新店展開で更に熱気を感じる阿佐ヶ谷ラーメン事情!
- <酒> 大人の仕事終わりの過ごし方・・・ハートランドビール
- <全体&スープ> 鶏節の柔らかくも滋味深い旨味が、淡麗な塩と芳醇丸鶏スープに溶け込むのだ!
- <麺> 全粒の風味に加え、粉自体の風味と甘味が感じられるアピール感がいいね!
- <チャーシュー>王道の真空低温調理の胸肉!香ばしい皮焦げ目が旨いモモ肉!ダブルの食感楽しい構成!
- <ワンタン> サイズ抑え気味でさっぱり感の肉餡を、大胆なおおぶり肉厚皮がダイナミックに包み込むうまさ!
- <味玉にハズレなし!> こだわりの徳島県産厳選玉子!塩ダレとクチナシ?を浸透させて旨し!
- 総じまして「阿佐ヶ谷殴り込みの、鶏旨味優しいハイスペックらぁ麺現る!」
早朝からお役所仕事をし過ぎて疲労困憊。そのまま出先でモバイルワーカーとしてパラレルワークを続行して・・・もう疲労困憊でございます。もう吐きそうになりましたし、今日の私も業務終了!閉店ガラガラガラ~~~。妙な午前中の時間にブランチラーメン食ったから、昼飯を抜いて仕事をしてしまったが、終わると急に腹が減るね。帰り道にどこかいい通し営業のラーメン店がないかと一応物色してみます。何も見当たらなかったら・・・「目利きの銀次」か「鳥良商店」で飲んだくれてやろうかとも頭をかすめます。気分的には、中野の「青葉本店」、阿佐ヶ谷の「バラそば屋」「箸とれんげ」あたりが通し営業の候補でありましょうか・・・。
ところがラーメンデータベースで阿佐ヶ谷の新店舗情報を発見!。パール商店街内という好立地。そして何やら情報の通りであれば「通し営業」っぽいのだ。この通し営業っぽい記載は、実は不定に休憩タイムが込みだったりすることが多いので要注意。行くだけ行ってみるか・・・・外れたら「鳥良だ」。
そんな軽い気分で辿ってみたところ、宣言通りに営業しとったわ~。もっとも材料売切れ次第終了ってな触れ込みあったけど、本日OPENとのことで、そこまではいかなかったようす。それが今回のターゲット「らぁ麺 いしばし」さんです。
割とデカい店箱。そして機材が充実しており、従業員も多く手慣れた感じ。どこか大きな資本が入っているような雰囲気もありなむが、悪い感じが全然ない。明るい店内は女性でも入りやすいハードルの低さで、付近のご年配リタイヤ族の方々も、興味深げに外から店の中を覗き込んでいる方多数です。一つ贈花があって贈り主は「麺屋 翔」の大橋店主。どんな関係かは知らんけど、これで「塩」を食おうと腹が決まりました。
<酒> 大人の仕事終わりの過ごし方・・・ハートランドビール
おおお!ハートランドがあるお店!仕事も終わったところだし、パソコンもブランチに預けて来たことだし、ここは呑むしかあるまい!。480円って設定が微妙で、中瓶だったら嬉しいがそじゃないだろうなーーーーとおもってたらグラスで支給されました。
しかしそれはそれでナイス!写真じゃ分かりにくいけど、かなり注ぎ方が上手でプロが淹れる神泡って感じ!!。この泡に麦芽100%の香ばしさと苦みがイキイキ感じられ、神泡を含んだ喉ごしが溜らん!!。労働後の一杯のビールに勝てるものがこの世にあるのか。心の中で深く唸ったビールであった・・・。
<全体&スープ> 鶏節の柔らかくも滋味深い旨味が、淡麗な塩と芳醇丸鶏スープに溶け込むのだ!
オープン初日の券売機とは思えん、全メニューラインナップ提供可能状態!。さすが準備の周到さと手慣れた感じがあります。憶測の通り、塩が看板メニューのご様子。鶏節と塩ダレの組み合わせがいい感じみたいだけど、あれ?これ近くの店で似たタイプがあったような?・・・「そると」と比べて味わうと楽しいかもしれません。一応、券売機左上のポールポジションの「味玉塩らぁ麺」をチョイス。そして腹が減ってたので「ワンタン追加」。ビールのアテにもなるしね~。そんな全く軽い感じでノリだけで巡り合い食う事となりました。そんな出会いはこんな麺顔でした。
おおお!突っ込みどころ満載なれど、質感は期待してなかった分すごく高いぞ。まず黄色い味玉が目を惹く!そしてワンタンのボリューミィーなことよ!ほぼ麺顔を覆い尽くしたユーラシア大陸ってな感じです。チャーシューは鶏専門らしく仕上がり。そして何はなくとも・・・「鶏節」がちょこっと乗っているようで、アクセントを感じさせる雰囲気です。ただ鋭角に反り返った丼が、何となく後で苦労しそう。
まずはスープから。レンゲを差し込んで透かして見ると、それは柔らかい透明感。鶏油のバターのような香味は一切感じられず、ベースのスープ一本に絞ったような芳醇ですっきり感も持ち合わせる鶏出汁をしっかり感じます。まさしく丸鶏から丁寧に煮出したって迫力がありあり。雑味が一切なくて脂がキラキラと輝いている様子です。また柔らかく感じる透明感には、「鶏節」と「麺の風味」が影響しているような気にさせます。
そして「鶏節」。これがどうやって作るかはさておいて、本当に鰹節のような熟成感ある旨みを感じさせるし香りが華やかにさせます。花かつおのように後入れで投入するだけで、汁に滲んで時間経過するほどに、じわじわと節系のうまみ成分を吐き出すから不思議。これが薬味の水菜ともマッチしまして、清涼感も引き寄せて全体に風味を浮遊させるから、食えば食うほど味わいがハッキリしてくるという感覚です。店のうんちく書きによると「信玄鶏」と「あべ鶏」のエキスたっぷりだとか。なんとなくブランドなんだろう。有難し。
また後半になると如実に感じるのが、麺の風合いの滲み。風味がそのまま滲んだかのようで、ふわっと感じさせる粉感と甘味を漂わせます。その甘味に結びつくのが、鶏の旨みよりも塩味加減かも。これもうんちく書きからの流用だが「赤穂(日)」「ゲランド(仏)」「天外天(蒙)」の3種の塩を組み合わせてるとかー。私は肉ならミネラル感ある岩塩が好きで、汁系なら柔らかい輪郭がする海塩が好き~というだけしか分からないんですが、崇高なブレンド塩味を今回は堪能させてもらいましたー。
<麺> 全粒の風味に加え、粉自体の風味と甘味が感じられるアピール感がいいね!
汁は大合格でしたが、麺はさらに大合格でした。これも産地にこだわり「春よ恋」「きたほなみ」のブレンド。よく目にするよね。細麺と言えども、スタイルはやや素朴さがあり、きっぱりとしたストレートを敢えて残さない。ナチュラルさが生き生きするような全粒の打ち込みだ印象的で、加水も高くも無し低くもなし。表面は少しヌメリを感じるタイプで汁を吸い込みやすい印象です。麺と麺の絡みもよく汁の持ち上げも大変良さそう。
一番感心したのは、風味がとても高いこと。スープがやわらかな淡麗系でもあり、麺の粉感がストレートに伝わってくるようにも思えます。確かに汁を吸い込んだ炭水化物感ありありですが、粉の風味を予想させるようなムードを伝えるか?。丼の形状の影響もあるかもしれませんが、妙にスープに絡む麺です。これが序盤から如実だったので、スープを味わい始めたときから、麺の味の存在を感じた次第です。これは〆るとどんな風合いになるのだろう・・・。風味の高さを引き出したのを味わいたい。もうすでにつけ麺への魅惑に憑りつかれ初めております。
<チャーシュー>王道の真空低温調理の胸肉!香ばしい皮焦げ目が旨いモモ肉!ダブルの食感楽しい構成!
厨房ではTOSPACK(真空包装機)がガンガンとフルに活躍しており、ガンガンと低温調理の下準備が進んでおります。胸肉と浸し液が次々と真空パックされて積みあがってゆく。そんな逞しさを目の当たりにしながら食らう胸肉。笑ってしまうほど柔らかくて、どこから歯を入れても容易に千切れてゆくのが楽しい~。そして味わい深い。スープの優しさと程よい濃ゆさなので、ゆっくり汁に浸しても変化はゆっくり楽しめます。
個人的に気に入ったのが、もも肉。これは一転して炙りの肉で、濃ゆいタレに浸ってオーブンされた感じ。皮に焦げ目を敢えてつけており、その焦げが妙に旨いのだ。二種の肉が味方向が別で被らないうえに、コントラストを感じていいイメージ。これならチャーシュー麺も捨てがたい。次回は、全部入りでも頼もうかと考えてしまいます。
余談ですが、メンマが唯一濃い味でこえもアクセントとなって旨し。醤油味が香ばしく、酒のアテにはもってこい。鶏のモモ肉とこのメンマがあれば、ハートランドビールも3杯は軽いもの~。
<ワンタン> サイズ抑え気味でさっぱり感の肉餡を、大胆なおおぶり肉厚皮がダイナミックに包み込むうまさ!
今回もワンタンの特徴・ポイントを箇条書きにしてみますと・・・
・肉餡:豆粒タイプ、しかし全体がデカいから相対的にデカい豆粒
・皮:肉厚で皮も食わせるイメージ。皮自体もしっかり食わせる対象
・味:うす塩あっさりタイプ。微妙にハーブ感?シーズニング香?
・6個(5個?)ありボリューム的に大満足
いやー食いごたえあり!。肉餡は鶏豚の合挽きかと思えます。さっぱり味なのでスープの塩レベルとよく合います。今回は麺顔に載せて楽しみましたが、皿でもらってビールでやるというのには絶妙かと!。実は餃子が看板メニューなのですが、肉餡の旨さはどりらも確かなようす。
<味玉にハズレなし!> こだわりの徳島県産厳選玉子!塩ダレとクチナシ?を浸透させて旨し!
おおお!見事なるイエロー!。ビリヤードの玉かと思いましたわ。これは何味か非常に興味がそそられますが、どうも塩味玉のようです。出汁の熟成も感じますが、全体的にはナチュラルな玉子味が塩気を含んでおり、馴染みのある旨さも残している感じ。
ゼリー状の卵黄の外周は、まだ染まり切ってない真っ白な白身があり、外周は黄色にそまってとてもビジュアル的には面白いですね。塩ダレとクチナシの浸透時間を変えているのでしょうか??。それとも一度にこうも自然な染み込みの差がでるでしょうか?。うんちくによると、阿波手摘みたまごとのこと。阿波鶏って聞いたことあるぜ・・・・。嗚呼、やっぱり味玉にハズレなし!
総じまして「阿佐ヶ谷殴り込みの、鶏旨味優しいハイスペックらぁ麺現る!」
・・・って感じで益々、阿佐ヶ谷が見逃せない。阿佐ヶ谷は俄然いいスポット。狭いエリアに通し営業ラーメンの質が高い。昼飯食いそびれたら阿佐ヶ谷おススメ!そしてこの店もね。チョイ飲みメニューもあれば出汁茶漬けもあるから、幅広くご利用くださいまし。そんな宣伝気分ですがこのまま、とっとと最後に詠って、いつものように締めたいと思います!。
お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!
YouTubeにまとめてみました!
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