ラーメン食べて詠います

ご訪問いただきありがとうございます。仕事の合間や、休日余暇を利用してラーメン探訪をつづけております。ラーメン食べて感じる、小さな喜びやストレス解放を、最後に詠って締めくくりますー。

【今週のラーメン1174】 濃厚鶏そば 晴壱 (東京・曙橋) 濃厚鶏白湯そば


  民族大移動といいますか、私のオフィスがある事情から分裂いたしまして、東京と川崎にW拠点として活動をすることとなります。発展的といいますか、それぞれの機能に分かれて特化し活動を深めるのであります。私は居残り組。引越し組は、今週末の荷物移動の準備もあってか、一日中わさわさしているようです。そんな感じだから、仕事に切りを付ける必要もあって、始業前から会議の連続でして、仕事が手につきません。やっと自席に戻ってきて、さあこれから!というときに・・・・・、超短納期重要業務が舞い込んみまして凹む。それも、これをきっかけに長期に関連業務に巻き込まれること必須です。


  どこか行きたい・・・こんなことなら、私も「引越し組」にいれてくれ〜


 そんな考えも起こります。さてこの引越し組には、この一年少しの間に大変懇意にしていただいたメンバーばかりおられるのでして、少しさびしい気持ちもありあり。仕事の関連性には変化はなく、東京と川崎という何気ない距離なのにね・・・・。でもさびしいわ。




 ・・・・などと考えてみても始まらない。春は出会いもあれば、別れもあるということですな。さて春と言えば、勢いを増すと言いますか、季節の移り行きを感じます。何となくラーメン食い続けてきた4月。連休中に八王子系ラーメンでラヲタ魂に火が着いてしまった5月。この勢いが続くかと思っていたところですが、そう甘い見通しは立たないようです。そろそろ、休日出勤という羽目に陥ることが決定する週末近くの夜です。極力避けてきたのだけどな・・・・。土日に仕事は持ち帰っていたけれど、会議をやるとなれば、仕方ないのであります。こんな夜は、あっさり食うというより、どっぶりとラーメンにハマりたい気分なので、濃厚なものを求めてしまいます。そんなこんなで、思いつくのは濃厚豚魚か鶏白湯!ぱらぱら〜っとブックマークを検索し、会社から自宅方面への経路で調べてみると、こちらのお店が引っかかったという次第。今回は、「晴壱」さん!





【スープ:師匠ゆずりの「濃厚さ」はきめ細かく深く味わえます!】


<まさしく濃厚なるクリーミィー!引っかかりないのはさすが!>


 なるほど・・・・「ようすけ@中野」プロデュースってのが非常に良くわかる麺顔であります。そして、そのスープの感覚もまさにその系譜でありまして・・・ようすけを認める私としては、配膳の瞬間に早くも、「こいつデキる奴!」とあっけなく判断。まさに、安心の麺顔はトレードマークのように堂々とした存在感を放ちます。表面の泡立ち感がまた濃厚であることを物語っております。すこし少なめな分量を感じますが、どうしてどうして・・・・胃へのしっとりとした満足感を感じると適度と言えましょう。



 さてレンゲを取り上げて、すぐには飲み込まず、一度垂らすなど弄んでみる。なかなかええやん、そのクリーミィー具合が!と先入観は確信に変わる。その鶏「白」湯と良いながらも、やや黄色みがかった色合いが濃厚さを強調しておりますが、ようやく口に運び味わう・・・・・・。


  ううう!・・・濃いのに引っかかりがおまへんやん!


 参りました。旨しです。濃厚さの中に嫌みやエグ味などなにも感じません。するするする〜と、まるでアッサリ系のスープのように染み入るように胃に行き渡ります。丸鶏のエキスそのものというより、骨の髄まで絞り出したようなその・・・鶏そのもののエキス感がたまらん!しかし、ここでどうしても「ようすけ@中野」との比較に頭の中で意識が切変わってしまう。


 モミジの量がやや低めかと・・・・勝手に思っておるのだが・・・。スープを味わったとたんに感じる、口の周りのまとわり感がそれほどないので、するするっと感じるのであろうか。あれはあれで感動したのだけど、これはこれでええやん!適度なこってり感という感覚でして、単にマイルドという単純表現では満足できない感度が私の中にはあります。



 
<塩気抑えめなるところが自信の表れか!>



 このスープが成功しているもう一つの点として、塩気の薄さがあると思う。塩の輪郭が非常に淡い。それでいて、残念感がないのは、その方が鶏の濃厚なコクがダイレクトに感じることができ、塩気少なしの残念感どろか、鶏のええところが全面に押し出されておるという感覚。そう、塩を控えめにしているところが、また憎いのでありまして、鶏スープの自信がなせる技かもしれません。


 さて・・・・レモン汁を試すか・・・・と思えど、あれ?ないのか・・・。少し残念やな・・・・。言ってもらおうかと思いつつ、考えているうちに無意識にスープをドンドン飲んでしまって、あらら・・・・もう無くなりつつある。ま、ええか・・・、また来ると思うし、ここなら帰り道からそう遠くないし、再訪問確実な気がするし・・・・。こんどは醤油ダレを含んだ一杯かな(笑)。 








【麺:中加水なクチリとした麺がスープとよく絡む!】


<中細やや捩れな中加水、潰し込みより練り水の特性を感じる歯応え>


 麺をリフトしてちょっと驚く。おお、中加水系やったんか・・・・。「ようすけ」では、麺の固さを注文しとったなと・・・・ここでもまた違いを察する。ひょっとして、レモンは忘れたのではなく、もともとここではこういう設定なのかもしれませんな。この程度の濃厚なスープには、少し固めの麺の方が合うというのが私の趣向。今回は、デフォルトの茹で上げでしたが、角麺がすこし捩れて前歯をさしてプツプツと千切る感覚は、麺全体でクッシリとかんじさせる感覚で、固めのテンピュールのようなイメージを抱く。


 カッツリという擬態感にも違った感覚でして、練り水の化学成分がなせる技のような・・・水分多めな固さ。クッチリとした感覚かと。少し粗めに刻まれた薬味葱と混じり合って奥歯ですり潰すと、グッチリというイメージも感じたりしてね・・・。




<スープの絡まり方がすげー!>


 また、この捩れ感がすごい。何がすごいかといえば、スープの持ち上げ。スープの絡み。自然な捩れが重なり合い、できた空間にスープがビッチリと入り込んだようでして、麺をすすり終わっただけで、スープの減りが早いこと早いこと!スープの味と麺の風味の一体感がMAXであります。


 まさにヌメるようにスベル。スープが塩気ないので、麺の風合いもそのまま感じるかのようです。濃厚スープが覆い尽くしているのに。歯応えとヌメリという接触感覚だけで、味わいを感じてしまうかのような錯覚を覚えます。そう・・・・錯覚。舌触りとか歯応えってのは、麺食いにとって最高のエンタテイメントなのですから。







【具:つくねの追加をしてくれと言いたいほど、ホグホグと旨し!】


テンピュール感覚のモモ肉チャーシュー>


 薄ピンクの鶏モモのチャーシューがいいですね〜。噛むとこれまた柔らかめのテンピュール感!美しい歯形ととれます(歯並びは美しくない、美しくない歯応えがキレイにとれるという意)。味わいもまた薄味。糸唐辛子がへばりつきやすく、一緒に食うと辛子の風味も感じるが如くだね。思いのほか、大きくもなく、また分厚くもない。こういうサイズは、麺を巻くのが一番適するサイズ感。いつものように、巻巻食いにして満足。




<つくねは、やっぱり嬉しくなる>


 小さめなのが一つ。出来映えが良いだけにもう一つ・・・つい欲しくなってしまう。見てくれは特段付言することない普通の風貌。されど噛むと粗めの素材がホグホグと崩れ、中から淡くも細かいコリコリ感が頭角を洗わす。味わいも例外に漏れず・・・薄味で、肉と混入されている素材感が風味として鼻腔に広がる。一つとは寂しい限りだが、やっぱり、つくねは特別な存在感だと改めて思う。あるとメモリ一つ分興奮を覚えるトッピングであることは確か。




<穂先メンマも惜しげもなく味わい深く>


 具に隠れていたり、スープの色合いに近いから分かり難いが、多めに感じる分量感。ぐにゃりとした全体の感覚と、クチャリとした歯応えが独特な柔らかさ。やはり、この品やかさがいいね〜。糸唐辛子と穂先メンマだけで、その一杯が少しだけハイランクにも感じる演出度が高いトッピングだからね〜。ミーハーな私としては、見逃せない大好きな素材。






 総じまして、ようすけ@中野のコピーのように思えて、どうしてどうして・・・ちょっとした違いの差に、どっちがコピーでもええやんと思える質実感がええ一杯でありました。少しだけ足を伸ばせるようになると、いろいろな一杯が食えて非常に楽しい!さてさて、最近、暇になったねと、言われることがあります。やっぱりそう見えるのかな・・・・。あまり良くない言われ方だと思いますが、仕方ねーか。仕事の仕方って、いろいろあるなと、初めて20年来やってきた仕事内容を離れて感じる。意外な仕事が、とても評価されたりする。力を入れた仕事が、全然反応とか返って来ないこともある。人がどう言おうが、自分の満足感だけをたよりに仕事を粛々としている方が、楽でもあり、それでええやんと思えるようになってきたこのごろであります。なので詠います!




   まったりと
   鶏の汁飲み
   振り返る


   何気な苦労
   我が知るのみ



 お粗末!ということで家族にも感謝しながら合掌!今日も本当にごちそうさまでした!



  




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