ラーメン食べて詠います

ご訪問いただきありがとうございます。仕事の合間や、休日余暇を利用してラーメン探訪をつづけております。ラーメン食べて感じる、小さな喜びやストレス解放を、最後に詠って締めくくりますー。

【今週のラーメン3555】 らぁめん山と樹 (東京・高円寺) 塩らぁめん+キリン一番搾り生小瓶 〜素朴にして毎日食える素朴麺!間違いなく老若男女問わず広くウケる味わい!家族で行こうよ!

スタフも増えて軌道に乗ってていい感じ〜
  昨年は高円寺もラーメン的にはまた楽しくなってきましたね。何と言ってもあの「なんでんかんでん」が高円寺で復活したのが記憶に新しいし、さらに最近だとザボンの跡地に「六九麺」が居抜きで入ってきて、ラーメン屋が林立しているエリアといった感じ。もともと高円寺は、飲み屋には事欠かない場所ですが、ワンコインラーメンも10軒以上は挙げられますし、今年もますます楽しみです。
 

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 さてそんな中、今回は久しぶりに環七あたりまで足を伸ばしましょう。目指すは「山と樹」さん。
 

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 一時期通ったものの最近ご無沙汰してまして、元気に営業してるかちょっと心配だったので。高円寺駅周辺に競合店舗がうようよしてますから、私自身目移りしますからね・・・。以前、嫁さんをこの店に案内したことがあって、非常に高評価。一人オペの孤軍奮闘状態から、今どんな感じかなと、休日の午後2時回ったあたりに突撃してみました。
 

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 予想では閑散とまではいかなくとも、先客2〜3名程度でゆったりと食えるか・・・と思ってたんですが、いざ入店すると、なななんと満席でございます!。この中途半端な時間帯だと言うのに。店中で少し待ちが発生してるか?と思ってたら丁度2組程度はけまして、なんとかタイムリーに座席確保。そして厨房には若い女性スタフが加わってた!。テキパキと接客も丁寧で心地よしで、私が訪問していなかった間に、すっかり軌道に乗った雰囲気がありありです。よかったよかった・・・。
 
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酒:大人の休日の過ごし方・・・キリン一番搾り生!
 
 ようやく年末年始の暴飲暴食の疲れから回復しつつあるこの頃・・・・ようやくラーメン活動にお酒を絡めることができるまで戻りました。それでも少し抑え気味で小瓶とさせていただきましょう。キリン一番搾りをいただきます。今回の帰省で実家でしこたま飲んだ銘柄。私の親父がキリン党だったので、ずっとそれ今だに引きずってます。
 

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 個人的には風合いが好きな銘柄でコスパにも優れていると思えます。金があるときはハートランド、普段は一番搾り、金がないときは麒麟淡麗・・・とだいたい家では使い分けてるオレ。こんなところまで、父親とキリン党に影響されてるとはね(苦笑)。今年で親父の三回忌であります。
 

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全体&スープ:穏やかで円やかな塩ダレ!動物系のさっぱり感に乾物の落ち着き?更に麺の風合いのり移る!
 
 心なしかご店主にも以前より自信と貫禄が増してきたように思えます。開店当初から手捌きなど不安なところは全く感じなかったけど、何だか楽しそうに感じるぞ(笑)。確実にコアな常連も確保できてるみたいだし、そんな方達との会話も楽しげ。今後も王道の味で勝負を、そして切磋琢磨して続いていってほしいと思いますよ。時間が少しかかるかなと思ってチビチビとビール飲んでたら、いきなり配膳されて焦ったりした!仕事が以前より早くなってね??・・・そんなオレを驚かす麺顔はこんな感じです。
 

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 おおお!これは実に和むねぇ〜・・・何と言っても透明感あるスープがキラキラと輝き、透けて見える麺の縮れっぷりが見事です。ハンドメイドの極致と思わせるピロピロ手打ち麺。スープの煌めきには「ネオ中華そば」と思わせる今風のトレンドを感じさせつつ、チャーシューが昔ながらの丁寧さが伺えて、これまた食い手の心をほのぼのとさせてくれますわ・・・。
 

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 今回は「塩」とさせてもらったそのスープ感。嗚呼・・・実に穏やか。塩らぁめんなのに、全然塩が尖っておらず、出汁の旨味と完全合体したような塩味感覚。醤油の風味だけをそぎ取ったような、確実なカエシの溶け込みを感じてしまいます。鶏ガラだけでなく、豚肉豚骨なども溶け込んでいるのか。重くない香味油もナイスで、まるで植物油のような軽やかさです。乾物系の落ち着きも十分に感じます。煮干しはあまり感じず、どちらかと言うと、節系と昆布系の溶け込みなのか?。もしくは優しい輪郭は野菜の風味か?。そんなのがないまぜの渾然一体となりつつ、実にあっさりとしてるが味わいが深い出来栄えとなっております。薬味のネギの白い部分の微かな苦味すら感じ取れる出汁感。素晴らしい!。
 

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 ここから少し妄想で突っ走りますが・・・・このスープの良いところは「麺の風合い」を移すところでしょうか?。かなり食べ始めの早い段階から麺の風味が、スープのエキスに溶け込んだような甘みを感じます。これは単に湯切りが甘くその残り香?と言うのではなく、麺のグルテンから直接吐き出された風味なのだろうと・・・妄想に妄想を重ねつつ食い続けていおりました。この部分、戯れ言として流してくんなましー。
 

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麺:ピロピロ素朴な外観以外に、いかにもグルテン食ってる!って感覚を呼び覚ます風味の良さ!
 
 そんなスープの妄想をかきたてるのが、この店の自家製麺なのです。このような多加水でピロピロした平打ち手揉み麺は、都内でそんなに珍しくも無くなりつつありましょうが、少しづつ個性が違うんですよねー。太さと加水ぶりだけで、随分と風味や舌触りが違ってくるもん。この手のタイプは割と加水は多めなんでしょうが、その中でも多めの部類だったりして?と密かに睨んでおります。
 

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 なんと言っても、歯ごたえがソフティー。そしてモチモチ感が独特で、個人的には「いかにもグルテン!」と思わせる風味の高さ!?舌触りの妙を感じました。言い方を変えればフレッシュな風合い。熟成の有無やその時間にも大きく左右されるでしょうから、さすがにそんな細かいところまでは分からんが・・・・。
 

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 そして縮れっぷりがまた細かくてランダム。そんなのを眺めてると実は全粒が少し配合されてるのが発見しました。ピロピロ平打ち麺の特徴として、形のボコボコさが歪にランダムなのと同様に、麺の厚さも実に不規則。だから部分的に汁を完全吸収していると思う部分もあったり、まだ浸透し切らずに芯に近い状態でキープしている部分もあったりと混み合っている。その汁吸い状態のランダムさが、食ってて楽しいわけでしょう。これにより、歯ごたえと甘みの感じ方がバラバラだし、しなやかさや滑りの感触や、シルエット感だって二つとして同じものはない。だからこう言う麺はやめられない!。
 
 

 

 
 
チャーシュー:肩ロースの余分なエキス抜けのスカスカ感!出汁が逆浸透して芳醇!箸で崩れる柔らかさ!
 
 低温調理が東京のラーメンシーンでは席巻してますよねー。そんな中、やはり素朴な麺並びに全体との相性はこれしかない!。煮豚タイプのチャーシュー。しかもデカい肉ほどいい出汁が取れるのか、大判なるスライスがとてもいい感じです。脂のさし具合もなかなかよろしく、しかも抜け具合が絶妙かと。
 

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 スープ製造に大いに貢献しているものと思われます。薄味なのがまたよろしく、残った油の甘みと、肉身の出汁薬味を吸い取った味わいが渾然一体。もう繊維質に沿って解れるように崩れるように・・・柔らかい。その隙間にはスープが浸透しており、このままでいくらでもカロリーゼロのように無限大に食えそうな気がしてくる。そんなあっさりタイプのチャーシューがナイスすぎる!。次回はチャーシュー麺にしようかしらん!。
 

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総じまして「素朴にして毎日食える素朴麺!間違いなく老若男女問わず広くウケる味わい!家族で行こうよ!」
 
 ・・・と言う感覚でしょうか。最近、嫁さんを飯に誘ってないが、ラーメン系でついてくるならここしかないかな(笑)。タイミング見計らって誘いのチャレンジしてみます。ともあれ限定も定期的に出しているのも確認で来たし、だんだんいい店になってきたよ。今年はもう少し通わねばと心を新たにしてみました。そんな勢いを込めて、とっとと最後に詠って、いつものように締めたいと思います!。

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 お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!
 
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