ラーメン食べて詠います

ご訪問いただきありがとうございます。仕事の合間や、休日余暇を利用してラーメン探訪をつづけております。ラーメン食べて感じる、小さな喜びやストレス解放を、最後に詠って締めくくりますー。

【今週のラーメン3569】 櫻井中華そば店 (横浜・保土ヶ谷) 味玉中華そば(塩)大盛 〜眩しいくらいに濃密な鶏エキス!塩ダレのピッチリ感も明るくバックアップなる崇高鶏塩麺!

寝過ごして保土ヶ谷に来た結果・・・中華そばで気分はリカバリ
 最近寝不足なのか、それとも疲労が溜まっているのか、ストレスか・・・。まるで季節の変わり目のように眠たくて仕方がない。特に電車で座り揺られながら陽射しなど浴びていると、ポカポカしてきて数分もしないうちに無意識に深い眠りについてしまいます。もうやってることお爺ちゃんと同じー・・・。東京都心から横浜方向へ帰る途中の横須賀線が、異様に気持ちが良くて、眠りから覚めると・・・そこは「保土ヶ谷」でありました(瀧汗)。嗚呼、完璧に乗り過ごし!。昼飯計画がすっかり断たれてしまい、急遽この地でオフィスにメール一本送って、寝た後の颯爽な気分でラーメン活動開始!。
 

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 気分的には新規開拓したくて、ならば保土ヶ谷なら「ほどが家」だろうと向かってみたが、生憎休業日でフラれてしまう:汗。あんまりこのエリア詳しくないので、やはり混んでても人気店に行くしかないかな。そんな感じで、全く思わぬ形で辿りついたのが、今回の「櫻井中華そば店」さんです。ランチタイムピーク後半だからヤバいなと思ってたが店前待ちが一人。1分もせずして入店できました。その後パラパラと立て続けに客がやって来たから、絶妙のタイミングだったみたい!。超ラッキー。
 

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 こちらはTRY新人賞にリストアップされてましたっけ。昨年食した醤油が絶品だったので、それが鮮やかな記憶。スープもいいが麺もよしで、今回はどうせなら大盛を食うつもりでした。財布の中には千円札は一枚しかないので、この範疇で思いっきり楽しむとして、今回は「味玉中華そば・大盛」とさせていただきましょう。それとスープは、前回醤油だったからその流れで「塩」とさせてもらいました。
 
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<全体&スープ> ピュアで濃密!シャモ丸鶏のエキス溢れるじっとり感!微かなペッパーで一気に洋風に転じる!?
 
 店先には製麺室があり、こちらは自家製麺でスープや具材にも素材拘りが、並々ならぬ意欲的です。最近のラーメン店のうんちく書きには、補足説明ではなく説得する迫力が伝わってくるね。毎日ラーメン食べて不健康と、今になっても同僚から心配やら揶揄を受けるのですが、いえいえかえってラーメンって健康食・栄養食ですよと、逆に教えてさしあげたくなる。化学調味料無添加などはフツーに見かけるし、製麺に至っては自家製で天然かん水使用なんて店が珍しくない。こちらのお店はその格好の例のようでして、近い将来には、ラーメン健康法」ってなことも起こり得るのかもしれません。・・・そんな馬鹿なことを妄想してると、会社メールの着信音が鳴り、我に返る。そんなタイミングで都合よく配膳が完了いたしました。それはこんな麺顔。
 

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 おおお!何だか眩しさを感じる黄色い透明感!塩スープの透明度の上に更に磨きをかけるのは、鶏エキスの成分のようす。さっぱり塩系のつもりが濃密さも同時に伝える為、輝き方に重さすら覚えます。透けてみえる麺は不規則に縮れて、素朴感ありありありの手揉みのフォルム。味玉のオレンジ色がこれまた濃厚で、食べ手ににらみを利かせる眼のように備わってます。それに麺が大盛だから圧迫感も加わった印象~。
 

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 まずはスープから。レンゲを透かしただけで黄色く透明な色合いが明確。いかにも鶏エキスという脂感です。うんちく書きによれば「信州黄金シャモ」を使用だとか。丸鶏だろうな・・・この芳醇さはと思ってたけど、他にも生のガラとか、挽肉、手羽先なども加えじっくりと煮出したものらしい。時間をそうとうかけていると思わえれ、そのエキス感に妙な香りとか、くどすぎる重さはなく、ナチュラルな鶏コクだけが染みわたります。神奈川と言えば、鶏油を垂らした淡麗系清湯をイメージしますが・・・ここまでベースが芳醇だと、鶏の香味油を加える必要がないみたい。
 

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 また鶏イメージ一辺倒か?というと実は塩気もしっかり効いてます。塩っぱくはありまえせんが、個性豊かな鶏エキスに決して埋もれたりしない、ピッチリ感を保つ塩味が存在します。これもブランド塩を使っていて、うんちく書きによれば「恵安の塩」という中国の海塩?。福建省らしいが・・・ウーロン茶の他に名産ブランド品目があったなんて知りませんでした。わりと濃ゆい塩味ですが尖りがないので、嫌味は確かにありません。塩分摂った気分の割には、いつまでも喉が乾かないようす。きっと旨み成分と結びつきが素晴らしいのでしょう。
 

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 全体的にはとってもピュア感溢れる鶏煮出し感覚。しかし100%鶏出汁かは不明。ちょっと他に乾物など溶け込みがあるようで、そこが落ち着きを感じる味わいとなっているのが好印象。それでも鶏エキスがメインなので、和風なのか洋風なのか、ときどき分からなくなるような風味感です。どこかしら鶏油のバターに近い雰囲気もあったりもするし~。
 

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 またここにブラックペッパーを僅かでも振りかけると、そこから一気に洋風な味に転じます。もしも途中で重く感じたらこの手で味変化するのも良し。ただアッと言う間に変化して取り戻せなくなるので、中盤以降がよろしいかと。
 
 

 

 
 
<麺> 多加水のモッチリ感触の手揉み縮麺・・・その中でしっかり伝える麺風合いがナイス!
 
 自家製麺で手揉み麺。東京メインでラーメン活動していると、どうしても七彩を連想しますが、平打ちの手揉みピロピロはあまり感じられず、かなりスタイリッシュなボコボコ捩れです。加水は高めで、麺の密度感が高くないという点は共通イメージですが、スパスパと歯切れよいところがやや軽めで凄く食べやすいし、軽快な心地にさせてくれます。さらにその歯切れや奥歯で押しつぶす際には、粉の風合いに似た香りも漂いますし・・・。濃密な塩系スープに混じっても、仄かにイメ―ジさせてくれます。
 

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 このライトな捩れやボコボコ感なら、一気にズボボボボボボとすすり上げるのには問題なし。口当たりの流れるタッチが滑らかに印象的で、口元から内頬、そして喉奥へと落ちてゆくシルエット感がさすが!。大盛あったから、食べごたえも感じ、体感200g前後という満足感が嬉しいです。よく見てみると油で濡れているようでもあり、出汁を吸い込んでいるようでもあり。汁の持ち上げよりも、吸い込みが得意な麺かもしれません。これなら、次回はつけ麺ならどんな感じになるか・・・興味が尽きません!。
 

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<チャーシュー> まるでもち豚のひょうな脂身の軽さと甘味!バラと肩ロースの2種部位豚肉旨し!
 
 ばら肉と肩ロースの2種の豚チャーシュー。肉身の薄ピンクが鮮やかですが、低温調理タイプではなく、ポピュラーな製法で自然に仕上がった色合いみたい。今回注目したのは「脂の甘さ」。あまりにもそこに注目してしまったため、これはもち豚ではないか?と勘繰ったほどです。肩ロースの脂身が旨いのは承知済ですが、熱々の濃密塩スープに浸れば、いい感じで塩気が入り込み、熱交換で脂が甘味に転化するようです。直ぐに食うのもいいが、少しだけ放置してから食った方が個人的にはおススメかも。
 

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 また何と言っても脂身が旨いのはばら肉。肉身とパラレルな層を成しており、肉身にはさまれた脂も肩ロースに似た甘さを感じますが、私は外周の脂身に注目したい!。皮に近い部分で極力これの薄い部分をのこしており、そこにはつけダレが浸透している。ここにタレの塩気と風味が凝縮されており、ほかの脂身とは一線を画する旨みがあると思えてなりませんよ・・・。嗚呼、やっぱり脂身旨し!。
 
 

 

 
 
<味玉にハズレなし!> さすがブランド「寿雀卵」・・・ねっとり卵黄の濃密さと滋味深さたまらん!
 
 「寿雀卵」というブランド。これ・・・たまたまテレビで人気ぶりが紹介されているのを観たから覚えてた!。行列までして購入する人多数。卵黄の濃厚さと味の深さが人気の理由だとか。でも分かる気がする・・・この卵黄の色を見れば。オレンジ色が深いのはよく見かけるが・・・・ここまで深いと、これは赤じゃ。ここまでくると卵黄じゃなく卵赤じゃ。また漬け汁が濃ゆくないのも計算高く、本来の味わいを残すような塩味玉の楽しさもありつつ、薄っすらと出汁浸透の熟成甘さを感じる仄かさもありなむ。これは100円だったら安いね!・・・と思ったら、120円じゃった・・・それでも安いな(汗)。
 

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総じまして「眩しいくらいに濃密な鶏エキス!塩ダレのピッチリ感も明るくバックアップなる崇高鶏塩麺!」
 
 ・・・と言う捻りのない感想でごめんちゃい。とにかく、どこを見ても、どのパーツに注目してもとても質感が高く味わいが深い。全く隙が見当たらん出来栄えとはこのことで、これは自信を持っておススメしたい一杯。醤油も塩もどっちも食ったが甲乙つけがたし・・・。東海道線で通勤通学している人は、一回食っといた方がよいですよ!。そんな宣伝気分が抑えきれずこのまま、とっとと最後に詠って、いつものように締めたいと思います!。

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 お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!
 
YouTubeにもまとめてみました!

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