ラーメン食べて詠います

ご訪問いただきありがとうございます。仕事の合間や、休日余暇を利用してラーメン探訪をつづけております。ラーメン食べて感じる、小さな喜びやストレス解放を、最後に詠って締めくくりますー。

【今週のラーメン2387】 麺処 奈良屋 (東京・大泉学園) 塩ラーメン

<雨にも負けず・・・行ってみた>


 東京で大雨警報が発令された昼間、さすがに雨がキツくて埼玉遠征ラ活は、厳しかった。それで途中の大泉界隈で新店舗開拓と、方向転換をしてみました。今回やってきたのは「麺処 奈良屋」さん。まだオープンして日が浅いのか、あまり有名でもありませんが、妙にその麺顔に惹かれて、知らず知らずブックマークをしていた次第です。








 さすがにこんな大雨の中で来る客いないだろう・・・というか、休業も止むをえんか?と思って訪問すると、キッチリと営業している上に、先客3名がカウンターにおられます。しっかりと地元の固定客をつかんでいるようですねー。券売機には、「冷塩ジュレまぜそば」なる魅力的なボタンもありましたが、塩ジュレの前に、デフォルトの塩を確かめないと気が済まない・・・・。今回は、「塩ラーメン」といたしましょう!


   











【まるで引っかかりのないスマート淡麗塩ダレ!安らぎ感じるホームメイド感がナイス!】


「足元の悪い中、わざわざありがとうございます」と、丁寧なお出迎え。ご夫婦のホスピタリティの高さを感じます。一見、ラーメン店と言うより、お食事処かちょっと落ち着いた飲み屋のような店内。清潔感もあってとても、居心地が良い空間です。テーブル席もそれなりにあるので、軽く夜の飲みにも使えそうな店箱です。







 わざわざ厨房の中からカウンターの脇まで、回って来られての配膳は気持ち良いですね。そして、途中でレモンを絞り入れると風味が変わるので是非やってみてと、軽く説明を受けます。その麺顔・・・なかなか好みです。丁寧な作り込み感覚がある一方で、どこかホッとする雰囲気もあります。ホームメイド感というか、優しさに溢れていますね。そのイメージ通りの塩スープの味わいでした。








 とにかく「引っかかり」がまるでないスープ。沁み入ると云う感覚で、ありがたくも思える仕上がりが素敵。塩気はとても軽やかでエッジをほとんど感じさせません。薄いかと感じ始めたら、そこからジワジワと鶏ガラベースストックのほのかな揺らめきを感じたりして・・・。しかも、節系の魚介エキスもじんわりと感じたりして、ああ・・・ほっこりするわ〜〜〜と云う感じで非常に好印象です。薬味のネギと三つ葉もいい雰囲気で風味を高めます。とにかく重くない。それでいてスープ量もたっぷりだし、腹持ちの良さも感じる塩清湯には脱帽です。







 そして後半にレモンを絞り入れますが、これもなかなか好印象。尖るかと思ったけど、淡い酸味が加わって、さらに甘みが増すような錯覚すらあります。それで最後までゴクゴクと丼直付で完飲してしまった次第。いやー、私の好みに合います!







【口当たり軽いストレート麺!白磁のようなツルツル感がナイス!】


 麺がまた気持ちよい!というかとても綺麗。白磁を思わせるような色合いと質感。ツルツルと云う一般的な例えでは伝えきれない滑らかさがあります。潰しこみが若干効いた感じで、芯がないのにとてもクッシリした感覚が嬉しい。また粉の風味をアピールするタイプではないので、塩スープとの相性も抜群と言えましょう。







 加水はやや高めなれど、スープを吸い込みやすいということもなく、最後まで一定の腰つきを保ちます。前歯を押し立てるとクッシリ&プツリと小気味よく切れるし、奥歯でプレスするとクッチリと潰れる感じがいいです。時々三つ葉の茎が当たってザクリとしたり。








 全体的にはとても上品な麺。大盛り+150円。デフォルト量160gとのこと。この感覚なら、つけ麺にも期待!と思えてなりません。







【どれも深みを覚える作り込み感覚!チャーシューと味玉】


 この味玉がすごい!まさに飴色の卵黄。ゲル状というか、ペースト状になった卵黄はとても旨味が凝縮されていて、酒のつまみにでもなりそうな感覚です。そして白身の染み込みが半端ない!。醤油ダレの浸透が深くて、とっても味わい深い。しかも辛くなく熟成すら感じる仕上がりです。ハーフはデフォルトで付きますが、この出来栄えなら+100円で追加すればよかったと後悔です。







 またチャーシューは、バラ肉のスライスでこちらもつけダレの浸透が深いタイプ。軽く炙ってあるのも特徴で、いくらでも食えそうです。こちらは甘辛く、白飯でも酒のアテにでも何にでも合いそうです。


 これだけ質感のあるトッピングたちなら、特製を設定して欲しく思ったりしました。







 総じまして、「麺も店もほっこり感で溢れてる!」って感じでこれはイイぞ!といきなり応援気分です。大雨警報の中飛び込んで食った後も、出口までお見送りいただく。そしたらすっかり雨が上がってた。これから先も見通し良く営業を重ねていただきたいなーっと感じました。・・・・また来るか!?と問われるともちろん!と答えましょう。クルマだったら抜け道使えばとても近く感じるし。醤油もつけめんも食ってみたいし。と言うことで・・・・なので詠います!



   雨の中
   空腹抱え
   ひた走り



   ほっこり塩の
   穏やかなる哉



 お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!





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