さて・・・・もう5月も半ばを過ぎていろいろ仕事も本格化しています。異動してきたばかりで・・・という言い訳など通用するなど微塵も思っていなかったけど、それなりにこなしてはいるものの・・・・なーーーーんか、迫力に欠けると思えるアウトプットぶりかなと感じてすごしています。でも、自分で迫力ないと思える仕事が、妙なことにウケが良い場合がある。その逆も少しある。何なんだこの意識のギャップは・・・。と少し気持ち悪いながらも、淡淡と業務を進めるこのごろです。
そんなある日、何気なく、新しい上司と会話していて、そのギャップの違いのヒントを得たような気がしました。その方が言った言葉は次の通り。
◯◯君(私)のこれまでの組織は、陸軍のようなものだったんだろうけど、今の部隊は、海兵隊みたいなもんだよ
何となく腑に落ちたきたしたんだよね〜。いきなり突発的な問題が落っこちてきて、自分が動いて、有望な他部の人材などを勝手に利用して火消しに当たるようなもんだから・・・。これまで組織のルールなど守ろうと言う方だったから、恨みを買うわけ。そのギャップが根本的に解消するわけではないものの、その理由が分かったから、何となく気持ちがすんなりとしたような気がいたします。
・・・・・などと考えながら、久しぶりに「休日出勤」をいたします。2ヶ月ぶりだぜ!なので朝から馬力を入れたいと欲します。東京駅ラーメンストリートってのもパターンが古いな。新宿もちょっと途中下車がかったるい。ということで、地元で食ってから行こうと判断致しまして・・・今回は、こちら「一蘭 吉祥寺店」さんです。それにしても、土曜日の朝早くってのは、吉祥寺も人がガラガラなのですね〜。なんだか新鮮な気持ちになる。吉祥寺駅近辺の掃除って、早朝しか時間がないようで、やたら清掃の方の姿が目につきます。そして・・・・朝まで飲んでいたと思われる幸せな酔っぱらいの方かな(笑)。その方達を横目にみて、いざ一蘭ですよ!
店の前、店内に至っても・・・・この時間帯は静かですね・・。まったりと静かな空間で食えました。
【スープ:いかようにも調整可能な多様性!そしてマイルドな豚骨感!】
<臭気ややマイルドできめ細かい豚骨感>
ま・・・これほどの演出的な配膳の瞬間へのこだわりは、どこにもないでありましょうな。もはや儀式と化しておりまして、当初大阪道頓堀でこのご対麺儀式に遭遇したときは、どこか笑を覚えたもんです。さて、久しぶりに食いたいと足を運んだ甲斐ありまして、気持ちよい時間帯で食えました。電車が動き出したあたりの早朝時間帯は、閑散としている中に、厨房からは律せられたかけ声など聞こえ、朝のやる気が刺激されそうです。
刺激の元はこの匂い。そう・・・九州豚骨ならではの臭気なのですが、そこそこスタイリッシュで、女性も視野にいれた商売気あるこの店。匂いもマイルドな感覚があります。この程度の臭気パンチなら、外国人のラーメンツアーでも紹介できそう。その程度な心地よいハードルの低さがええねんと個人的には思うのです。(※梅雨前までアレルギー体質で鼻づまりですが)
豚骨の煮出し感覚も、マイルド系と言えましょう。九州豚骨ってひとくくりにしにくい。シャバっと塩気を感じさせて臭く食わせるタイプやら、すこし薄めで出汁感覚で崇高に食わせるタイプ。それに、文字通り濃厚豚骨でこってり食わせるものやら、脂多めのオイリー感覚やら・・・・。博多と題しているものでもいろいろ個性がありますしね〜。そんな中でこの一杯の感覚は、「きめ細やかな濃厚」というタイプ。もっとも、朝ラーだったので「あっさり」チューニングのスープなのだけど、ここから逆算するオリジナル濃度は、以前の経験の合わせて・・・しっとりと濃厚というタイプだろうなと、半分推測が入り交じります。
<秘伝のタレがないと一蘭としてはやはり締まらんね!>
ふだん、このタレはどうでもいいなと・・・・半分感じているところがあるのですが、やっぱり一蘭に来て排除すると来た意味がなくなるようでさびしい。なので基本ダレはデフォで対応させていただき、これから出勤なので、ニンニクは少なめでお願いします。食い進めるとタレと薬味がぱーっと広がり出し、ややオレンジ色にも変化する。一味系の発酵物の淡いピリっとした感覚と旨味が滲む。粉のような赤い斑点が全面に浮遊し、細麺の地肌に貼り付いたりする。そこからは、どこを食っても、何を食ってもこのタレの輪郭が味の決め手となる。あっさりチューニングなスープだったために、今回は、タレの余韻を存分に学習できた気がいたしますな。やはり一蘭!タレがなくちゃねと考えを改める。
【麺:しっとりとしていながらも博多麺たるアイデンティティ】
<「超カタ」の中にどこか・・しなやかさ感じさせる風味>
ここでは、バリカタとは呼ばず「超カタ」と呼ぶ。粉おとし、ハリガネ、バリカタ等・・・カタ麺文化の博多にあって、オリジナリティを主張しているのか否か。たしかに、ハリガネとバリカタは、店によっては固さの印象がダブることがあるし、このあたりの微妙さは、たった15秒放置するとかなり印象が違うこともあります。なので、独自な基準というか、呼び方があってもいいような気がいたします。
ということもあって、10数秒の撮影タイムを経たその麺は、印象的には、芯を感じさせる割りには・・・しなやかに感じた。しっかりと熟成の効いた粉感覚を感じる。風味としても粉の甘みすら感じるのが面白い。なのだが、芯の強さではなく、きめ細かさも印象として残るような・・・。などと考えているうちに時間だけが経過する。
<後半汁を吸いかけ急ぎ食う→替玉160円>
いかんいかん・・・麺が汁をバクバクと吸い出すではないか!後半だいぶイメージが変わってきたぞと、ココで慌て出す。慌ててボタンを押すと静かに店員さんがダッシュして受け答え。少し急いで食べた直後に替え玉が到着。160円なり・・・・・・。ちと高いのがたまにキズ。朝ラーだから3玉はさすがに止めときましたが(笑)。博多ラーメンって替え玉せずに帰ることができないのが、自分にとってもいけない性格であります(笑)。
【具:抜け切った感ある肉に染み込ませて食う感じ】
肉については、博多系ではあまり個人的に重要視しないのですが、この肉は丁寧な作りのようで、歯応え重視な繊維質な割りには、薄めのような気がして・・・。今回は、麺を巻いて食べることもせず、ただ単品としてぺろりと先に平らげてしまって、麺とスープに集中してしまった。ということで、申し訳ないがあまり記憶がのこっていない(汗)。
あとは、葱がもう少し欲しかったかな・・・。青ネギと白ネギが選べるのですが、関西人な私としてはもちろん青ネギ!青ネギ多めに追加料金を採らない関西文化にどっぷりとつかってきた私としては、追加料金をしてまで、葱で満足するかどうかをいつも迷うのだが、今回はその代表的な機会だったな・・・・。基本的に高めの設定なこの店だから、これ以上財布を炒めたく無かったのだな。致し方なし。
こういう時、紅ショウガの有り難みをひしひしと感じますな。ここではアンチテーゼか・・・。
総じまして、土曜日の朝・・・昨夜の喧噪がウソのような繁華街でしっとりと落ち着いて、ちょっと高めな朝ご飯をいただく幸福感を得ましたという話。賢い都会のビジネスマンなら、休日出勤となれば、都内のスタバかホテルのロビーで、上質なコーヒーと日経か英字新聞でゆったり目を通して出勤というものだろうか。自分は無理だなとつくづく感じるね(笑)。それより、店からの帰り道の通りすがりの・・・・飲み過ぎ朝帰りなおじさん達の方が近いかも。・・・・しかし週末とは言え、飲んで朝帰りなどするパワーはもう既にないわな。この朝帰りの集団・・・どんな会社?業界?の人たちだろう・・・・。アベノミクスの影響か、景気と会社の元気のよいとろこもあるのだなと、羨ましくなるね。そんなことを感じながら、さて仕事だ。こっちは、景気や業績がそれほど良く無くても、仕事は減る事はない。むしろ増えるようなので・・・・詠います!
休日の
朝の街中
閑散と
声響くなり
朝帰り客
お粗末!ということで家族にも感謝しながら合掌!今日も本当にごちそうさまでした!
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