ラーメン食べて詠います

ご訪問いただきありがとうございます。仕事の合間や、休日余暇を利用してラーメン探訪をつづけております。ラーメン食べて感じる、小さな喜びやストレス解放を、最後に詠って締めくくりますー。

【今週のラーメン2477】 大勝軒 祖師ヶ谷大蔵店 (東京・祖師ヶ谷大蔵) ラーメン 〜世田谷にしっかりと息づく大勝軒ロマン!

<出前OKの商店街食堂!大衆的世田谷ライフも素敵!>


 休日出勤で割と順調に業務がはかどり、思いの外、早々に切り上げて・・・ラーメン活動をいたしました。今回は、日頃縁遠い小田急沿線の「祖師ヶ谷大蔵」。ウルトラマン商店街を散歩気分で・・・結構歩きましたねー。帰りは小さいバスを利用しました。個人的にはこういう商店街も好きです。いかにも世田谷らしいというか、ちょとだけハイソなようで実は庶民的。古い街なのかやたら一方通行ばかりが多くて、狭い道が密集しております。そんな中で人情味溢れる店が立ち並んで・・・ちょと寂しげになったところで、「大勝軒 祖師ヶ谷大蔵店」があります。





 店構えと店内の雰囲気が、いかにも昭和の食堂チックで良いです!。テレビが液晶になってる以外は、すべて活気溢れる昭和ってなな感じ。やはりメニューは、マジックインキで手書きでなきゃ!。ぺたぺた貼ってるメニューが粋です。いかにも家族経営っていう雰囲気でして、常連客とご店主(二代目)の女将さんの会話が耳に入る・・・。今三代目が加わってくれて、初代のオヤジさんは夜だけ厨房に立つようにして、半分任せているのだそうだ。小さいけれど、しっかりと良い店を継承してくれる若者の存在は、とてもどこか心に温かみを覚えますな。今回は、何も考えず定番のラーメンとさせていただきました。500円です!。こん店の雰囲気なら、固定費は回収しきった感じもありますが、それにしてもやっぱ安いわ!。


   






大勝軒らしい豚骨の煮出し、醤油ダレのキリリ感と軽い生姜の風味、そして軽やか魚介が嫌味ないバランス感覚】


 大勝軒なんだけど、どこか中華屋、中華食堂といった風情があり、定食メニューや、タンメン、焼きそば、から揚げなどがメニューに並ぶ店です。かなり中途半端な時間に訪問したのですが、から揚げとビールでいい感じに仕上がってた客もありなむ。そんなどこかのどかさもある店です。





 おかみさんらしき方が、厨房から回って来て配膳が完了。その麺顔、いかにも大勝軒という風貌の麺がのぞくだけで、満足感が高まります。少々醤油ブラウンの色合いが濃ゆいかなと思いつつ、まずはスープを一口いただくと、魚介の甘さをイメージしていたのもあって、軽やかな魚介感が広がる感じ。そしてしっかりとした味のボディというイメージで、豚骨の出汁など動物系のエキスを受け止める味わい。作り込みの確からしさを感じる瞬間です。しかし二口目からは、香ばしさとカエシの感じが徐々に表に出てくる。





 醤油だれの塩気がなかなかアピール感あります。大勝軒としてはややふくよかに甘みを保つという感じが、割とキッパリした醤油感覚で、個人的には新鮮に映ります。それだけでなく、生姜のジワジワっとした風合いも感じたのだけど、それは気のせいか?。とにかく、醤油ダレのアピール感が痛快に思え、レンゲですする仕草が止まらなくなってしまうー。





 ところで・・・他客のつけそばが妙に旨そうだわ。このスープ感覚なら頷けるかと。醤油が程よく効いた感じのスープは、薬味のネギすら、一つ一つが味わう深くも思え、久しぶりの醤油感覚が嬉しいほどに、舌と胃袋に沁みますわ。



【王道のモチモチ&ツルツル感覚あるしなやかな中太ストレート多加水麺!スープに染まる穏やかな滑り!】


 冒頭の麺顔では、少し暴れた麺の盛り付けですが、落ち着いて麺をサルベージすると、たおやかで中太の多加水麺の姿が浮き上がります。艶やかで、微妙にスープの醤油色に染まった感覚が実に旨そう。完璧なストレートではなく、多少厚みは幅がナチュラルにブレているのが、ポイントかも。この微妙さがすする時に面白く感じるものですし。





 もう解説が要らぬほどの、王道のモチモチ感覚と、ツルツル感覚。微妙に前歯で千切ろうとするとプツリと弾けるような所作があり。多少柔らかめであっても、束になったそれを奥歯でプレスにかかるとヌチヌチとした弾力も見逃せません。





 口当たりは軽いものの、中太ゆえにズボボボーーーっとは蕎麦ライクに食えることなく、多少箸で口の中へ運びながら啜り上げるという感覚。そのあとは、喉越しのシルエット感覚など、さすがツルツル麺と思える駆け抜け感が良いですね。500円という設定にしては、200g弱程度はあろうかとも思えるボリュームがこれまた嬉しい。



【懐かしくもかわゆいロールチャーシュー!ナルトは思い切りの良いサイズ感、青菜がナイスな口休め!】


 かわゆいバラ肉ロールチャーシューです。スープがもっと濃厚な豚骨魚介系なら、スカスカっとしたロース肉も良かろうけど、このスープ感覚ならこれが合うね。かわゆいけれど、分厚目のスライス感が食べ応えあり。ちなみにチャーシューメンは700円。チャーシューワンタンメンは800円。安い!





 あと、ナルトが異様にサービス精神を感じます。斜め切りの角度がかなり取ってある上に厚みもあり。こんなに食べ応えあるナルトは初めてかも?。またメンマは、いかにも東京風と感じる醤油系の味わいが深めなタイプ、そして青菜がいい。わずかばかりなのですが、とても口直し的な清涼感を所々感じさせてくれて、いいアクセントになってくれました。




 総じまして、「世田谷にしっかりと息づく大勝軒ロマン!」と言う感覚でしょうか。通し営業の中途半端な時間帯でも、客の出入りもそこそこあって、しっかりと地元に根付いている感じがあるし・・・・三代目にこの味を継承して守ってもらいたいねー。実は、こちらは、ラーメンやつけそばも旨そうだが、定食メニューが非常に旨そうですよ!。当然、また来たいと思いますが、次回は「生姜焼き定食」にしてしまうかもしれない(笑)。ともあれ良い店良い一杯でした。ということで・・・なので詠います!



   人情と
   風も穏やか
   祖師ケ谷で



   守る幸せ
   親子三代



 お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!


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世田谷ライフマガジン 56 (エイムック 3289)

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