ラーメン食べて詠います

ご訪問いただきありがとうございます。仕事の合間や、休日余暇を利用してラーメン探訪をつづけております。ラーメン食べて感じる、小さな喜びやストレス解放を、最後に詠って締めくくりますー。

【今週のラーメン1668】 塩らーめん あいうえお (東京・目黒) 塩らーめん


 かなり前から気になってて訪問できない店。ほとんど営業時間がネックなのですが・・・。「らーめん山田@代官山」「おふ屋@旗の台」などがそうなんですが、ここ「あいうえお」もそう。ようやくたどり着けました! そういえば昔、学習塾でほんの一瞬だけ入って来たやつがいて、「相上」って言ったっけ。名簿があいうえお順だったから、ある意味最強。いつも名前が1番。模擬テストの結果は、下からかぞえたけど・・・。








 なんて考えて訪ねてみたけれど、このカウンターだけの狭さと、オープンなテーブル席。また店先の待ち椅子かと思ったら、そこもまたテーブル席だったりして、山手通りに面していながらキャンプ気分であります。丁度満席でして・・・・・どこで待てばいいのか悩んでたら丁度1席あいたので、カウンター一番奥の席へ座ります。ああ・・・なんだか椅子が不安定・・・・。











【スープ:究極の日常的塩スープ、究極?の非日常的営業スタイル、それら全部が味わい】


<「普通」と「基本」を極めたような・・・さっぱりさがウリの塩スープ>


 配膳の瞬間は、緊張の瞬間・・・。良く言えばオープンスペースなこの店で、カウンター席に座れば後ろに体重よせれば、一人ジャーマンスープレックス状態に陥ること必須。しかも満席だからこぼす訳にいかないので、体勢を保ちながらプルプル足を震わせ、カウンター高台からヨッコイショっと受け取ります。


 見た目は・・・「ふつう」。白ゴマや成分の浮遊などあって特徴的なのだけど、気の衒わない度合いが高いというか、和むというやつ。おもむろにスープをレンゲでいただくが・・・塩ラー専門らしいこだわりある塩気!というより、「非常にあっさり!」と感じる味わい。淡麗好きオヤジにあっさりと感じさせるほどで、クリアーな塩とでも言った方が良いかもしれません。とにかく塩のエッジングは丸くて、尖りが全くなく、スルスルっと飲み干せてしまう。ちょっと熱いけど。


 ベースの出汁は、きれいに鶏ガラのエキスが煮出されてて、とても好み。豚系の旨味も含まれていると思いますが、これもまたさらっとしていて、重くない。重くないけど「頼りない」味わいほど薄くないわけで、バランスはとても取れていると思えます。本当にベーシックな塩らーめんという雰囲気。









<白ゴマがこだわり、魚介浮遊物もこだわり>


 そんな、いかにも直球ど真ん中な塩らーめんですが、やはり白ごまと浮遊物がこの一杯のアイデンティティーといったところか・・・・。白ごまは、味わいには溶け込まず、本当に軽くわずかに香りとして感じる程度。そして濁りは魚介の残存でしょうか・・。動物系の軽やかさに入り交じって魚介風味もほわっと感じて、落ち着きがあります。












【麺:スープもクリアーなら麺もクリアー!光沢感ある細縮れ麺】


<練り水の締まりで密度感じる「クツクツ」っとした歯応えが小気味良い多加水細縮れ麺>


 最近なかなか見なかった麺でしたけど、こういう細い縮れ麺も、以前はよく食っていたもんでした。見栄えからして多加水っぽい風合いで、練り水の個性できゅーっと引き締まったような潰し込み感じる麺。前歯での千切りが、いちいちクツクツっと感じられる抵抗感。多加水系の中でも、モチモチとは対極的な密度感があります。奥歯で束になったそれをプレスしても、一本一本独立しているようなクチリとした抵抗感の集まりでして、細い麺の割には食っている感が高いかも。全体的に、スパッと切れ込みやすいので、小気味良く次々とすすり、噛み切り、リズミカルに食い切れます。









<透明感感じるツルツル地肌で、高速にスベリつつ、縮れがクチ当たる感覚>


 半透明にも見えるようなツルツルっとした地肌感ですから、内頬の当たりとか、のど越しが最高に滑ります。しかも、昔のソバージュのようなマイクロウェーブ感が、ズルズルっとタッチの連続のような感覚で、いかにもクラシカルなラーメンっぽい。食い続けているうちに、古いのか新しいのかわからなくなるラーメンです。











【具:「塩らー専用」とおぼしきバラ肉チャーシュー!】


<塩チャーシュー麺用に考えられたような薄味タイプ、脂がうまし>


 いろいろ注目するところはあったけれど、個人的にはこのチャーシューが一番この中ではお気に入りでした。全体的に薄めの塩味タイプで、カットも薄くない。仕上がりが解けるように柔らかく、バラ肉の層が美しい。脂の味がダイレクトに楽しめるタイプ。また、薄味が功を奏して、スープに浸してから食うと、脂がより甘く感じられ、肉質部分もスープ染み込んで味がシフトアップするイメージ。ここは、チャーシュー麺がオススメかもしれません。結構高くなるけど。









<龍のような豪快さを感じる穂先メンマ>


 メンマが穂先メンマタイプでしたが、わりとしっかりとした大きさと歯応えあるものでした。ややコリっとしていたし、噛みちぎるポイントを逃すとずるずる〜っと一本クチの中に入ってします。味わいも塩系ながらもしっかりとしていて、千切る抵抗感もややハード。でもこれくらいのハードさなら全然問題なし。












 総じまして、「誠に普通ということに忠実で憎めない塩らーめん」という印象。どこにでもありそうでなさそう。そんなポイントがとても素敵であります。


 しかし、このロケーションとこの店の作りなら、休日昼だけ営業というより、平日深夜営業のほうがピンと来るような気がします。春から秋にかけてはオープンスペースで気持ちよく食えるけど、ここ真冬はどうしてるのだろう・・・。とにかく、カウンターと引き戸ガラスの距離が狭いので、笑えてしまう。一人で全部やりくりしているお店なので、この程度の規模感がちょうどいいのだろうね・・・。好きなラーメンに惚れ込んで、マイペースで仕事をしているご店主が少し羨ましかったりします。ああ・・・これから仕事か・・・・。なので詠います!




   天高く
   休日午後の
   昼下がり



   塩ラーすすって
   まさかの出勤




 お粗末!ということで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!






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