みさえサンに逢いに〜♫
- <全体&スープ> 牛タン好きを吸い寄せるエキス感!ユニークな牛塩スープ
- <薬味> 緩い白濁に潜む牛骨エキスと薬味のコラボ感!レモン!針生姜!ニンニク茎!
- <麺> 三河屋製麺:加水やや多めなストレート麺にしてモチモチ歯応えと汁を吸い込んだ旨味を発揮!
- <トッピング> 牛タンスライス肉・・・みさえサンタイミングのしゃぶしゃぶ感^_^
- 総じまして「あっさり食えてしっかり感じる食べ応え!さすが牛だぜ!牛タン&牛骨パワー」
有名な女性ラーメン店主。色々イベントとか企画商品などで、三多摩から埼北エリアのラヲタならご存知ではないかと言う「麺家 うえだ」さん。ようやく初訪問をいたしました。埼玉県ラーメン活動の機会が最近減っておりまして、またクルマもたまには動かさないといかんだろうと言う都合も重なり、今更ながらであしからず。志木と新座の中間地点のような場所で、イメージしづらい場所に、某六大学キャンパスなどあったなんて今知りました。
ちょうど近くに駐車場を確保してくれているのが有難い。早く着き過ぎましたが、既に先客がおられてクルマの中で開店タイミングをお待ちなようです。ほぼご夫婦連れなどカップル客ばかり。常連に支えられてる感じがバリバリでして、客から旅行のお土産渡しなどあったり。ちょっぴりアウェー感を味わいます。
初訪問なら、デフォルトを頂こう!。そう思ったのですが、ただこの店は何がデフォルトなのか、不思議と分かりにくい。一応有名と思われる「焦がし醤油」を狙うつもりでおります。ところが限定のボタン位置に、「牛タンしゃぶしゃぶ麺」なる何とも魅惑的な文字が踊る〜。先客が次々とこれを押して行くので、更に心が揺れる〜。だって私は無類の牛タン好きですから!!。加えて「しゃぶしゃぶ」と言うワードもエグいほどに誘惑的。パンツを脱ごうが履こうが、しゃぶしゃぶってヤツには未条件で降伏してしまいます。なので初志貫徹ってには近くのゴミ箱にさっさと捨ててしまい、ちゃっかり方針変更しているオレでした〜。
<全体&スープ> 牛タン好きを吸い寄せるエキス感!ユニークな牛塩スープ
やはり「焦がし」の人気も高いね!。そしてやはりバリエーションが豊富。あっさりとこってりの確認とか、鶏か豚かなどの選択など、常連さんはサクサクと注文を通しますが、見事に注文がばらけております。厨房内手前のアイランドでは、焦がしのハンドバーナーが轟音と火焔を立てて、香味と期待を高める。そしてその火焔の向こう側では、みさえ店主が・・・おそらくオレの牛タンをしゃぶしゃぶとしているのが見て取れる。おお、しゃぶしゃぶするのではなく、してくれるのね!。メニュー名称からは想像ができず、どんな麺顔かワクワクしておりましたが、それはこんな姿をして目の前に現れました。
おおお!これは意外に洋風にも見て取れる風貌ですな・・・。輪切りレモンとニンニク茎のコントラストも眩しいが、薄ピンク色した牛タンが一面を覆い尽くしてマットのようです。しゃぶしゃぶ好きでも牛タンでとは実は初めての体験かも。面白いのはスープの雰囲気で、これは何をベースにしているのか、色合いと見た目では一切不明な白濁ですよ!。
まずは肉を端に追いやって熱入りを防ぎます。そしてスープを味わい出しますが・・・頭の中が醤油のまま味わったものだから、一口目は何の味だか解析不明。ふたクチみクチと味わってゆくうちに、塩味・・・そして、やっぱり牛骨だよな・・・と因数分解してゆきましたが、動物系に付いては100%Pureに牛なのか?までは、ちょっと私の駄舌では自信が持てない。カエシの感覚に醸造感が一切ないために、塩とは判断したけど、ほのかなペッパー感覚が優しく広がり、心なしか牛のニュアンスを高めていたのかもしれない。明確に分かり出したのは、薬味を投入してからの味変化からでした。
<薬味> 緩い白濁に潜む牛骨エキスと薬味のコラボ感!レモン!針生姜!ニンニク茎!
最初はインゲン豆と思って食ったら、ニンニク茎だった(笑)。こいつは便利な薬味で、独身時代の自炊にはよく使いました。余った肉と野菜、そしてエバラのタレがあったら即興で焼肉定食ができるが、ここにニンニク茎が一つ入るだけでかなりグレードアップするから不思議。この時思ったのは、こいつは「肉をパワーアップさせる働きがある薬味」と言うこと。今回これがスープの牛エキスにビシバシと結びついて反応してゆくので、それが素晴らしかった!。これがあるとないでは全然味風景が違っていたであろう・・・・。
そして「レモン」。牛タンとくればレモンの絞り汁であってテッパンのお約束。スライス輪切りを12時の部分と6時の部分に箸を分けて突き刺す。そしてそれぞれ逆方向に回しながらレモンを雑巾のように絞る。溢れる汁を満遍なく牛タン全体に回しかけるのだが・・・若いカップルから不思議そうに見られるのがこそばゆいです。
レモンと同じくらい牛タンにテッパンなのは「ねぎ」だけど、これよりも感心したのが「針生姜」。こいつは個人的には今回の一番の発見かも。牛タンを食うときに挟んで食うのも良し。またスープに浸して出汁に影響を与えさせるのも良し。牛タンに生姜がこんなに合うとは思わなんだ!。生姜も豚だけじゃ勿体ないわけだね。早速嫁さんに提案!。
<麺> 三河屋製麺:加水やや多めなストレート麺にしてモチモチ歯応えと汁を吸い込んだ旨味を発揮!
よくお目にかかるような多加水ストレート細麺。見るからに汁を吸い込んだり、持ち上げたりするのが得意そうで、見ているだけでモチモチ感覚が楽しめそうな風貌です。実際に予感はドンビシャで、前歯を当てた瞬間から淡く弾み、圧力の閾値を越えるとあっけなくプリっとちぎれる刹那がいい感じ。すくい上げると割とひっ付き合うのでスープの持ち上げも良いね。
全くアルデンテな部分が見受けられない一方で、微妙に風合いを感じたのは気のせいだったのか?。単に明るい歯ごたえと言うわけでもなく、麺自体の旨さも感じさせます。そんなところが「スープを受け止めてる!」って感覚を食べ手に与えてくれるからいい感じかと。
<トッピング> 牛タンスライス肉・・・みさえサンタイミングのしゃぶしゃぶ感^_^
牛タンは、関西で生まれ育った時は全くその存在すら知らず。四条通りの洋食屋に牛タンシチューと言うのを見つけて以来、洋食の素材だと思い続け、その意識のまま、就職で上京しました。そこで仙台牛タンと衝撃的な出会いを果たす。友達によく「新宿ねぎし」によく連れて行ってもらったものです。その後時が流れて、接待なんかで自分で石焼する高級牛タンを知り、腰を抜かすほど柔らかかったのが今でも思い出す・・・・。要するに、牛タン経験値が薄い、低い、誇れるものは何もない。
脂がとろけてふわふわして、気がついたら口の中で溶けてなくなってた・・・そんなしゃぶしゃぶ世界とは別だね。薄いのにそれなりにしっかりと歯ごたえがあり、肉身の歯ごたえとも脂身の甘さとも違う味わいを楽しめる。それが牛タンであり、極薄スライスにしても個性は失われないね!。軽くネギと針生姜を挟んで、そのまま食うのが大変よろしい!。引き締まった筋肉質をかみしめると味わい深く、そこに交わる薬味の清涼感の展開が素晴らしい!特にスープの塩気も混じるから、味が複雑で楽しからずや。嗚呼・・・こんな展開になるんだったらクルマで来なきゃよかった。ここまで牛タンを楽しんでおきながら、ビールを一口も飲めないなんて!!。食ってるうちに拷問を受けているような気分になるではないか・・・ほんまに罪な旨さやで、こいつわぁ。
総じまして「あっさり食えてしっかり感じる食べ応え!さすが牛だぜ!牛タン&牛骨パワー」
・・・と言うそのまんまの感想。加えて価格もリーズナブルで、焦がし醤油の設定から+100円というから大変良心的。何となく・・・この店って「限定が旨い店」のような気がしてきた〜。また来るつもりですが駅から遠い。電車なら中央線からとっても不便。クルマで行くと飲めない。楽しい体験と引き換えに、実に悩ましい思いをもらってしまいました。そんな悶々さを払拭すべく、とっとと最後に詠って、いつものように締めたいと思います!。
お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!
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