ラーメン食べて詠います

ご訪問いただきありがとうございます。仕事の合間や、休日余暇を利用してラーメン探訪をつづけております。ラーメン食べて感じる、小さな喜びやストレス解放を、最後に詠って締めくくりますー。

【今週のラーメン3444】 辛っとろ麻婆麺 あかずきん (東京・祖師ヶ谷大蔵) 辛っとろ麻婆麺追い飯セット+パクチー 〜オオカミにも変貌する攻撃的シビカラあかずきん!秋晴れに負けない痛快麻婆!

平成最後の秋に大汗かきまくり!ウルトラ級の刺激を求めて
 嗚呼、すっかりまた「麻婆麺」の沼にハマってる。旨辛タンメンは苦手なのに、どうして麻婆だとこうも痺れと辛さを求めてしまうオレなのか。今回は、以前汁なし担々麺で好印象だった「鳴声」系列のこちら「辛っとろ麻婆麺 あかずきん」へとやってまいりました。評判はずっとチェックしていたんですが、小田急沿線ってのが地縁がないため、延ばし延ばしになってしまいました。それにして・・・痛快なる秋晴れなのですが、10月とは思えぬほど暑い。わざわざこんな日に、汗をかくようなのを食いに行く自分もアホだなと思います。
 

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 駅前は秋祭り気分一色。半被を着た地元民が、誇らしげに商店街を闊歩しておられます。その一方で、ハロウィンの盛り上げを盛んにしてるお店もあちこちにあり、まさにお祭り気分のてんこ盛り。スーパーでも大安売りを開催しているなど、本当めでたさいっぱい。一本路地に入ればそこは閑静な住宅地であり、まさに住むには憧れのエリアですー。意外とコインPがあちこちにあって、重宝させてもらいました。
 

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 流石に開店直後には誰もおらんだろう・・・・と入店すると甘かった。半分以上すでに席が埋まっており、人気の高さが伺える!。その後続々と客が入り、危うく一巡目を逃すところでございました。この店は麻婆麺が二枚看板。「辛っとろ」と「背脂咖哩」の麻婆麺が人気で、最後の最後まで迷ってしまいます。店前の立看板は後者を推しなんですが、券売機のポールポジションは前者。結果として、パクチーが合いそうな前者をチョイスしました。麻婆麺専門店と思ってたら、実は煮干しそばもあるのね・・・。なんとなく流れからベース出汁への期待も高まります。
 

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シャープな辛さとジリジリ痺れ!しかししっかり旨味と甘味を包含する・・・トロトロ麻婆がナイス!
 
 券売機にパクチーの追加ボタンがないため、聞いてみたら現金で注文を受けてくれました。こちらは、辛さをある程度サービスで対応してくれるらしく、「レベル3までなら無料です」とのこと。一応、予防線を張る感覚で、真ん中の「レベル2」とさせてもらいましょう。ところが、座って時間経ってから説明書きを見つけてみたら、「レベル2」でも普通以上の辛口のような感じ。今回もちょっと刺激を強くしすぎてしまったかもと、恐怖心が芽生え出す。今更変更できんよなー・・・と躊躇してたとろで、配膳が完了してしまった。腹をくくろう。それはこんな麺顔でした。
 

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 おおお!何だか四川を越えて、アセアンを感じるようなグリーンフィールドな麺顔。+100円でここまでパクチーを投入してくれるのはナイスだね。辛さの追加を感じるカイエンヌの深いオレンジ色。そして花山椒の深い灰色した粉が、いかにも挑戦的に降りかかっております。これ食ってデトックス効果が得られると思えば、中年オヤジも美しくなるかも。隙間から見える麻婆にしても赤さが深く、辣油の溶け込みが感じられて刺激的です。もう食う前から汗をかくがこれは冷や汗か。
 

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 腹をくくってまずは麻婆をいただきますが、嗚呼デフォルトでも結構シャープな辛さ。それに屋号で言う通り、とろとろ粘度が高くて舌全体に絡みまくりで、少しヒーヒーと言いたい気分が高まる。だんだんパクチーが熱でしなってきて香りが溶け出すと、辛さと痺れと一体感を表し、臭さと言うエッセンスも加勢し出す。ここでオレのラーメン変態的スイッチがONになり、ばくばくと痛快に駆け抜けるように、食い進めていきます。
 

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 ただ突き抜けた先には、しっかりとした旨みがあった!。時々咳き込みむせる場面もあったけど、慣れてしまうと甘さが感じられるのだ。これはベースの出汁由来の旨みなのか。ひょっとして町屋の名店にも似た煮干し系の旨味の下支えなのか!?。その一方で本場中国系の醤系甘みとも感じられ、ますますエスニック感が高まる。痺れのジリジリ辛さのキレキレ香草のクサクサが三位一体となって、ベースの甘さに浸透してゆくようです。これはうまいね!。
 

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秋祭りとハロウィンでド派手な中を、オレは一人でパクチー祭りさ!
 
 店外は、地元祭神の秋祭りとハロウィン。神でもお化けでもなんでも奉ってしまう日本の光景です。その中で、オレ一人だけ、ラーメン屋で「パクチー祭り」を開催。今回は思わずパクチーの素晴らしさを一層堪能させてもらいました。パクチーは痺れと辛さを中和していそうで、実はそうじゃないね。それらをマスキングするタイプじゃなく、パクチーはもう一つ別の対抗軸を形成する立ち位置。味と風味のカオスを一層激しくすることで、感覚的にはうまさに落ち入っている。だからスパイスとあえて絡めて食う方がうまく感じる。パクチーは転地返ししてスープ熱でクタクタにしてからの方がうまい。極めて個人的見解ですがー。
 

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しっかり風味で受け止めるヌチヌチ中太麺!滑りまくってジュルジュル啜り上げる!
 
 スープや麻婆を半分くらい胃袋に収めると、かなり汗をかいているのが自分でもわかります。そろそろ胃に溜まるものを欲しくて、中盤から麺を食うことに専念します。今回のこちらの麺は、がっしりと麻婆個性を受け止めるタイプで、中太な麺がかなりたくましく感じる、これだけカオス極まるタレと汁の中で、グルテンの風味をしっかりと打ち出しており、昼ご飯としてもしっかり満足感を伝えます。
 

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 まるで丸麺のようなふくれっ面で、それなのに密度感はしっかりといてる。食い始めは前歯で切るとヌツヌツとした印象で、風味をよく伝えます。ゆっくりと熱にほだされ、ヌツヌツ度合いは下がっていきますが、それと並行してしなやかさが増し、麻婆餡と絡むのがより進みます。熱ダレしたパクチーを地肌により貼り付けてゆき、ジュルジュルと啜り食います。そして一緒くたに奥歯で噛み潰すと清涼感も楽しむ。
 

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 後半になるとトロトロだった麻婆餡は水分でしゃばくなります。そうなると普通のラーメンのようにズボボボっと食えそうなのですが、前半にワシワシと噛みちぎっているもんだから短い麺ばかり。ここからは、穴あきレンゲで麺を掬い食う。なんだか半分パスタ気分にも感じるけど、エスニック麺としてばくばくと一気に平らげてしまいました。
 
 

 

 
 
オアシスと感じさせる絹豆腐が旨し!
 
 実は結構豆腐が入っており、これが刺激的な味わいの中ではオアシスにも感じます。実は細かいヒビが豆腐には入っており、この隙間に麻婆が染み込む。しかも薄っすらと。だから美味いしホッとさせるレベル感です。もし豆腐がなかったら刺激だけのソースみたいなものになりましょう。多めなので、追い飯へと運んでもたっぷり余裕があり。トロトロスープの中でふわふわ豆腐ってのも、食感のコラボがあって食っていて楽しいですなー。
 

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最後はライスで〆る!またまたミニミニ自家製麻婆丼
 
 結局、これで〆たいがために麻婆麺を食っているようなものなのか。今回も堪能させてもらいました。今回は全体的には挽肉感が少なかったようでしたが、ここで一気にそれを楽しめました。挽肉の粗い塊は、ご飯の上に移動していただけでした。
 
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 改めて「麺を食べる前にご飯に麻婆餡をのせる」のが鉄則だと認識。ちゃんとそういった説明書きがあるのが、専門店らしいメッセージ。そしてこちらは単に白ライスじゃなく、挽肉と薬味を少しトッピングしてくれてる。もしも食べる前に乗せ忘れても、多少なりのバックアップを感じる心配りでしょうか。くれぐれも、麻婆麺を最後に飯割するのではなく、飯へ麻婆をかけましょう。これ鉄則です。
 

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総じまして「オオカミにも変貌する攻撃的シビカラあかずきん!秋晴れに負けない痛快麻婆!」
 
 ・・・と言う感想でして、これはまた他の変化球麻婆も制覇したくなる!。なんと近日中に、蒲田に2号店ができるとのこと。これは個人的に利便性高いため、必ず行かせてもらいます。今回食い逃したもう一つの看板メニューをそこで頂くことでしょう。今年の平成最後の秋冬は、麻婆麺が注目集めるのではという個人的予感。また来ます。ハートランドも飲みたいしー。という応援気分で、とっとと最後に詠って、いつものように締めたいと思います!。
 
 
 
   寒露なる
   季節外れの
   汗をかき
 
 
   とろとろ麻婆で
   さらに汗かく
 
 
 お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!
 
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