今年最後の一杯!帰省を前に心を整える!色々ありすぎた一年を荻窪の一杯で静かに畳む!


12月末、冬季休暇中のランチタイム。今日は“ただの拉麺活動”ではありません。今年最後の一杯、いわば「年内〆の儀式」。しかもこのあと控えているのは、帰省という一大イベント。新幹線の予約や荷物の段取りより先に、心の方の準備が必要でした。

振り返れば、今年は色々ありすぎました。息子の大学受験という家族の大勝負があり、自分自身は雇用延長の開始で生活のリズムも意識も少しずつ変わっていく。嬉しいことも不安なことも、大小さまざまな波が、気づけば一年分まとめて押し寄せていた気がします。だからこそ、最後は“整う場所”へ行きたかった。向かったのは杉並区荻窪、「らーめん高尾」。白い外壁に緑の暖簾、いつ見ても“静かな実力者”の佇まいです。ここなら、騒がしい一年の余韻も、湯気の中でほどけていくはず。

<サッポロ赤星> 赤星2本で冬休みの開会宣言!栓の音は終業チャイム!泡は休日の許可証!



卓上に並ぶ赤い星は、冬の昼にしては眩しすぎる存在感です。ラーメン屋で瓶ビールを開ける瞬間って、なぜあんなにも「人生がうまくいってる感」が出るのでしょうかね!?。



王冠を起こした瞬間の“プシュッ”。あれ、会社のPCのシャットダウン音より、心に効きますよね。グラスに注げば、金色の液体がすべり込み、泡がふわっと立ち上がる。もうこの時点で、今日の予定はほぼ完遂したと言っていい(早い)。









一本目は、喉の乾きに一直線。キレのある苦みが、体内の「労働」の残り香を洗い流してくれます。二本目は、つまみと丼に寄り添う“伴走者”。泡を落ち着かせる時間すら、冬休暇の贅沢です。そして何より、赤星2本という言葉の語感が良い。声に出したい日本語ランキング上位。罪悪感? いえいえ、ここは高尾。これは“ラー飲み”ではなく、“冬休みの文化活動”です。

<まかないチャーシュー皿> 妙に旨さ反則級?ラーメン前に幸福を確定させ赤星のペース配分を崩す危険な前菜?

“まかない”って言葉がずるいんですよ。裏側のご褒美、職人の内緒メニュー、みたいな響きがある。そこに「チャーシュー皿」が付いた瞬間、こちらの理性は一気に弱体化します。ひと口、箸で持ち上げた時点でわかるんです。脂の照り、タレのまとい方、ほぐれそうでほぐれない肉の張り――「はい、ビール泥棒確定」と。口に運べば、繊維がほどけ、甘い脂がふわっと広がり、追いかけてタレの旨みが着地する。赤星が、勝手に次のひと口を要求してきます。


しかも“皿”ってのが良い。丼の脇で、主役を奪う気満々の存在感。ラーメン到着前に「今日は勝った」を宣言してくるタイプです。気づけば、赤星のグラスは軽くなり、箸は忙しく働き、心は静かに整っていく――冬休暇って、こういう“肉の手当て”が必要なんですよね。

<メンマ皿> 噛むほど旨い箸休め覇者!コリッ→サクッ→じゅわっの快感!赤星に橋を架ける名脇役!

メンマは本来、丼の片隅で輝く控えめな存在……のはずが、皿で出てくると人格が変わります。まず歯が喜ぶ。コリッと来て、次にサクッ、最後に染みた旨みがじゅわっ。これ、口の中で鳴る“食感のASMR”です。味付けもまた絶妙で、甘辛のバランスが良いから、赤星の苦みと手を組んでくる。ビールが進みすぎて困る……と思ったら、今度は「ラーメンのスープと合わせても最高ですよ?」と誘惑してくる。お前、営業上手すぎる。


箸休めどころか、箸が止まらない。むしろ、口の中を一度リセットして、次の肉、次の麺、次のスープを“より美味しくするための準備運動”をしてくれる。 結果、丼が来る前にテンションが完成します。まだラーメン来てないのに、もう楽しい。冬休暇、完全に優勝です。


<全体> Wもやし山脈が“日本一優しい二郎系”風の迫力に変貌?なのに空気感はあくまで柔らか!


そして着丼。どんぶりの中央に、もやしの白い峰がドン! その頂に、ナルトがちょこん。さらにハーフカットの豚バラが寄り添って、なんだこの“優しさのモンスター”。二郎系のようなビジュアルなのに、威圧がない。むしろ「大丈夫だよ」と言ってくる。荻窪の昼が、そのまま盛られたみたいな一杯です。


むぅぅ・・・これは傑作ですね!。ノスタルジックな風貌と、ワイルドな攻めが、妙に融合して完成度すら感じるじゃないですか!・・・。今思い返すと、にんにくもダブルにしておくのだった・・・:汗。

<出汁> 昆布・野菜・生姜の優しい醤油清湯!Wもやしの香りがよく滲み素朴さと円やかさが増す!

レンゲを入れた瞬間、ふわっと立つのは昆布の輪郭、野菜の甘さ、そして生姜のやさしいキレ。あっさり醤油なのに、薄いわけではない。静かに染みて、静かにほどけるタイプです。


ただ今日は、もやし増し。スープの表情が少し変わっていて、もやし由来の瑞々しい香りがより前面に来ます。清湯の“上品さ”に、炒りもやしの“生活感”が重なり、結果、ものすごく落ち着く味になる。冬の休暇って、こういう味が似合うんですよね。

<麺> 茶褐色ストレート中細!蕎麦ライクに加えWもやしと絡み歯応えと甘みのレイヤーが爆増し!

麺を引き上げると、茶褐色のストレートがすっと揃う。中細で端正なのに、表面にはどこか蕎麦を思わせる落ち着いた風合いがあり、啜った瞬間にまず“香りの静けさ”が立ち上がります。そしてこの麺、単体で完結していないのが面白い。今日はWもやし。麺線の間に炒りもやしが絡みつくと、口の中のリズムが変わります。つるり…で終わらず、もやしのしんなりした繊維が噛みどころを増やし、**「滑る→引っかかる→また滑る」**という独特のテンポが生まれる。

ここで“歯応えの変化”が楽しくて、噛み締めれば噛み締めるほど、麺の穀物感に もやしの素朴な甘味 が寄り添ってきます。スープの昆布・野菜・生姜の柔らかい輪郭が、もやしの甘味で少し丸くなり、その丸さを麺が受け止めて、最後にストンと喉へ落としていく。べ進めるほどに、麺はスープをまとい、もやしの香味をまとい、どんぶりの“畑の温度”を身に纏っていきます。気づけばレンゲより先に箸が動き、噛むほどに「うん、これこれ」と頷いてしまう――休暇の昼にふさわしい、穏やかな中毒性です。

<ナルト&チャーシュー> 頂にナルト!脇にノスタルジック豚バラ!可愛さと渋さが同居し一気に物語の顔になる!


ナルトって不思議で、あるだけで丼が和む。ピンクの渦は、冬の空に浮かぶ小さな祝い印みたいです。そしてチャーシューは、ハーフカットの豚バラ。脂の甘みがちゃんとあるのに、しつこくない。噛むとほどけて、スープの醤油と生姜の余韻に、肉の幸福が“ちょうどよく”重なる。こういうノスタルジックな豚バラが、結局いちばん沁みる日があるんですよ。



<もやし> 茹でではなく空炒り!しんなりしつつ水っぽくならず!もやし本来の旨みと香味が溶ける!

Wもやしの迫力に目を奪われますが、ここはただの“増量”ではない。茹でのもやしじゃなく、空炒り。だから水っぽさが出ず、しんなりした旨みがスープに寄り添う。食べ進めるほどに、もやしの香りが醤油清湯に移って、丼の性格が「優しい二郎」から「畑の醤油ラーメン」へと変化していく感じ。山のようでいて、最後まで軽やか。増やしたのに、重くない。これぞ“日本一優しい二郎系”の正体です。

個人的には、空炒りした後、旨みを封じる為、膜を施すのだろうか・・・心地よい油を感じる?。この雰囲気が、素朴なもやしの甘さと妙にハーモナイズされ、もやし単体でも、酒のつまみになりそうな旨みすら感じる次第。

<味変化> 後半に七味で輪郭をキュッと締め!昆布と生姜の優しさにキレを足して完走力を上げる!

中盤以降、七味をひと振り。唐辛子の赤が少し浮くだけで、丼がしゃきっと目を覚ます。実は食い続けいる最中、やっぱり刻みニンニク入れときゃ良かったと思いながら、七味唐辛子の小瓶を振ったのだが、思いの外「ドバーッ!」と出て焦る!!

しかし、結果的にいい感じのレベルに収まった。生姜の香りがより立ち、醤油の輪郭がくっきりし、もやしの甘さも引き締まる様子。優しいだけじゃ終わらせない、“冬の後半戦”に効くスイッチです。


総じまして・・・「赤星2本+皿2枚+Wもやしの山!なのに最後はしみじみと軽やかに着地する「高尾らしさ」に拍手!」

休暇の昼にふさわしいのは、派手な刺激じゃなく、丁寧にほどける満足感。今日の一杯はまさにそれでした。昆布と野菜と生姜のやさしい醤油清湯に、蕎麦ライクな茶褐色ストレート。ノスタルジック豚バラと、可愛いナルト。そして空炒りもやしが全体の温度を“生活の幸福”に寄せてくる。さらに、まかないチャーシュー皿とメンマ皿が赤星の時間を豊かにして、丼の到着前から休日を完成させてくれました。高尾って、結局「うまい」だけじゃなくて、「気持ちが整う」んですよね。Wもやしで迫力を足してもなお、スープも麺も心も“優しさ”に着地する。荻窪の冬休みランチに、これ以上の正解はなかなかありません。激しくオススメ!。旨し!なので・・・とっとと詠って、いつものように締めたいと思います!。

お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!


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