ラーメン食べて詠います

ご訪問いただきありがとうございます。仕事の合間や、休日余暇を利用してラーメン探訪をつづけております。ラーメン食べて感じる、小さな喜びやストレス解放を、最後に詠って締めくくりますー。

【今週のラーメン2664】 煮干しらーめん玉五郎 東京新宿店 (東京・新宿) 味噌バター煮干しらーめん


<夜の一等地で、路地裏感が堪らなく和む〜、いつも混まずに寂しくない店>


 所詮私はそういう男。単細胞というかバカでアホウ。マルチタスクが苦手だと言うのに、あれやこれやと春の新体制に向けて役割が増えて・・・・いやになりますねー。これだけ人がいて、どうして人手不足なのだろうと、将来が心配になってきます。そんなモヤモヤ気分を払拭すべく、いい時代だった関西生活を思い出すかのように、「煮干しらーめん 玉五郎 東京新宿店」にやって参りました。大阪では一時代を築いた有名ブランド「玉五郎」。新しい仕事に慣れなくて悩んでいた時期に、よく慰めてくれたものです。先日、三丁目の「萬馬軒」で味噌らーめん食った帰り道に、たまたま期間限定で味噌系を提供いているのを知っての訪問でもあります。








 それにしても、ビックロのすぐそばで、路地裏とは言えいつ行ってもあまり混んでる様子なしの店。それでいて閑古鳥が鳴くようなことはなく、入店すると騒がしくもなく、寂しくもない。ラーメン食うには理想的な立地とその雰囲気がいいねー。この日もそんな感じで、先客5名で長いカウンターに広く散らばって座り、自分だけの空間をそれぞれで作り上げて過ごします。食った後もしばらくゆっくりできる。


   











汁:「バターの溶け具合で味の風景が変化する楽しさ!甘め煮干しにミスマッチな旨さ!」


 券売機には「味噌バター煮干しらーめん」と言うボタンはなく、汁系を選んでから「味噌バター追加」ボタンを押すシステム。しばらく分からなくて迷ってたら、背後の後客のチッ!と舌打ちが聞こえて、お先にどうぞーなんて譲ります。学生さんだったかな。そんな若くから余裕無くしちゃいけないよと思いつつ、食券二枚を店員さんに渡してまったりと過ごして待ちます。しかしゆっくりしたいときに限って、配膳が早くやってくる。そんな皮肉も合わせて運んで来たのが、この麺顔であります。







 意外に実物は絵になる質感あり。大判の海苔と分厚いカットのバターが、ズレた平行感で寄り添ってるのが良いね。バターが溶けきる前のスープは、あまりデフォルト煮干しスープと違いがわからない。一応そのまま攪拌する前のをすすると、味噌よりも煮干しが主張。ここの煮干しはニボった苦みがなく、甘みを芳醇に感じさせる豚骨魚介。関東系よりは緩い粘度で、サラサラしているのが特徴。味噌はどこへ行ったと思わず攪拌しだした後に、味噌の輪郭をやんわりと感じさせます。味噌の塩気や酸味は皆無。ただ分かりやすく、風味として感じることのできる、味噌のフレーバーです。








 そうこうしているうちに、バターが一気に溶けてくる。最初は、煮干しとバターって、ちょっと気持ち悪くないか?と疑ったりもしたが、玉五郎の煮干しならではのバター相性の良さを感じます。それでも混ざりきる前のバター層が残る部分を食うと、味わいはバター一色のように主張が強い。この時点ではあんまり旨いと思えなかった。







 ところが、麺を食う方に進み出すと、一気に攪拌が進み、味噌・バター・煮干し・豚骨のエキス融合が完成すると、味噌の存在がむしろ効いてくる。そこがとっても不思議な瞬間で、味わいの妙を感じます。さらに後追いで、糸唐辛子が辛さをにじませるから、実食後半の最終段階でスープが完成するという、なんとも尻上がりな展開。つーか、最初の下げモードが勿体無くも思えてならないかなー。このメニューは、冒頭で一気に麺の天地返しをするなり、スープ攪拌をするべしです。私は妙なレビュー魂が働いてしまったから、味パーツの味を追いかけ過ぎて、食べ方でしくったかもです。












麺:「懐かしのナニワ中太ウネウネ麺!転勤中に大変お世話になりましたー m( _ _)m )


 多分、玉五郎ブランドは、50杯程度は食ってるはず。ボコボコした形状で縮れと言うより、捩れの強い多加水麺。密度感は低めなれどプツプツと前歯で切れる感触がまたたのしい。トッピングのモヤシも時々絡むが、モヤシのザクザク感は、モチモチ感に圧倒されて陰が薄い。奥歯で潰すときも、明るい反発感が心地よく、関西人がいかにも好みそう。こう言う感触なら、釜玉にしてもきっと旨いよねー。








 相変わらずのツルツル光沢麺で、口当たりから舌触り、喉奥へ落ち込むまで、スルスルっと入って行く感じ。ウネウネボコボコ形状が、喉越しにシルエットを感じさせます。時々スパイスが張り付いて、それが口元にお土産のように貼りつくが、自宅に帰ってからそれに気がついて、恥ずかしい思いもします。












具:「ハードなスポンジを連想させるロース肉チャーシュー! やっぱ好きやねん!」


 青梗菜のトッピングとは、昔の玉五郎なら考えられないー。少しづつ洗練されて来たんだねー。大阪駅前第3ビル地下で食ってた風景からは、想像もできない。普通以上に美味しくいただきましたよ。


 やっぱり、玉五郎のチャーシューは、個人的には好きだ。好きだー、お前が好きだーーーーと、心に中では織田裕二気分。スカスカしているようで、湿り気があるロース肉。程よくエキスが抜けているようで、トッピング時点でスープを吸い込んでいる。そこにブラックペッパーが降りかかり、香りを高める。昨今のレアチャーシュー・フィーバーで、逆にこう言う風合いのチャーシューが新鮮に感じるかもね。そうだ、今の味噌らーめんの旅が終わったら、デフォルトスープのチャーシュー麺を食ってみよう!。きっと元気をもらえるはず。そんな感じで、いつも何かにすがろうとする曖昧な精神。所詮私はそんな男。













 総じまして、「ミスマッチ感の裏をかくような限定煮干し麺!」と言う感覚でしょうか。最初は、話のネタついでに食っとけと言う感覚が、じわじわと気に入ってしまったから不思議な味わい。来年もまた食うか?。普通にバター抜きで一度確かめて見たいかな…。また新しい味噌メニューを期待したいところです。さて、春一番が過ぎていよいよ春の足音を感じ、決算やら新体制やら猛嵐が来そうな感じ。ピンチでも笑っていられるような男になりたいもんだわー。そんなことを思いながら、どうやってモチベーションをあげようかと考えたり。答えは出ないがボチボチやるか。溜息まじりでボソっと詠います!。



   春見据え
   兼務兼務と
   仕事増え



   せめて手当の
   上乗せ希望〜



 お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!






関連ランキング:ラーメン | 新宿三丁目駅新宿駅新宿西口駅