冷静になれました。
 

f:id:TOMASSOON:20190104145152j:plain


 
 こちらは大盛じゃなく替玉制。こういう店は麺が伸びてバランスが崩れるのを嫌う証ですね。そんな感じでカタサも調整可能。デフォルトの茹で加減は、ちょうどアルデンテ峠を越えたばかりのストレスなく華やかな食感です。風味が少し残っててクツクツ加減が淡く残っておる。香りをふわっと楽しんだあとは一気に咀嚼で出汁と融合してゆく・・・そんな刹那が感じられます。
 

f:id:TOMASSOON:20190104145154j:plain

 
 
 後半は汁が浸透しだすとはいうものの、伸びる足はそんなに早くない。それなりに密度感があって程よく最後まで歯ごたえを感じ取れます。楽しいのは、細切りメンマとの融合。メンマがまるで金平牛蒡のように、短く細くカットされており、それが麺の太さと妙に合わせてあるように思えてなりません。こんがらがってくると麺と麺の隙間に入り込み、淡い麺の食感の合間にコリコリと優しい感覚が混じってくるのが、いちいち楽しくてならない!。めんまの味わいもクセがなくてマッチ!。これは・・・計算されたことなのか、私が勝手に結びつけているのかは不明ですが、わざわざこのメンマを選ぶ?ってところが気になるぅ〜。
 
 

 

 
 
チャーシュー:薄切り大判の肩ロース肉!軽くしゃぶっとさせて好みの旨さで食らうのだ!
 
 お腹にもっと余裕があれば、チャーシュー盛り別皿でビールと合わせたいところですが・・・年末年始に飲みすぎて体調悪く、ちょっとしばらくお酒は控えております。そんな事情があって、デフォルトのチャーシューを一枚一枚大切に味わいますが、薄いピンク色した肩ローススライス肉が実にあっさりしてて良いね。スープが見た目以上に濃ゆいから、肉はあっさり目でちょうど良い。割と薄切りスライスですが大判。なのでそのまま食うよりは、少しだけ汁に浸して放置するか、しゃぶっと一往復だけ箸で泳がせてから食ういます。
 

f:id:TOMASSOON:20190104145153j:plain

 
 
 これがまた美味いね!。レアが残ってる肉は旨いけれど、熱がちょっと通り過ぎたような肉も捨てがたい旨さ。脂身の端っこが少し透明感出てくる程度の肉は、脂の甘みがしっかり出されていてこれが旨い!。塩だれで食べるしゃぶしゃぶをぼんやりと連想してしまいました。薄切り半レアチャーシューの楽しみは尽きない!。
 

f:id:TOMASSOON:20190104143946j:plain

 
 
 
 
味玉にハズレなし!:塩気の濃ゆいスープの中でマチュアな甘味が溶ける味風景がナイス!
 
 味玉が「甘み」を感じるパーツで、とても味構成としてはいい感じ。21世紀のラーメン屋さんは、チャーシューはすごく進化したけど、味玉も侮れません。その昔、ラーメン味玉で「とろみ」が絶品なのに驚愕した覚えがありますが、近年では味わいが深く、出汁浸透で熟成すら思う濃密旨さが光る!。そしてさらにブランド鶏の産むブランド卵だったりすると・・・もうこれは宝石級ですな。これもそんな感じで、白身の断面を見ると薄出汁が時間をかけて深く浸透してるのがわかる。そして卵黄を味わうとナチュラルなのに濃ゆい甘みがある一方、卵黄本来の旨味が訴えかける・・・。魅惑の味玉旨さに、嗚呼・・・やっぱり今回も味玉にハズレなし!。
 

f:id:TOMASSOON:20190104143856j:plain

 
 
 
 
総じまして「旨味エキスを塩気の重力で引き寄せる!塩だれのハイパーグラビティ!」
 
 ・・・そんな妄想に駆り立てる一杯。これは惚れてまうわ・・・今年も定期的に通わせていただきます。また手揉み麺なる宿題も頂きましたし1月中に再訪問するかと!。塩と醤油を交互に食べ続けてまいりましょう。こんな感動の余韻のまま、とっとと最後に詠って、いつものように締めたいと思います!。

f:id:TOMASSOON:20190104212200p:plain

 お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!
 
YouTubeにまとめてみました!

関連ランキング:ラーメン | 東中野駅落合駅中野坂上駅