緊急事態宣言下で行列変化？
- ＜全体＞ 影の中でも煌めく美しさ！出汁の琥珀な透明感！枯山水を彷彿とさせる整う麺線！
- ＜スープ＞ 軽やかさの中にキレとコク！煮干のチリッとした後味と塩気の凛々しさが深く染み入る！
- ＜麺＞ 寄り添う麺の出汁持ち上げが素晴らし！ゆっくり出汁を吸い込む素地の旨さも光る！
- ＜チャーシュー＞ 桜色して淡麗上品な豚肩ローススライス！塩煮干が染みて味わい深まる！
- ＜メンマ＞ 薄味で極太！優しい歯切れの後に塩煮干の後味！酒を欲する！？
- ＜〆飯＞ 焼豚ご飯！刻み焼豚とタレを白飯に投入攪拌！炊き込みとは違った米の旨味もナイス！
- 総じまして「これは傑作！やっぱり名作！旨さに突き抜け感計り知れぬ極上塩煮干そば！」
密回避といいつつ、わざわざ行列店に行くってどうなのよ・・・と言う気持ちもあり。行列がひどかったら別の店に回避するつもりでしたが、おいおいどうしたの！？ 行ってみるとピークタイムに近いと言うのに行列ゼロ。それどころか空席もある。緊急事態宣言下で行列変化？ 楽に入店できたのはいいが、全体がこんな調子ならまた飲食店がつらいばかりだね・・・。
＜全体＞ 影の中でも煌めく美しさ！出汁の琥珀な透明感！枯山水を彷彿とさせる整う麺線！
今後そうそう頻繁に来れるか不明なので、店一番の名物を食ってしまおう！そんな気持ちで「塩煮干そば」。腹減ってたからサイドメニューも追加！その配膳された麺顔はこんな感じ！。
おおお！思いっきり自分の影で撮影しずれぇ！背中がガラス張りで陽射しが燦燦。影がどうしても避けられない上に影が濃ゆくて、スマホのピントも合わせずらい・・・。そんな状況ではありますが、受け取った塩煮干そば・・・美しい存在感に揺らぎはありせん。影の中でも煌めきがありあり！。出汁の琥珀色がしっかり伝わるし、その透明感が見事！。透けて見える麺線の整いは、まるで枯山水の流れのようではありませんか！。やっぱり名作はどんなシチュエーションでも実力は見ただけで伝わるよう・・・。
＜スープ＞ 軽やかさの中にキレとコク！煮干のチリッとした後味と塩気の凛々しさが深く染み入る！
一口啜っただけで、これぞ塩煮干しの極地か！などといつも感じてしまいます。この質感の高さで、都心だったら野口英世でおつりがどれほども返ってこないかと・・・。まさに塩煮干で、塩と煮干の両方を一度でがっつりと、そして凛々しく伝えます。更にどちらも明るさとキレがあるようなイメージ。
煮干はしっかりとチリッと感じさせるようなニボ感がありあり。苦味は軽いが煮干し特有の香り高さがすごく広がるのが素晴らしい！。煮干が濃ゆいのに全くしつこくないところが実に秀逸です。苦味であって苦くはない。エグ味は200％ありえないスッキリ感です。
香味油もしっかり入ってて、塩ダレと凄く結びつきが素晴らしい。割と塩気が立っているのに塩っぺーな感覚ではなく、強いて言えば凛々しい塩味とでも例えましょうか。まさに切れ味と言った風合いです。そして忘れてはイケないのは熱々なる温度！。高温が塩気とニボ感をアクセラレートしており、旨さをしっかり伝えてくれるようです。
＜麺＞ 寄り添う麺の出汁持ち上げが素晴らし！ゆっくり出汁を吸い込む素地の旨さも光る！
美しい麺線。京王線界隈で広がりを見せているように感じますが、その中心的存在がこちらのお店。もう何度もこの板でも紹介させてもらってますが、見栄えの美しさだけでなく、味わいも秀逸です。確か田村製麺でしたっけ？。先日、羽村にあるラーショに向かう途中で場所を偶然見つけました。
美しく整うだけでなく、麺と麺が寄り添い易いのでスープが隙間に入って持ち上がりが非常に素晴らしいです。香味油も貼りつくようで光沢感も美しい。すべりも良いのでズボボボボッと楽に啜り上げきれます。前歯で千切るとプツプツと小気味よく千切れて快感！。序盤では素地の風味もキープされてるので、出汁との混じりっ気がまた旨しです。
ゆっくりとですが出汁を吸い込みやすい様子もあり。中盤以降は出汁が浸透しきったばかりで、一体化した旨さが始まります。炭水化物が出汁に染まって一段旨さが昇華したようす。噛み締めると唾液腺が緩み、塩気のスキマにじわじわと甘味すら覚えるようです。具材など絡めず、シンプルにそのままの旨さを堪能！。
＜チャーシュー＞ 桜色して淡麗上品な豚肩ローススライス！塩煮干が染みて味わい深まる！
注文を受けてから塊をスライサーで切り分ける。よって断面がとてもフレッシュで、赤身は美しい桜色状態です。放置しておくとスープの熱でどんどん変化してゆくのですが、同時に塩煮干しの出汁味も浸透するよう。
そのままでも上品で淡麗な肉味が楽しめそうですが、塩ニボが混じった肉味もこれまた捨てがたい！。軽くしゃぶっと箸で泳がせてから食らうのがオススメかと思います。赤身の出汁浸透以外にも、差した脂身が少し蕩けて甘味を増す感覚もいい！。
＜メンマ＞ 薄味で極太！優しい歯切れの後に塩煮干の後味！酒を欲する！？
フレッシュ系の薄味タイプ。材木型に近いが短めかな？。歯応えありそうに見えますが、案外サクサクと歯切れが良いものです。軽く出汁に濡れただけに見えますが、ここにも塩煮干の後味を感じさせる部分があり、思わず酒が欲しくなります。出汁で熱々だから、冷たいビールがいいかも！クルマだし平日昼間だから飲めないのがツラいが・・・。
＜〆飯＞ 焼豚ご飯！刻み焼豚とタレを白飯に投入攪拌！炊き込みとは違った米の旨味もナイス！
焼豚ご飯９０円（税込１００円）。嬉しいコスパ！。これは少し変わってて、炊き込みご飯じゃありません。恐らく炊いたご飯に刻みチャーシューと、その味付けのタレを投入して混ぜ込んだのではと思われます。
なのでタレが少し濃いめに浸透した米粒と、まだ白いのが残ってる米粒とが混じり合ってて、風合いが微妙に変わって楽しい旨さ！。ランチタイムだけのサービスなので、気になる方はお昼にどうぞ！。激しくオススメ！。
総じまして「これは傑作！やっぱり名作！旨さに突き抜け感計り知れぬ極上塩煮干そば！」
・・・と言う感動の嵐！。この一杯は誰にでも自信をもって勧められるもの！東京に来た友人にはいつも紹介しておりましたが、このコロナご時世でそんな機会も無くなってしまったが・・・。年始から重苦しい緊急事態宣言ですが、密を回避したり、時間をずらしたり工夫を凝らして、食そうな人には激しくオススメ！旨し！なので・・・とっとと最後に詠って、いつものように締めたいと思います！。
お粗末！と言うことで家族にも感謝しながら合掌！！今日も本当にごちそうさまでした！！！
