幸先明るく「百笑食堂」もっと今年は笑いたい〜
- 全体&スープ:ただ酸味だけでなく柑橘系苦味を全体旨味に昇華させているのだ!
- 麺:柴崎亭直伝!東京トップクラスの流麗折り畳みなる極細ストレート麺!
- チャーシュー:酸味スープの中にあって肉の分厚き旨味と甘味!レアな脂の甘味が蕩ける豚肩ロース
- 味玉にハズレなし!:小ぶりMサイズで少しカタメ!甘い熟成味にスープを溶かして食う
- 総じまして「これは傑作の予感!来るか今年は柑橘系ラーメンのムーブメント!」
お正月三が日明けて、ようやく日常と取り戻りつつある土曜日。徐々に都内も車が増えだした気がします。そろそろ仕事も視野に入れ、日常生活のリズムに乗せようかと考えつつ、やっぱり起床時間にうだうだと過ごす。布団の中で「あ!まずい!!」と思いつつ、「なぁ〜んだまだ休みじゃねぇ?」と気がついて二度寝して・・・・・、目が覚めたのが午前10時。嗚呼、今回の年末年始は、本当にただダラけただけの生活を繰り返しておりました。老後引退したも、こんなことできねぇぞ・・・・と思いつつ、何か目標を持って生きねば!と考える。だけど、今は、ラーメン活動でもしとこうか。
今回は、願掛けでもないけど何か年初めの週だから、いいきっかけとか縁起がないかと、いろいろ考えました。「福」「寿」「喜」「幸」「神」など・・・屋号に絡ませられんか?。まぁ時間があまりなかったのと、近場で選んだ結果、「笑」にかけて【百笑食堂 いしかわや】さんと今回はさせてもらいました。寝坊が過ぎても、この店の開店時間に間に合うという幸せも決め手でしょうか。安全運転で、京王本線国領駅界隈へとやってまいりました。
国領駅と言えば、ここでラーメンと言えば実は「熊王」。ところがこちらは開店は正午ジャストということで、11時あたりでは近くの「松屋」が異様に混んでます・・・松屋おそるべし。ところがその真隣にある「百笑食堂」は空いている・・・なぜだ。こんな状態なら、「柴崎亭@つつじヶ丘」で行列で震えるくらいなら、サクッとこちらへ退避するのも有効手段かもしれません。
店内の待ちスペースもありますし、私も今年の利用頻度が上がるような予感!。しかも知らぬ間に全体的に価格が落ち着いて来た気がします!。「純和風醤油そば」なんてのが新たに加わっている上に、それは何と「550円」と言う価格設定。中華そば(醤油&塩)も価格下げてないかひょっとしてねぇ?。しばらく来ない内に、なんだか急にイイ店になって来たじゃないか!!。
全体&スープ:ただ酸味だけでなく柑橘系苦味を全体旨味に昇華させているのだ!
そんな嬉しい悲鳴を心の内であげながら、何を食おうかと逆に悶々としてしまいます。ワンタン系は最初に食ったし、前回はブラックラーメンという変わり種も食った。ならば「生姜系」か「チャーシュー増し増し」でガッツリと頂こうかと思うなか、【石川塩ライムブラック】と言うちょっと想像がしにくい一品ボタンを発見。「塩ライム」は何となくわかる。肉を塩振って柑橘絞れば旨いしね。ところが「塩ブラック」が全く想像がつかない・・・。白いのか黒いのか?透明なのか濁っているのか?。迷っていたら後客が入って来たから、慌ててそれのボタンを押してみました。そして保険をかけるように「味玉」も召喚。そんな慌ただしい感じで注文した一品は、こんな感じで配膳されました。
おおお!これは敢えて混じらせない妙義じゃないか!。清湯スープにブラックペッパーを中心としたスパイスが降りかかるが、エキスは吐き出してもバディは一切溶け込まない。丼の中でずっと流され漂うだけの異邦人のような存在感。または流体力学で行わる、空気流や水流をコンピューター上でCGシミュレートのようなスパイス粒子!。・・・・こんな演出だったのね。妙に絵心よりは宗教史かはたまたサイエンスを感じる麺顔ですよ。
これは何より先にスープが気になって仕方ないので、冒頭から早速丼手持ちで、クチを直付でスープを味わってみました。何となく「酸味でしょ!」と予想して味わったものの、これが期待を大きく上回った!。ライムの酸味はレモンより少し柔らかくスッキリした酸味が特徴的で、それがよく滲んでスープにもよく馴染む。それはよくよくわかる。ところがライムの皮を想像させるような【苦味】まで軽くあしらった酸味・・・これが痛烈に!個人的かもしれんが美味かった!。単に苦味が混じるだけではないです。これはスープを泳いでいるブラックペッパーの余韻に結びつくのです。柑橘苦味と、ブラックペッパーの塩気香ばしさとの融合が、こんなに想像力が膨らむとは知らなんだ!。
全体的には非常に芸術的のようで学術的のようでもある旨味ですが・・・・、何となくどこか馴染みのある旨さでもあると思うのです。クルマでの帰り道に、何に似てるんだろうと考えながら走ってたのですが、今のところの結論は「水炊きお出汁のポン酢割り」にちょっと接点があるような気がする。鶏出汁に少し醤油混じりの柚子果汁を混じらせるあの出汁感覚?。説明が難し過ぎて身近なものを強引に探したましたが、まだ無理あればあしからず。
ちなみに最後に、前回食った「石川ブラック」と同じようなことをしてみる・・・・。最後に丼の底に残ったスパイスの量に注目。結構スープとともに飲み込んだと思ってたら、まだこんなに残ってた(笑)。
麺:柴崎亭直伝!東京トップクラスの流麗折り畳みなる極細ストレート麺!
「崩すのもったいない。」・・・それがこちらの麺に対する第一印象。実に美しい麺線の流れ。今年はこの「ラーメン麺線の美学」を追求したいと思うほどです。中でも「柴崎亭」はトップクラスの美しさと良心的価格設定の両方に突き抜けた店で、この直伝の魂が如実に伝わってまいります。
広く「麺好き」と括った中でも「うどん派」と「蕎麦派」に別れるとしたなら、確実に後者にウケる麺。加水低めで小麦粉の風合いも残すタイプ。されど汁の浸透を受けやすいので手早く食うことも好みによりけり。前歯でのクツクツとした食感も楽しければ、あまり咀嚼端折ってその喉越しを楽しむと言う食い方にも適してましょう。
もともと麺の揃いがよく、汁も浸透しやすいのもっていろんなものを貼り付けたり、引っかけやすい。今回はコショウをたっぷりと貼り付けてやって来ます。汁の持ち上げも良いので刺激が汁に混じって優雅に漂います。歯応えにコショウは現れませんが、クツクツとした食感が小気味よくて小気味良い。喉越しに至ってはシルエットを明確に感じさせますし、非常に全体的な質感が高い麺だと感じました。こう言うタイプの麺だと替玉制が多い中、こちらは大盛り設定可能。バランス気にする人は、替玉にしてほしい気もわかりますな。
チャーシュー:酸味スープの中にあって肉の分厚き旨味と甘味!レアな脂の甘味が蕩ける豚肩ロース
すっかり汁と麺に魅了され尽くしてしまいましたが、肉も見た目通りに質感が高いです。肉増しチャーシュー増しは失敗しませんからご安心を。いわゆる低温調理の豚肩ロースのチャーシュー。写真の写りよりはピンク色が艶めかしくなく、品の良いローストポークの様を感じます。肉身と脂身のバランスもよく、筋が一切なくてどこからでも髪ちぎれるので、老齢の方にこそ頂いてもらいたい。
うすしお味ですから汁に浸してみたいところですが、汁にはペッパーが大量に浮遊してますから、これをキャッチして載せるか巻き込むかして、一緒くたで食べてほしい!。元々の味わい深い中で、汁の旨味と、コショウの淡い刺激が染み込んで一体となり、非常に旨くなります!。酸味のスープで少し濡れた肉ってのがとても食欲を刺激しますし、重くない肉の旨味を堪能です!。
味玉にハズレなし!:小ぶりMサイズで少しカタメ!甘い熟成味にスープを溶かして食う
今回は保険をかけたような気分で、味玉を追加していたけど・・・これ単体でもすごく楽しめますな。近年の味玉は、トロミを効かせる方向から、ややカタメに推移したような流行を感じます。最近はスープがとても計算高いバランス感が多い、なので卵黄のトロトロ混じりで崩れるのを嫌うようになったのかな??。よって少し固まって粘度が高い卵黄味玉が多い傾向です。この味玉はその中で少しカタメな印象。言い方を変えれば引き締まった感もある。全体的に出汁が「ゆっくり」と「深く」浸透しており、ストレスない時間経過を感じるため、卵黄が熟成したような甘みを含んだ旨味へと昇華します。少しカタメだから、割ってもスープを濁らせないから安心。少し沈めて酸味の効いたスープをにじませて食らうと・・・旨しです。このタイプの味玉だと、割ってライスに乗せてスープ茶漬けにしても旨いよね。どうせならレンゲで味玉もろともグッチャグチャに割って混ぜて食うと旨いかも・・・・。嗚呼、想像力を駆り立てるほどに魅了的!やはり今回も味玉にハズレなし!。
総じまして「これは傑作の予感!来るか今年は柑橘系ラーメンのムーブメント!」
・・・と言う感じでちょっと目新しさの中に早や春めいた旨さムードも感じます。またこれを限定扱いにせず、レギュラーメニューで提供と言うところもセンスと自信を感じます。これは俄然応援モード!通いまっせ今年は!。そんなんで依怙贔屓と言われようが好きは好き。とっとと最後に詠って、いつものように締めたいと思います!。
お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!
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