季節限定の名作！ようやく解禁！鉛色の寒空に味噌の温もり！
- ＜全体＞ 微妙に変化？今年は挽肉入り？？味噌に深い色合いに貼り付く煮干しの風合い！肉は実にゴージャス！
- ＜スープ＞ 赤味噌合わせのようなしっかり風味高いコクと細かい粒子感！煮干しは例年になくマイルドな仕立て！味噌煮干！
- ＜麺＞ 手揉み風中太麺！加水高めで引き締まりあり！汁はゆっくり浸透！挽肉や具材薬味を絡めとり食らうと旨し！
- ＜チャーシュー＞ 今風の低温調理２種肉！豚肩ロースと鶏胸肉！ナチュラルな滋味に味噌の風合いを足して旨し！
- ＜挽肉＞ あっさりふわふわ挽肉！麺に具材として絡み・・・薬味として汁に溶ける！
- ＜味玉にハズレなし！＞ 薄出汁に絡むスープの味噌！ねっとり卵黄とサラサラスープ！微妙なコントラストが味わい深し！
- 総じまして「旨さ定番！煮干の名手が自信を持って季節恒例する名作味噌麺！」
実はできるだけ毎年食らう様にはしている「麺や でこ」の冬季限定の「味噌そば」。昨年は食いそびれてしまい、先日近くを通るため伺ったタイミングでは、まだその提供は早すぎたっけか。さすがに師走ともなると解禁となるでしょうと、訪問してみたら予想的中でございました！。煮干専門店にリニューアルする前からある、季節限定メニュー。普段あまり味噌系を食わない私が、激しくオススメする味噌麺の一つです。
今日は御店主おられるかなぁ・・・と思ってはいたが不在。まだ大森の２号店の立ち上げに集中されておられる様ですね。しかし後進のスタフも連携よく、いつもと雰囲気や動きも変わらないイメージ。またそのうち大森の店にも行かなきゃ。寒い時に生姜系と言うのも悪くないしね。
＜全体＞ 微妙に変化？今年は挽肉入り？？味噌に深い色合いに貼り付く煮干しの風合い！肉は実にゴージャス！
もう目に焼きついている一杯ですから、そうそう驚きはありませんよとタカを括っていたところに配膳されたのはこんな麺顔でした！。
おおお！いつにも増してゴージャス感高め！味噌よりも肉に意識が行ってしまいますが、低温調理の鶏豚２種肉は完璧の粋ですね！。色合いや質感が見ているだけで嬉しくさせる。そして味噌の深い色合いがいい感じ。豆味噌の深い発酵度合いを感じるようで、はや妄想が始まり出します。スープと丼の縁の境目には、泡立ちや貼り付きが見てとれ、煮干しのエキス感の様に感じます。そして挽肉が入ってる！。これこれまで記憶に無かったんだけど・・・気のせいか？。味噌と挽肉もとっても相性良さそうで更に旨そう！。
＜スープ＞ 赤味噌合わせのようなしっかり風味高いコクと細かい粒子感！煮干しは例年になくマイルドな仕立て！味噌煮干！
昨年食いそびれたから２年ぶりの感覚なので思い違いもあるかもしれませんが、あしからず。少しづつアレンジ？チューニング？に変化持たせているのかもしれませんね。個人的には今年は煮干感をマイルドにした様なイメージです。いわゆる「ニボ」っとした香ばしさがあまり表に出てこないかと。以前は丼の縁に貼り付く以外に、煮干しエキスがスープ表層を軽く漂ってた風でもあり、味噌煮干！ってなインパクトあった記憶。しかし旨味としては、今の方がナチュラルな煮干感とも思え、バランスとしてはすごく広くウケるし、旨さに明るさがました様な味わい易さあり。
煮干しがマイルドに感じたためか、味噌の風合いがダイレクトに感じられるよう。味噌は詳しくないんだけど、赤味噌系の合わせ味噌の様な深い色合い。いかにも豆味噌ってな味噌のコク深さが伝わりめちゃ旨い。魚介の出汁に絶妙相性で、溶けたスープはまるで味噌の微粒子が漂っているかのような、旨味の濃ゆさを感じます。今日もうまく説明できんが・・・キレのある味噌味ってなイメージ。
＜麺＞ 手揉み風中太麺！加水高めで引き締まりあり！汁はゆっくり浸透！挽肉や具材薬味を絡めとり食らうと旨し！
味噌麺イメージ通りの、中太の手揉み風。平型の形状でランダムに縮れたと言うより捩れた様なフォルム。多加水系のモチモチさが見るだけで伝わります。表層はツルツルとしており軽く汁に染まった感覚だが、割と浸透はゆっくり進む様子。中盤までは、汁に濡れたと言う風に見えてました。
モチモチするけど引き締まりもそれなりにある様子。なので滑りが良いからと調子に乗ってたら、汁ハネを呼び込み易いので券売機左隣から紙エプロンを用意しましょう。口当たりはライトだけど、啜ってからのタッチ感や喉越しはさすがに手揉み麺。駆け抜けるシルエットがいい感じ。
噛み締めると味噌スープのキレある旨さと、麺の甘味が合わさり旨さ高まるといったところ。またこの強く捩れた構造から、挽肉や薬味が自然と絡まって行きます。それらも強引に啜り噛み締める旨さがまた旨し！。挽肉自体の旨味にも味噌が浸透してますし、糸唐辛子の刺激は即席辛味噌風に変化しますから、楽しさ倍増！。
＜チャーシュー＞ 今風の低温調理２種肉！豚肩ロースと鶏胸肉！ナチュラルな滋味に味噌の風合いを足して旨し！
最強クラスと言っても過言ではありますまい。年末年始で買いだめしたい気にさせます。豚の肩ロースのピンク色の赤身の素晴らしきこと！。細かく差した脂身までが上気したような色合いで、桜色と言った感じ。下味も見事で、赤身の肉本来味の旨さに仄かに乗る塩気が絶妙。脂身が溶ければ甘味と混じりあい、別の旨味へとステップアップ。間違いなく酒を呼び込む誘惑的な旨さです。
一方の鶏胸肉も、コンフィの様に引き締まった様でもあり、パフっとした柔らかさもあり、しっとりとした貼り付きも感じます。こちらも少し洋風な感覚も溶ける様な旨さで、無限大にも食えそうなイメージ。
そのまま食しても旨しですが、少し味噌スープに泳がせ吸わせてから食らうも一興です。豚肩ロース肉、鶏胸肉然り。激しくオススメ！。
＜挽肉＞ あっさりふわふわ挽肉！麺に具材として絡み・・・薬味として汁に溶ける！
挽肉まで掘り下げるつもりは無かったのだが・・・ちょっとイメージが良いから軽く付言。ふわふわで大粒、そしてあっさりした味付け。これがエキスとしてスープにも少し滲んでいる様でもあり、２年前に食したスープとはまた違った印象となったのかもしれません。挽肉さえあれば、即席で簡単スープができてしまうほど。出汁の素となるパーツ・・・それが挽肉です。また既述ですが、麺と絡む旨さの演出もありますので、結構全体ではいい仕事しとります！。挽肉侮るべからず。
＜味玉にハズレなし！＞ 薄出汁に絡むスープの味噌！ねっとり卵黄とサラサラスープ！微妙なコントラストが味わい深し！
もうここの味玉は何度も味わっているのですが、季節限定の味噌と絡むとまた少しイメージが違った旨さです。味玉自体は、薄出汁が深くゆっくり染まったもので、濃密な卵黄に浸透すれば、少しマチュアな甘味すら感じる優しい味わい。茹で加減も沸騰１０分少々ってなイメージで柔らか仕立て。全体的にとってもマイルド。
ここに少しばかり味噌のハードさが混じり合うと、味のコントラストがぶつかり合うようで旨さもまたカオス！。薄出汁に絡むスープの味噌！ねっとり卵黄とサラサラスープ！微妙なコントラストが味わい深し！。味玉の旨さの可能性も無限大。
総じまして「旨さ定番！煮干の名手が自信を持って季節恒例する名作味噌麺！」
・・・と言う感動！。特製のゴージャス感にも負けない、コク深く切れ味すら覚える味噌感覚。旨さの２二面性が激しくコラボする崇高な名作味噌そばです。普段あまり味噌麺を食されない方にこそ、途中下車してでも食らう価値ありかと！激しくオススメ！。旨し！なので・・・とっとと詠って、いつものように締めたいと思います！。
お粗末！と言うことで家族にも感謝しながら合掌！！今日も本当にごちそうさまでした！
