ラーメン食べて詠います

ご訪問いただきありがとうございます。仕事の合間や、休日余暇を利用してラーメン探訪をつづけております。ラーメン食べて感じる、小さな喜びやストレス解放を、最後に詠って締めくくりますー。

【今週のラーメン2031】 麺屋 正路 (東京・荻窪) 塩らーめん+古白鶏のユッケ丼




季節の移り変わりに、敏感になるこのごろですね〜。などと言いながらこの秋は、個人的には組織的な一大イベントがありまして、日々戦々恐々としている。詳しくは述べられないのは悪しからず。 Xデーに向かい、つらい日々が続きます。やっぱり、この役割向いてないかも・・・・。


 この役割は数か月から1年以上続くかと思いますが、それ以降は、きれいさっぱり別の道を歩むことになります。できれば、もう少しこういう遭遇を早くにしたかったな・・・。今の仕事は、きわめて小さな一歩ですが、おっさん新しいことを始めよう! そう思うと、夜の帳もなんだか暖かく感じてきます。新たなちっぽけな挑戦を胸に抱いてたところで、腹減ってきた。俗物じゃやな〜・・・・オレって。結局、荻窪駅で途中下車です。








 ・・・ま、とにかくそんな調子だったので、とにかく「いいもの」を食いたかったんです。いいものとは言っても手が届く範囲でね。そこで頭に浮かんできたのは、何とまだ食ったことない「古白鶏ユッケ丼」。 先日食った「古白鶏のタタキ」がのったらーめんが、最高にツボにハマったものですから。何て言うか質感が別次元のチャーシューだったんです。それが、ユッケになってお丼。麺屋正路のテクニック感なら崇高に仕上げてくるはずと読んでいましたからね〜。












【鶏白湯みたいな塩スープ!あっさりながらも純鶏度の高さが際立つ!】


 お待ちどお様でしたと、まずは「塩らーめん」からゆっくりと配膳が進む。まあ本音は「 「古白鶏ユッケ丼」メインだったわけ申訳なし!あまり眼中にはなかったかもなんですが、いやはや、どうしてどうして、これは容易に素通りできず。意識の中で立ち止まってゆっくり、観察し、味わいたいという吸引力を溜め込んでいるスープですよ〜。これは、大久保時代にもあったメニューか記憶があやふやなんですが(なにせ三毛作店だったから)、これほど、鶏の純度が高いものかと再認識です。とにかく、鶏の純度が高くでまるでバターの如しのコク深さですよ〜。これ本当に塩らーめん?本当は鶏白湯とちがうのん?と聞き返したくなりますが、鶏白湯ともまた違う味わい。また通常の鶏塩というのとも、また分厚さが違う。これは、口と胃袋に鶏が深く染み入るな〜・・・。








 塩気がきりりとしていながらも、まろやかさがあって、鶏の旨味をバックアップしているのがよく分かる。容易に鶏のコラーゲンを追加投入したのともまた違うのか・・・。鶏白湯なら大抵入っているモミジに代表されるコラーゲン追加による、口の周りのカピカピっとした張り付きが一切ありません。透明度もややキープしており、濁りも軽やかなスープ状態。スパイスなくとも、十分に満足できる動物系のエッジング







 それに、このスープとにかく熱いのよ。うまいからついついグビグビと一気に飲み干そうとしてしまって、口の中の皮がベロンと向けてしもうた。ちょっとした鶏塩清湯の細つけ麺のタレにでも応用できそうな、分厚い味わいが好き! ・・・・うーーーん、最近荻窪で、こんなに塩でうまい店が集結状態になるなんて、思いもよりませんでした。













【この店定番のマイクロストレート角麺!スープの絡み方最高!】


 これは、先日食した醤油らーめんと同じ麺なので、驚きもせず、また大久保時代にも堪能させてもらった麺。今回あらためて味わうと、角がきっちりとしている極細麺で、スープの絡みつきが誠によいと再認識です。毎度同じ表現なので、コンパクトに述べると、箸でのリフトでいちいちコマがが揃うっように綺麗に整列する。口へ運んで前歯で千切るとクツクツクツクツっと、鍵盤を奏でるように刻まれる感覚は快感。また、毛細管現象が極まったのようなスープの持ち上げが素晴らしく、表面のツルツル面とも相まって滑りがとてもなめらかこの上ない。ここでも、勢い余ってすすり食うもんだから、口の中ののやけどを誘ってしまいました。












【古白鶏!今夜は惜しげもなくパクついて一気に食う!】


 レギュラーでは、古白鶏が一枚入るという構成。先日これ食って悶絶したんだっけ。一枚だけだと別れが惜しくてちびちびと食いたくなるところですが、今回は「ユッケ丼」を合わせておりますので、心置きなくパクつけます。スープに接しているところが、やや白く熱が通りますが、それもおもて面とのコントラストを形成するような歯ごたえとなり、またグッドです。熱の通らない部分のなまめかしだと肉の甘さ、熱が通ったところの、カスっとした歯ごたえとスープの染み込み加減。これらが一度に食うと誠になんとも言えない贅沢な味わいに昇華しますから。ああ、いつまでも食っていたい気がいたします。













【1回食っとけ!ですよ!!古白鶏ユッケ丼最高ざんす!!】


 350円といえば牛どんを食えるのですが、満足感で比べるコスパをお伝えしたい!言わずもがな、古白鶏の粗いぶつ切りは、そのままでもうまいのですが、軽く味をふっているようす。歯ごたえが、また一枚肉とは違ったリズミカルな弾力となって嬉しい。それが卵黄と絡んで、さらにコク深き味わいに昇華!そこに柚子胡椒の風味を少し散らして食いますから、すでに高級小料理屋の味わいです。・・・・一口入れて軽く咀嚼して、悶絶してしまう私。主役を食っとるがなこれ・・・・。一度箸をいれたらもう止まらん。麺が少々伸びようとも、時間をかけてゆっくりと、そして一気に平らげてしまいました。うーん、ビールもいいけど、軽く冷酒か焼酎ロックでもラインナップしてくれへんやろか・・・。ご店主一考いただけないすかね〜。












 総じまして、「2度美味しいというより、2倍の感動でっせ組み合わせは!」という感覚。合わせ技でボーダーラインを越えてゆく旨さでございます。それにしても、この古白鶏ユッケ丼は、大久保時代にもあったんですか? だったら悔しいんだけど。まだ、古白鶏タタキ雑炊も未体験なので、また通わないといけません。いやいや、本筋のらーめんもまだ「鶏と鰹の中華そば」を食っとらんしね。これで一通り、メニューのラインナップが出揃って、営業時間も安定してきたこの店。あまり目立たなくても、じわじわと人気を高めていただきたいと思います。やっぱりうまいわこのお店。なので詠います!



   陽が沈み
   夜の帳も
   深さます



   寂しさ避けて
   飛びこむ麺屋



 お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!




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