6月の思い出・・・電事故で仕事が飛んでヤケ酒ヤケ喰い?
中央線の電事故は珍しくないものの、これだけ長く停滞するのは珍しいか?。昼間に自宅と会社を往復するのにハマってしまい、超焦るがな!。うわー・・・・駅にある「ステーションブース」を急遽確保しダッシュ。なんとか間に合ったーっと思ってZoomにアクセルしようとしたら、スマホアプリのアイコンに赤丸付いてる。何とリスケになったメールを見逃していたのだった。理由は知らん。
ってなその瞬間、電車からホームに降り立ち、業務終了宣言!。せっかく早朝から準備したのに・・・と愚痴を言いたくもなりますが、全くやる事亡くなった?。まぁ、元々休む日だったしこれ幸いと昼の部終了間際の「東京ぐれっち」さんへと突撃訪問です。
入店するとエアコンが不調らしく、なるべく奥の席を勧められる。隣席では地元オヤジがビールとつまみでまったり過ごしてる。日が明るいうちから素敵なアウトローな過ごし方です。毎日が日曜日的な生活を、オレも激しく願う!。そんな思いで「赤星!」とコール!。
<サッポロ赤星> キリリと冷えた最高の温度感!図太いボディの苦味と淡い後味が痛快に沁みる!
本格的な梅雨らしい蒸し暑さだぜ。しかもエアコンの力は弱い。そこでキンキンに冷えた温度が最高でございました。氷温の一歩手前のキンキン冷え冷え!この感覚がたまらない。
嗚呼いつもの通りに赤星のず太いボディーとその苦味が着実に五臓六腑に沁み入る・・・。
<全体> 背脂強化の元祖阿佐ヶ谷ブラック!タマリ醤油の漆黒醤油感に出汁と背脂の円やかさ滲む風貌!
一応「限定」の扱いだそうです。メニュー表には無かったが、カウンターから天井を見上げようとしたら、その告知があったんで知った次第。
ううう・・・いい感じ。磨きがかかった明るみある漆黒出汁!醤油の深みに円やかさが広がり、黒味がかった色合いが執事さを醸し出します。そこに背脂の小さい塊が浮く姿。ワイルドさもありつつ、和風に落ち着く表情と申せましょうか?。
<出汁> 質実円やかな出汁感に煮干しと背脂の溶け込み?半濁と透明感のハイブリッド出汁演出!
タマリは他の醤油よりも、塩分が一段と少な目なので、いわゆる塩気と感じる輪郭が薄く感じられるようす。まさにスッキリ円やか!タマリ醤油の優雅なカエシの展開!。この色合いは一番黒さが強いタマリ醤油ならではと思われますが、同時に甘味すら感じる円やかさがあるのが印象的です。
また動物系の清湯ベースのようで魚介の甘味も溶けるバランス!。表現力豊かと感じます。香味にラードが溶けているようにも感じますが、今回は「セアブラ」増しなのですから、動物系のこく深さもしっかりしてます。甘味には煮干系のエキス?魚介の輪郭を微かに感じますがそれが香ばしさとコク深さを表しているようです。
<麺> 緩くボコ付く中細麺?長く続く素地の風味感!クシクシとした歯応えの淡い引き締まり!
緩くボコ着く中細ストレート麺!そして滑らかな地肌と品やかな腰つきです。歯応えの中に風合いが残るようなところが好き!。軽く啜ってみると、その外側が実にツルツルとしていてライトな滑り。前歯で千切ると、クシクシとしたやや引き締まりを覚える感覚がいいね。素地の風合いをしっかり伝える。
また肉等具材と絡めて旨しです。素地の風味と出汁の旨味が咀嚼で重ね合わせる。熱ダレに強くいつまでも持続する風合い!。カタ麺ではないが、カタ麺好きなら好みの範疇のような気がします。性懲りもなく、海苔で巻いたり、肉で巻いたりしつつ、風味や味わいも足しながら、存分に楽しみ尽くさせていただきました。こういう麺は、肉と合わせて食らうのが旨いと勝手に思ってる私でございます。
<チャーシュー> デフォルトで楽しいバラと肩ロースの2種肉?部位の違いと旨さを実感!
デフォルトで2種盛り!まずは豚バラ?。脂身の旨さと甘味を大いに堪能です。「脂身・赤身・脂身」の層が断層のようにキッパリとした部位で、豚肉の中で脂身の甘さを多く楽しめる感覚。温めてあったのが実に旨さ秀逸!。
そして豚肩ロース・豚バラ三枚肉。どれも脂の甘味が良いです。まず豚肩ロース!。赤身と脂身がバランスよく味わえる人気部位。個人的には脂身を感じつつ「赤身を味わう」部位だと思ってます。赤身に細かくさした脂身が蕩けて溶けて空洞や割れ目をつくり、赤身のそんなところに出汁が染み入る。そこを噛み締めるのが旨いね。肉本来の旨味をベースに脂と出汁の旨さが染みるのが最高!。タマリ醤油との相性も良さそうです。
<メンマ> 軽快歯応え!たまり醤油と馴染み易く下味感深い短冊型メンマ!
大衆的中華そばって感じにさせるタイプ。短冊型のオーディナリーなサイズ感で、歯応えがクニャコリ!とするタイプです。下味が割と深めに浸透し、わりと深めな味付けですがタマリ醤油との相性も良いのか、出汁に浸した方が旨いです。
<味変化> 店主自信の合わせ技!山椒がなければタマリは喰うな!
スッキリしたブラック鯛煮干出汁にカエシの部分がこの山椒で刺激を受けて旨さ増幅。ヒリリとしない和山椒パウダーですから入れすぎてもダメージは少なそうです。激しく同意です。つーかついついどんどんと足してしまいそうになるほどハマるかと!。
<和えそば> やっぱりいつものタマリ醤油味を選択!ブラック和えそば感覚で旨し!
本体と合わせて和えそばの味は「タマリ」とさせてもらいました。これでダブルブラック!。これも当然山椒と合わせて食らいます。特にタマリ醤油のタレがダイレクトに楽しめるので旨い!。
途中で出汁を垂らしましたが・・・このままがかなり香ばしく味が濃ゆいので楽しめるかと。特に今回は、背脂の塊が混じり合い、微妙な弾力も混じり、脂の甘味も加わりますので旨さが広がりましょう。
総じまして「淡麗黒出汁に煮干の足し算!更に背脂のコク!パワーアップの元祖阿佐ヶ谷ブラック!」
・・・と言う感動の嵐!。真面目で研究熱心な店主の姿勢も好印象!。元祖阿佐ヶ谷ブラックも伸び代ありの旨さです。中央線利用者なら、ちょこっと途中下車して一杯ってのも激しくオススメ!旨し!なので・・・とっとと最後に詠って、いつものように締めたいと思います!。
お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!