【今週のラーメン１７９１】グリーンパッタイ大崎店（東京・大崎）トムヤムクンラーメン＋半ライス

　引き続き同じ店です。決して前レビ引き続き店内連食ではありません。また、いやがらせでもありません。いいかも！と思える店は、連続してでも訪問して食いたい・・・単にそういう思いです。　そして・・・・・何より先日の「グリーンカレーラーメン」のホットな味わいに、とても気を良くしたものですから、似たようなものをまた食うだけです。そんなこんなで外回りで昼飯時を少し超えてしまったので、大崎駅で途中下車してこちらへ・・・・。今回は「トムヤムクンラーメン」！

　しかし、ピークアウトした時間帯でもそこそこの入りです。プチ女子会やら、若い同僚風の男女グループなど、客の平均年齢の低さが感じ取れます。私オッサン一人のアウェー状態でしたが、他一人同様な方が・・・・。あら、本場タイのビジネスマンらしき方では！？　キレイな日本語で注文されてましたが、味を認めているということですかね？

【スープ：辛さと酸っぱさで芯から温まるだけでなく気分的に高揚しますね〜】

＜刺激過ぎるラインのギリギリ辛味と酸味！そんなパンチ力！＞

　先日のグリーンカレーではサラ〜っとしているスープ感だったのですが、今回のトムヤムクンスープは中々の濁り加減と濃度を感じさせますね〜。まるで味噌のようだとまでは言いませんが、トムヤム系のスパイスペーストが濃ゆいイメージ。またトウガラシ系の配合と色合い、また辛さを感じさせる香味油がじっとりと広がりを見せるのが印象的です。この色合いだけを見ると思わず身構えてしまうかも・・・。

　でも、最近になって食べなれてしまったというのもありますが、そこそこグビグビ〜っと飲み干せる感じもいたします（余裕が生まれたか？）。確かにタイ独特の濃厚なスパイス感！そしてレモングラスの痺れるような酸味！苦くても香ばしいパクチーの仄かな香り。それらの渾然一体となった風合いはさすが。なので最初のうちは打ちのめされるかも・・・・とビビッておった私の心でしす。ところが、二口三口と食べ進めていくうちに慣れというか旨味も出てきます。おそらく、もう少し刺激が強かったら、ヒーヒー言いながら食っていたことでしょう。そんな刺激ボーダーラインの寸止め・・・・というキープ感が、個人的にはナイス！　舌べろが刺激で疲れてきたら、お水ではなく「ライス」で抑える術も、最近みつけた私です（笑）。

＜やはりライスに垂らすと相性バッチリ！＞

　最近、「ラーメン＋ライス」が定番となりつつあって、体重計に乗るのが怖いけど、絶好の機会を逃すようでは男ではありませぬ。サービス版ライスをきっちりと頂く。パラパラ感ある長細いお米ですから、スープの器にどばっと投入するより、レンゲで少しスープをすくっては、ライスにかけて食するのが一番旨いでしょうね〜この場合。麺と固形物をひと通りさらいあげてから、ゆっくりとスープをライスで対峙いたしまして味わう次第。旨し。

【麺：センヤイ／極太米麺をズビズビ言わせながら食う快感！】

　今回は、「センヤイ」という一番太い米麺をチョイス。見てみるとほとんど「透明感あるきしめん」にしか見えませんな・・・・。それでも、きしめんとは別格の強いハリとシナリを感じます。味わいは、見事にいつもの米麺と同じでして、濃い味にはすごく馴染みます。ただ、スベリは幅広であるぶん、少々食べずらいかも。腹減ってたので勢いよくすすり上げると、内頬とか舌べろの上に貼り付くように滑っていくので、時々音を立てますかも（笑）。和蕎麦なら、ズズズーーーっと粋なのでしょうが、張り付くから、ズビズビズビボボボーーーーーーーと今まであまり聞いたことないスベリ音を発するかも。おかげで少しスープのハネをまき散らす。みなさんは、私のようなお下品な食し方はなさらないと思われますが、念のためご注意を。

【具：ライトテイストなパクチー薬味】

　意外とパクチーが控えめでありました。それでも苦み風合いはありましたが、苦みよりスープ酸味に押し切られかもです。あとは、グリーンカレーと同じパーツだと思いますが、袋茸と青パパイヤがしっかりとしていたという感想。あ、そうそう、エビが２匹ありました。尻尾まで奥歯で噛み砕いて食う・・・・。これらの歯応えが良かったので、モヤシの少なさをカバーするのに十分でありました。あとは、揚げチップですが、スープに浸して半分以上ふやかして食うのが最高（歯の悪いおじいちゃん的発想ですね）。こちら、比較的少な目なのが気がかりではあるのですが、味はいいと思います。

　総じまして、「風邪気味なら食うべし？な荒療治ホット麺！」と申し上げておきましょうか。風邪気味というか・・・はや花粉症の兆しを感じておりまして、鼻がぐずぐずいってましたが、これ食ったあと鼻がスー――っとして気持ち良かったかも！アジアンハーブやスパイスは、薬膳に近いのかもしれませんね。疲れもあったのか、昼下がりのピークアウトな店内で、しばらくぼーっと過ごさせていただきました。なので詠います！

　　　外回り
　　　越冬つばめか
　　　旅がらす

　　　タイの屋台で
　　　プチ羽休め

　お粗末！ということで家族にも感謝しながら合掌！！今日も本当にごちそうさまでした！！！