ラーメン食べて詠います

ご訪問いただきありがとうございます。仕事の合間や、休日余暇を利用してラーメン探訪をつづけております。ラーメン食べて感じる、小さな喜びやストレス解放を、最後に詠って締めくくりますー。

【今週のラーメン3565】 厳選煮干ら〜めん 初代 にぼ助 (東京・御茶ノ水) にぼ助ら〜めん 〜足し算したら掛け算の旨さ!!東京発新潟系のニューウェーブ!?

ようやく叶う初訪問!ネガティブが一気にポジティブ気分!!^_^
 何回も訪問しても妙に休業にぶつかってしまい、本当に拗ねてしまってました。もう縁がないから行かないよ〜・・・なんて思っていた。ですが、しつこい性格ですから神田界隈に用事があったついでに突撃してみたところ、ようやくタイミングが合いました。
 

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 場所が駿台予備校の1号館のそば。なんだか切ないねー・・・OBなんだけど(京都校)。思い出したくもないけど(爆)。当時は自宅と予備校の間に、天下一品があって金がないのに食いまくってたっけー。あの一年間で生涯の天下一品を食う量を使い切ったと思っており、その後あまり食ってない。御茶ノ水界隈には旨いラーメン屋がとても多いので、似たような学生がおられるかもしれません。もう受験の佳境ですが、努力は裏切りませんから自分を信じて貫き通して欲しいと願う次第です。
 

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 そんな感じで少し悶々としながら入店。するとびっくりするほどの大きな声でお出迎え!それは体育会系真っ青の元気良さ!。その元気良さは「煮干しつけ麺 宮元@蒲田」とどっちが大きい声か・・・甲乙つけがたしですよ。しかしそれだけではなかったよ。券売機のところまで来てくれフォローしてくれる。店員さんには全くのとばっちりなのだが、オレ自身が少々ふて腐れ気分だったので、「これ何?」「これはどんな感じ?」「何が違うの??」とぞんざいに確認してしまったが、全部言葉を拾って誠実に返してくれました!!。お陰で元気を取り戻したし、自分を恥じたりもした・・・・。駿台生諸君、腹減ってメゲるようなことあったら、手っ取り早くここ行っとけば、メンタルリカバリーも早いかもよ!。せめてものOBの助言〜(苦笑)。
 

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<全体&スープ> 限定がレギュラーに昇格?気が付かなかったわぁ〜!燕三条系と長岡系の掛け算は・・・ケンカどころか相乗効果爆裂!
 
 ところで自分でも珍しく、なんでそこまで、入店してふて腐れてたかというと、これまでフラれ続けた怨念以外にずっと去年から狙ってた「季節限定」が見当たらなかったから。やっと食えると思ったら、食いたいものがない・・・オレをどこまで・・・という気分だったわけ。自分でも思う・・・オレって「小っちぇーーーーーー!!!!」。なので、これは?つぎは?どう違う??などと聞いてたんだが、段々とわかって来たことは、「季節限定がレギュラーに昇格?」ってこと?。「にぼ助ら〜めん」って去年はありましたっけ??。中身を聞くとこれがどうも、狙ってたそれっぽい内容じゃん!。だったらそれくれと、ボタンを押して手渡しました。もし違ってたらの保険的に「並」に抑えましたけどー。そんな疑念を払拭してくれた一杯は、こんな麺顔でした!。
 

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 おおお!やっと巡り会えましたね!。メニュー名称が変わり、まるで苗字が変わってしまった恋人と出会うとこんな感覚なんでしょうか。ちゃんと背脂が一面にプカプカと浮いており、一部に色濃く生姜が投入されて滲んでいるのが如実にわかる!。スタフさんは、配膳してくれた後もお見合いパーティーの司会者のように、短く麺顔のパーツ説明をしてくれます(笑)。まさしく燕三条の背脂煮干しと長岡の生姜醤油との出会い!コラボ!。
 

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 まずは背脂煮干しが濃ゆいところから・・・つまりベースからレンゲを突っ込み、掬い味わいますがこの時点で、すでに&俄かに煮干し+生姜コラボの序章が始まってます。優しくもまったりと甘い背脂、そして塩気と甘みを醸し出す煮干しのコク、さらに醤油のカエシによる融合感を楽しむ中で、醤油カエシにビンビンと響き渡るのが「生姜」のあのジリジリした刺激感です。
 

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 醤油が二つの個性を融合させる触媒になってると、個人的には思います。食い進めるほどに、生姜がビシビシと力を増して来ます。その一方で爽快感、清涼感が逞しく、背脂の円やかさが競争するように、旨味が口の中で広がってゆくのが痛快!。こんな単純な合わせ技が、これまで見られなかったのは何故か?。ラーメン界の市町村合併は実にフレキシブルに、合併メリットを享受させます。
 

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 思えばこのスープには、3つの味の融合と主張を感じます。背脂の「甘さ」は言わずもがな。豚骨ベースの動物系の中に浮かぶので、その甘さがストレートに伸びます。また煮干しの甘みも少し下支えするかと。そして「醤油」の塩気(カエシ)は当たり前すぎるか・・・・。さらに面白いのは生姜の「酸味」。ジリジリと刺激する後味に残る酸味がたまらん。甘さと塩気と酸味の、三位一体感ならぬ三味一体感!。非常によくできたと思うスープ感です。実はこの日、二杯目だったのでスープを残すつもりで訪問したが・・・止まらなくなって飲み干してしまいました!。
 
 

 

 
 
<麺> 中太ストレートがややボコつき捩れ生じたフォルム!モチモチ歯応えに生姜が絡まる面白さ!
 
 豪州産小麦「プライムハード」を使用とのこと。これも人気が高いですねー、高級小麦粉であらば産地は問わないんですがー、きっとどれでも旨いと思うし。ただ外国産の小麦にしては、見た目は非常に馴染み深い中太麺で、緩やかに捩れる部分がありつつ、軽くボコついた形状です。基本的にモチモチとした明るい歯ごたえで、加水は高め。広く受けやすいタイプで、汁の持ち上げは得意そうに感じませんが、濡れただけのようで然りと汁を吸い込んでいるのが感じられます。
 

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 この軽いボコボコ加減が、時折背脂を巻き込んでくれ、咀嚼で旨味と甘味を知るわけです。しかし、今回はここに生姜のカケラをも巻き込んでくる。この生姜が結構粗いすりつぶし間で、奥歯の窪みにスッポリ入り込むサイズ。そして麺と同時に噛み潰すと、クチリとした麺のつぶれの後に、ザク!とした生姜の歯ごたえが続く。これ自体も楽しいのですが、麺の甘味を感じ取った後に、生姜の風味が一気に広がるので、ちょっとこれがハマる!。食らうこと自体が旨いだけでなく楽しく思える仕掛けになっとります。
 

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 ちなみに・・・並盛・中盛・大盛と同一料金とのこと。さすが学生たちが多い街を意識してますねー。こういうサービス精神は大好き!。
 
 

 

 
 
<チャーシュー> 肩ロースとバラ肉、王道の煮豚タイプの豚肉が、背脂と生姜を吸い込んで面白いすぎる旨さ
 
 「右が肩ロース、左がバラ肉でございます」と丁寧に説明してくれました。特製にしなかったので一枚づつ。非常にこれまでよく食って来たタイプでしょう。奇を衒ったところがない分、とても丁寧な味わいと感じます。どちらもホロホロ状態と思えるほど、自重で崩れる感じだし、割れやすい。肉繊維の隙間に汁が入り込むが、同時に背脂と生姜が入り込み、いつもとは違う面白い味にも変化するし・・・・やはり、王道な肉でも個性的なスープに浸れば、色々と王道外しな部分があって面白いし、そして旨い!。
 

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総じまして「足し算したら掛け算の旨さ!!東京発新潟系のニューウェーブ!?」
 
 ・・・と言う感覚でこれはまた食いたい!。次回から拗ねずに喜んで来たいと思います。さてもうセンター試験に限らず入試目前のこの頃。インフル流行ってますが受験生の方々、くれぐれもお体ご自愛ください。生姜は風邪予防にもなるそうです。背脂は体を温めます。ここまで来たら、追い詰めすぎないで、気晴らし飯ならこんな一杯いかが?。そんな応援気分で、とっとと最後に詠って、いつものように締めたいと思います!。

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 お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!
 
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